六本木の夜は更けて・・・だった日
2009年7月23日 (木曜日)
きょうは昨日とはうってかわって、公開できる出来事がまったくない日だった。
いや、何もなかったわけではない。
むしろ、未来から見れば、記録と記憶に残る出来事があった日となるのかもしれない。
がしかし、いまの段階で公開することが難しい。
さて、何があったのか……。
せめて後から振り返ったときに目印となるよう、関係者にだけは分かるタイトルにしておこう。
新聞コラムと日食と送別会&昇進祝いの日
2009年7月22日 (水曜日)
きょうはいろんな出来事があった日。もう少し分散してくれれば、日々の日記で困ることもないのになぁと思う。
【出来事その一】
イトーが新聞コラムニストに!!
きょうから始まった日経産業新聞の 『部長のための経営学講座~新卒採用におけるマネジメント』というコラムを、なんとパフのイトーが寄稿。本日から7回連続の掲載となった。なかなか、クオリティの高いコラムである。奴(イトー)のことを知ってる人が読むと、「あの野郎、エラソーなこと書きやがって」という感想を抱くかもしれないが(苦笑)。
ぜひ皆さん、読んでやってください。
⇒ http://puff.weblogs.jp/ito_column/
【出来事その二】
5年ぶりのお客様への商談同行
つい先日、「内定者のコミュニティサイトを検討したいんだけど」という問い合わせをいただいた。T社という業界最大手企業。実はここ数年、新卒者採用を中断していたため、パフとの取引もなかった。ところが急きょ10年度採用から復活することが決まり、ご連絡をいただいたのだ。しかも新たに採用担当部署の責任者となった方(この5月に着任したばかり)は、10年前(僕しか営業マンがいなかったころ)、パフとの取引を決断してくださったOさんだという。Oさんとは、5年前に三重県の工場に異動してからは、まったく会えていなかった。
「そりゃあ懐かしいなあ。声をかけてもらったのも、とても光栄なことだ」ということで、本日HRコンサルGのオオノとサービスマネジメントGのナガサキの訪問に、同行させてもらった。
訪問するのも、お会いするのも5年ぶり。いやあー、懐かしかったなあ。
【出来事その三】
日食
朝から雨が降り、空の雲も厚かったのであきらめていた。
が! T社との商談が終わり外に出ると、T社の警備員の方が、「いま、見えますよ!!」と空を指差している。
「あ、ほんとだ!」と、オオノとナガサキと、周囲にいたT社の来客者や社員の方たちとしばし一緒に眺めていた(写真撮ったんだけど、ほとんど判別できないですね)。
【出来事その四】
夜は、送別会と昇進祝い
協賛企業のS社の採用担当者Mさん。新卒で入社してすぐに採用担当者となり、2年半、パフとはいろんな場面でご一緒いただいた。とても(表現が不適切かもしれないが)美しく、可愛い女性で、パフの社員の中ではアイドル化していた方だ。今回、採用担当者を卒業して、まったく畑の違う部門に異動となった。
そして同じくS社の人事部長のSさん。今回、めでたくS社の執行役員に昇進した。僕は数か月前、プライベートなことで(うちの娘の個人的な趣味で)、Sさんにとてもお世話になったばかり。
そんなMさんとSさんのために、送別会兼昇進祝いを今夜行った。
パフからは5名。S社からは6名。総勢11名の賑やかな会だった。
とてもアットホームな社風のS社。人事部のみなさんも家族みたいに仲がよく、とても温かな時間を過ごすことができた。
ということで、46年ぶりの(日本で観測できる)皆既日食だったこの日の、四大出来事のご紹介でした。
職サークル布教(?)のためのセミナーだった日
2009年7月21日 (火曜日)
本日は夕方四時から、パフのセミナールームでの、企業(人事担当者)向けセミナーだった。
パフでは毎年この時期、企業向けのセミナーをふんだんに行う。
もちろん営業活動に繋げていきたいという狙いはあるのだが、それ以上に、パフの理念や事業運営ポリシーを、もっともっと多くの企業のみなさんに知っていただきたいという思いがある。
