LinkedInの招待メールが迷惑メールに化してしまった
2012年2月7日 (火曜日)
昨年の秋、鳴り物入りで日本上陸を果たした米国発のSNS、LinkedIn。ビジネスに特化したサービスを特徴としているらしく、アメリカでは特に企業のキャリア採用(個人からみれば転職活動)に広く利用されているという。
さて、どんなものか。人材業界に身を置くものとしては知っておく必要がある。と、いうことで、先日、僕も登録してみた。
まだ日本語環境に移植されたばかりということもあり、画面が分かりづらい。画面遷移も、なんだか違和感がある。
登録作業中、急な割り込みが入ったこともあり、画面に表示されている説明文章を十分に確認することもなく、承諾のボタンを押してしまった。「次へ」「次へ」とボタンを押し進めていった。
気がつけば、GmailやFacebookからメールを送信したことのある知り合いに、招待メールが配信されてしまったようだ。
「やっちゃった!」と思いつつも、少なからずメールをお送りしたことのある知人の皆さんだったので、心の中で、「ま、いっか。ゴメンナサイ!」とささやいただけだった。
ところが、どうやらその方々にそれ以降、毎日のようにメールが再送され続けているらしいのだ。
昨日の夕方、友人が、「これはいったい何ですかね?」と問い合わせてくれたおかげで発覚した。
確認したところ、こんな感じのメールだ。
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調べてみるとこのメール、受取者が「釘崎清秀さんからのリクエスト」を受け入れるまで、何回も何回も再送されるようなのだ。
おいおいおい、なんじゃ、そりゃ!
そんな何回も再送してくれなんてLinkedInに頼んだ覚えはないし、そもそも知人のメールアドレスを勝手に何回も使用するとはなんたることか(ひょっとしたら、無造作に承認してしまった規約にそのことが書かれていたのかもしれないが…)。これじゃ、まるでSPAMメールではないか。
アメリカではどうだか知らないが、このやり方は、日本の礼儀を重んずる文化には馴染まないのではないかな?
会員数を急いで伸ばそうと、LinkedInが焦って再送頻度を高めているのかもしれないが、これでは逆効果。そのうち大きなクレームに繋がりそうな気がする。
設定画面でメール配信を止める個所を見つけようと思ったが見つからず、サポート窓口に再送メールをストップするよう依頼してみたが、果たして対応してくれるかどうか。すでに、僕の「つながりリクエスト」を受け入れてくださっている方々も50名以上いるようなので、いまさら登録したアカウントを削除するわけにもいかず……。
いやあマイッタな。
これからの世の中、こういう傲慢なシステムやサービスが増えていくのだろうか。
タイムリーなことに、今週の日経ビジネスの特集は、「忍びよるSNS疲れ」というものだった。
はい、釘さん、早速疲れました(苦笑)。
まあ、冗談はともかく、SNSなどのツールはあくまで使うもの。まちがっても支配されたり、脅迫されたりしてはいけない。
SNSの開発を行う“グローバルIT企業”にも、その国々の文化にあわせた配慮を求めたい。唯我独尊のサービスではダメなのですよ。
さて、本日は社内でずっと書きものと面談と調べものだ。束の間の休肝日でもある。
外は雨が降ってるのかな?
では少し早めに行ってきます!
これまでに頂いたコメント
5件コメントがあります
- イトケンさん
- くぎさんさん
「私がフェイスブックから消えた理由」。いいですね!イトケンさん、この「釘さん日記」の場を無料開放(?)しますんで、ぜひ書いてくださいよ。今週末あたりどうですか?僕にメールもらえれば代理でアップさせてもらいます。どうせなら真実を赤裸々にお願いしますね。大炎上しちゃったりして(笑)。
- 竹内一斉さん
まったく同感です。
私もスパムのように送られてくる、知人からのLinkedInメールで、登録だけはしてみました。
途中、メールアカウントのパスワードを聞いてきたので、気持ち悪くなって、それ以上関わっていません。メールアカウントのパスワードを聞いてくるというのは、いくらでも私に成りすまして、メールを送れる状態になるわけで、そんなサービスありえないという感想でした。
ネットで探してみても、LinkedInに関して、そうした問題を論ったものがあまりなかったので、不思議な気がしていたのですが、この記事をみつけて、少々ほっとした感じです(笑)。
アメリカ型のサービスはそろそろおしまいにして、日本型のサービスを作ってかなきゃと思います。 - くぎさんさん
竹内さま、コメントありがとうございます。Linkedinちょっと横暴でしたね。Googleの新プライバシーポリシーも各所で話題になっていますが、IT業界を牽引する企業には、相互の信頼感を醸成する快適な世界の構築を同時に目指してほしいですね。
- ももえさん
いやいやわたしもFacebookの勝手に招待メールには辟易したところです。
友人から昨日、あなたの名義で招待メール2回来てるんだけど心当たりある?って。もちろんありませんよ。たまたま2.3日前に登録している派遣会社名義でFacebookからということで友人が受け取ったというメールと似たようなメールがわたしにも来ていたました。派遣登録社員全員に配信されたという事で派遣会社が調査したところ、なりすましメールだったので削除してくださいということでした。だから、それってなりすましかも?Facebooのk登録はしているけど使っていないし相手にしないでと言いました。その後パソコンを開いたら、Facebookからメールが来ていて『あなたの招待した誰々さんが登録しました』ですって。はぁ??ひえ〜Facebookが勝手に送ったんだ!とここであらかた気がついたのです。
システム障害?なんだろ?Facebookに苦情の問い合わせをひたものの気になってしかたがない。ネットでいろいろ調べてみると、どうやら同じような状況のひとがけっこういるのがわかりました。また勝手に同じ事されたら困るので、半日がかりで登録削除しました。わたしが招待したと思い込んで(そう思っても不思議はないでしょうね)知人がお付き合いで登録したとしたら、わたしがすぐさま登録削除したのがわかったらなんだろ?この人‥ってことになりかねないので、事情を説明すると知人も退会を希望しました。受取手の自由意志の登録なんだし興味があったからこそきっかけにより登録に至ったんでしょうけどね。登録するや否や削除なんて面倒なことになっちゃったなって思ってるでしょうね。他にも登録者がいたのですが、どこの誰だか存じない方なんでそのままにするしかありません。いまはまったく付き合いのない方々や付き合いのある会社関係にも勝手に送信されてしまったことはため息しかありません。こういう事態を知らない方はご用心くださいの気持ちを込めてのコメントです。
フェイスブックから突然消えたイトケンです(笑)。
フェイスブックから消えたので、「代わりに」ということでLinkedInのお誘いメッセージが来たのかな、と勝手に解釈してリクエスト受け入れました(笑)。
リクエストを受け入れるのに名前等を登録する画面が出てきたので、とりあえず名前とメルアドを登録しただけですが、その後「プロフィールを登録しましょう」みたいなメールが来てますね。無視してますけど。
日経ビジネスの特集は「忍びよるSNS疲れ」ですか。
今度じっくり、私がフェイスブックから消えた理由をお話ししましょうかね(笑)。