パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

日本人材ニュース(HRN)という、人材採用の専門紙がある。僕も昨年の秋くらいから定期購読しているのだが、毎号とてもしっかりした記事や連載のコラムで構成されており、なかなか読み応えのある専門紙であると思う。

本日は、このHRN主催の「人材ビジネストップセミナー」に参加してきた。

HRNの広告主の大半が人材紹介会社だということもあり、出席者のほとんどが人材紹介会社の幹部の方々だった。また、本日のセミナーの講演者が、紹介会社最大手のリクルートエージェントの社長だったことも影響しているのであろう。出席者名簿を見たら、僕はちょっと場違いなところに来たのかな?と、少し肩身が狭かった(苦笑)。

それでも講演の中身は、なかなか興味深いものだった。リクルートエージェントの社長の話はほんの少しで(Mさん、手ぇ抜いたね?)、実際には、週刊モーニングに連載されている「エンゼルバンク」の主人公“海老沢康生”のモデルとなった同社フェローの海老原さんによる『景気講座』の講演だった。エコノミストではなく、人材屋のプロが分析する経済指標、なかなか興味深かった。

その後の懇親パーティーにも参加して、主だった方々と名刺交換やら情報交換をさせていただいた。まあ、御時世が御時世だけに、なかなか皆さんの表情も、いまひとつ硬かったような気がする。

それにしても人材業界は、ホントに景気に左右されやすい業界だ。人材の雇用と景気とは切っても切れない関係なので当然といえば当然なのだが、なんとか工夫して景気に負けないビジネス構造にできないものかと思う。

でも、今日のような集まりで、業界1位の会社の社長が、現在の自社の苦境を正直に話しながらも、皆を前向きにさせるようなスピーチをしたのは偉いと思う。

「苦しいときだからこそ、逃げずに、こういう場に出なきゃいけないと思って講演も引き受けました」と本人が仰っていたのだが、ちょっと感動した。

業界の盟主のトップとして、ぜひ今後も踏ん張ってほしい。

Mさん、頑張れ!

(あれ? いつの間にか、Mさんを励ます日記になっちゃった、苦笑)