入社式とキックオフミーティングだった日
2009年4月1日 (水曜日)
4月1日。本日、我がパフにも、3名の新人が入社した。
朝9時。入社式が執り行われた。
全社員が8Fのセミナールームに集合。辞令と名刺を授与したのち、僕のスピーチ。初々しい新人の表情がなかなかいい。
その後、社員たちからひとことずつメッセージ。備忘のため、皆のメッセージの内容を貼り付けておこう(社長室の杉平がメモをとっていてくれた。スゴイ)。
◆釘崎社長の祝辞
新聞によると今年の新社会人は全国で82万人(大卒+高卒)。
全体では82万分の3でも、パフにとっては貴重な一人ひとり。
社会人向けの「うまれよ」を贈ります。(カッコ内は学生向け)
「う」恨みつらみを言うな(嘘をつくな)
「ま」真正面から勝負しろ(負けるな)
「れ」練習しろ(礼儀正しく)
「よ」世の中に価値ある人材となれ(世のため人のため)
これが心に根付き、考えのよりどころになれば、
必ず将来、価値ある人材になれるはず。
目の前の仕事に、素直に真摯に愚直に取り組んでほしい。
◆社員からのメッセージ
伊藤/たくさん仕事をして、たくさん遊んで、たくさん失敗して、
たくさん成功をしてください。
長崎/一昨日「とくダネ」の佐々木アナが中野アナに交代、
司会者が厳しく接しているように見えるが、そこには愛がある!
厳しくしてくれる人は、大切にしてください。
田代/1日1つ、気づきや発見があれば1年で365個の武器を持つ。
1日1つ何か学び取る姿勢を忘れずに。
平原/厳しくも暖かく、愛を持って、あきらめずに最後まで一緒に
走る覚悟でいきます!
木村/1年前は大変だと思いますが、一緒に走っていきましょう。
吉田/3人それぞれの個性はあるが、謙虚さを大切に。
おりこうさんになりすぎずに、自分が何者かを意識して行動を。
吉川/ようこそ、地獄でもあり天国でもある、営業Gへ!
一歩外へ出たらパフの看板をしょっていると思って誇りを持つ
ことを忘れずに。ライバルは、顧客に出入りしている営業マン。
ベテランに勝つには志の高さと一生懸命さで勝負!
岩崎/やっと後輩ができてうれしい。自分の1年目を思い返すと、
目の前のことすらいっぱいいっぱいだった。
ひとつひとつ、できることと、やるべきことをみつめて下さい。
保坂/自分としてはSMGから営業Gへ送り出した気分。
SMG卒業おめでとう!
甘えがあったら許しません。やるべきことをやっていこう。
まずは真似ること。そのあとで自分らしく。期待しています。
平野/いい会社に入り、いい先輩に恵まれていると思います。
がんばってください。
丸山/数ある会社の中からパフを選んでくれてありがとうございます。
いつか振り返ったときにパフでよかったなと思えるように。
みんなでがんばっていきましょう。
高田/おめでとう。そしてありがとう。パフはいい会社だと思います。
すごく大変だけど、釘崎社長も我々も信用して安心して下さい。
杉平/前職では、新入社員を支店に送り出すのに不安があった経験あり。
でも、パフの社員全員本当に素晴らしい人ばかりなので何の心配
もしていない。入社、おめでとうございます。
◆新入社員からコメント
土田/真正面からぶつかって、ぶっとばされる覚悟でいきます!
今 /自分もしっかり物事にぶつかっていきたい。
学業との両立もしたい。
大野/まずは、負けないこと。それだけを意識していきたい。
今(コン)の、「学業との両立」というのは一体何だ? ま、いっか(笑)。
入社式は以上で終了。
午後からは、クオーターのキックオフミーティングが午後1時から午後6時半まで、まるまる5時間半行われた。
厳しい経済情勢は、パフにとっても無縁ではない。いや、無縁どころか、すごい勢いで重くのしかかってきている。
ともすれば重苦しくなりがちな会議なのだが、パフの社員は、(優秀なのか、ポジティブなのか、ただ単にノー天気なだけなのかわからないが)とても前向きだ。なんだかこの苦境をラクラク乗り切れそうな気がしてきた(笑)。
そして、夜7時。お待ちかねの新人歓迎懇親会。社員の出し物を中心に、げらげら笑いながら過ごした。
そしてなんと、おやじバンド(別名、権力バンド?)「MSP」の、Mことマングローブの今野社長と、Sこと就職エージェントの下薗社長も駆けつけてくれており、最後は、僕らMSPから、歌のプレゼントを行った。
水谷豊の『カリフォルニアコネクション』、コブクロの『ここにしか咲かない花』、おなじくコブクロの『轍-わだち-』。三曲連続で披露。新人のオオノは、感動のあまり大泣きしてくれた。
そして(無理やりの)アンコールでは、僕が、長渕剛の『逆流』をハーモニカ付きで熱唱した。なかなか気持ち良かった(笑)。
#今野社長、下薗社長、まいどまいどの出前公演、ありがとうございました!!
