パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

願掛けウォーキングを始めた日

2009年9月28日 (月曜日)

昨日に続いて、早朝ウォーキングを行った。

向かったのは、僕が住む月島から10分ほど歩いたところにある佃島。江戸時代には漁師さんたちが住んでいた島である。いまでもその風情が残っている。

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実は5年ほど前まで(2000年6月~2004年6月まで)、パフはこの佃島に本社があった。

上の写真の赤い橋は、旧事務所の前あたりから写したものである。

僕は、この佃島のころ、いま活躍している中心メンバーたちの多くを、新卒者として採用したのだった。

新卒で入社して佃島で育った彼(彼女)らがいま、パフをぐいぐい牽引してくれている。

つきしま村(そん)塾という名物イベントが生まれたのも、この佃島時代だ。

 

佃島には、住吉神社という有名な神社がある。佃に住む漁師さんたちの安全を祈願してつくられた神社だという。

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佃に本社があったパフも、今にして思えば、この住吉さんに守られていたのかもしれない。

 

で、決めた。

きょうから毎朝、この住吉さんまでウォーキングで出かけてお参りをするのだ。

何をお参りするかって?

そりゃあ決まっている。パフの安全(社員の健康)と商売繁盛祈願である。

毎朝、早起きして、清々しい気持ちでお参りをする。

「苦しいときの神頼み」っていうわけじゃないけど、これを、一年365日続けると、さすがに神様も放っておかないんじゃないかと思うのだ。

もちろん健康にもいいしね。

この神社の近くでは、毎朝6時半から、お年寄りの皆さんが集まってラジオ体操をやっている。

お参りのあとは、お年寄りに交じってラジオ体操に参加するのもいいかもしれないな(今朝はしなかったけど)。

ということで、僕の当面の朝活は、早朝ウォーキングと、住吉神社へのお参りっていうことで決まりなのだ!

ひらめきで過ごした充実の日

2009年9月27日 (日曜日)

昨夜は火事騒ぎのおかげで、結局、床についたのは深夜3時だった。

僕は、いつも日曜日は、朝7時に目覚まし時計をセットしている(ちなみに平日は朝6時)。

きょうも、いつもの日曜日と同じく朝7時に目覚ましが鳴った。睡眠不足の割に目覚めが良く、すっと起き上った。

そして、なぜだかよく分からないのだが、 「そうだ。外を走ろう!」と思った。いわゆる「ひらめき」っていう奴だ。

僕はよく、この「ひらめき」で予定外の意外な行動をすることが多い。前日寝るまでは、朝走るなんて、まったく考えていなかったのに。

でもなぜか、「走らなきゃ!」という衝動に駆られたのだった。

ささっと顔を洗って歯を磨いて、すぐに外に飛び出した。

ひらめきでは「走れ!」ということだったが、トシを考えて、ウォーキングに留めた。それでも丸1時間の早朝散歩は、とても気持ちが良かった。

 

朝食後、ちょっとだけ自宅で仕事。

少しして、 「そうだ。ジムに行って筋トレしよう!」と、またひらめいた。そして、 「そうだ。そのあと、久々に映画を観に行こう!」と、さらにひらめいた。

 

朝からジムに行くなんて初めてじゃないかな。ジムは比較的空いており、とてもいい汗を流すことが出来た。

朝のウォーキングと、このジムで、すでに一週間分くらいの運動をした気分だ。

 

ジムのあとは、いつもの豊洲の映画館へ。

観た映画は、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO 』。これがもう、たまらなく面白かった。

これは差し詰め、洋風の『仮面ライダー』だな。

主人公が、仮面ライダー1号の本郷猛(藤岡弘)とダブって見えたのは僕だけだろうか。僕は小学生時代、人間であって人間でない、苦悩する仮面ライダーの大ファンだったのだ。

 

映画を観終わって、ららぽーとのなかの紀伊国屋書店へ。しばし立ち読みをする。

金曜日にパフの役員になったばかりの國さんの本が、いまだにたくさん平積みされているのが妙に嬉しかった。

 

さて、そろそろ帰ろうと思って、ららぽーとの海側の出口に出たら、ちょうど屋外コンサートが始まるところだった。

出演は、Cossami(コッサミ)という女性デュオ。まだ若い女性だ。見ると清楚で可愛い。

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せっかくだから聴いていくことにした。

聴いてびっくり。透き通るような歌声。ジーンとくるハーモニー。いい歌手だ。いい曲だ。

思わずCDまで買ってしまった。頼めばサインももらえたようなのだが、さすがに照れくさくて、お願いしなかった(ちょっと後悔)。

Youtubeにもあったので、ぜひ聴いてみて欲しい。

NHK教育テレビのアニメの挿入歌として採用されているらしい。これから注目してみようと思う。

この歌手や曲との出会いも、ホントに偶然。でも、こういう偶然がとても心地よい。

 