セミナーの参加費用は無料なのだが、人事担当者の皆さんには忙しいなか足を運んできていただくわけなので、セミナーでは(パフの売り込みは最低限にして)、お役に立てる情報提供に努めている。
内定者フォロー施策のご紹介とか、機電系学生の採用手法のご紹介とか、就活を終えたばかりの学生をゲストに招いたパネルディスカッションとか、企業の人事担当者自らの採用事例ご紹介とか……。
でも、きょうのセミナーは、ちょっと違った。
パフ創業時からの商品であり、スピリッツであり、事業コンセプトである「職サークル」についてのみ、説明させていただくセミナーだったのだ。「職サークル」の理念、考え方、取り組みをご理解いただくための、いうなれば「布教」のためのセミナーだ。
すでに長年(10年近く連続で)協賛企業になってくださっているM社とS社。2年ほど前に協賛企業となってくださったC社。この3社の人事の方々に、職サークル参画(協賛)の意味や意義や効果を、熱く語っていただいた。
また後半では、実際にパフを使いながら就職活動を行い、つい先日活動を終えたばかりの現役の大学四年生3人にも登場してもらい、「パフは何が良かったの?」という質問に答えてもらった。
こんな感じのセミナーだったので、まあ、見方によっては、予定調和というか、自画自賛というか、我田引水というか……(苦笑)。
僕も最近の日記の中で、 【協賛企業の基準】 を書いたばかり。
『青臭い!』とか、『偽善じゃないか?』とか、『効率的じゃない!』とか言われながらも、12年間会社が続いてきた理由は、この 【協賛企業の基準】を体現してくださった協賛企業の皆さんのおかげなのだと思う。
そういう意味では 「職サークル」は、やっぱり偉大なのである。
あ、やっぱり自画自賛だ。
晴海埠頭を疾走した日
2009年7月20日 (月曜日)
昨日の日記に書いたように、きょうは朝から読書をした。就職マニュアル本である。
案の定、気持ち悪くなってくるとともに、頭まで痛くなってきた。
気分転換に外に出かけることにした。
清澄通りを歩いていると、月島で評判の定食屋の前を通りかかった。
「特製うな丼ご用意しました」というチラシが貼られている。
そういえば昨日は土用の丑の日。時間も昼時だったので、ついふらっと入店した。
出てきた「うな丼」を見てびっくりした。
すごい!!
鰻が丼のすべてを覆い尽くしていて、ご飯が見えない。
というか、どんぶりを1.5倍くらい鰻がはみ出している。
吉野家が夏限定で販売しているうな丼の3~4倍くらいのボリウムだ。
すっかり満腹になって店を出る。
マニュアル本による胸のムカムカは消えたのだが、ちょっと食べ過ぎで体が重くなってしまった。
カロリーのバランスをとるために、喫茶店で小休止したあと、ジムに行って走ることにした。
が、ジムに行ってがっくり。
本日は祝日ということで、終日、『Kid’sDay』とのこと。つまり子供以外はお断りだとのことだ。
こっちは走る気まんまんなのに。
ということで、久々に、外を走ることにした。
で、出かけたのが晴海埠頭だ。
晴海埠頭は、我が家から歩いても20~30分ほどのところにある。
オリンピックの開催がもし決まったら、この晴海埠頭にスタジアムが建設されることになっている。
現在は広大な空き地と公園になっているので(しかも人気が少ないこともあり)、走るのに絶好のロケーションなのだ。
いやあ、気持ち良かった。
実際には、どたどた、よたよたした走りだったのだが、それでも、自分なりに全力疾走したつもりだ。
写真にもあるように、本当に人があまりいない。
景色もなかなかいい。
週末のトレーニングは、ジムもいいけど、こういう場所も、たまにはいいかもしれない。
気がつけば、マニュアル本によるムカムカも、食べ過ぎによるカラダの重さも、すべて吹き飛んでいた。
就職マニュアル本をまとめ買いした日
2009年7月19日 (日曜日)
きょうは午後から本屋に入り浸っていた。
目的の本は一冊だけだったのだが、ついついいろんな本に目がいった。
なかでも多くの時間立ち止ったのが、就職対策本のコーナー。
あるあるあるある。「これでもかっ!」というくらいにマニュアル本が並んでいる。
SPI対策本、面接対策本、エントリーシート対策本、自己分析本……。本のタイトルを見ているだけで気持ち悪くなってきた。