歓迎会がお開きになったのが夜10時。
以上で本日の公式な行事がすべて終了したのだが、新しい一歩を踏み出した若者たちと過ごした、とてもすがすがしい一日だった。
さあ、明日から今期最後のクオーターの、厳しく険しい戦いが始まる。全員の英知と元気を結集させて頑張ろう!!
新人たちへのメッセージを再掲載する日
2009年3月31日 (火曜日)
いまから2年前の4月1日。僕はこの「釘さん日記」に、次のようなメッセージを書いた。以下、転載する。
———-
4月1日。新入学、新学期、新年度。学生も社会人も、多くの若い人たちが、
昨日までとは違う「新しい道」を歩き始める日だ。
新入社員はもちろん、迎え入れる旧人たちも含めて、皆が新しい気持ちで新
しい一歩を踏み出す。
いま就職活動を行っている学生の皆さんも、まだまだ就職は先だという皆さ
んも、あるいは将来の就職に向けて浪人をしている皆さんも、いつかは社会
人としての新しい道を歩く日が来る。
みんな様々な悩みを経て、ひとつの選択を行い、最初の一歩を踏む。
納得のいく選択をした人も多いだろうが、ひょっとしたら「不本意な選択」
をしたと思っている人もいるかもしれない。あるいは、「この選択で本当に
よかったのだろうか?」と不安に思っている人もいるかもしれない。
さらに、歩き始めてしばらくして、「あれ?こんなはずじゃなかったのに…
…」とか、「やっぱり自分の選択は間違っていた」なんて思ってしまう人も
いるかもしれない。
しかし僕は、それは絶対に違う、と思う。
悩んでいる若い人たちに向けて、よく言うことがある。
「自分の選んだ道を正解にするのも、間違いにするのも、その後の自分の行
動次第だ。選択した段階では、正解も間違いもない。自分が自分の力で、自
分の選択を正解にしていくんだ」
これから新しい道を歩こうとしている若者たち。新しい道を選択しようとし
ている若者たち。みんな、自分の選んだ道を信じて、胸を張って正々堂々と、
歩き始めてほしい。
そして、3年後でも10年後でも20年後でも構わない。「あのとき自分の
選んだ道。歩き始めた道は大正解だったなぁ…」と誇らしげに語ってもらい
たい。
———-
われながら、名文である(と、自画自賛ですみません)。
実はこんなメッセージを残していたなんて自分でもすっかり忘れていたのだが、本日ナガサキが、この僕のメッセージを学生向けSNSに転載(無断転載!)してくれていたおかげで思い出した。
こりゃあ、もっと多くの人たちに見てもらわなきゃ!と思って、無断転載の転載(?)を行ったというわけだ(苦笑)。
ところで、パフにも明日、3名の新人が入社してくる。
あいつら、この「釘さん日記」をちゃんと読んでるのかな?
おい、オオノ、ツチダ、コン!
お前ら、これ読んだら、コメントに感想を残しとくんだぞ。
きょうも面接、あすも面接の日
2009年3月30日 (月曜日)
パフ自身の社長面接のピークだ。今週、来週にかけて、多くの学生と1対1で向き合う。
パフの選考では、社長面接=最終面接ではない。
社長面接を通過したら、インターン(就業体験)を数日行ってもらう。このインターンを通じて厳しい現実を実感してもらい、「本当にやっていけるのかどうか」を本人に判断してもらう。やっていけないと思う場合は、そこで辞退してもらう。
そしてその後、生存者(?)が採用予定人数(2名)を上回っていた場合には、ホントの最終面接を行う。
つまり、社長面接を通過しても、まだまだ道のりは長いのだ。
そんなパフの社長面接。
僕のポリシーとして、できる限り、その場で合否を決定し、その理由をフィードバックし、そして(否の場合は特に)本人の今後の就職活動に向けてのアドバイスを行うことにしている。
その場で結果を通知されることは、本人にとって、ある意味辛いことだと思う。僕も辛い。
でも、「今回は御縁がありませんでした。今後の健闘をお祈りしています」という文書を後日送ることのほうが、もっと辛いし、本人にとっても納得のいかないことだろう。
表面的な言葉だけではなく、「なぜ?」を、できる限りの思いをもって、その場でキチンと伝えていきたい。
きょうの面接でも、会った学生の結果は、残念ながら全員「否」ではあったのだが、みんな愛すべき人材だった。採用できないことがとても残念だ。
でも、これっきりで終わるわけではない。彼ら彼女らには、パフとの出会いを、これからの長い人生の糧にしてもらいたいと思うし、社会人となった後でも、生き生きとした笑顔で、再会できたらと思う。
小事を捨て、大事を守った兼続に共感した日
2009年3月29日 (日曜日)
きょうは日曜日だったが、丸一日会社で会議だった。
G長の3名と僕との4名での会議。
解を導き出すことの難しさを実感した、まるまる8時間連続の会議だった。
