小さな子供のいる親がうらやましかったりしたGW最終日
2010年5月6日 (木曜日)
昨日はGWの最終日だった。
この連休中、はじめて家族で外出をした。といっても近場。それも「超」近場。徒歩30分圏内にある映画館。家族連れにはちょうどいい話題の映画、『アリス・イン・ワンダーランド』を観た。
映画館の周辺にある公園やショッピング街は、GWで天気が良かったこともあり、やっぱり小さな子供といっしょのお父さん・お母さんが多かったな。
我が家も、昔は(少なくとも僕が会社を創る前までは)よく休日になると子供連れで外出していた方だと思う。GWともなると、方々に出かけては、クッタクタになっていた。小さな子供というのは計りしれぬパワーがあり、大人をこれでもかというくらいに疲労させるものだ。娘が3歳前後のころは特に、ずいぶんと体力を使った記憶がある。
ところが今は子供も大きくなり、いっしょに外出することはあっても、「一緒に遊ぶ」なんていうことは、まずない。特に娘だとなおさらだ。男親とは、かくも味気ないものか。
昨日も、映画を観終わった後は家族で軽く食事をして、僕はひとり別れて本屋へ(2時間以上も立ち読みしてしまった)。
その後、公園をぷらぷらとしていたのだが、2~3歳の子供と遊んでいる親子についつい目が行く。自分にもあんな時代があったよなー…なあんて、うらやましくなったりした。
映画に出てくるアリスは、「不思議の国の…」の時代から13年経ち、19歳になっていた。親や親せきの言うとおりになりたくないアリス。自分の進路は自分で決めたいと思っているアリス。
そうだよね。子供はいつか大きくなり、自立して巣立たなきゃならないのだ。親も子離れしなきゃならないのだ。
ちょっと寂しいけどね。
今Webと釘さんは退化中ですが、何か?
2010年5月4日 (火曜日)
昨日から「本を読むぞ!」と息巻きながら自室に篭って本を読んでいるのだが、初っ端から、ちょっとしくじってしまった。
仕事に関連する本を読まなければならなかったのだが、まず最初に手にした本が、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(文春文庫)だったのだ。
江戸に上ったばかりのころの龍馬の描かれかたを、ちょっとだけ確認するつもりで手に取ったのだが、これがまずかった。文庫の(全8巻中)4巻まで一気に読んでしまったのだった。
「竜馬がゆく」を読んだのは15年ぶりくらい。丸1日を費やしてしまった。まあ、これも連休中ならではのことだね。余裕があるっていうことでヨシとしましょう。残り4巻は、夏休みにでも読もうかな。
で、きょうも朝から、読もうと思っていた仕事関係ではない本を読んでしまった。ずっと気になっていた本で、読みたかった本ではあるんだけど…。
中川淳一郎さんの「今ウェブは退化中ですが、何か?~クリック無間地獄に落ちた人々~」(講談社)という、インターネット信奉者や、無邪気なネットユーザーに警鐘を鳴らしている本だ。ついさっき読み終わった。
中川さんとは昨年パフのセミナーで対談したり、そのあとの「お疲れ様会」で飲んだりしたこともあるので、かなり親しみをもって、この本を読ませてもらった。中川さん苦労してたんだなあ……。
僕はインターネットをビジネスで使い始めて今年で15年になる。おそらく日本のビジネスマンのなかでも利用歴は長いほうだろう。その便利さや恐ろしさも十分経験してきた。
いい意味でも悪い意味でも、インターネットっていうやつは、人間の本性を露わにしたツールだよなぁって、中川さんの本を読んでいてあらためて思った。
僕は仕事柄、ブログ(この「釘さん日記」のことね)を書いたり、メルマガを書いたりする頻度は、普通の人よりも高い。Twitterも、2カ月ほどまえより使い始めた。でも、なんだか居心地の悪さをいつも感じている。
昨日も、勝間和代さんと(2ちゃんねるの)ひろゆき氏とのテレビ対談の内容が(主に勝間さんが)、延々とTwitter上で批判されているのを覗いていたのだが、途中で気持ち悪くなって見ていられなくなってしまった。
この気持ちの悪さ、実は我々がビジネスとして取り組んでいる「就職と採用」の気持ちの悪さに似ているような気がする。現在の就職と採用は、まさに「退化中」であり、「無間地獄」に落ちようとしているような気がする。
ホンネとホント(真実)を言えない臆病な企業と、現実を知らずにテクニックばかりを説いている似非キャリア指導者たちと、自分たちの利益のために(良心を押し殺しながらも)騙したり煽ったりする業者たちと、翻弄される罪のない(無邪気な)学生と無力な親たち。そんななかで、実は本質をキチンと分かっていて巧くやり過ごしている極々一部の利口な人たち。
そんなことを感じたものだから、ちょっと日記に書き残しておこうと思って、PCを立ち上げたのでした。
