2010年の初詣で勇気づけられた日
2010年1月1日 (金曜日)
さあ。2010年の始まりである。
今年は寅年である。フーテンの寅さんなのである。そして、NHK大河ドラマは坂本龍馬(龍馬伝)なのである。パフ・ザ・マジックドラゴンの「龍」jなのである。
不況にあえぐ昨今ではあるが、僕の大好きな寅さんと龍馬が2010年の主役だと聞くと、なんだか元気になってくる。
なにはともあれ、正月最初の仕事は、初詣である。
いつものごとく、佃島の住吉神社に向かった。
さすが正月。住吉神社は大勢の参拝客で賑わっていた。100m以上の行列が出来上がっていた。
賽銭箱にいくら入れるか、ちょっと考えた。
5円か10円か50円か100円か500円か……(ちなみに小銭入れしか持っていなかったのである)。
よしっ!ちまちま考えるのはやめよう。ここは財布に入っているすべてのお金を投じることにしよう。すべてを投じてこそ、神様に僕の思いが届くってもんだ。
・・・という、大きな(単純な?)決断をした。
並ぶこと約30分。鳥居をくぐり、やっと順番が近づいてきた。
全財産を投じるといっても、いったいいくら財布に入っているのか分からない。ちょっと調べてみようと思って、財布を逆さまにして、掌に小銭をひとつ残らず取り出して並べてみた。
500円玉・・・1枚、
100円玉・・・4枚、
50円玉 ・・・1枚、
10円玉・・・2枚、
5円玉・・・1枚、
1円玉・・・4枚。
これが僕が持っていた全財産である。
合計すると……
え? これは、すごい!!!
979円なのである。
つまり、9(苦)79(無く) なのである。
いやあ、これは正月早々縁起がいいや。
一時的には、たいへんで辛いことはあるかもしれないが、それは決して永遠の苦しみではないのだ。ほんのひとときの生みの苦しみなのだ。最後には、苦は無くなるのだ。
979円を賽銭箱に念を込めて投げ入れた。
そして手を合わせた。
今年が終わるときには苦の無い世の中でありますように……。
この「釘さん日記」の読者のみなさまにとっても、今年一年が、最後には笑って終われるような、幸せな一年でありますように!