パフは売りませんよ
2019年12月10日 (火曜日)
こんな郵便物が僕の自宅に届いていました。
お、うちがもうすぐ22周年だなんてよく調べたな。誰からだろう。
差出人を見ましたが、取引先ではありません。聞いたこともない会社の名前です。
しかも会社ではなく自宅に届いているわけなので、なぜだろうと、ちょっと気持ち悪くなりました。
でもまあ、だいたいの推測はついていました。
たぶんアレだろうと。
開封してみました。
3枚綴りでギッシリ書かれた手紙が入っていました。
やっぱりアレでした。
ちゃんと社名とか僕の名前とか設立年とか事業内容とかを差し込んで印刷してあります。まるでダイレクトリクルーティングですね(笑)。
手紙の内容を思いっきり要約してみましょう。
「会社の創業から22年間、長きにわたってご苦労様でした。あなたもそろそろいい歳なんだから後継者問題とか相続のこととかお悩みでしょう。いい条件で会社を買いますから検討してみませんか」
こんな感じです。たった2行で済むことを丁寧に丁寧に書いてくれています。
手紙の結びにはこんなことが書いてありました。
「秘匿性の観点から(中略)失礼を承知でご自宅宛てにお送りいたしました。何卒ご容赦ください」
失礼だってわかってるなら自宅になんか送らなきゃいいのに(苦笑)。
まあ、法務局に行って手続きすれば代表取締役の住所は調べられるので、こういう手合いのものが送られてくるのも珍しくはないのですが。
最近は会社にもM&A仲介会社からこのような手紙がワンサカ来ます。完全にターゲットにされている感じですね。
創業20年を超えている。創業者はアラ還。上場していない。そこそこ業績も安定している。
パフはこういった検索条件に該当しているんですね。
でも残念ながらパフは売りません。
たとえどんなに立派な会社に買い取っとってもらったとしても、パフの事業を伸ばせるとは思えないですからね。
いわんや、パフの社員やパフのお客様を(会社も学生も取引先も)幸せにできるとも思えませんし。
パフの唯一にして最強の財産は「ひと=社員」です。どこかの傘下に入って見ず知らずの人が社長になったりしたら、その肝心の社員たちが逃げて行ってしまうことでしょう。
ということで、丁寧なお手紙を自宅住所まで調べて送ってくださったわけなんですが、丁重にお断りしますね。
とはいえ、いい日記ネタにはなりました。どうもありがとうございました(^_-)-☆
さて、目下の僕の関心ごと、心配事は、本日締め切りの仕事です。終わるかな。眠くなる前に終わらせねば。
では、まずは朝食&スカーレット後、行ってきます!