パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

弱い者いじめをしない

2014年3月17日 (月曜日)

パフ社員の行動指針にもなっている「う・ま・れ・よ」。

「うそをつくな」、「まけるな」、「れいぎただしく」、「よのため人のため」なのだが、最後の「よ」の、もともとの意味は、「よわいものいじめをするな」だった。

最近では、この「よわいものいじめをするな」も復活させる必要があるのではないかと感じることがよくある。

この「う・ま・れ・よ」。16年前、パフをつくったばかりの僕に伝授してくれたのが、(このたびJリーグチェアマンに就任した)ムライさんだった。

浦和レッズサポーターが起こした差別的横断幕問題に対して、先週ムライさんが発表した処分。そして記者会見で説明していた内容は、まさにこの「う・ま・れ・よ」に基づくものだった。特に「よわいものいじめをするな」の精神に則っていたのではないかと思う。

記者会見の際、記者からの質問にムライさんはこう答えている。

 

――(記者)これまでは裁定委員会を開き、解決するまで時間を要していたが、今回は迅速な対応だった。これは人種差別行為に対して重大に受け止めていることの表れなのか?

 (ムライさん)私はチェアマンとして男性でも女性でも、お年寄りでも子供でも1人でも多くの新たなお客さんをスタジアムに迎え入れたいと思ってやってきております。これは私の基本方針でもあります。もちろん外国人のお客さんでもよくて、さまざまな人に来ていただきたい。そのため今回のような出来事は私の方針と真逆な話でありました。さまざまな意見があると思いますが、私の判断としてJリーグの意思を早く伝えたいということがありました。
 それからJリーガーは子供たちがなりたい職業のナンバーワンだったりもします。多くの子供たちに仲間外れはやってはいけないということを伝える責任もあって、多くの関係者にメッセージを伝える意味もあります。Jリーグの100年構想や理念はサッカーに限らない、豊かなスポーツ文化を広げようという信念があると私は理解していて、仲間外れはしてはいけないんだということを子供たちに伝えたいという思いがありました。(スポーツナビの記事より引用)

 

就任早々起きたこの難事に対して、ムライさんは、とてもムライさんらしいヒューマンで迅速な判断と対応を行なった。

今回の裁定を批判する人たちもいるし、逆恨みの言動をとってしまう心ない人たちも一部いるかもしれない。でもムライさんには、そんなことに屈せず毅然とした態度を取り続けてほしい。もちろん僕がそんなこと言わなくても、ムライさんはいつでも毅然としてるに決まってるんだけど(^^ゞ。

問題は僕らのほうだ。「うまれよ」の意味するところを、もっともっと社員をはじめとする仲間たちに浸透させなければならないし、その精神に反する者に対しては断固たる措置を取らなければならない。今回の記事を読んでいて、「おまえもしっかりやれ!」と、ムライさんから叱咤されているような気持ちになった。

さて、3月も後半である。昼間はすっかり春めいてきた。新しい週のはじまり。ウォーキングでゆっくり体をほぐしながら、行ってきます!