素敵なビジネスパースンとの対談だった日
2009年12月10日 (木曜日)
パフが運営する就職活動応援サイト『職学校Web』の名物コーナーに『校長が行く』という企画がある。
僕が、企業(対象は、職サークルの協賛企業のみ)で活躍しているビジネスリーダーたちと一時間ほどお話をして、その模様をWebに掲載する一種の「対談企画」である。
ただ、一般の対談企画と違うのは、この対談を「公開」で行うというところ。
数十名の学生をゲストに招いて、公開放送しちゃうのだ(Webでは静止画面での再放送だけど)。
本日も、とある企業との対談日。
「とある企業」といっても、よく考えてみたら、来年の1月にはWebで公開されるので隠す必要もないな。
本日の対談は講談社の書籍販売局で働いておられる、藤 安里さん(書籍第一販売部 部次長)。
これもWebで公開されるので言ってしまうと、僕より2歳年下の同年代。さらに、九州は佐賀県のご出身。さらにさらに、ひょっとしたら僕の大学の後輩になっていたかもしれなかった方なのだ(実際には「少しでも早く社会で働きたい」ということで短大に進まれた)。
これらの情報を対談前の打ち合わせでお聞きしたことで、僕のテンションは最高レベルに達したのだった。
いんやー。とっても楽しくて為になって感動的な対談だった。本のことが大好きになった。もう、ホントにすごいんだから。
今ここで、対談の中身まで書くことはできないが、年明けのWebでの公開を楽しみにしていてもらいたいな。学生の皆さんだけでなく、社会人の皆さんにもきっと読み応えのある内容だと思うので。
そうそう。対談後ツーショットの写真を撮ったので(僕の携帯を使ってプロのカメラマンにちゃっかり撮影してもらっちゃった)、予告掲載しておこう。
ちなみに藤さんが手に持っている本。これは『G2』という本である。講談社の社員たちの熱い思いが込められたメディアなので、ぜひ皆さんも今すぐ本屋に行って(Amazonでも買えるので)手にとって読んでみてもらいたい。もちろん僕も買う。
僕が持っている本は、『一瞬の風になれ』。実は一昨日の日記は、本日の対談の伏線だったのだ。
それから、写真にはないのだが、先週の土曜日の日記『青い鳥文庫を読んだ日』で紹介した“獣の奏者”(けもののそうじゃ)という本も、実は藤さんが携わった本なのだ。
それにしても藤さんは魅力的。ビジネスパースンとしても、女性としても、出版業界人としても。
きょうの対談に参加した50名の学生はラッキーだったんじゃないかな。パフ会員だけが参加できる公開対談。これからも体力が許す限りやっていきたいなと思った。
#藤さん、本日は本当にありがとうございました。近日中に別の機会を作りますので、ぜひまたお会いしましょう♪
毎日ブログ(日記)をアップしている僕ではあるが、1日に2度ブログを書くのは、(たぶん)初めてのことだ。
というのも、昨夜のブログが満足に掲載できなかったから。
ブログのシステムが突如として変更されていて、使い方も変わってしまい、さらに問題なのは、タイピングしたものが画面に出てくるまでの時間がやたらと遅い。
たぶん、たくさんの機能を詰め込むためのバージョンアップをしたんだろうなぁと推測される。
ITの世界では、よくあることだ。
技術者たちが自分の技術を誇示せんがために、出来る限りの贅を尽くそうとする。そんなもの利用者が望んでいるわけでもないのに。
僕もITの世界にいたころは、マシン(コンピュータのハードウェア)やOS(基本ソフト)の、独善的な仕様変更にはずいぶんと泣かされた。ホントにITはくせ者。利用しているはずが、気がつけば、ものの見事に振り回されてしまう。
インターネット中心の社会になると、それがさらに顕著となる。
ということで、「もう日記は書かない!」という決断をしようと思ったのだが、社員たちから大ブーイングが起きそうなので、システムを使って書くことをやめる事にした。
まあ、つまりは、メモ帳に下書きしてコピペするっていうだけの話なのだが(でも面倒くさがり屋の僕にとってはワンクッション増えるっていうのは結構なハードルなのです)。
で、昨日の話の続き。
昨日は「H社のN社長」と、イニシャルで書かせてもらったのだが、ご本人から「実名でもOKですよ」というメールを今朝ほど頂戴したので、あらためてご紹介させていただこう。
ヒューマンセントリックス社(HCX社)の中村寛治社長である。
中村社長は、僕が富士通でサンマイクロシステムズのワークステーション(富士通がサンからOEM調達していた)の販売促進プロジェクトに所属していたのとまったく同じ時期に、そのサンマイクロシステムズに在籍していた。
僕も何度かサンのオフィスに足を運んだことがあるので、ひょっとしたら、すれちがったことくらいあるかもしれない。
世の中のITが大きく変化・成長しようとしていたころで、とても懐かしい時代なのである。
その後、中村社長は、世界的なデータベース会社の日本法人(実はパフとも懇意にさせてもらっていた、かつての協賛企業)に転職し、九州支社長を勤め上げたのちに、ヒューマンセントリックス社を2004年に起業した。
