パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨日からパフのインターンシップ第二陣(9月の部)が始まった。

当初12名に合格通知を出したのだが、実際に出社してきたのは10名ジャスト(2名は消息不明?)。

この10名が3つのチームに分かれ、職サークル協賛企業3社に、それぞれ『採用コンサルタント』として訪問。その会社の採用担当者から採用の状況を細かくヒアリングし、採用課題を発見し、最終日(4日目)にはその課題を解決するための提案(プレゼン)を行なう。

今回は僕も1チームを担当している。昨日は、音羽にある協賛企業K社に3名のインターン生を引率し「同行営業」した。

引率はするものの、僕は商談(ヒアリング)の場では一切口を挟まないルール。助け船も出さない。インターン生が最初から最後まで、すべてを切り盛りする。

これが、なかなかスリルがあっていい(笑)。

本日も再度K社に訪問し、昨日聞いた課題を整理し、解決に向けての仮説を組み立てたうえで二度目のヒアリングを行なう。彼らが昨日のヒアリング内容をどのように理解し、何を課題としてとらえているか、本日明らかになるのだ。

自分たちで言うのもなんだが、このパフのインターンシッププログラムはなかなかイケてる。

我々は彼らに本物の仕事をさせているし、責任も与えている。たぶん採用コンサルタントという仕事の難しさと大変さと面白さ、そしてパフという会社の姿勢や考え方なんかも実感してくれているのではないかな。

インターン生のひとりが、先日まで某メガバンクのインターンシップに参加していたのだが、インターンとは名ばかりで何の就業体験もできなかったという。

「パフのインターンシップとは雲泥の違いですよ。あれじゃ単なる会社説明会ですよ。自分が果たして銀行業務に向いているかどうかも全然分かりませんでした」と言っていたが、まあそれが(銀行に限らず)多くの企業でのインターンシップの実態と限界ではないかと思う。

 

そう、ところで銀行の話。

パフは(僕の個人的好き嫌いも影響して)創業以来、銀行(とくにメガバンク)に対して真面目に営業(提案)活動をしたことがない。

一回、取引銀行の支店長に採用の責任者を紹介してもらったことがあるのだが、採用に対する考え方があまりにも違いすぎて付き合うことが出来なかった。

でも、1社だけ深くお付き合いしている銀行がある。メガバンクではないのだが、ある分野で大きな特徴と優位性をもった銀行だ。もう10年のお付き合いである。

10年前に採用の担当だった課長は、いまでは偉くなり(!)、人事総務部門を統括する部長になっている。

この部長、いまは採用の実務に絡んでくることは殆どないのだが、昨日、久々に採用担当者の方と一緒に、茅場町のパフに訪問してくれた。

昨夜は、この部長と、採用担当の方と、代々この銀行を担当してきたパフの担当者たちと、茅場町の焼き鳥屋の座敷で一献傾けた。

以下は、その写真(もちろん「釘さん日記」への掲載は、部長にOKもらってます^^)。

Iwasa
※中央に陣取っているのが部長と僕。なんだか楽しそうだな(笑)。

部長は僕とほぼ同年代。終盤は、高倉健を話題にしながら盛り上がった。「健さんを人生の師匠として生きていきたいですよね」と語り合ったのだった。

 

さて、本日はインターン対応以外にもいろいろとある。今週の山場かな。

早朝は経営会議なので、梅ちゃんは残念ながらお休み(夜の再放送か録画をみる)。

では朝食をとってから行って来ます!

社内接待

2012年9月11日 (火曜日)

昔、コンピュータ関係の大きな会社にいたころは、よく「社内接待」というのをやっていた。僕は幸運なことに、接待するほうではなく、されることのほうが多かった。

出張で地方の支店の営業サポートによく出かけていたのだが、夜は必ずご当地の美味しい店で接待を受けていた。同じ会社の人間とはいえ初対面であることがほとんどで、この接待がきっかけでコミュニケーションが円滑になり、仕事がうまく運ぶことが多かった。バブルの時代だったので、社内接待とはいえ、かなり豪勢だった。

パフのような小さな会社では社内接待なんかする必要はないのだが、昨夜は珍しく、とある仕事での功労者を社内接待した(というか、地元月島の焼肉を奢ってあげただけなんだけど、笑)。

マジドラのタシロに、日ごろの仕事とは全然関係ないことを休日を利用してやってもらったのだ。具体的に言うと、漫画家としての仕事を頼んだのだ(なんのことだか分からないと思うけど、それはまた今度)。

なかなか美味しい焼肉だったな。きっとこれで、もう一回くらい奴は無茶を聞いてくれるだろう^^。

さて、本日から4日間はインターン生の受け入れだ。今朝はその打ち合わせで朝8時に呼び出されている。梅ちゃんが始まる前に出かけなければ。

では、そろそろ行って来ます!

