中小企業の資金繰り
2020年3月24日 (火曜日)
最近、経営者から相談されることが多いです。相談内容は経営者によって様々ですが、いちばん多いのはやっぱり資金繰りでしょうか。
今回の新型コロナの影響で、急激な業績ダウンに見舞われている会社はとても多いです。
パフももちろん無傷ではありません。でも社員たちがとても頑張ってくれており、失ったものを補うべく新しい商材を企画しながら受注を増やしてくれています。
世の中や顧客の環境変化に合わせたサービスを、現場の社員たちが臨機応変に生み出せるようになってきたんだなと感心します(他人事みたいですがw)。
ただ、今まで培ってきたビジネスモデルを簡単に変えられる企業ばかりではありません。そうすると大事になるのが「資金繰り」。環境が元に戻るまで(あるいは新しいビジネスモデルを作るまで)会社を持ち堪えさせるためのキャッシュを確保する必要があります。
会社って、どんなに赤字が続いても、たとえ債務超過に陥ったとしても、キャッシュさえあれば潰れることはありません。逆にどんな黒字企業でも、資金繰りに失敗すると潰れることがあります。不思議に思われるかもしれませんが、そうなんですよね。
いま政府は中小企業の資金繰り対策として、特別貸付制度を作ったりとか、金利を減免するとか、返済を猶予するとか、雇用調整助成金の特例を作るとか、いろんな手を考えてくれています。
経営者は使えるものは何でも使えばいいと思います。へんなプライドなんかは捨てて、頼れるものがあれば何にでも頼ればいいと思います。
大事なのは会社を潰さないこと、従業員の雇用を守ること、事業を存続させてお客様の信用信頼を失わないこと。いつかは景気は戻ってくるので、その時までの辛抱です。
ただ世の中や顧客のニーズは今後大きく変わっていくので、そこに備えての新しいビジネスは、このタイミングで考え用意しておくことも忘れてはいけませんね。
「貧すれば鈍する」って言います。新しいことを考えるためにも、まずは当面の資金繰りを安心できる状態にすることが大事ですね。ご同輩、がんばりましょう!
・・・と、今日はなんだか怪しい中小企業診断士みたいなことを書きなぐってみました(^_^;)。
では、いつもどおり朝食&スカーレット後、行ってきます!