梅雨のような日
2010年5月21日 (金曜日)
昨日は、朝からムシムシ。雨も断続的にずっと夜まで降り続いた。まるで梅雨のようだ。
そんななか、午前中は、はるばる福井からお客様。福井商工会議所のFさんである。朝5時に福井を出発したらしい。すごくエネルギッシュな方だ。
打ち合わせの内容もエネルギッシュ。地元の学生のため、中小企業のための企画を熱を持って説明してくださった。
今年の夏から秋にかけて、この企画の実現のために僕も福井に何度かお邪魔することになりそうだ。
午後は、昼食後すぐに外出。雨がシトシト。
外出から戻ったら、もう16時過ぎだった。今夜は、またも会食である。体力を温存させるために一休み。
そして18時30分より、会食開始。会食の目的は、とても真面目なもの。東銀座までお客様とクリエイティブディレクターをお招きしたうえでの、「そもそもの採用広報」に関してのディスカッション。各種活発な意見は出たが、「これだ!」ということにはならなかった。まだまだこれからですね。「えー、こんな方法あったの!」というくらいの、新しいもの、良いものを創っていきたい。
約5時間にわたるディスカッションを終えて帰宅。もう午前零時になろうとしていた。
一夜明けて、いま。
雨はあがったようだな。青空も見える。
いろいろなことがあった今週も、本日で終了。明日はちゃんと休もうと思っている。激動の一週間を、いい形で締めくくりたいものだ。
柔道の稽古を休んでしまった日
2010年5月20日 (木曜日)
この数日間で、いろんなことが起きている。まるで誰かに仕組まれているかのように、人と人との出会いが新たな出会いを生み、そしてそれらが有機的に結びつき、新しい価値あるモノやコトが生み出されようとしている。なかなかダイナミックだ。
昨日も、予定していなかった重要度の高い打ち合わせや訪問が急きょ浮上し、スケジュールの調整を迫られた。スケジュールの調整をしたのは僕だけではない。僕がいま取り組んでいるプロジェクトを一緒に進めている方々もだ。いろんな仕事を並行してすすめている僕らにとって、スケジュール調整というのは、なかなか骨の折れること。
でも、このスケジュールの調整によって、プロジェクトの結束はさらに高まった。目的意識や使命感が最高レベルに醸成されたように思う。
ただ、一点残念なことが。。。
このスケジュール調整によって、毎週水曜日夜のお稽古ごと=柔道が犠牲になってしまった。
今回は早めに道場に行って、受け身をたくさんやって、畳に強く投げつけられてもカラダにダメージを与えない方法を身につけようと思っていた。先週さんざん投げつけられてボロボロになっていたカラダも、やっと回復してきたころだっただけに残念である。
来週は、昨日休んだぶんも含めて、みっちりと鍛え直してきたいと思う。
シゴトって面白いと思った日
2010年5月19日 (水曜日)
徹夜明けの昨日。いやあ、辛かった(苦笑)。やっぱりこの歳での貫徹は、よほどのことがない限り、やっちゃいかんですね。
とはいえ、面白い一日だった。午前中のソフトバンク孫さんの商品発表会も面白かった。孫さん株、僕のなかでどんどん上昇中である。
午後の某大学との打ち合わせ。その打ち合わせに同行してもらった某社の某社長。噂には聞いていたが、昨日が初めての対面。
いやあ、すごかった。関心、感心、感動したな。
この大学への提案も偶然の出会いがきっかけだったし、昨日の某社社長との縁も、偶然(なかば必然かもしれないが)が、いくつも重なった上でのラッキーな出会いだった。
そして、夜。
徹夜明けの一日を過ごした最後の締めくくり。お客様3人との(4月に僕が講師を担当した新入社員研修の反省会を兼ねた)会食だったのだが、これがまた楽しかった。招いた側が楽しんでしまってどうなんだろう?とも思うが、超リラックスしながら、食事と会話を楽しんだ。
いろんな出会いと、いろんな縁が交差する日々。いやあ、シゴトって本当に面白いですね。
徹夜してしまった朝
2010年5月18日 (火曜日)
今週は火曜日から金曜日まで、ずっと夜の予定が埋まっている。
少しまとめて仕事をしておかないとまずいと思って、昨夜から先程まで、もろもろのことを片づけた(片づけたという言い方はあまりよくないけど…)。
気がつけばもう朝の6時。時間が過ぎるのが早い。早すぎる。
最近思うのだけれど、自分はやっぱり仕事が遅い。いや遅くなった(衰えた)というべきかな。
サクサクと手と頭が働かないのである。
何歳くらいの時がいちばんサクサクしていたかなあ…。
やはり、30代半ばくらいだろうか。会社を立ち上げるちょっと前くらい。35~36歳のころだったような気がする。
あの頃は、2、3日徹夜してもなんとか踏ん張れた。徹夜飲みなんていうのも珍しくなかった。
ところが今は…。徹夜はいかん。体に堪えますわ。
ということで、ちょっとだけ休むことにしましょう。
今日の日記は、ホントどうでもいい内容でしたね。Twitterのつぶやきのほうがまだマシだったかもしれない(苦笑)。
さてさて。では、少し仮眠をとらせていただきます!