インターン受け入れの8月の部が終わったばかりだと思っていたら、明日からまた9月の部が始まる。

また心を鬼にして「ダメ出し」しなければならないのかな(苦笑)。

このインターンも含めて、今週は面白い人たちとの接点がいろいろとある。

昼の会食も含めると、色とりどりの(?)顔ぶれだ。

 

ところで、ランニングの報告だが、昨日は月島から皇居まで往復してきた。

往復約14km。最初はゆったり走っていたのだが、皇居の周りを走り始めたくらいからペースアップした。

目の前を(メキシコオリンピック銀メダリストの)君原健二さんとそっくりの初老のランナーが走っていたのだ。

まさかご本人ではないと思うのだが、首を傾げて走る姿がそっくり。しかも年齢の割に速いのだ(たぶん5:30/kmくらい)。

僕はそれまで6:30/kmのペースで走っていたのだが、この「君原健二」について行こうと決めて必死に走った。

結果、皇居一周は、今までの僕とは思えないすごいペースで走ることが出来た。

おかげで全体の平均ペースも、5:58/km。夏のこの時期のタイムとしては上出来だ。

でもやっぱりちょっと無理し過ぎたみたい。

よって、今朝のランはお休み。代わりに早朝シャワー&読書に切り替えた。

これはこれで気持ちいい。

ではそんなわけで、梅ちゃんもゆっくり見てから、行って来ます!

昨日は、(起業直後から社長にお世話になっている)ワオ・コーポレーションさんのご招待で、午後は丸まるセミナーを受講させていただいた。

第一部は、杉並区立和田中学校の元校長先生として有名な藤原和博さんの講演。

実は藤原さんとは知らぬ仲ではない。

藤原さんは元々リクルートの社員。凄腕営業マンとしても新規事業開発者としても「さだまさし」のソックリさんとしても(!)有名な人。僕がパフを設立したばかりのころ、事業のアドバイスをもらいに行ったことがある(そのとき藤原さんはリクルートのフェローで、比較的自由な立場だった)。

そのころ僕はすでに「職サークル」のコンセプトを温めていたのだが、藤原さんは「いいねー、志があるねー」とべた褒めしてくださり、「もうリクルートなんか、ぶっ潰してくださいよ」と真顔で言ってくださったり(笑)。

それから2年ほどのち、キャリアソリューショニストのポンちゃん(本田勝裕さん)やジョブウェブの佐藤孝治さんやドット・ジェイピーの佐藤大吾さんたちとの飲み会が銀座で行なわれていたとき、藤原さんもひょっこり現れて、ああだこうだ皆で議論したこともあった。もう12年以上も前のことだ。

藤原さんとお会いしたのは、このとき以来。あいかわらず、さだまさしと瓜二つだった(笑)。

藤原さんの講演を直接お聞きするのは初めてだったが、いやー、感服。こんな講演聴いたことがない。90分間の講演時間があっという間に過ぎた。もっともっと聴いてみたいと思える講演だったのだ。

藤原さんは、この形式で和田中の「よのなか科」の授業を行なっていたらしい。日本の義務教育の常識を根底からひっくり返したもの。イノベータを生みだすには、こういう教育が必要なんだということを、この90分間の授業で思い知った。

※第二部の講演も素晴らしかったのだが、日記執筆時間の関係で割愛します。ゴメンナサイ!

 

そして夜8時過ぎ。4年前(2008年)の夏に、約1ヶ月間、パフでインターンをやっていたモリヤマという男が茅場町までやってきた。

台湾で仕事をしていたが、先ごろ家業を継ぐために日本に戻ってきた。現在、父親のもとで経営者になるための修行の毎日を過ごしているという。

昔から甘え上手な奴で、パフのインターンを終えてからも、大学を卒業してからも、台湾に渡ってからも、半年に1回くらいは僕の前に現れて、飯をおごられて帰って行く。僕はそのたびにモリヤマの相談事を聞いては、あれこれオヤジ臭い説教をするのだが、奴はそれを不思議なくらい、ありがたがってくれる。まあ憎めない奴なのだ。

昨夜も例によって2時間くらい説教してしまったのだった(苦笑)。

ということで昨日は、昼は先生の「授業」を受け、夜は教え子を「説教」。あ、早朝は、学生たちへの「うまれよ塾」もやったんだった。

先生をやったり、生徒をやったり、オヤジをやったり、目まぐるしく自分の立場が変化した1日だったのだ。

 

ところで本日は、面白い出会いの演出と創出がある。いい関係とビジネスが生まれるといいのだが。

では、いつもどおり梅ちゃんをみてから行って来ます!

 

先ほど早朝ランから戻った。

今朝はまた真夏に戻ったような気候だ。朝なのに蒸し暑い。

でも比較的快適に走れたな。いい感じだ。

ところで、本日はこれからすぐ出かけなければならない。

なんと「早朝うまれよ塾」なのだ。

場所は東京駅に隣接するサピアタワー。

関西の某大学の東京オフィスがあるのだが、そこに約50名の学生が集まってくる。

彼らは昨夜、バス2台を貸し切って関西を出発しているのだ。

そろそろ東京に着いてシャワーを浴びているころかな?