結局、これはという決定的な策を出すことができず、不完全燃焼の状態で会議を打ち切り帰宅。
夕食後、ぼうっとしながら大河ドラマの『天地人』を観た。
窮地に追い込まれ万策尽きた絶望の淵で、直江兼続が考えた奇策。それは、積年の宿敵である武田軍と和議を結ぶという捨て身の策だった。 「越後を守ることが何より大事」との思いでたどりついた奇策。兼続は、古くからの重臣たちの猛反対にあいながらも、わずか3名で3万の軍勢の真っただ中に乗り込んだ。交渉に応じた武田軍の重臣・高坂弾正は、兼続の命をも顧みない“小事を捨て大事を守り抜こうとした勇気ある姿勢”に共感。和議に応じる。
はっとした。
小事を捨て去る勇気と、大事を守り抜く強い意志。混迷の時代の経営には、愛を信じ義を貫き通した直江兼続の思想と行動に、見習うべき点がたくさんある。
ハーモニカを買った日
2009年3月28日 (土曜日)
午後、金沢から戻ってきた。
金沢も寒かったが東京も結構寒い。せっかく咲いた桜の花も、まだ満開までには時間がかかりそうだな。
空港からいったん自宅に戻ったのだが、その後すぐに銀座の山野楽器に出かけた。
目的は、楽譜とハーモニカ。
MSPの練習が来週から本格的に始まる。皆で集まって練習する前に、少しは独習もやっておかないとね。
一曲は、ハーモニカを吹きながらギターを弾こうと思っている。最近僕は、ハーモニカのことを気に入っている。
CとGとEのキーのハーモニカは持っているのだが、Dの高さも欲しくなった。
で、本日買いに行ったというわけだ。
帰宅して早速弾いて(吹いて)みた。うむ。なかなか良い音色である。
小沢昭一だったかな。昔、「ハーモニカが欲しかったんだよ」という歌を唄っていた。
僕が物心ついて初めて手にした楽器も、やっぱりハーモニカだった。
とっても手軽で馴染みがあり、しかも郷愁をそそられる楽器だ。
ちょっと真面目に練習してみようかなと思う。
冬に戻った北陸の日
2009年3月27日 (金曜日)
きょうは朝から金沢(小松空港)に飛行機で向かった。
日本は冬型の気圧配置。東京は晴れていたのだが、小松空港は雪混じりの雨模様。
外に出たら、超寒い!!
日中の仕事を終え、夕方は、地元の同業者、人材情報センター(JJC)さんに訪問。いつもなら、社長の夏至さんと酒を飲みながらの議論を交わすのだが、本日は社員の皆さんとの情報交換。
夏至さんは急な用事で大阪→東京に出張となってしまい不在だったのだ。
主(あるじ)が留守にしている隙に上がり込むのも面白いものである。社員の方々から遠慮のない、いろんなお話を伺うことができた。
オフィスを離れて向かった、おでんやさんが、また良かった。
旨くて安いおでんや金沢名物の治部煮を酒の肴にして、とっても有意義な話ができた(まじめな話ですよ)。
JJCの皆さん、お付き合い、ありがとうございました!
それにしても寒い!!
こりゃ、冬に逆戻りだな。
びっしり、ぎっしり、腹ぺこだった日
2009年3月26日 (木曜日)
きょうほど時間に追われた日はなかった。
午前中は、面接(1)、来客対応、ミーティングが隙間なく行われた。
ミーティング後は、昼休みを利用して決裁書類のチェック。返事を要するメールへの返信。電話での打ち合わせ。
それが終わるとすでに時計は12時50分。午後の面接まであと10分。朝食抜きで腹ぺこだったため近所の立ち食い蕎麦屋さんに飛び込み、かき揚げ蕎麦を速攻で食べる。
すぐ会社に戻り、面接(2)、面接(3)、面接(4)を立て続けに1時間×3回実施。
その直後、ヒラハラのお客様へのご挨拶兼打ち合わせのため溜池山王方面に外出。
会社に戻れたのが18時5分。18時から外部のコンサルタントの方との打ち合わせだったのだが、遅刻してしまった!
そこからコンサルタントとの打ち合わせが約2時間。その後、グループ長たちも打ち合わせに合流し、そこからさらに2時間半。時計はすでに22時半だった。
そこから午前零時まで、きょう一日返信できていなかったメール対応や、手続き書類の作成などなど。
考えてみたら、きょう一日でお腹に入れたのは3分間で流し込んだ“かき揚げ蕎麦”のみ。夕方くらいから、ずーっと腹ぺこ状態だった。
空腹に耐えきれず、帰宅途中に吉野家へ。でも、あえて牛丼は食べずに、軽めの鮭定食を食べる。
ってな感じで、一寸の隙間もなく過ぎた一日。
心残りは、時間がない中、メールをお送りした方々(約10名)への文面が、かなりあっさり(事務的な内容のみ)になってしまったこと。いつもは洒落や冗談や感謝の一言を書くようにしているのだが、さすがにそこまでは余裕がなかった。
僕から(冷ための)メールを受け取ったみなさん、ゴメンナサイ
さて。明日は、冬に逆戻りしている北陸への出張だ(雪が降ってるのかな?)
夜は地元の同業者の方々との情報交換会。地元の酒を飲みながら、多少はゆっくりできるかなぁ……。