たくさん歩きすぎて疲労した日
2009年10月23日 (金曜日)
帰宅後、アルコールが入っていたのと一週間の疲れが溜まっていたためか、すぐに意識を失ってしまった。
考えてみたら、きょうはずいぶんとたくさん歩いた。
15分以上の徒歩だけをピックアップして、書き出してみよう。
1)自宅(月島)~住吉神社(佃島)~会社(築地)・・・40分
2)学芸大~お客様A社(目黒本町)~学芸大・・・30分
3)お客様B社(晴海)~会社(築地)・・・30分
4)お客様C社(新橋)~自宅(月島)・・・40分
なんと!! 合計140分=2時間20分になってしまった。
そうかあ。きょうはこんなに歩いたんだ。ちょっとした遠足だ、これは。
お金がなくて、バス代や電車賃をケチったわけではない。道路が混んでいたり、歩いても所要時間が変わらなかったので、歩いちゃえ!と思って歩いたのだ。
最後の新橋から自宅までの40分は、途中タクシーに乗りたい衝動に駆られたのだが、なぜか意地になって歩いてしまった。お酒もそれほどたくさん飲んでいたわけではないのだが、歩いている間に酔いが回ったのかもしれない。それで帰宅後“バタンキュー”だったのだろう。
・・・明日は休日。カラダも肝臓もゆっくり休めることにしよう。
そういえば、観たいDVD、映画、録画してあるテレビドラマ、読みたい本。たくさん溜まっている。いっきに観(読み)まくるとするかな。逆に疲れちゃったりして・・・。
渋谷の街に異空間を発見した日
2009年10月22日 (木曜日)
朝イチバンで渋谷に向かった。10月29日に開催する人事担当者向けセミナー『破壊と創造の第2回採用会議』の打ち合わせを行うためだ。
打ち合わせのお相手は、この「釘さん日記」ではおなじみの常見陽平さん。今年、就職関係の書籍(すべてマニュアル本ではない)を5冊も出したエネルギッシュな就職ジャーナリストだ。
そしてもうひとり。『ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)』の著者として有名な、中川淳一郎さんである。
場所はJR渋谷駅から徒歩10分足らずのところにある喫茶店。その名も『論』というところ。
中川さんが指定してくれた店だったのだが、「議論しましょう!」という意味合いなのか?・・・と思ったら、単に安くて、空いていて、事務所から近いから、という理由だった(笑)。
常見さんと中川さんとの打ち合わせは、まことにエキサイティング。Web採用に関する鋭い考察と突っ込みが、60分間、ドバーっと連射砲のように飛び出した。
それにしてもレトロな喫茶店だった。
そして、この喫茶店以上にレトロだったのが、周辺に広がる居酒屋群。
昭和30年代に迷い込んだような一画なのだ。しかもしかも、すべてに「山形」の冠が!
以下、「山形飲食店」のオンパレードをご紹介しよう。
思わず、 「これは“山形飲食財閥”だ!!」と叫んでしまった。いやー壮観だ。
こんど時間があるときに、ぜひ一軒一軒訪問して、レトロな店の中を確認してみたいものだ。
躾(しつけ)が大事だと思った日
2009年10月21日 (水曜日)
日中は明治学院大学でのイベント「職学校」。本日もダブルヘッダー開催だった。全10回中、本日で7回が終了した。残り3回は、どうにかこうにか気力で乗り切れそうだ。
それにしても本日の職学校は凄かった。何が凄かったかというと人数が凄かったのだ。350人の教室に450名ほどの学生が集まったものだから、席が足りない。資料が足りない。スタッフは大慌てである。大勢が詰めかけてくれて嬉しい誤算ではあったのだが、立ち見の学生諸君には申し訳なかった。
しかしながら、これだけ超満員だと熱気がある。もうムンムンである。ご登場いただいた企業の皆さんのトークも、いつにも増して熱かったように思う。
職学校終了後、すぐに神楽坂に向かった。
以前(9月中ごろ)の日記で、熱い人事担当者からもらったメールを転載したのだが、ご記憶にあるだろうか。