ツイッター仕分けを行った日
2010年5月17日 (月曜日)
Twitterをやりはじめて2カ月程度。僕は、一日に1、2回しかつぶやかない不真面目ユーザーなのだが、きょうは少し真面目に取り組んでみた。
朝のテレビ番組に、僕が密かに憧れている藤沢久美さんがコメンテーターとして出演していたので、そのことを以下のようにつぶやいてみた。
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サンデーフロント・ライン(テレ朝)を観ながら遅めの朝食を採っていたら、憧れのマドンナ藤沢久美さん @kumifujisawaが出演。中国の中流層が与える経済価値について、爽やかに分かりやすく解説。おかげで僕も爽やかに。藤沢さんありがとう♪
・・・・・
すると、番組(生放送)終了後すぐに、藤沢久美さんから、まさかのお返事が!!
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kumifujisawa 釘崎社長!身に余るお言葉。恐れ入りますRT @kugisaki:(略)
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いやあ、憧れの藤沢久美さんから「釘崎社長!身に余るお言葉」なんて言われると、妙に嬉しく照れくさいものである。
ところで、気がつけば僕がフォローしている人が現在130人ほどに膨れ上がっており、流れてくるツィートが訳のわからないものになっていた。
ということで、LISTという機能を使って、僕がフォローしている人たちを分類することにした。僕が設定したLISTは、以下の通り(ryomaとpuff以外は非公開の設定なので、誰がどこに分類されているか、ばれないようにしています)。
・・・・・
ryoma :坂本龍馬に関する発言をする人たち
puff :パフの社員やパフと関係の深い人たち
it :IT関係の人
nicecopy :名言の発信者
artist :芸能人など
jinji :企業の人事担当者
university :大学関係者
friend :お友達
ceo-coo :経営者
recruit-business :元R関係者
worldwide :国際派
management :経営に関する話題をつぶやく人
echonomy-politics :経済と政治に関する話題をつぶやく人
jinzai :人材&採用関連の仕事に携わる人たち
・・・・・
もちろん一人で複数のLISTに仕分けられている人もいる。あらためてLISTを眺めると、自分の思考と志向と嗜好の傾向が分かる。
最近、Twitterを通じて、知り合う人や再会する人たちが相次いでいる。世の中の情報をキャッチするとともに、出会いと再会を創出するメディア。今後もしばらくはウオッチを続けていこうかな。
初体験のライブと「人本主義」に感動した日
2010年5月16日 (日曜日)
50年間生きてきても、まだまだ経験したことのないことが、山のようにたくさんある。行ったことのない場所も、たっくさんある。
(特に少年時代)興味・関心があり、一度ぜひ行ってみたかった場所がある。でも、なかなか機会とお金に恵まれず、今日まで行けずにいた。昨夕は、そこに生まれて初めて行くことが出来た。面白かったなー、楽しかったなー、幸せだったなー、リッチだったなー。
詳しく書くことはできないのだが、まあ一種のライブである。テレビで観るのとは大違い。テレビカメラには映らないものがライブにはたくさんある。特に「空気」ってやつだな。やっぱりライブはスゴイ。機会をくださったMさん、ありがとうございました!!
