久々にマンガを読んだ日
2009年8月6日 (木曜日)
講談社の雑誌『モーニング』に連載されている『エンゼルバンク』という漫画がある。
先日、とある書籍を買おうとしたときに、この漫画の単行本が目に留まり、ついでに買った。
きょう会議の休憩時間に、何気なく目を通していたら、なかなか面白い。
まずは表紙に書いてある見出しが興味深かった。
新卒採用とは新卒の学生のために行っているのではない!
今いる社員を成長させるために行われているんだ!
人は変われる、成長する!!
ふむふむ。なかなか本質的なことを言っているじゃないか。
このコミックの存在は、かなり前から知っていたのだが、なかなか読む機会がなかった。
きょう初めて読んでみて、「なるほどね♪」と思わせるところがずいぶんとあった。
なかなか、いいじゃあないですか。
実はこの本を生み出した人たちは、間接的ではあるが、縁のある方々でもある。ここに書かれているようなことも、パフのセミナーの時には紹介してみようかなと思った。
ところで、本を読み終え、気がついたら会議の休憩時間を過ぎてしまっていた(一冊読んじゃったんだから当たり前か、苦笑)。関係者の皆さん、失礼しました!!
真珠ケーキをもらった日
2009年8月5日 (水曜日)
昼食を終えて、仕事に取り掛かろうとしたときだった。
クール宅急便が僕のもとに届いた。差出人を見ると、盟友M社のI社長。
「なんだっけ?」と思って包を開けてみた。
ん?
真珠ケーキと書いてある。
なんじゃらほい?
盟友I社長は、折に触れて贈り物をしてくださるのだが、その贈り物には、いつも『意味』が込められている。
先日は、『景気回復ケーキ』をいただいたのだが、これは文字通りの意味だったので、解釈に苦労しなかった。
しかし、今回は『真珠ケーキ』。
どんな意味だ?
しばし考えた。
うちもM社も、今般の景気の悪化には、苦戦している。
まさか、 『心中しましょう』じゃあないだろうな(苦笑)。
あ、そうかと、閃いた。
実は、I社長とは明後日の金曜日、早朝に新宿駅で待ち合わせしている。I社長は、僕がちゃんと新宿駅に忘れずに来るように、 『真珠ケーキ』、『しんじゅくぇーき』、『しんじゅくえき』『新宿駅』と、オヤジギャグ張りをやらかしてしまったんだと思った。
我ながら、この謎解きは凄いと思った。
本人に確かめてみたくなった。
結果。
ぶぶー。
I社長から届いた正解は、次の通りだった。
| 正解を申し上げます。
| 二つの意味で送りました。
|
| 1.景気回復ケーキは前回送ったので、別のものをと思ったのですが、何しろ素材が
| よくて元気の出るものと思い最高の食材である「真珠ケーキ」を選びました。
| 真珠がサプリになっているとは知らない人が多いでしょう。
|
| 2.社員を信じて(真珠て)、厳しい状況を乗り越えましょう。
| ということです。
そうだったんだ……。
2番目の意味は、オヤジギャグと言えばオヤジギャグだが、「しんじゅくえき」より、ずっと高尚なものだった。
それにしてもこのケーキ、抜群に美味かった。「おおっ」と唸ったくらいだ。
ともあれI社長、元気の出る贈り物をありがとうございました。金曜日は、「しんじゅけーき」でお待ちしています!!
<翌日の追記>
M社のI社長から、「参りました」という感想のメールをさっきもらった。
ばらしたのがマズかったのかなと思ったら、“しんじゅくえき”が面白くて「感服」したとのこと。秘書のKさんは笑いを堪えるのに必死だったとか。
※ I社長の正体は、昔からの日記読者の皆さんにはバレバレでしょうが、念のため名前のところからリンクしておきました。そう、MSPのMのことでした。
言えないことは言えない日
2009年8月4日 (火曜日)
昨日の日記で、自分には「隠れた一面がない」と書いたが、社長という仕事柄、言いたくても言えないことはたくさんある。
自分の性格上、これは結構、苦痛なのである。苦痛というよりも隠すのが苦手なのである。本当はなんでもオープンにしたい。
でも、苦痛でも苦手でも、やっぱり言えないものは言えない。少なくとも時が来るまでは。
こうしてみると、僕は案外、もともと口が堅い性格だったんじゃないかと思う。
おっ。これはひょっとしたら、自分の「隠れた一面」なのかもしれないぞ。
そこのあなた。僕がなんでもかんでも日記に書くと思ったら大間違いですよ。
だから、きょうの出来事は言わない(書かない)ぞっと。
隠された一面がないことを自覚した日
2009年8月3日 (月曜日)
きょうは8月度のキックオフの日。
全従業員が18時半にセミナールームに集合し、各グループの前月の振り返りと今月の計画とを発表する日だ。
