パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨日の夕方、突然飛び込んできたこのニュース⇒「就活ルール廃止を=21年春以降入社から-経団連会長」

僕の周辺では賛成する人、肯定的な意見を述べる人が圧倒的に多かった。

僕も昔から「新卒採用の歪な状況を作り出したり学業にマイナスの影響を与えているのは採用時期の問題などではない」と思っていたので賛成だ。

会社が求める人材は多種多様。会社の業種・業態・成長ステージによって求める人材は異なる。創業期のベンチャー企業が求める人材と成熟期を迎えた大企業が求める人材とでは、性格・志向・価値観・能力がまったく異なるはずだ。

学生がそのような(企業が求める人材要件をもった)状態に成長するタイミング(あるいは自覚するタイミング)にも大きな個人差がある。社会で働く、ということに目覚める時期も違う。一年生の時から社会で働くことを強くイメージしている学生もいれば、卒業まではじっくりと学業に専念したい学生もいる。

だから「はい、今年の夏はインターンシップですよ。はい、明日からはナビオープンでエントリーですよ。はい、この日から面接ですよ。はい、そして明日からは内定者ですよ」なんていうルールは、どう考えても気持ちが悪い。

そして、さらに具合が悪いのは(ルールで定めた時期がいつであろうと)ルールを守っているように見せかけて実は守っていない企業が少なからずいることだ。

正々堂々と「うちはこんなナンセンスなルールには従いません」と言えばいいのだけど、それがなかなか言えない。表面上はルール守っているかのように見せかけて(実際はバレバレなのだけど)水面下で動く会社があちこちにいる。

なので、企業にウソをつかせてしまうような時期のルールなんて即座に撤廃すればいい。もしルールを作るのであれば、採用時期や採用プロセスを徹底的に公開・透明化させること。そしてウソをつかせない(二枚舌を使わせない)。もしウソがばれたら(SNSですぐにばれる世の中である)厳しい罰則を科す、ということじゃないかと思う。

そもそも株式市場に上場している企業は、徹底的なディスクロージャー(情報公開)を行い、もし公開した情報(会計データ等)にウソがあったら厳しく罰せられる。逮捕だってされる。資本主義社会では当たり前のことだ。そろそろ、そんな当たり前のことを採用の世界にも適用する時期なのではないかな。

安倍さんも余計な圧力をかけるのは、もうやめようね。何も分かっていないのだから。

言いたいことはまだあるけど、時間がないので今朝はこの辺で。では、朝食を食べて少し早めに行ってきます!