ところで先週(5月13日)は、我々の業界最大手であるリクルートが、第50期の決算を発表した。
(詳しくはこちら⇒ http://www.recruit.jp/company/data/result/year50.html )
予想通りではあるが、人材領域の業績は前年比で相当に落ち込んでいた。激減といってもよい。
とはいえ、やっぱりすごいのは、あそこまで売り上げが減っても、きっちりと利益を確保していること。もともと(単体としての事業は)高収益体質なので、売上が激減しても赤字には陥りにくいのだ。また、前期に特損を一気に吐き出していることで、今期の最終利益では、むしろ昨年を上回っている。なにより現預金と純資産が厚いのが羨ましい。でも、だからこそ、心ある社員たちは危機感をもつんだろうな。個人的には、いつまでも憎いほど強いリクルートであってほしい。全盛期の北の湖や朝青龍みたいにね。
一方で、我がパフも、リクルートの決算発表の翌日、第14期第3四半期決算を株主の皆さん向けに発表した。パフの場合は、昨年の9月に市場への登録を廃止したので一般の方に決算内容をご覧いただくことはできないのだが、まあ時節柄、好決算とは言い難いかな。でも、風向きはまちがいなく追い風になってきている。この一年間は守りに徹してきたけれど、そろそろ攻めに転じる時機のようだ。本決算まであと一ヶ月半。これから最後の追い込みなのだ。
#株主の皆さんは、こちらからログインしてご覧ください。⇒ https://peac.jp/pmgroup/
で、本日ご紹介したかったのは、これ。⇒ http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2009/index.html
経済産業省が昨年発表した「通商白書2009」である。昨年はこの白書の作成を、僕のお友達でありパフの応援団でもあるSさんが中心になり行った。
Sさんとは、もう10年以上のお付き合いで、当時Sさんは、旧通産省から旧労働省に出向していた頃だった。やたらと批判されることの多い官僚のなかで、古い枠組みや組織に囚われずに、新しいことにチャレンジしている志高きキャリア官僚のSさんに感動させられたものだった。
以来、年に1、2回会うくらいの緩いお付き合いではあるのだが、要所要所では必ずパフに顔を出してくださる。3年前の10周年式典のときなどは、当時の赴任先の仙台から駆けつけてくださり、滞在時間30分ほどで、(大事な会議に出席するため)すぐに仙台に戻って行った。パフの式典に30分間参加するためだけに仙台と東京を往復してくれたのだ。Sさんとは、そんな(情に)厚くて(ハートが)熱い人なのだ。
そのSさん。僕が先日、社会人向けに描いたメルマガのコラム「どげえするんか」(「効率、効率、効率ばかりで寂しくならんか?」というタイトル)に対して、感想を寄せてくださった(先日の日記でも、そのことは書いた)。
その感想というのが次の内容(一部抜粋)。
> いつも楽しいメルマガをありがとうございます。
> 「どげえするんか」
> 効率だけでええんかい。
> そうですよね。
>
> 昨年私の書いた通商白書2009では「人」こそ大事とのパフの精神を引き継ぎ、
> 人本主義を謳っております。よろしくです。
> (第3章 コラム26や31)
Sさんが上に紹介している「コラム26」と「コラム31」というのが、すこぶる感動する。経済産業省の白書って、なんだかとっつき難いと思っている人も多いんじゃないかと思うのだが、このコラムを読めば、きっとそんな先入観も吹っ飛ぶと思う。
そんなわけで、以下このコラムを転載する。もちろんSさんにも了承をいただいている。休日でもありますので、皆さん、どうぞじっくりお読みくださいませ。
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コラム 26
寛容な社会、効率的な社会、幸福な社会
