頑固オヤジが語った、うまれよの「ま」
2017年8月22日 (火曜日)
今週の日記は6年前の連載コラム「オヤジから最愛の娘&息子たちへ」の再録。本日は、うまれよの「ま」です。
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うまれよの「ま」。それは、『まけるな』だ。
就職活動は楽ではない。思うようにいかないことばかりだろう。
10社や20社、連続して不合格通知をもらうことなんてザラだ。たぶん、いまだかつて経験したことのない挫折感を味わうことになるだろう。自分が全否定されたような錯覚に陥ることもあるだろう。
しかし、それは決して「負け」などではない。これからの長い人生に勝つための試練なのだ。
本当の「負け」とは、あきらめて困難から逃げることを言う。うまくいかない原因や理由を、他人や世の中のせいにして、自分の努力を放棄したときに「負け」が確定する。
失敗をくり返しても、うまくいかないことが続いたとしても、絶対にあきらめるな。逃げるな。
でも、本当につらいとき、苦しいときは、立ち止まってもかまわない。休んでもいい。誰かに助けてもらってもいい。それは、全然はずかしいことではない。
進んでいる方角を、軌道修正することが必要なときもあるだろう。それは、逃げるためではない。勝つためだ。
あきらめなければ、逃げなければ、ぜったい最後には勝つ。
まけるな。
苦しくなったとき、なにもかも放りだしたくなったとき、このことを思いだしてほしい。
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なんとも暑苦しいオヤジですね(笑)。
このコラムを書いたのは学生の就職活動がたいへん厳しい頃でした。リーマンショックによる経済の混乱、猫の目のように首相が交代した民主党政権の迷走、加えて東日本大震災による政情不安。いったいこの国はどこに向かっていくんだろうと、重苦しい空気が日本中に流れていた頃でもありました。わがパフも、実はこのころがイチバンきつかったんですよね。
この「まけるな」のメッセージは、自分自身に向けたものだったのかもしれません。
では、どんなに辛い経験をしてもいつも明るい笑顔。決して逃げたりしない、みね子を見た後に行ってきます!