中島みゆきにハマった日
2009年6月20日 (土曜日)
盟友マングローブの今野社長が運営するホームページに、 「今野誠一のパーソナルライフ」というコーナーがある。
「音楽」、「環境」、「健康」、「植物」、「運動」という5つのカテゴリーに分かれているのだが、それぞれに蘊蓄のあるコラムで構成されている。
あんまりたくさんあるものだから(しかも、ある日突然いっぺんに更新されるものだから)、盟友のコラムとはいえ、たまにしか目を通していなかった(今野さんゴメン!)。
数日前、ふらっとこのコーナーに立ち寄り、「音楽」のコーナーを流し読みしていたら、聞き(読み)捨てならないコラムに出くわした。
このコラムは、今野さんの音楽の師匠である、似内康典(にたないこうてん)さんという方が執筆しているのだが、これがすごい。氏の音楽への造詣の深さが存分にちりばめられている。
特に第八回目のコラムには感銘を受けた。
【 女流ニューミュージックの三傑】と題して、中島みゆき、荒井由美(ユーミン)、竹内まりや のことが書いてあったのだ。
僕らは、まさにこの3人の女流ミュージシャンとともに歩んだ世代だ。
特に僕は、高校生から大学生にかけて、中島みゆきとユーミンを好んで聴いていた。
陰と陽。 影と光。 対照的なふたりである。
昼間はユーミンを聴くことが多かった。ドライブ(これでも昔は、車を運転していたこともあるんですよ)のときのカーラジオは、かならずユーミンだった。
そして夜は、圧倒的に、中島みゆきの音楽だった。
6畳一間の下宿で、30Wの裸電球の下、ひとり飲む安酒……。そこには必ず、中島みゆきの音楽があった。
寂しいとき、悲しいとき、ひとりで感慨に耽りたいとき。中島みゆきを聴きながら、空が白むまで、ウイスキー(決まってホワイトか角瓶だった)を飲んでいた。
そんな時代を、似内さんのコラムを読んで懐かしく思い出した。
で、思い出したら、久々に中島みゆきを聴きたくなった。
平日はなかなか難しいので、土曜の今夜、家族が寝静まったあと、自分の部屋(なぜか大学時代の下宿よりもさらに狭い部屋なのだが、苦笑)に閉じこもって、トコトン聴いた。
いやあ、いいですねー。感性を思いっきり揺さぶられますね。
似内さんは、中島みゆきのことを、「平成の美空ひばり」と評していた。まさに同感。
1970年代、80年代、90年代、2000年代。時代は変わっても、中島みゆきの音楽は変わっていない。一貫した音楽とメッセージを届けてくれる(ミュージシャンという枠組みを超えた)アーティストだと思う。
3年前、かぐや姫&吉田拓郎が30年ぶりの「つま恋野外コンサート」を敢行したとき、中島みゆきが、突如ゲストとして登場したことがある。「永遠の嘘をついてくれ」という唄を、拓郎といっしょに歌っていたのだが、そのときの圧倒的な中島みゆきの存在感。その姿は、すでに美空ひばりを超えていたかもしれない。
・・・おっとっと。このまま書いていったら、どんどんマニアックな方向に走ってしまうので、きょうの日記はこのくらいにしておきましょう(笑)。
最後に、角瓶を飲みながらよく聴いた中島みゆきの「歌姫」。YouTubeで見つけてきたので、下にリンクを貼っておきます。名曲なので、読者のみなさん、ぜひ聴いてみてください。お酒が進む唄ですよ。
これまでに頂いたコメント
4件コメントがあります
- imanoさん
- くぎさんさん
そ、そこ(たまに)に、反応したんですね[E:coldsweats01]
- まつもとのりひこさん
中島みゆき と 聞いて反応してしまいました。
酒が進むといえば(?)、この曲もぜひ(笑)
ttp://www.youtube.com/watch?v=qGckzq95K4U - くぎさんさん
まつもとさん、“ファイト!”ですね。
僕はリクルートを辞めてSEとしてのスタートを切ったばかりの頃、辛くて辛くて、毎日、この曲を聴いて、自分を励ましていましたよ[E:catface]
たまにとはいえ(苦笑)目を通していただいてありがとうございます。
今後とも、たまに覗いてやってください。