敗戦後の日本が焦土から「奇跡の復興」を遂げたことは、多くの途上国の人々に希望を与えた。1988年から2000年までは、1人あたりのGDPでも米国を凌駕した(1998年の景気後退期を除く)。安物の代名詞だったMade in Japanは、今では高品質の象徴になっている。
戦後の経済成長の過程で、日本社会はどんどん効率的になった。工場には次々と機械が導入され、電車は秒単位で正確に運行され、ムリ・ムダ・ムラは削られていった。経済成長、社会の効率化と言い換えても良いだろう。
一方、近代化によって、社会の多様性と寛容性は失われていった。「Winner takes all.(勝てば総取り)」で、最も効率的なシステム・サービスが日本全国で採用されるため、日本中で同じような商品やサービスが提供されるようになり、地域の伝統文化や街並みも姿を消していった。同時に、地域のコミュニティーも失われ、昭和30年代の東京を描いた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」15(中国・台湾では「幸福的三丁目」)にあるような牧歌的で寛容な社会も失われていった。
15 配給:東宝株式会社
グローバリゼーションにより、新興国がいま日本と同じ道を歩もうとしている。人々は豊かさを求め、効率性を求めて、忙しい毎日を送るようになった。グローバリゼーションは、ちょうど水の上で大きな丸太を転がしているようなもので、誰かがその転がすスピードを上げると、自分も同じスピードで転がさないかぎり丸太から振り落とされてしまう。
今回の金融危機を引き起こしたいわゆるウォールストリートの「マネー資本主義」は、まさに効率性の象徴であった。世界的な投資資金は、より効率的な運用を求めた結果、リスクが低く利回りがよいと評価された米国住宅投資証券に殺到したのである。金融立国である英国が、1人あたりGDPで2004年に日本を抜きかえしたのは、「ものづくり」より「マネーゲーム」の資本効率が良かったことを象徴している。
日本は、「効率的であり、かつ多様な社会」を目指すことができる。すでに生産工程は少品種多量生産から他品種少量生産に変化しており、サービスも多様化して一人一人にあった旅行プランなどもネットで予約できるようになった。日本社会の世界最高レベルの効率性と社会の多様さ・寛容さが両立し、一人一人の個性が尊重される「幸福な社会」を創ることは決して不可能なことではない。これは、公害やエネルギー問題を克服した日本の新たな挑戦であり、グローバル化・近代化により社会のアイデンティティーを失いつつある世界の国々への貢献でもある。
コラム第26-1図 効率的で多様・寛容な社会へ
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コラム 31
「人本主義」の復権へ向けて
今回の世界金融危機では、金融工学を駆使し徹底的に資本効率を高めた「金融資本主義」の限界が露呈した。しかし、世界が効率性を追求し、かつ資産超過が存在し続けるかぎり、「金融資本主義」は再び力を取り戻し、成長の源泉となる可能性がある。
今世界で求められているのは、幸福の追求の「手段」であったはずのマネーが「自己目的」化してしまった「金融万能主義」に対抗する新たな軸である。それは、「人間中心の経済システム」=「人本主義」でなくてはならない。日本は「人本主義」による企業経営と社会運営の経験と実績を持つ世界でも希有な国であり、今こそ日本から「人本主義(人間中心資本主義:Human centered capitalism)を世界に改めて発信しなければならない。
かつての経営家族主義による日本型雇用慣行、すなわち「長期雇用慣行」「年功賃金」「企業内組合」は、キャッチアップ型・途上国型の経済システムであり、経済成長率の低下に伴い人件費の高騰等さまざまな問題に直面した。1990年代後半からの日本経済の失速により、こうした日本的経営は世界的に注目されなくなったが、その中心にある「人こそが経営資源であり、企業は株主だけのものではなく、地域社会を含めすべての利害関係者を幸せにするために存在すべき」という経営哲学・モラルは、依然として日本のみならず世界で通用するものである。これは、短期的な資本効率を過度に重視するのではなく、長期的な企業の発展と持続性を重視する「株主」「経営者」「従業員」「消費者」「政府」の組み合わせでもある。