それでも職業柄、無視することもできないので、胸のムカムカを我慢しながら何冊かの本を手にとって読んでみた。
こりゃ酷い。聞きしに勝る酷さだ。
なかでも酷いのが面接マニュアル本。“すぐに使える回答実例付き!”とか、“わかりやすさNo.1”とか、表紙に書いてある。
中を読んでみると、確かに、ヘボ面接官がよくするような、ありきたりの質問が30問ほど並んでおり、その横には、“模範的な回答”が(「こう答えろ!」なんていうアドバイスとともに)書かれていた。
まいったね、こりゃ。
こんな本を読んで、真に受けて面接に臨んでいる学生がいるかと思うと、可哀想でならない。
これも勉強だと思い、胸のムカムカが酷くなるのを覚悟して、何冊かの本を買って帰ることにした。
エントリーシートのマニュアル本のなかで、もっともムカムカする見出しを付けて売っていた本が、我究館の杉村太郎氏が著者となっている、その名も『エントリーシート』という本。
そのムカムカする見出しをちょっと下に書き写してみる。。。
激戦を勝ち抜いたOB/OGがすすめる就職本ランキング1位。1人が10社以上の内定を勝ち取る秘密は、あらゆる業界・企業に通用する「魂のエントリーシートにあった!」
あー、もうだめだ。書き写すだけで吐き気がしてきた。
さすが世の中に『自己分析病』の患者を多数生みだした著者の本だ。健康なはずの僕までもが病気になってしまいそうである。
そうはいっても、きちんとした書評をするためには、すべてを読んだうえでじゃないとフェアじゃない。
明日の休みは、これらマニュアル本を、胃薬と吐き気止めを服用しながら読んでみることにしよう。
評価会議だった休日の日
2009年7月18日 (土曜日)
きょうは土曜日なので、本来は休日なのだが、パフのグループ長たち(3人)は全員が出社していた。
会議を行うためだ。
何の会議を行ったかというと、社員全員の「評価会議」。
パフでは半年に1回、昇給・昇格のチャンスがあるのだが、それを決めるための会議が、この評価会議だ。
このことについては、今年の1月の日記でも書いているので、気になる方はこちらをどうぞ。
⇒ 2009年1月29日 (木) 半年に一度の評価会議だった日
午後一時から始まった会議は延々と続き、終了したのは夜の八時だった。
七時間ぶっつづけの会議。終了したときには、さすがにフラフラした。
しかし、達成感はある。
社員一人ひとりの半年間の仕事を振り返ることで、その社員の変化や成長をあらためて実感することができる。評価の点数だけ見ると無味乾燥なものなのだが、その点数の裏側には、とても真剣で温かな意見交換が存在しているのだ。
評価会議が終了した後、近くの安い居酒屋で一杯やって帰った。
この居酒屋の料理と酒がとても美味しかった。加えて、従業員(学生アルバイト)の対応が素晴らしかった。大仕事を終えたあとの酒は旨い。
なかなか充実した一週間の締めくくりなのであった。
商道徳を考えた日
2009年7月17日 (金曜日)
世の中、「競争に勝つためには手段を選ばない」という連中がいる。
「法律に触れていないのだから、自分たちのやっていることは何の問題もない」と嘯(うそぶ)く連中がいる。
競争に勝つためなら何をやっても構わない?
法律に触れていないのだから問題ない?
「ふざけるんじゃない!!」 と、言いたい。
「恥ずかしくないのか!?」 と、問いかけたい。
こう言われて逡巡するようなら、まだ救いがある。
しかし、 「結局、それはお客様が決めることですから」と言い訳するようなら、もはや見捨てるしかない。お客様を悪者にして、「自分はその悪者に従っただけ」という詭弁に正義があるとでも考えているのか?
目の前の競争には勝てたとしても、長いビジネス人生の中で、その輩は、「信用、信頼という大きな財産を失う」ことになる。
自分の行いが、人としての道を踏み外しているということに早く気付いてほしい。
お客様が正義であるとは限らない。お客様が間違っている場合には、「それは違います」と言って差し上げられることが、本当の顧客志向ではないだろうか。
そんなことを考え、憤りを感じた一日だった。