パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

プレジデントチャレンジ。昨年の10月から密かに進行していたプロジェクトである。

「密かに」と言いつつ、10月21日の日記で説明していた。ちょっと長くなるが、以下、引用してみよう。

 

昨日、「プレジデントチャレンジ」のことを書こうとしたのだが、残念ながら時間切れになってしまったので、その続きを今朝は書いてみよう。

そもそもプレジデントチャレンジとは?

この夏の「100×10チャレンジ」から派生して走り始めたプロジェクトである。

100×10チャレンジで学生が与えられたミッションは、多くの社会人に自らアポを取って会いに行くというもの。5人編成のチームで合計100名の社会人への訪問をミニマム目標としていたのだが、訪問先の社会人の多くは、パフが用意していた(あらかじめ職サークル協賛企業の人事の皆様にお願いし、会ってくださる社員の皆さんの名簿をご提供いただいていた)。

なので学生がアポのお願いをした場合、よほどのことがない限り(時間が許しさえすれば)彼らの訪問を受け入れてくださっていた。訪問してからも、社会人の方々は総じて学生たちに優しく接してくださっていた。

比較的ハードルの低い社会人訪問だったわけである(それでも経験のない学生にとってはかなりシンドイことなのだけど)。

それに対して、このプレジデントチャレンジは、かなりハードルが高い。

まず、訪問先は経営者(社長および役員)なのである。しかも、その訪問先の大半は自分たちで開拓してもらう。そして、訪問数は(プロジェクトチーム全体で)100名。期限はたったの8週間。

このチャレンジャブルなプロジェクトに参加するのは、100×10チャレンジで特に活躍していた学生10名。ひとりあたり平均10名の社長を開拓しないと目標を達成できないわけだ。

パフの営業マンであっても(昨日書いたようにチキンなので)なかなか社長に対してアポを取ろうとしない。それを学生たちにやらせようというわけである。

想像しただけでも楽しくなってくる。昔の(22歳だったころの)僕が、何もわからず「社長をお願いします!」と、1日100社の会社に電話していたことを思い出す。

で、このプロジェクトを企画して牽引しているのも学生。タニグチという、昨年の100×10修了生で、来春から某協賛企業に入社することが決まっている奴だ。内定直後に、「卒業するまでパフで働かせてください!」と、僕に直接志願してきた。「飛んで火にいる夏の虫」とは、タニグチのような奴のことを言うのかもしれない(笑)。

(以下、省略)

 

このプロジェクトメンバー。最後まで生き残ったのはリーダーの谷口以外には、3名の大学3年生のみ。企画としては完全に失速してしまったのだが、最後まであきらめずに活動し続けたこの3人はアッパレである。

ということで、昨日はこの3人プラス谷口がプロジェクトの最後の打ち上げを行うというので、僕も参加させてもらい、夜は皆で肉を食べに行った。

 

20160317_taniguchi

リーダーの谷口。プロジェクトを振り返ってスピーチ中。

 

20160317_prechalle

最後まで生き残ったプレチャレ生。左から長谷川、谷口、石渡、櫻井。

 

4年生の谷口、3年生の石渡、櫻井、長谷川。みんなそれぞれ素晴らしい若者だ。

谷口は来月から新社会人としてデビューする。プレジデントチャレンジ中は、さんざん僕からダメ出しをされながら、そして悔しい思いをしながらも、3年生のメンバーを引っ張ってきた。ヘコタレナイやつなので、社会人になってからも(すぐには無理だろうが)上に昇って活躍することだろう。

石渡、櫻井、長谷川は、現在絶賛就活中である。彼ら、彼女らであれば、いろんな企業から引く手あまただろう。就活を終えてからも、そして社会人になってからもずっと付き合っていきたい。特に石渡けやきちゃんと、櫻井よしのちゃんには、社長秘書として戻ってきてもらいたい(#^.^#)。

ということで、みんな、本当にお疲れ様でした。

これから、みんなそれぞれの道を頑張って歩いていこう!

 

<追記>

以下、3年生の3名からもらった振り返りレポートである。記録と記憶にとどめるため、一部抜粋して貼り付けておきます。

●私は、8月から始めた100×10チャレンジからプレジデントチャレンジまでのこの活動を通して、私はまず、人として変わったと感じている。それは自分で感じたのはもちろんだが、周りの教授や友人にも言われた。具体的に例を挙げると、人と話すことの素晴らしさを知った。私はこれらの活動を始める前は人と話すこと自体嫌いで、人との接点も極僅かだったが、
活動を通して、初対面の人と話すことは自分の中に新しい価値観が加えられ、幅が広がるというのを回数を重ねるごとに思った。
そして、私は自分に自信を持って活動することができるようになった。これからは、これらの得たことを自分のものとして就職活動に、そして、社会に出た時に活躍して社会に恩返しができればと思う。(長谷川)

 

●アウトプットをしないと上手くいかないということがわかった。目的が相手に伝わらず、活動があやふやになってしまう結果となってしまった。目標を達成できず、メンバーも一人一人やめていってしまったが、チームで試行錯誤しながら訪問に行ったことは私にとってはとても貴重な経験となった。後輩にも是非チャレンジしてもらいたいので、チャレンジできる場所を提供していただきたいと思う。(櫻井)

●「自分が何者で、何が目的で、何をしに来たのか」これを説明することがいかに難しいかを、この活動を通して嫌という程学んだ。自分では完璧と思った企画書を一瞬で突き返されたり、何度も練習したプレゼンは意味不明と言われたり。しかし、このつまずきを突破することは就活においても社会人になっても、絶対に必要な課題だと考え、色々と工夫したのが懐かしい。
たくさん困難なことはあったけれど、私はこの活動に参加して本当に多くの人と出会い、多くを学び、考え方が大きく変わったことは自信をもっていえる。「1人でもできるじゃないか」と、チームから抜けていった仲間もいたけれど、私がここまで続けられたのは、パフという会社があって社員の方々の協力があって谷口さんの努力や気合い、優しさのおかげだと思っている。本当に参加してよかった。(石渡)

 

最後に釘崎社長、保坂さん、吉川さん、谷口さんをはじめたくさんの方に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
これからの就職活動も頑張って行きます。今後ともご支援の程、よろしくお願い致します。

良い報告を待っていてくださいね!

<さらに追記>

再度、読み返したら泣けてきました。

「私がここまで続けられたのは、パフという会社があって社員の方々の協力があって谷口さんの努力や気合い、優しさのおかげだと思っている。本当に参加してよかった。」

最高のメッセージですね(T_T)。