パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

官僚たちの夏が終わった日

2009年9月20日 (日曜日)

シルバーウィーク2日目。秋のお彼岸でもあり、もうすぐ父親の命日でもあるので、きょうは朝から墓参りに行くことにした。

きょうは雲ひとつない秋晴れで、墓参りをするにはとても良い陽気だった。

うちの父親の骨は、6年ほど前にそれまでの熊本の墓から東京の世田谷(小田急線の成城学園駅から歩いて15分くらいのところ)のお寺に移している。以来、春と秋のお彼岸には必ずお参りに行くことにしている。

父親が亡くなったのは18年前。享年62歳だった。考えてみればずいぶんと早く旅立ったものだ。

板前だった父親は、死ぬその日まで包丁を握って仕事をしていた。経済的には恵まれなかったものの、人望が厚く、仕事関係の方々や若い弟子たちから慕われていたと聞く。九州の男らしく、寡黙でありながらも温厚であった。酒のみではあったが、人の悪口や愚痴などを言っている姿を見たことがない。僕も父の年齢に近づくにつれて、そんなありし日の姿を思い浮かべながら、ちょっと誇らしげに思ったりする。

 

さて、夜はお楽しみのテレビっ子タイム。毎週楽しみに観ていたTBS日曜劇場『官僚たちの夏』が、ついに本日で最終回を迎えてしまった。

このドラマの主人公たちは、僕の父親と同じ時代を生き(ステージはぜんぜん違うけど)、戦後の日本を幸せな国にするために精一杯働いてきた人たちである。

最終回のきょうは、現在(いま)を生きる我々に対して問題提起をするような終わり方だった。

高橋克実演じる鮎川(通産省繊維局長)が、志半ばで無念の死を遂げたのが、なんとも悲しかった。

いや、鮎川だけじゃなく、風越(佐藤浩市)や、庭野(堺雅人)や、片山(高橋克典)や、牧(杉本哲太)が、国際社会の荒波のなか、政治家やアメリカに屈せざるをえなかった悔しい姿を最後に映しだして、ドラマは終了した。

テレビを観ている我々に向かって、「お前たちは、これからこの国をどげえする?」と言っているような気がした。

奇しくも現在、政権交替した民主党が新しい国のカタチを創ろうとしている。僕と同年代の大臣や官僚たちが、これからの日本のリーダーである。ついでに言うなら(国は違うけど)、アメリカのオバマ大統領も同年代だ。自分も、この国のために何かを残してから死んでいきたいと最近よく考える。

余談だけど、このドラマ、視聴率がずいぶん悪かったらしい。こういう骨太のドラマは、いまの日本人には受け入れられないのだろうか。悲しいことだ。

よし。明日は、城山三郎の原作本を読んでみることにしよう。