その後、全員で乾杯し、軽食をつまみながら情報交換する。ここでは堅い話は抜きにして、ざっくばらんな社員同士のコミュニケーションが花を咲かせる。
毎回この場では都度、司会者が任命されるのだが、本日指名されたのは、7月度のMVPを獲得したタシロ。
タシロの司会は、参加者をアッとびっくりさせたり、ハッと気づかせたり、ワッと感動させたりするネタを用意することで有名だ。社内外の評価が妙に高い。
本日、奴が用意したのは、 「 “私って実は○○××だったんです”という感じで、自分の意外な一面を披露すること」というお題。参加者全員が、知られざる自分を順番に発表するというのだ。
パフには自慢話が好きな社員たちが集まっている。皆それぞれ、隠された自分を語り始めた。いまさらながら知らされる社員の意外な一面(特技や趣味など)を聞いて、 「へぇ~、そうだったんだぁ~」と唸った。タシロの企画がバッチリとはまった格好だ。
僕の番になった。
困った。
僕には「隠されたこと」が無いのだ。自分の過去は、洗いざらい、日記や物語やコラムで書き尽してしまったので、もはや何も披露するものがないのだ。
しょうがないので、昔好きだった女の子の話をしたのだが、それもすでに周知の事実だったので、あまり受けなかった。
いやあ、秘密を秘密のままにしておくのって難しいものだ。
男は多少の影や秘密があったほうがモテるというが、僕がもてない理由があらためて分かった気がした夜だった。
1.5キロの汗を流した日
2009年8月2日 (日曜日)
この2週間は、夜の付き合いが連日続いていた。ほどほどにすれば良いのだけれど、なかなかそうもいかないこともある。ついつい飲みすぎ、食べすぎてしまった。
この数日は、体が重いことが気になっていた。
で、お決まりのジムである。お決まりといっても、最近行けていなかった。3週間ぶりのジムである。
きょうの目的は汗をいっぱいかくこと。汗をたっぷり流して、この2週間のアルコールや脂を抜き取ること。
いつものトレーニングメニューに加えて、本日のスペシャルメニューは、サウナだ。10分×3回(インターバルには3分間の水シャワー)の30分間。たっぷり汗を流した。
体重を測ってみたら、なんと1.5キロも減っていた。こころなしか、身軽になった気がする。
それにしても、2時間だけで1.5キロもの汗が流れたという事実にびっくり。まだまだ体内には老廃物がたくさんあるのだろう。
体内に溜まった古いものを捨て去り、新しいものを採りいれる。新陳代謝が大事だ。
これは仕事への向き合い方や、組織の編成の仕方でもいえることだな。
汗はいつもかき続けることが大事だ。
映画を千円で観ることができた日
2009年8月1日 (土曜日)
毎月1日は、映画の日。東京都ではすべての映画が1000円で鑑賞できる。とってもお得な日だ。
そうはいっても、1日が平日だと、仕事の関係でなかなか観に行くことが難しい。普通のサラリーマンだと、休暇を取らない限りほぼ不可能だ。
でも本日は土曜日。土曜日と1日が重なることって一年に1~2度しかない。こりゃ行かない手はない。
ということで、きょうは映画観賞に出かけたのである。
何を観たかは書かないけど、なかなか面白かったなあ。千円で観られたということが満足度をさらに引き上げている。
「毎月1日」とせずに、毎月第一土曜日としてもらえたら、映画人気をもっともっと高めることが出来るんじゃないだろうかと思うのだが、どうだろうか。「わざわざ映画館に行くまでもないか…」と思っている映画でも「千円なら行ってみるか」という行動に変えられるような気もする。
僕がいつも行く、豊洲のユナイテッドシネマという映画館(シネコン)は、土曜日でも結構空いている。でも、映画の日のきょうは、ほぼ満席。通常の倍以上の入りだった。
観客が少なくても固定費は同じなんだから、席を埋めるための割引施策を(映画の日以外にも)もっと増やせばいいのにと思うのだが、余計なお世話だろうか。映画ファンにとっては嬉しいことなんだけど。
あ、そうだ。
映画といえば、来週の土曜日から公開が始まる『HACHI 約束の犬』。これは絶対に観に行かねばならぬ。ご近所協賛企業の松竹さんの配給で、この夏もっとも力を入れている映画なのだ。
映画の公開に合わせて、僕と松竹の人事部長との対談ページも昨日から公開がスタートした。
「釘さん日記」の読者の皆さんも、ぜひご覧ください。
DMPのキックオフセレモニーだった日
2009年7月31日 (金曜日)
MSPというのは、(一部の)熱狂的なファンと、(多くの)冷やかな部下たちを擁した、オヤジ経営者バンドの名称である。このことは、この釘さん日記の読者であればとっくにご存じのことであろう(くどいほど、この日記で取り上げていたし)。
しかし、DMPという名前は初登場ではないかな?