帰宅後、ひさびさに家族を連れて焼き肉へ。月島に超美味い焼肉屋があるのだ。

少し食べ過ぎた感じだけど、きょうは朝からたっぷり運動しているので、まあいいだろう。

 

夜はテレビっ子タイムの『天地人』。関ヶ原の合戦も終わり、いよいよ終盤の雰囲気が漂ってきた。

 

と、まあこんな感じで過ごした日曜日。前日までまったく計画などなかったものの、ひらめきと直感だけで行動したのだが、なかなかの充実であった。

人生やキャリアもそんなものかもしれない。綿密に計画するだけじゃなく、直感とひらめきで行動してみる。予期していなかった偶然の出会いや充実が得られるものなのだ。

 

さて。明日は朝起きてすぐ、「よし走ろう!」と思えるかな。

深夜、火災警報が鳴り響いた日

2009年9月26日 (土曜日)

深夜零時半過ぎ。さて、日記でも書いて寝るかな…と思って歯を磨いていた時だった。

突然、ピーポーピーポーピーポーという大きな警報音とともに、「火事です。火事です。この付近で火災が発生しました。速やかに避難してください」という自動音声が鳴り響いた。

えっ?火事??

ホントかよ。半信半疑ながらも、もし本当だったらまずいと思って、外に出てみた。

僕が住んでいるのは15階建てマンションの3階。同じ階には7~8世帯の家族が住んでいる。

玄関から外に出ると、他の部屋の方々も皆、出てきていた。

自然と声をかけあった。

「火事ってホントですかねー」

「いやー、焦げ臭い匂いもしないし、その気配は感じないですよね」

「ですよねー」

まだ警報音は鳴り響いている。自動音声が変わった。

11階で火災が発生しました。すぐに避難してください

そうか11階か。じゃあ万一ホントに火事でも、うちは3階だから、大丈夫かな。と、なんとも呑気に僕はまた部屋に引っ込んでしまった。

それから少し経過して、今度は消防車がピーポーピーポーと、けたたましいサイレンを流しながら近づいてきた。

あれ、さすがにマズイかな……。

と、一階まで非常階段で降りて行った。

外に出てびっくり。

消防車とパトカーが連なっており、その周辺にはヤジ馬が群がっている。

ありゃりゃ。ホントに火事だったんだな。

でもマンションを見上げても、火の気はどこにも見つからない。

消防士さんたちが、あちこち走りまわっている。放水の準備も、いつのまにか整えられていた。一台の消防車は、ホースの繋ぎ方が悪かったのか、道路に水を撒き散らしていた。

どうなるんだろう…と、10分くらい僕もヤジ馬の中に身を置いた。

でも放水が始まるどころか、どこが火元なのかもさっぱり見当がつかない。

少しして「火事ではありませんでした。お騒がせしました」と、消防士の隊長みたいな人がスピーカーでアナウンスをした。

なんだよ。人騒がせな。

ホッとしたというか拍子抜けしたというか。でもホントの火事じゃなくて良かった。

このアナウンスでヤジ馬たちはサーっと、いっぺんに消えていった。

僕は、路上にいたお巡りさんを掴まえて、「いったい原因はなんだったんですか?」と聞いてみた。

するとお巡りさんは、「いやあ、どうやら火元と疑われた部屋の住人が料理をしていて、その煙が火災センサーにひっかかったようですね」と、丁寧に教えてくれた。

なんじゃそりゃ。

まあ、納得したといえば納得したが、それにしてもこんな深夜に、なんの料理をしてたんだ?と新たな疑問がわき出てきた。

それにしてもこの誤報によって、消防車5台と数十名の消防士が出動したわけだから、煙を出しちゃった部屋の人はバツが悪いだろうな。何事もなくて良かったんだけど。

でもあれですな。日本の消防署はエライな。この短時間に消防態勢を整えちゃうんだから。

一方で、ヤジ馬たちが携帯のカメラで一斉にパシャパシャ写真を撮っている光景は、ちょっと薄気味悪かった。何の被害もなかったから良かったものの、このマンションの住人としては、ちょっと腹立たしい気持にもなった。

