パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

朝から泣ける茨城弁

2017年4月19日 (水曜日)

4月から始まったNHK朝の連ドラ「ひよっこ」が面白い。僕の中での勝手なランキングだと、「あまちゃん」や「マッサン」や「ゲゲゲの女房」を超えるかもしれない。

 

何がいいって、あの茨城弁だ。いや、茨城弁を、純朴に、健気に、一生懸命に話す、登場人物たちに心を動かされてしまう。

主人公の矢田部みね子(有村架純)の可愛さったらもう半端ない。「だっぺ!」って、あのクリっとしたつぶらな瞳で同意を求められたら、もうなんでも言うことを聞いてしまいそうだ(笑)。

昨日の放送では、みね子の同級生の三男くん(泉澤祐希)の演技に泣かされた。

ドラマの舞台である奥茨城村。みね子や三男の愛すべき故郷である。が、三男はその名の通り農家の三男(さんなん)で、高校を卒業したら村を出て東京で働かなければならない。自分が大好きなこの村で生きてきた証を残すために村を挙げての「聖火リレー大会」の企画を村の青年団の会合に押しかけて願い出るシーンだ。青年団長(三男の兄)に、けんもほろろに却下されるのだが、それでも三男は食い下がって涙ながらに自分たちの想いを伝える。昨日は朝っぱらから福岡のホテルで号泣してしまった。

先週末のみね子の母・美代子(木村佳乃)の迫真の演技にも圧倒された。これも涙なくしては見られない。

出稼ぎ労働者である夫・実(みのる)が突然失踪してしまった。仕事場である霞が関の建設現場に行っても宿舎に行っても手掛かりがつかめず、赤坂署に捜索願を出しに来たのだが、担当の警察官はめんどくさそうな対応しかしない。「茨城(ぎ)ねえ。茨城県奥茨城(ぎ)村か。茨城(ぎ)も多いねぇ、出稼ぎが…」と吐き捨てるように言う警察官に対して、涙を流しながら必死の形相で繰り出した美代子の次のセリフ。

「『いばら』です。『いばら』じゃなくて、『いばら』です。谷田部実といいます。私は、私は出稼ぎ労働者を一人探してくれと頼んでいるんではありません。ちゃんと名前があります。茨城の奥茨城村で生まれて育った谷田部実という人間を探してくださいとお願いしてます。ちゃんと、ちゃんと名前があります。お願いします。あの人は絶対に自分でいなくなったりするような人ではありません。お願いします。お願いします。探してください。お願いします」

ダーッツ( ;∀;)

文章だとうまく伝わらないのだけど、これをぜひ茨城弁のアクセントで読んでほしい。心を鷲掴みされてしまうこと間違いなしだ。

泣けるだけではない。笑いもふんだんにある。ホンワカするようなシーンもたくさんある。

時代背景もいい。今は1964年。東京オリンピックの年だ。ここから1970年代までを描くらしいのだが、まさに僕が育った時代とドンピシャで、NHKのバラエティ番組である「ジェスチャー」や、人形劇「ひょっこりひょうたん島」が出てきたり。

まだまだ書きたいことはたくさんあるのだけれど、ピアノの練習もあるのでこのへんで(‘_’)。日記読者の皆さん、ぜひ「ひよっこ」観ていただいたうえで、こんど語り合いましょう(^^♪

では、ピアノ&朝食&ひよっこ後、行ってきます!