昨夜は、サン時代の話から始まり、データベース会社でのお話、起業前から現在に至るまでのお話を伺い、とても懐かしく、また刺激的でもあった。
中村社長はいま、HCX社で動画プレゼンテーションの技術を使い、世の中に新風を送り込もうとしている。
同じ時期にIT業界のとても近い場所で同じ釜の飯を食べた仲間として、今後のコラボレーションを、よりよいカタチで進めていきたい。
就職・採用業界は、中村社長にとって今まで経験のなかった異業界である。とてもおかしな業界だと映っているに違いない。
そういう異業界の人だからこそ、一緒に組むことによって、新しい価値が生み出されそうなのだ。
これからのHCX社との協業に、乞うご期待!なのだ。
<追伸>
以下、パフがHCX社と組んで、就職と採用の世界にも広げていこうと思っている動画技術です(パフ独自の付加価値をつけていこうと思っています)。
楽しいですから、皆さんもどうぞご覧ください!! ※これを見て興味を抱いた人は、まず僕に連絡くださいね。
(1)20秒で、ご説明
http://www.svpmail.jp/hcx/itm_svp_r2/
(2)2分で、ご説明
http://www.svp.ne.jp/hcx/svp_standard/
(3)9分で、ご説明
http://www.svpmail.jp/hcx/hcx_svppt/
(4)15分で、ご説明
http://www.svpmail.jp/hcx/svpptvideo/r1/
1990年前後のIT業界を語った日
2009年12月9日 (水曜日)
今夕、これから協業関係を築いていこうと思っているH社のN社長と二人で、情報交換会を行った。
N社長と僕とは共通点がある。
N社長は僕とおなじく九州出身者。九州の大学を卒業したのちに、東京に就職した。
その後30代半ばまでは、僕がかつていたフィールドと同じ世界で仕事をしていた。UNIXのワークステーションやデータベースの世界での仕事である。
…と、書き続けたいのだが、このブログのシステム、なんだかバージョンアップされているようで反応が超遅い(いったいどうなってるんだ?イライラ)。
この続きはまたあらためて書くことにしよう。うーん。ITに振り回されているな。いかんいかん。
N社長、ということで中途半端でゴメンナサイ。
今夜は本当にありがとうございました!
一瞬の風になった日
2009年12月8日 (火曜日)
まずはこの写真を見ていただきたい。
僕のとなりにいるギャルたちは、現役の女子高生。
彼女らの通う高校は、神奈川県立麻溝台高等学校。そして僕らは、この県立麻溝台高等学校の正門前に立っているのだ。
「一瞬の風になれ」(講談社:佐藤多佳子著)の舞台となった高校が実はこの高校。写真では見づらいかもしれないが、僕らが携えている本が、この「一瞬の風になれ」の文庫本なのである。
この高校は、神奈川県の相模原市にある。相模大野という駅から、クルマで20分くらいのところだ。
この高校への訪問は本日、特に計画しているわけではなかった。たまたま本日、この高校から徒歩5分のところにある企業P社に訪問の予定があったのである。
諦めない日々を送ってほしい。
これは小説の中の、高校陸上部員に対するメッセージ。
この本の主人公たちのように熱く、粘り強く、そして穏やかに日々を過ごしていきたいものだ。
いやあ、それにしても相模原は遠かった。
『採用』について語った日
2009年12月7日 (月曜日)
12月第二週目のスタートである。
といっても、昨日もイベントだったので、週の初めという雰囲気でもないのだが……。
きょうは、「人材の採用」の根本的な考え方、姿勢に関する部分での話を、三社の方々と立て続けに行った日だった。
まずは午前中に1社。パフが昨年より全面的なお手伝いをさせてもらっているS社での採用会議。
社長、総務部長、営業部長、採用担当者といった方々と、それぞれの立場からの意見交換を行った。社長にお会いするのは二度目なのだが、以前にも増して、新卒採用への理解と意欲が高まっていた。この会社の採用はきっとうまくいくと確信する。採用担当者の皆さんも、今後とても仕事を進めやすくなったことと思う。
午後に1社。僕がパフを立ち上げる前からお付き合いのあるY社の採用責任者Kさんと、久々の1対1での面談。
Y社は、(中途採用も合わせると)年間数百名の採用を行う、(この不況下においては特に)採用業界にとっても求職者にとっても、貴重な会社だ。
僕がKさんと最初に知り合ったのは、もう15年ほど前に遡る。僕もKさんも、まだ34歳の頃だった(Kさんと僕は同い年なのだ)。
話をしていて気付いたのだが、1対1で話をするのはパフの創業時以来かもしれない。パフを創って社員を営業担当につけてからは、僕が同席することはあったにしても、二人だけで会話をすることが殆どなかった。
そんなわけで本日は、原点に戻っての人材論を、じっくり一時間以上に渡って交わした。とても有意義な時間だった。僕とKさんの人材に対する思いや価値観は、ぴったり一致している。きっと来年からは、あらためての深いお付き合いが復活することになるだろう。
そして夜。締めくくりは、人材関連ビジネス某大手企業の役員(こちらもKさん)である。
