就活生との面談
2014年3月14日 (金曜日)
昔、「パフの就職相談室」という掲示板形式の相談コーナーが、パフが運営するWebサイト(パフの就職応援ページ)のなかにあった。創業直後の1998年から5年間くらい運営していた人気コンテンツで、この掲示板を訪れる学生は1日に数百人はいたのではないかと思う。
Webだけではなくリアルの場でも就職相談を受け付けることが多かった。土、日を利用して多くの学生の個別の相談に応じていた。もちろん、これら活動はお金を稼ぐための事業ではない。ただ、学生の現実を知り、学生を通して企業の採用の実態を知るうえでは、とても価値ある活動だったと自己評価している。
現在では、この「就職相談室」に代わるものが御茶ノ水で運営している「キャリぷら東京」だったりするのだが、僕自身は最近、学生の相談に応じることがめっきり少なくなってしまった。創業当初は僕も30代後半で、学生の「アニキ」みたいな感覚でいられたのだが、現在では学生の親以上の年齢になり、「説教臭いオヤジ化」してしまったことを自分自身感じていることが原因だ。
そんななか、昨日は久々に学生の個別相談に応じることになった。
パフがお世話になっているお客様からのご依頼で、「友人の息子が困っている。ぜひクギサキさんに相談に乗ってほしい」というリクエストをいただいた。「ご指名とあらばお引き受けしましょう!」と、二つ返事で相談役を買って出た。まあ、学生の相談に乗るのは、もともと嫌いではないのだ(^^ゞ。
約1時間の面談。学生からの相談は、思わず説教したくなるような内容だったのだが、当の学生にしてみれば真剣に悩んだうえでの相談。「説教しちゃいかん!」と自分自身に言い聞かせながら、諭すように話をしたのだが、どこまで学生に伝わったのだろうか。いま振り返ると、学生には「オヤジの説教」に聞こえてしまったかもしれない。逆にもう少し厳しく伝えたほうがよかったかも、と思う部分もある。ちょっともどかしい。不完全燃焼な面談をしてしまったという反省がある。
僕は今まで、CDAやGCDFといったキャリアカウンセラーの資格にはあまり関心はなかったのだが、(いまでも資格取得そのものには関心がないのだが)ちょっと体系だった勉強をしなきゃあかんかなあ……と思ったりもしている。
同業仲間でも、キャリアカウンセラーの資格を持っている人たちが増えてきた。いっちょやってみようか。いや、まだ宣言したわけではない。少し考えてみようかな…ということを書き留めるだけに本日のところはしておこう(;^ω^)。
さて、本日は年齢差35歳の、高校3年生(4月からの大学1年生)向けの講演の日。これもちょっと手強いぞ。説教臭くならないように、かといって迎合しないように、伝えたいことが伝わるように頑張ろう。
ではでは、そろそろ行ってきます!