9月15日 (火)【サムライ魂をもった人事マンから熱いコメントをもらった日】がそれである。
今夜は、この熱い人事マン(イトケンさんと呼ぶことにしましょう)にお招きに預かり、一献交えさせてもらった。
飯田橋の駅を降り、神楽坂を上りきったところにある粋な店だった。案内された部屋は小さな個室で、密談をするには相応しい雰囲気だった(笑)。
イトケンさんは部下の方を2名連れてきてくださっていた。パフ側もイトケンさんの会社の営業を丸7年間担当しているヨシカワが招かれていた。
いろんな話が飛び出した。採用論。教育論。若者論。天下国家論。アニメ論。遊び論。昔話。
なかでも盛り上がったのが教育論。いまの若者には基本的かつ徹底的な躾(しつけ)が必要だという意見で一致した。
我々の世代は、小さい頃からの遊びや、地域、学校教育のなかで、無意識に周囲との付き合い方を学んできた。道端ですれ違う先輩には大きな声であいさつをしないと殴られたりするような理不尽な経験も積んできた。自分で遊び道具をつくったり加工したりした。(貧乏だった子どもたちは)一等賞になりたい、偉くなりたい、お金持ちになりたい、といった上昇志向も生まれていった。
しかし時代が変わり、子どもの遊び方が変わり、親が子を大事にしすぎるようになり、教師が軟弱になり、社会に出るために必要な、「周囲と上手に付き合う」「競争社会を力強く生きていく」ということが苦手な子どもたちが増えてしまったような気がする。
子どもたちがいけないのではなく、そういう世の中にしてしまった大人たちの責任である。
とはいえ、僕らがすぐに、学校教育や家庭教育を変えることはできない。子どもたちから(子どもたちから社会性を奪ってしまった原因のひとつである)ゲームや携帯を取り上げることもできない。
であれば、我々は、若者が社会に出ようとしているタイミングに立ち会っているわけなのだから、そこで集中的に、「周囲と上手に付き合うため」「競争社会を力強く生きていくため」に必要な躾(しつけ)をするのが良いのではないだろうか、という話になったのである。
とまあ、こんな話を終電間際までしていたわけだ。
強い日本を取り戻すためには、若者の教育が必要であり、基本的な躾(しつけ)が必要なのだという思いを確認した夜だった。
イトケンさん、今夜はどうもありがとうございました!!
民間&大学&政治の日
2009年10月20日 (火曜日)
午後から、丸の内の某総合商社にて人事部門向け勉強会に参加。グループ企業含めて50社以上の人事部長や人事担当役員が参加する大規模な勉強会だ。13時半~17時半までの4時間のプログラムだった。
この勉強会の講師を務めたのは、パフのイトー。これだけ大人数の重鎮たちを前にしてビビりはしないだろうかと心配(期待?)していたが、まったくの杞憂だった。
身内を褒めるのもヘンな話だが、なかなかどうして立派な講演だった。
この講演では、某大学のキャリアセンターの職員の方にもご登場いただき、学生の実態についてもいろいろとお聞かせいただいた。
自画自賛で恐縮だが、たぶんご参加いただいた多数のグループ企業の人事の皆さんにお役立ちできたのではないかと思う。
勉強会終了後、ご協力いただいたキャリアセンターの方と、僕とイトーとで情報交換会という名の慰労会。このキャリアセンターの方とは、かれこれ、もう14年のお付き合いになる。気心の知れた間柄なのだ。何でも話せるし、何でも聞ける。とても有意義な情報交換会だった。
午後8時。情報交換会を中座させてもらい、僕はひとりで六本木に向かった。きょうはもう一つ、大事な情報交換会が行われていたのだ。
お相手は、某省の某大臣政務官。政権交代後、まさにめまぐるしい毎日を過ごしておられる。そんな中、我々(誰かということは内緒にしときましょう)のために時間をつくってくださった。感謝である。