元はといえば火災センサーが間違えて料理の煙を感知しちゃって、自動的にマンションの警報が鳴り響き、自動的に消防署に通報されたことが始まりだったわけだが、なんだか便利な世の中なのか、融通の利かない不便な世の中なのか、よく分からないですね。

あーあ。もう深夜二時過ぎだ。ホントにそろそろ寝ましょう。おやすみなさい。

パフの社長に就任した日

2009年9月25日 (金曜日)

本日、株式会社パフの代表取締役社長に就任した釘崎でございます。今後ともよろしくお願いいたします。

・・・なんちって。

いや、冗談ではない。

ホントに本日、パフの代表取締役社長に選任されたのだ。

パフの定款(会社の憲法のようなもの)では、会社法に則って、取締役の任期は2年間になっている。僕の任期は今年の株主総会の日まで。再度取締役になるためには、株主総会であらためて(株式の数で)過半数の株主から承認を得て、その後の取締役会で、代表取締役社長に選任されなければならないのだ。

で、本日がその株主総会の日だったというわけだ。

・・・・・・

午後1時半。パフの第13期株主総会は厳かに始まった。

パフの株主総数は197名。本日の総会ではその65%を超す130名の方々が参加された。

130名? すごい!!

いや、そもそも会場(パフのセミナールーム)にそんな大人数が入れるわけがない。

実際に来られたのは(身内の株主も含めて)10名程度。残りの方々は「委任状の提出」というカタチでの出席だった。

「委任状の提出」という形であっても、「出席する」ということが株主総会では大きな意味を持つ。とくに今回の株主総会では、過半数の株主から賛成してもらわなければならない重要な決議事項(特殊決議と呼ばれるもの)があったのだ。

なので、今回の株主総会では99名以上の方々に出席してもらい、賛成票を投じていただく必要があったわけだ。

今回の株主総会での議案は5つ。結果的に、(委任状含め)出席された方のうちの、ほとんどの方々からの賛同を得て、全議案、無事承認可決された。もちろん僕の取締役の選任も。

いやあ、ほっとした。

この一ケ月というもの、この日の株主総会のために準備を進めてきており、大株主の皆さまにも事前にお会いして、議案の内容をご説明して回っていた(この日記でも少しそのことを書いていた)。

また社長室のメンバーは、すべての株主様にお一人お一人電話をかけて、総会への出席や委任状の提出をお願いしていた。

その甲斐あっての本日の全議案承認可決である。

いやあ、よかったよかった。

 

そして本日は、株主総会に引き続き、『事業方針説明会』を開いた。

パフの赤裸々な現状と今後の事業方針について説明させていただいた。その後、ざっくばらんな質問を出席の皆さんからいただいた。なかには厳しい質問もあったが、根底ではパフのことを応援してくださっている方々なので、真摯に受け止め、出来る限りのことを回答し、約束させていただいた。

大勢の株主の方々にご支援いただいているパフ。その責任を重く受け止め、株主の皆様に納得していただけるような、「経済的価値と社会的価値」をバランスよく生み出していかなければならない。あらためてそう思った本日の株主総会と事業方針説明会であった。

 

ところで、本日の総会で僕とともに取締役に選任されたのが、創業時からパフを支えてくださっている社外役員(非常勤)の金澤尚史さん。自分で創業した会社を上場させた経験をお持ちの、知る人ぞ知る企業家だ。

そしてもう一人の取締役(非常勤)が、5年ほど前から深いお付き合いをしている國貞克則さん(通称クニさん)。財務3表一体理解法などの著書で、いまや大ベストセラー作家になっているのだが、本が売れるずっと前からパフの新人研修を行ってもらったり、僕やグループ長たちにはマネジメント研修などもやってもらっていた。学生向けにも様々なコラムを執筆してもらっていた。僕もコラムでクニさんを紹介しているのでぜひ読んで欲しい。⇒『素晴らしき100の出会い

この役員陣と従業員たちとで運営される株式会社パフ。来年の株主総会では、株主の皆様に胸を張った報告ができるよう頑張っていきたいと思う。

きょうはシルバーウィーク後の久々の(社員がそろった)会社。いつもの週明けの初日同様、朝8時から40分間の全社会議を行った。

週明け初日なんだけど、すでに木曜日。これだと体内時計も、いまひとつ本調子にならない。連休中は墓参りなど多少は外出したものの、ほとんどは本を読んだりテレビを見たり誰もいない事務所に行ったりで、家族以外とのコミュニケーションとは隔絶された世界にいた。

休みボケというほど休んでいたわけではないが、外部の人たちと接点を持たずに5日間も過ごしたことで、頭の回転を悪くしてしまったようだ(もともと回転が良いほうではないですけどね、苦笑)。午前中は、頭にモヤがかかったような感じだった。

