ドラッカーの経営学は人間を幸せにする
2020年1月14日 (火曜日)
つい先ほどまで本を読んでいました。
この本です。
著者の國貞克則さん(國さん)から、この本が出版されたばかりの昨年の10月にプレゼントされていたのですが、余裕ができたら読もうと思っていて、ずっと本棚に飾ったままでした。
が、こんど國さんと飲む約束があって「あ、やばい、読まなきゃ!」ということで昨日から慌てて読みだしたという、失礼野郎の僕です。
そして、つい先ほど読了しました。
この本は、ドラッカーの神髄を、國さんが渾身の力と想いを込めて書いた本です。特に最終章の最終コラム「ドラッカー先生との出会いに感謝」にはその想いが溢れています。
そのコラムのごく一部だけ引用してご紹介しましょう。
「組織の存在意義である正統性も上司と部下の関係性も信頼によって成り立つ。その信頼のベースになるのは、自らの真摯さであり、他者への敬意の念であります。自分も含めてすべての人間が、不完全ではありながらそれぞれの個性を持ってこの世に生を受けている。その人間の尊厳や人間が本来的に持つ価値に対する敬意の念が、この世を生きていく上でのベースになることを知らされました」
そして、國さんが特に感銘を受けたドラッカー著作の一節をこの最終章で紹介したうえで次のように述べています。
「つまり、組織の目的は、一人ひとりの強みを活かして社会に貢献させ、そのことを通して従業員が自己実現を果たし、自分の存在意義を感じさせることだと言うのです。言葉を換えれば、一人ひとりの人間を仕事を通して幸せにすることができなければマネジメントの存在意義はないと言っているのです。」
くー、深いですね!
國さんは10年近く前にもドラッカー本を著しています。究極のドラッカーという本です(2011年、角川oneテーマ21)。
この本は、パフの週一の早朝全体朝礼で、社員皆で輪読していました(このころパフでは毎週月曜日、早く出社して気合い入れの朝礼をやってました。いまならブラックと言われそうですねw)。
無理やり読ませていたので、どこまで社員の頭と心に残ったかは分かりませんが、もういちど上記の國さんのドラッカー本の2冊は、社員たちに(とくにこれからマネージャー職を担っていく者たちには)読んでもらわねばと思いました。
時間が無くなってしまったので、この本の感想はまたいずれ書いてみましょう。國さんと飲んだ後にしようかな(^^♪
では、大急ぎで真摯さをもって朝食を食べた後、行ってきます!