M=マングローブ
P=パフ
のことである。
この3社が共同で推進する、とあるプロジェクトがこのたび発足した。プロジェクトの主役はD社。D社をサポートするのがM社。D社とM社をコーディネートするのがP社・・・という役割分担である。
この3社プロジェクトの発足を祝い、そして成功を願うための、キックオフセレモニーが本日、東京の芝浦で催された。
出席者は、曽根代表取締役専務(D社)、今野社長(M社)、僕(P社)。そして、各社から女性2名ずつがそれぞれ選抜されてきた。それと、今回のプロジェクトをコーディネートする役目を担うP社のタカタが、本日のセレモニーの企画運営者(兼こま使い)として同席した。
夕方6時。芝浦にあるお洒落なレストランに全員集合。美味しい料理とワインをとりながら、楽しい歓談が行われた。
「各社から女性が2名ずつが選抜された」と書いたが、実は選抜のための基準があった。
それは、『ボウリングが上手いこと』。
そう。
本日のメインイベントは、3社対抗ボウリング大会なのだ。
レストランでの歓談は7時45分で終了。その後、レストランのすぐ目の前にある田町ハイレーンに移動した。
田町ハイレーンについてビックリ。
予約されている団体名が案内ボードに書かれていたのだが、わがDMPの社名記載がどこにもない。
が、 「高田様」という気になる名前がある。
まさか、3社の社名を差し置いて、タカタが自分の名前だけをボードに載せるなんてことないよな。まさか、そんな失礼なことをしでかすような奴じゃないよな……と、ムカムカしつつ、真相は藪の中。
そして、午後8時。
いよいよ、ボウリング大会は、今野社長の選手宣誓とともに開始された。
1社3名の2ゲームトータルのスコアで順位を争う。会社対抗戦なのである。
皆、密かに闘志を燃やしていた。もちろん僕も。
これはまだ裏が取れていないのだが、D社の曽根専務も、M社の今野社長も、この日のために、隠れて練習していたらしい。
1ゲームめが終了した。
平均年齢が最も若いD社が一歩リードしている。M社とP社はどっこいだ。僕個人は、まだエンジンがかかりきっておらず、曽根専務に大きく引き離され、なんと楽勝できると思っていた今野社長にまでもリードを許してしまっていた。
しかし、まだまだこれから。2ゲームめで十分挽回可能である。
パフから選抜された選手は、イワサキとオオノ。イワサキは曽根専務も震え上がるほどの実力の持ち主。オオノの実力は未知数だが、何をしでかすか分からない不気味さがある。
僕ら3人は円陣を組んで、闘志を奮い立たせた。
いい感じで2ゲームめは進行していった。
各チームが最終フレームを迎えたときだった。
接戦である。なかなかいい勝負だ。さあ、あとひと踏ん張りだ。
しかし、皆の意欲が高まったこの瞬間、信じられない出来事が起きた。
「バシッ!」
突然、レーンの照明が消されてしまったのだ。
故障か?
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
ただ一人、タカタの顔が引きつっていた。
実はタカタは、予約を「2ゲーム」ではなく、「1時間」で行っていたのだ。
一時間が経過したタイミングで照明が消され、ゲームが中断されるという非情なシステムだったのだ。タカタにとっては頭がクラクラするような瞬間だったのではないだろうか。なんたって3社の経営者が命運を賭けて臨んだ2ゲームマッチだったのだから。
しかし、つべこべ言ってもしかたない。
我々は後ろ髪を引かれつつもボウリング場を後にし、3次会の会場へ向かった。カラオケのある居酒屋の個室だ。
ここでは敵も味方も、勝者も敗者もなく、お互いの健闘を労いつつ和やかに楽しく過ごすことになっていた。
『敗者の経営者が3次会の代金をもつ』という、屈辱のルールがあるにはあったが(苦笑)。
D社の曽根専務は、焼き肉を追加オーダーし、自ら焼いて、皆にふるまってくれた。
このニコニコの笑顔。実にうらやましい。
結局この日のボウリング大会。1ゲーム目の成績で勝敗を判定することになり、D社の優勝が決定したのだった。
しかも、曽根専務は、ダントツの個人優勝。
一方で、P社はまさかの最下位。まぼろしの2ゲーム目が成立しなかったことが悔やまれるが、ここは潔く、僕も負けを認めるしかない。
参加メンバーも全員、ゲームが途中で打ち切りになったことに対するわだかまりもなく、勝者を讃えながら、楽しい語らいが続いた。
ただひとり、タカタは、背を向けていじけていたが。
ともあれ、とても楽しく記憶に残る、DMPのキックオフセレモニーだった。
これから始まるプロジェクトの成功も祈りつつ、僕はボウリングのリベンジにしばし、闘志を燃やすことにしよう。
次回はタカタが、熱海で一泊二日のリベンジ戦を計画するという。
曽根専務、今野社長、逃げないでくださいね!!