新聞やニュースでは聞くことのできないナマの情報をたくさん仕入れることが出来た。面白かったのは、それまでは“シカト”していた大企業の経営者たちが、政権交代したとたん、この大臣政務官のもとに「ご挨拶」に来るようになったという話。大企業のトップといえども、政権には弱いということか。滑稽でもあり愉快でもある。
僕らは政権交代前から、この大臣政務官(もちろんそのときは野党の議員)を存じ上げているのだが、政権交代があろうがなかろうが、そんなの関係なしに、ザックバランなお付き合いをさせてもらっていることが嬉しい。
ということで本日は、日本を代表する民間企業の方々、大学の方、政治家の方との有意義な交流の一日だったわけである。いやあ、楽しかったな。
時間とカラダは有限なりと実感した日
2009年10月19日 (月曜日)
最近、読みたいと思って買った本がたくさんある。しかし、買うペースのほうが読むペースを大幅に上回っており、なかなか追いつかない。
一方で、観たいと思って録画したテレビ番組もたくさんある。こちらもやはり観るのが追い付かず、HDDの容量の限界もあり、ついぞ一度も再生されることなく消去の憂き目にあった番組もたくさんある。
観に行きたい映画もたくさんある。「そのうち行こう」と思っていたら、上映期間を過ぎてしまった映画もある。
たまには飲みに行って旧交を温めたい仲間もたくさんいる。でも、なかなかタイミングが合わずにいる。どうしても仕事関係の付き合いが優先される。
・・・・・最近、このようなジレンマをよく感じるのである。
時間とカラダは有限。寝なくて済むものなら寝る時間を読書に充てたい。カラダがふたつあるのなら、ひとつはあっちの飲み会、もうひとつはこっちの飲み会に出席できる。
僕程度の人間でもこのように感じるわけなのだから、激務をこなす政治家や官僚は、いったいどうやって日々の仕事をマネジメントしているのだろうか。
僕も、まだまだ精進が必要なのだ。
4時間ぶっ続けでフォークソングだった日
2009年10月18日 (日曜日)
いつもと同じように願掛けウォーキングで一日が始まった。
午前中は、読まねばならぬ本を読む。あっという間に昼になった。
昼食後の午後一時。僕はテレビの前に鎮座した。録画の準備も済ませた。
南こうせつが先日(9月20日)、静岡県のつま恋で開催した『サマーピクニックフォーエバー』という野外コンサートの模様を、NHKBS2が放送したのだ。
午後一時から午後五時までの丸4時間。テレビの前を動かずに、見入っていた。
このコンサートは、南こうせつが自分の60歳の還暦を記念して企画したらしい。
こうせつは僕より11歳年上。僕の出身高校(大分舞鶴高校)の先輩でもある。ちなみに伊勢正三も大分舞鶴高校出身で、南こうせつの二学年下になる。
今回のコンサートでは、この伊勢正三をはじめとして、すごいミュージシャンたちが勢ぞろいした。
イルカ、尾崎亜美、小田和正、坂崎幸之助、杉田二郎、夏川りみ、BEGIN、松山千春、ムッシュかまやつ、森山良子、山本潤子といった面々である。
もっともゾクゾクしたのは、昨日訃報が流れたばかりの加藤和彦氏が特別ゲストとして迎えられ、加藤和彦作曲、北山修作詞の名曲である『あの素晴しい愛をもう一度』を、出場者全員で合唱していたことである。加藤和彦氏をステージの中心に置き、大物ミュージシャンたちが楽しく歌っているシーンは圧巻だった。加藤和彦氏の死がますます悔やまれた。
松山千春のMCも最高だった。千春、こうせつ、正やん(伊勢正三)で歌った『22歳の別れ』。千春がこの曲を歌うなんて、びっくりだった。
それにしても、南こうせつは凄い。60歳とは思えない若さだ。70年代のころの甲高い歌声そのままで、まったく衰えを感じさせない。それとやっぱり人柄だな。これだけの大物たちをゲストとして引っ張ってこれたのは、こうせつの人柄あってのことだろう。
午後一時から午後五時まで。とても充実した4時間を過ごさせてもらった。NHKさん、ありがとう!!