盛り上がったのは、企業の採用基準についての話。
ちょっとだけ内容を披露しようかな……。
多くの企業(特に応募者が殺到する有名人気企業)は、基礎能力に関わる採用基準を明確に持っている。たとえばSPIという検査で言うならば、「言語能力は最低65点で、非言語能力は最低60点を合格ラインとする」といったものである。
基礎能力について、企業がこういう基準を設けるのは至極当然のことである。基礎能力が高いことが仕事のできる十分条件ではないが、多くの場合、必要条件のひとつではあるのだ。
パフのような小さな会社の場合でも、(基礎能力はやっぱりSPIを使っているのだが)言語、非言語ともに55点をおおよその合格ラインとしている。
問題は、多くの企業の場合、この合格基準を公表しようとしないこと。
抽象的な「求める人物像」や、読んでいるかどうか疑わしい(読んでいたとしても判定基準が主観に陥りやすい)「エントリーシート」よりも、よっぽど公平で納得性の高い基準であるにもかかわらず、公表しようとしないのだ。
「うちの会社はSPIで○○点以上取れない人は採用できないので諦めてください」と言ってあげることで、企業も無駄に母集団を大きくしなくて済むわけだし、学生も受かりもしない企業に幻想的な憧れを抱かなくて済む。
「就職人気企業ランキング」なんていう意味のない順位や、「能力検査で足きりするなんて!」などという見当違いの批判なんか、気にする必要などないと思うのだが……。
まあ語り始めれば切りがないのだが、とにかく就職と採用の現状には、とってもおかしな「常識」が蔓延(はびこ)っているのだ。
変えていく力のある人たち(お客様や同業の方々)と議論・協調しながら、この「常識」を、少しずつでも崩していきたいものだ。
あれ?なんだか文句を言っただけの日記になってしまったかな(反省と苦笑…)。
今年初のパフLiveだった日
2009年12月6日 (日曜日)
きょうは日曜日なのだが我がパフは、ほぼ全ての社員が出勤。でも場所は、築地の事務所ではない。
皆が向かったのは、秋葉原UDXギャラリー。きょうは、パフとしては大型のイベントである、パフLiveの開催日だったのである。
昨夜までの雨もすっかりあがり、朝から快晴。イベント日和となった。
13社×250人限定。入退場不自由。立ち見禁止。という、一般の合同説明会の常識を覆しているイベント。理由はやっぱり『顔が見える』というコンセプトを貫くためだ。
僕の役割は、おにぎり&水の販売と学生の就職相談(というか説教)。下の写真は合間に撮った、受付での休憩タイム。
おにぎりは、あっと言う間に完売したのだが、水が最後まで売れ残ってしまった。販売戦略に欠けていた。これはちょっと反省である。
就職相談は、7~8名の学生と話をしただけなのだが、皆、共通の悩みだなあ。企業に安定を求めすぎちゃうっていうのは、返って自分の安定を失うことになりかねないっていうことを、もっともっと分かってもらいたいな。
イベント終了後は、お疲れ様会を数名の企業の方々とパフの一部のメンバーとで、こじんまりと開催。なかなか楽しいひとときであった。
さて、あすは月曜日。明日から年末にかけては、日中も夜も、かなり予定が立て込んできた。2009年のラストスパート。風邪にもインフルエンザにも侵されることなく、最後まで走りぬけたい。
青い鳥文庫を読んだ日
2009年12月5日 (土曜日)
『青い鳥文庫』というのは、講談社が刊行している児童向け小説叢書の名称。昭和五十五年(1980年)11月の刊行だという。
きょうは、この『青い鳥文庫』に収録されている、“獣の奏者”(けもののそうじゃ)という本を読んだ。
ずっと前に買っていたのだが、なかなか読めずにいた。
きょうは外に出かける用事もなく、雨も降り始めたので、家に篭って、まずは全4巻のうちの1巻を読んでみた。
うん。これはいい。児童向けといいながら、大人も十分楽しめる内容だ。むしろ子供には少し難しいかもしれない。幻想的で奥が深い。ハマりそうだ。
考えてみたら、小説を読むなんて久しぶりのこと。映画やテレビドラマが好きな僕なのだが、小説にはまた違った良さがある。
映画やドラマは、自分とスクリーン(画面)の間には距離がある。やはり別の世界の出来事なのだ。自分がスクリーンのなかに入り込むことは、なかなかできない。
しかし、小説というのは、気がつけば自分が物語の中に入り込んでいることがある。主人公や登場人物の誰かと同化してしまうのだ。
ところで、なぜ50歳近くにもなって、児童向け文庫を読んでいるのか……。
その答えは、また近日中に。
この小説を原作にしてつくられたアニメが、毎週土曜日にNHKで放映されている。『獣の奏者エリン』というアニメだ。これも、きょう初めて観たのだが、原作の独特な世界を表現していた。
そういえば、二か月ほど前の日記でも書いたのだが、このアニメの主題歌を歌っていた女性デュオCossami(コッサミ)のミニライブを偶然観たことがある。
あらためて聴いてみたのだが、小説の世界観ととてもマッチしている。残り三巻は、この曲を聴きながら読んでみることにしよう。