少子高齢化が進む日本にとって、一人一人が貴重な資源である。だからこそ、日本は「世界一、人を大切にする社会」「一人一人が持てる能力をすべて発揮でき、イノベーションを進める社会」「一人一人が生きていて良かったと思える社会」に挑戦する必要がある。
挨拶くらいは、せんといかんきに
2010年5月15日 (土曜日)
と、なぜか土佐弁でタイトルを書いてみたわけだが他意はない。ふと龍馬の顔が浮かんだだけの話である(苦笑)。
朝、月島の自宅マンションを出るとき、住民の方々と顔を合わせることが多い。僕の住むマンションは低層中級マンションで、住んでいる人たちは標準的なサラリーマン世帯が中心。僕が家を出る朝の7時半から8時前後は、住民の方々とよくすれ違う。
僕は当然のごとく、すれ違う方々に「おはようございます!」と挨拶するわけだが、挨拶を返してくれない人がたまにいる。いや、2日にひとりは必ずいる。身なりはキチンとしており、僕と同年代か、やや上の、会社ではおそらく管理職クラスであろうと思われる方々が、決まって挨拶しない。
こちらが気持よく「おはようございます!」と言っているのに、なんの反応もなしに通り過ぎられてしまうと、僕は朝っぱらから気分が悪くなるわけだ。
昨日の朝も、そういう人と遭遇した。よっぽど、「ちょっとあなた!挨拶くらいしなさいよ!! 」と説教したかったが、もっと気分が悪くなりそうだったのでやめた。
実は以前、こんなことがあった。
挨拶しない常習犯の人がいるのだが、僕はよくマンションの郵便受けで一緒になる。その人はいつも通り、僕に挨拶の返しをせずに、シカトして新聞を郵便受けから取り出している。僕はいちどはガツンと言わなきゃいかんと思い、その人の背中越しに、大きな声で「おはようございます!!! 」と言った。するとその人は、不機嫌そうな顔をして僕を睨みつけ、「ぉはょ」と、田村正和を、さらにモゴモゴさせたような感じで挨拶を返してくれた。「なんでお前なんかに挨拶しなきゃいけないんだよ」という雰囲気がありありだった(苦笑)。
なんで挨拶しないんだろうなあ…。
夜の行きつけのラーメン屋では、こんなことがあった。
隣の40代くらいのサラリーマンが食べ終わって、無言で千円札をカウンターの向こうの店員さんに差しだした。「ご馳走様!」という言葉も「お勘定!」という言葉もない。無言なのだ。店員さんは「はい、お勘定ですね。ありがとうございます」と言って、お釣りを渡した。サラリーマンは無言で受け取る。店員さんは「どうもありがとうございました。またお越しください」と感じのいい挨拶をするも、サラリーマンは終始無言で店を出て行った。僕は思わず、「おまえ、ご馳走様くらい言えよ!!」と説教しそうになった。
なんだかなぁ……。
いまの若者には礼儀がない、躾がなってない、挨拶ができない、という指摘が多い。僕も確かにそう思う。
でも、周囲のいい歳をした社会人たちが、こんな体たらくなあり様だと、若者たちへの説得力がまったくない。
僕も高校を卒業して、九州の田舎から東京に出てきて、一人で外食をするようになった最初のころは、「ご馳走様!」と言って店員さんにお金を払うことができずにいた。でも、周りの大人たちが皆、「ご馳走様、美味しかったよ^^」と言ってお金を渡している姿に、素直な感動を覚え、自分も徐々に真似するようになったのだ。
子供は大人の鏡なのである。しっかりしなきゃ。就職と採用の場で言うならば、学生は企業の採用担当者の鏡でもある。・・・学生と接するときだけじゃないよ。どんな人にも、ちゃんと挨拶してる? 業者と接するとき、ふんぞり返ってない? 理不尽なことを要求してない?
優秀な学生を採用したいんだったら、採用担当者自らが礼節のある、そして気持ちのいい挨拶のできる、素敵な社会人にならなきゃね。
・・・がんばりましょう。