第一回リシュ活コンソーシアム理事会だった日
2018年6月22日 (金曜日)
6月1日に法人登記した一般社団法人履修履歴活用コンソーシアム(リシュ活コンソーシアム)の第一回めの理事会が、昨日厳かに開催された。
社団法人の理事会は、株式会社でいうならば取締役会に相当する。コンソーシアムの最高意思決定機関ともいうべきものだ。
昨日は、すべての理事&監事と、事業推進の中心的役割を担うマイナビさん&ディスコさん、そしてパフ(運営事務局)の企画メンバーたちが大集合。運営事務局が作成した第一期から第三期までの事業計画をもとに様々な議論を行い、数々の重要な事項を決定した。
このリシュ活コンソーシアムの設立趣意をあらためて掲載しておこう。
学生の「学び」と、卒業後の「働く」をつなぐ架け橋として
日本の新卒採用シーンでは、「学生がどのような考えや価値観に基づいて学業に取り組んできたのか」ということ(=履修履歴)に対して興味を持たれることが、今までほとんどありませんでした。
それが結果として、「就活が始まると学生が授業に出なくなる」という現象につながり、「企業の採用活動は学業を阻害している」との批判を招く一因にもなっていました。
かかる状況を改善していくことを目的に、私たち就職・採用支援会社は共同で「履修履歴活用コンソーシアム」を設立いたしました。
本コンソーシアムのサービスや活動を通じて、学生の「学ぶ意欲」が醸成され、社会で活躍するための基礎的なチカラを蓄えた人材が、大学をはじめとするすべての高等教育機関から多数輩出される世の中になることを願っております。
そしてコンソーシアムから新卒採用を行う企業の経営者や人事担当の皆さんに発信しているメッセージが以下だ。
企業の皆様へ
企業が学生の履修履歴に注目することは、「学校での学びは、社会ではたらくうえでとても大事なことである」ということを、学生はもちろんのこと社会全体にもメッセージすることにつながります。「企業は、決して学業を軽視しているわけでなない」。そのことを伝えるだけでも大きな意義があるのではないでしょうか。
また、履修履歴には、「どのようなことを学んだのか」「なぜ学ぼうとしたのか」「それを通して何を得、どう感じたのか」など、能力だけではない、志向性や価値観や行動特性といった、学生を理解するために必要な情報が隠されています。
ぜひ、自社の採用に「履修履歴」を取り入れてみてください。社会的意義だけでなく、自社の採用にも多くのメリットをもたらすはずです。
以上はすべてリシュ活のホームページに掲載されていることなのだが、ここに書かれていないことで、さらに重要で貴重なことがある。
それは、日頃ライバルとして競争している就職・採用事業会社が、互いに協力しながら共同で事業を推進しようとしていること。なかでもマイナビさんとディスコさんが理事として参加している意義は大きい。互いの利害を超え、個社だけでは実現が難しい、理想の就職&採用のサービスを創り出すことを目的に大同団結したのだ。これって画期的なことじゃないかと僕は思う。
ということで、今後はさらにたくさんの就職&採用事業を行っている会社にも同志として参加を呼び掛けていく予定だ。この日記を読んでくださっている(かもしれない)同業の皆さん、ぜひぜひコンソーシアムへの加盟をご検討くださいませ!
さて、本日はすでに金曜日。あっという間の一週間だった。今日は少しのんびりできるかなと思ったら、午前は決算に向けての(顧問税理士さん交えての)打ち合わせ、午後は銀行さん主催の会合があるんだった。パフの名刺じゃなく、リシュ活コンソーシアムの名刺をばら撒いてこようかな(^^♪
では朝食&「半分、青い。」のあと、行ってきます!