では引き続き、(今度こそ仕事に関連する)読書に戻ろうと思います。
映画を、はしごした日
2010年5月3日 (月曜日)
考えてみたら、今年に入ってから映画を一本も観ていなかった。まさかとは思って調べてみたが、最後に観たのは年末の「アバター」で、そのあとは何も観ていなかったのだ。映画好きの自分としては意外であったが、それだけ週末自由になる時間が今年は少なかったんだな。
ということで、きょうは意を決して(ってそんな大げさなことではないけど)映画を二本観た。
まずは午前中に1本。邦画だ。
そして午後もう一本。こちらは洋画。
どちらも、いわゆるB級作品だったんだけど、とっても秀作だった。観て良かった。満足だ。
中身を書くと長くなりそうなのでやめておく。
映画を観終わったあと、ワイシャツを買う。
先週の水曜日、柔道着に着替えているとき、ワイシャツの袖口が擦り切れているのに気がついた。考えてみれば、もうずいぶん長いことワイシャツを買っていなかったんだな。
帰り道。
豊洲から月島に向かう橋のうえから、工事中の東京スカイツリーが見えた。
左手には東京タワー、右手には東京スカイツリー。
時代の変化の真ん中に立っている気がして、なんだか感慨深い。
夜はお決まりの龍馬伝。
近藤正臣演じる山内容堂がなかなかの曲者。翻弄される武市半平太や岡田以蔵が哀れになる。
近藤正臣といえば、足でピアノを弾いていたんだよなあ。あのころから曲者だった。もう40年ほど昔の話になるけど。誰も知らないかな(笑)。
さて、あすは読書&仕事だ。
籠るぞ!!
脳の検査をしたGW最初の日
2010年5月1日 (土曜日)
GW初日のきょうは、朝8時半より、健保組合指定のクリニックで健康診断を行った。
普通の健康診断ではない。
脳の健康診断なのである。
生まれて初めてMRI(磁気共鳴画像化装置)を使っての検査をしてもらった。
パフが加入している健保(関東ITソフトウェア健康保険組合)では、50歳になる歳から、希望すればMRI検査を受診することが出来る。
最近、肩こりや頭痛や物忘れが激しい僕なので、念には念を入れて検査を申し込んだのだった。
この検査。通常であれば費用は5万円もするのだが、健保が8割を負担してくれる。ありがたいことだ。
検査室に入った。
看護師さんに促されてベッドに座ると、「検査中、工事現場のような音がしますからこれをしてください」と、ヘッドホンを装着された。
うん、なんだかびびる。どんな世界に引きずり込まれるのかドキドキしてきた。
「はい、では静かに横になってください」
「検査時間は30分くらいです。眠っても構いませんからね。もし途中で気分が悪くなったら、このボタンを押してください」と、ナースコールのボタンを手渡された。
えー、気分が悪くなることもあるの??
さらにドキドキが募ってきた。
横になってしばらくすると、ウィーンとベッドが動き出した。いよいよ検査の開始だ。僕はひとり、トンネルのなかに送り込まれた。
狭い。超狭い。
ガガガガガー、ピーピーピー、ウィーンウィーンウィーン。
ヘッドホンをしているにも拘わらず、激しい騒音が鳴り響いている。こりゃホントにすごいわ。うるさすぎて、眠りたくても眠れない。かといって何ができるわけでもないので、ひたすら妄想に耽っていた。
約30分。長い、とても長い時間だった。
さーて。どんな診断結果が出るのかな。自分の脳の写真って、どんなんだろう。脳みそが一般の人より小さかったりしたらショックだろうな。
検査のあとは会社に行き会議。
GWだっていうのに会議に参加したタカタくん、タシロくん、御苦労さま。
まあ、売れてない分、働かないとね。
会議終了後、またも筋トレでジムに行った。
トレーニング開始前、体重計に乗ってみたのだが2日前にくらべて体重が2Kg近く増えており、びっくり。
どうしたんだろう? 筋肉が増えたのかな? こんな急に?
でも心なしか胸板が厚くなったような気もする。ガンバロ。
夜は、松山千春の(3月31日に49年の歴史に幕を閉じた)東京厚生年金会館でのスペシャル・ライブコンサート。
55歳の千春が熱唱しているのを観て感動。17歳のころの自分が蘇る。あのころの千春は22歳だったんだよなあ。オールナイトニッポンもよく聴いた。
千春は2年前に狭心症で緊急入院していたことがある。当時は心配したものだがよく復活してくれた。
往時に比べれば少し声の張りや伸びは衰えてはいるものの、まだまだ、まだまだだ。ガンバレ、フォークシンガー、松山千春!!
さて、世の中はGW。僕はいろいろと宿題があるので、半分は仕事をしようと思っているのだが、半分は映画と読書とギター&唄の練習と筋トレにあてようと思っている。仕事以外もなかなかハードだな。
脳の検査も終わったことだし(結果は一週間後なので)、晴れ晴れとした休日を過ごすことにしよう!