パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

先週の水曜日の日記でこんなことを書いた。


昨日は朝6時過ぎに自宅を出発。朝8時ちょうどの飛行機に乗って大分空港へ。

そこから高速バスに乗って由布院駅(湯布院ではありません)、そしてディーゼル機関車(電車ではありません)に乗り継いで日田まで行ってきた。

自宅から日田までの所要時間は、なんと7時間。うーん、遠かった💦

何をしに行ったのかというと、これ。

 

「僕らのみらい会議」~高校生が仕事と未来を考える~

に参加するためだ。

日田市内の高校(全部で6校ある)に通う1年生全員(約800名)が参加。ゲスト講師にはAPU(立命館アジア太平洋大学)の出口学長、そしてパネリストには日田市長も参加しての大イベント。僕も縁あってイチ参加者として見学させていただくことになったのだ。

いやー、素晴らしかった。

朝の(しかも寝坊して帰りのバスまであと30分しかないなかでの💦)短い時間で報告するにはあまりにもったいない素晴らしいイベントだったので、週末の時間があるときに詳しく書いてみたいと思う。


ということで、今朝は詳しく「僕らのみらい会議」のことを書こうと思う。

このイベントの主催者は一般社団法人NINAU。代表の岡野涼子さんと知り合ったのは今からちょうど4年前。海老原嗣生さんと開催した大分でのイベントに岡野さんも参加してくれたのがきっかけだった(このイベントのことは日記でも書いていた。⇒ 九州旅行…じゃなく出張です。2015年2月24日 (火曜日))。

当時、岡野さんは大分放送(OBS)の看板番組のレポーターや、大学でのキャリア関連の授業を行っておられたのだが、一昨年、生まれ故郷の日田で正式にNINAUを立ち上げたのだった。

その岡野さんが仕掛け人となって開催したこのイベント。なんと日田市内のすべての高校に働きかけて、高校一年生全員を正規の授業として参加させることができたのだという。地元企業や、日田市長をはじめとする日田市(役所)の皆さんも全面的に協力してくださったとのこと。

このイベントそのものももちろん素晴らしかったのだが、このような大規模で有意義なイベントを、若い女性起業家がたった一人で、協力者を多数巻き込みながら立ち上げたのが本当に素晴らしいことだと思うのだ。

では、この「僕らのみらい会議」。いったいどういうものなのか。その目的と概要をNINAUのホームページから引用してみよう。


【本イベントの目的】
高校卒業と同時に、約9割の学生が県外へ進学・就職している日田の現状。その課題解決のため、在学中に「自分らしく働く事」「自分たちが地域を担う存在である事」を意識してもらうための講演会やディスカッションを行います。実行委員として、企画運営も高校生が行います。将来日田を元気にするのは自分たちだ!!というイベントです。

【イベントの概要】
社会構造の変化で、キャリアの3大構造(教育~仕事~定年老後)が崩壊するといわれている現代。特に今の10代は、「生き方のお手本」がなくなり、自身で考え行動しなければならない時代がやってきます。個人のキャリア観を促し、将来のイメージやビジョンを培わなければなりません。そこで、58歳で起業し自らキャリアを切り開いた出口治明氏を講師に迎え、キャリアデザインの重要性や考え方を提唱してもらいます。


スバラシイ!

岡野さんだけでなく、APU学長の出口さんとも縁のある僕としては参加せずにはおられない。「どうせ遊びに行くだけでしょ?」という批判の声などものともせずにw出かけたのだった。

以下、いくつかの写真とともにその模様をお伝えしましょう。

 

日田へは三隈川に沿って走る久大線で向かいました

 

JR日田駅。現在は拡張工事中でこんな感じ。僕が到着したのはイベント開演30分前でした💦

 

駅から徒歩5分のところにあるパトリア日田。とても立派なイベント会場です。たくさんの高校生が並んでいました

 

ホールの中はすでに数百人の高校生たちでギッシリと埋め尽くされていました。

 

そしていよいよ開会宣言!

 

このイベントの趣旨説明を実行委員の高校一年生女子が行います。

 

第一部の講演はAPU学長の出口さん。数字&ファクト&ロジックで構成された実に分かりやすい未来のお話でした

 

そして第二部は、高校生と出口さんや日田市長とのパネルディスカッション

 

二階席の生徒からも質問や意見が飛び出していました

 

ディスカッションのテーマは「人生で成功する方法」。高校生じゃなくても知りたいですよね(^^;

 

いやー、面白かったし楽しかった。僕のようなオジサンが聞いてもためになることだらけだった。「女心がわかりません」は分からずじまいだったがw。

このイベント、全国すべての市町村に広がっていかないものか。そこに住む高校生はもちろんのこと、地元の方々に自信と元気と勇気を持ってもらえるイベントになるに違いない。岡野さんぜひチャレンジしましょう!

ディスカッションの途中で飛び出した出口さんの言葉がとても印象に残っている。

「悔いなし、貯金なし」

出口さんのモットーらしいのだ。

僕もあと何十年(何年?)生きるかわからないが、悔いのない人生を送りたいものだ。それは高校生だろうと大学生だろうと大人でもおんなじだ。

悔いのない人生。振り返れば幸せだったと言える人生。貯金なんて残す必要はない。ただ、足跡だけは残しておきたいものだ。

では、悔いのない人生を送りそうな、萬平さんと福子を観てから行ってきます!