学生からの手紙に感動した日
2009年10月16日 (金曜日)
朝、会社に行くと、机の上に回覧のファイルが置かれていた。
中には、手書きの手紙が入っており、「パフのメルマガの読者(学生)からの手紙です」というメモが添えられていた。
取り出して読んでみた。
・・・・・ 感動した。
朝っぱらから、とても嬉しくなった。
パフのメルマガは、2年前からタシロ(入社5年目の男性社員)が執筆している。彼は学生時代、体育会専門の新聞部に所属しており、もともと書くことが好きな社員だった。それでも毎週1回のメルマガ執筆は、相当にたいへんな仕事だ。
パフのメルマガは、毎週月曜日、学生のもとに配信されている。1998年の秋からずーっと続いている。考えてみたら、もう11年間も配信し続けていることになる。
このメルマガは、5~6年前くらいまでは、僕が自分で執筆していた。手前味噌になるが、とても評判が良かった。閲覧率も高く、読者への影響力も大きかった。毎週配信後には、多くの学生からの感想メールが届き、それが僕の執筆の励みにもなっていた。
古い話になるが、2001年のプロ野球オールスターのファン投票で、ある選手(脳腫瘍の手術を経て復活した選手で、現役最後の年になるだろうと言われていた)への投票をメルマガでお願いしたことがある。メルマガが配信される直前まで、その選手は3位で、1位になるまでには、あと1万票ほど必要だった。
ところがメルマガが配信されたとたんにグングンと票が伸び、ついには1位になって、オールスター戦への出場が決まってしまった。いまでは一部の社員しか知らない、嘘のようなホントの話である。
脱線してしまった。
それだけパフのメルマガは、僕にとっても愛着のあるものだし、パフのパフたる矜持を持ち続けるために必要なものだと思っている。
そしていまでは、タシロが見事にそのスピリッツを引き継いでくれている。そのパフのメルマガに、こうして感想のお便りが(しかも手書きの手紙で)届くというのは、とても嬉しい。
この手紙を読んですぐタシロに命じた。
「おい、タシロ! この手紙を『釘さん日記』で紹介したいんで、ご本人に転載の許可をもらってくれ!」
タシロももちろん嬉しかったのだと思う。すぐにご本人に連絡して、快く転載をご了解いただいた。
・・・ということで、タシロ執筆のメルマガに対して頂戴した学生の手紙を、以下、転載します(プライバシーを考慮し、団体名や個人名はイニシャルに修正しました)。
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はじめまして!
O大学4年のKSと申します。パフさんには月見塾やパフLiveなどで就活中お世話になりました。
なぜ今回、田代さん宛に筆を執ったかというと、メルマガのお礼を伝えたいと思ったからです。
私が就職活動を終えることが出来たのは、ほんの数日前、9月28日です。実は前日が私の誕生日だったのです。
11月頃から活動していた私にとって、就職活動はとても長く本当に何度もつらすぎて泣いたり諦めようかと思いました。
そんなとき田代さんの書くメルマガは、週1回の楽しみでした。
他の就職サイトのメルマガは就職情報だけだったり、「そろそろ内定をもらいはじめた頃でしょうか」や、「就職活動も終盤に・・・」などが書いてあり、私にとって毎回そのようなメルマガは、焦りや不安を感じさせるものでした。
田代さんの書くメルマガは、流行や最近感じたことなど様々な切り口で書かれていて、そして人の生き方や考え方など、とても参考になるものばかりでした。就活のためではなく、人生という観点で本当に毎週楽しみでした。
就職活動をしてきて、こんなに人と人でつながっていると感じた就活応援サイトを運営する会社は、パフさん以外ありません。就職活動のやり方だけではなく、どのようにして大人になっていくべきか、人生を生きていくのかを考えさせてくれました。
パフさんにお世話になり、メルマガを読むことができて、私のなかであのメルマガは、心の支えのひとつでした。
これからも、もっと多くの就活生を勇気づけ希望を与え続けてください。
本当にありがとうございました。
職サークル パフ メルマガファン KS
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KSさん、お手紙本当にありがとう。タシロ同様、僕もとっても嬉しかったです。KSさんも、来年からは僕らと同じ社会人。がんばっていこう!!