ではでは、僕もそろそろシャワーを浴びて行って来ます!

健さん、かっこいい

2012年9月5日 (水曜日)

いま公開されている映画「あなたへ」が、モントリオール映画祭で、特別賞を受賞したという。ご存じ、高倉健が6年間の沈黙を破って主演した映画である。

高倉健といえば、僕らより上の世代の方々にとっては、東映の任侠映画(網走番外地とか)のイメージが強いのではないかと思う。僕は任侠映画はテレビでしか観たことがないが、このころの健さんは、確かにカッコよかった。

でも僕にとっての健さんは、なんといっても1978年に公開された映画「野生の証明」である。健さんは、自衛隊特殊部隊の有能な隊員役として主演していた。薬師丸ひろ子のデビュー作で、彼女の(義理の)お父さん役を演じていた。僕はこのとき高校3年生だったのだが、健さんがカッコイイのと薬師丸ひろ子が可愛いのとで大ファンになり、3回も観に行ったことを覚えている。

それから、(実際の公開は「野性の証明」の前年の1977年だった)「幸せの黄色いハンカチ」、1980年の「遥かなる山の呼び声」、1981年の「駅STATION」。いずれも僕が大学生のころの映画だ(「幸せの…」は、浪人時代に高田馬場の名画座で観たんだけど)。

最近では、1999年に公開された「鉄道員(ぽっぽや)」を観たのが最後だった。

いずれの映画でも、共通して僕が痺れたのは、健さんの「男らしさ」である。

寡黙でぶっきらぼうなんだけど、男の優しさと、寂しさと、厳しさが滲みでている。あの存在感の大きさ。そして、自分のことよりも周りのことや相手のことを真っ先に考える男らしさ。まさに僕があこがれる「日本の男像」である。自分の権利ばかりを主張する連中には、健さんの爪の垢を煎じて飲ませたい。

でも最近、まったく健さんを映画で観ることがなくなってしまっていた。マスコミの前にも一切姿を現さなくなっていた。

高齢(81歳)であることから、もう映画に出ることができなくなったのだろうか…と、心配していた。

そんな矢先の、今回の映画「あなたへ」。

僕は公開直後に観に行った。ストーリーそのものは凝ったものではないのだが、健さんのカッコよさは、昔のままだった。とても81歳とは思えない。実際、映画のなかでは65歳前後の役だったが、ぜんぜん不自然ではなかった。

そんな健さんの映画が、モントリオール映画祭で評価された。嬉しいじゃないか。

健さんは私生活でも、とても礼儀正しい方らしい。これだけの大物映画スターでありながら、撮影初日には自分からスタッフの方々のところに出向き「よろしくお願いします」と挨拶に回るらしい。とても謙虚な性格で、筋を大切にする人らしいのだ。

健さんは今回の映画祭の受賞で、鳴りやまぬ場内の拍手に対して、手を合わせて応え、涙を流したらしい。

高倉健、81歳。人生の大先輩であるが、僕ももし長生きするなら、健さんのような(役の上でも私生活でも)生き方を見習いたいものだ。

さて、本日は早朝会議。

朝ごはんを男らしく(?)食べてから行ってきます!

雨あがりといえば

2012年9月4日 (火曜日)

昨夜は10時過ぎから雨が降り始めた。かなり激しい雨だった。

「あすの朝もランニングは休みかなあ…」と思いながら寝たのだが、朝4時半に起きたら雨はすでにあがっていた。

ということで、久々に日の出前のランニング。

雨あがりの街というのは、気持ちがいいものだ。

雨あがりの街といえば思い出す唄が2つある。

ひとつめはこれだ。

 

1978年にリリースされた松山千春のデビュー2枚目のアルバム「こんな夜は」の1曲目に収録されていた。

千春がブレークする前の唄だ(さすがYoutube。ダメもとで検索したらみつかった)。

高校生のとき、雨あがりの大分市内をチャリンコでフラフラしながらよく口ずさんでいた。

 

ふたつめはこれだ。

 

RCサクセションの「雨あがりの夜空に」。1980年の曲だな。僕はすでに大学に入学していた。

サークルのコンパなどでよく歌ったものだ。

そういえば吉本のお笑いに「雨上がり決死隊」というコンビがいるが、その名の由来は、このRCサクセションの唄からとったらしいね。

「雨あがり」っていうのは、人に前向きな希望を与えるものかもしれない。「雨降って地固まる」とも言うし。

雨はいやだけど、雨が降るから、雨あがりがある。

イヤなことがあるから、イヤなことが終わったとき、あるいは克服できたときに、喜びがあるっていうもんだ。

 

さて、本日はインプットしなければならないことが大量にある。本を読むスピードが最近めっきり落ちてきた(老眼のせい?)のだが、がんばって集中して読もう。

夕方からは、常見陽平さんと久々に会う。直接会うのは丸1年ぶりくらいかな。楽しみである。

 

では、無事お母さんになった梅ちゃんを見てから、行って来ます!