が、お昼のランチミーティングで、それも一気に解消された。

きょうのお昼は、某パートナー企業の社長と食事しながらの情報交換会だった。まる2時間ほどのミーティングだったのだが、あっというまに時間が過ぎた。

気がつけば、もうかれこれ5年ほどの付き合いになるパートナー企業なのだが、社長と二人だけでゆっくりと話をしたのは2年ぶりくらいだった(考えてみたら、当時は社長は社長ではなかったんだよな)。価値観が僕と合っているので、話をしていて心地よい。構える必要もないし、飾る必要もない。正直ベースでの話がいろいろとできた。

鳩山さんとオバマさんの首脳会談を見ていても感じたことだが、国家対国家であろうと、会社対会社であろうと、まずは個人対個人の信頼関係が根底になければ、どんなに簡単な交渉事であっても成立しない。

鳩山さんを真似たわけではないが、きょうは両社の具体的な戦術までの話には及ばなかったものの、大きな方針(トップの考え方)の確認と共有・共感はできたんじゃないかな。

本格的、具体的な議論はこれから。

連休明けの調子を取り戻すには、とても「いい感じ」のランチミーティングの日だった。

三郎と次郎の日

2009年9月23日 (水曜日)

またわけのわからないタイトルにしてしまった(笑)。

いきなり余談なのだが、ブログやコラムのタイトルって、案外その人の個性が出るものだ。

僕の場合は深く考えずに、でも素直になりすぎずに、ちょっとだけ捻りを入れてタイトルを付けるようにしている。

タイトルを考える時間は30秒くらいだろうか。

まずタイトルを考えてから本文を書き始める。僕は気持ちの赴くままに文章を書くほうなので、書き終わると、タイトルと中身が、著しく不整合を起こしてしまうこともある。

が、それはそれで構わない。

おっと、気持ちの赴くままに書いていたら、また全然タイトルと関係ない内容になってしまいそうだ(苦笑)。

で、本日のタイトル『三郎と次郎』というのは何のことかというと、『城山三郎』と『白洲次郎』のことなのである(なんだ、またそのネタか…と思わないでくださいね)。

きょうは日中、城山三郎の小説『官僚たちの夏』を読んで、夜、NHKドラマ『白洲次郎』の最終回を観た。

ただそれだけのことなのだが、ふと、このタイトルが浮かんだっていうわけだ。

三郎と次郎の日』。

うん。なかなか良いじゃないですか。気にいった。

本とドラマの感想を書こうと思ったけど、タイトル負けしそうなので、それはまた次の機会にしよう。

・・・でもちょっとだけ。

『官僚たちの夏』は、ドラマの後に小説を読んだわけだが、ドラマと小説は、まったく別物だった。両方とも味があるし、城山三郎の小説はさすがなのだが、僕の心を揺さぶったのはドラマのほうだった(そもそも比べることじゃないんだけど)。

あの小説をもとに、さらに味のある男の世界を創り上げたTBSの制作陣にアッパレをあげたい。

そして今夜。『官僚たちの夏』の最終回を観終わった時もそうだったが、『白洲次郎』の今夜の最終回を観終わったときにも同じような感覚に襲われた。

それは「虚しさ」である。

本当なら、「ああ、いいドラマだった♪」といった余韻に浸るのが良いのだろうが、そう簡単にはいかない感情が残る。

これって制作者の狙い通りなのかな?

いずれにしろ、熱い男たちの生き様を描いた本格的なドラマ。テレビ局には、これからもたくさん作って欲しい。

一方で、文化や芸能の欠片すらない低俗バラエティ番組を早いところ追放してほしいと願うばかりである。

最近、(「白洲次郎」や「官僚たちの夏」のような)骨太なドラマや映画を観たり、(世界の政治や経済関連の)本を読んでいて、「なんて自分には学や教養がないんだろう」と、痛切に思う。

大事を成すには、学問や教養が必要だ。物事を理解し、判断するためには、先人たちの幾多の歴史から学ぶことが多い。人と議論をするためにも幅広い知識や言語が必要となる。

そのベースとなるものは高校時代に学べたはずだ。高校時代の勉強が、社会に出たあと直接役に立つことはさほどないにしても、大量の情報を記憶したり、難解な論理を組み立てたり分解したりすることの「癖」は、一生懸命勉強することで身についたはずだろう。その「癖」が大事なのだと今にして思う。

今からでも遅くないと自分を慰める一方で、すでに脳細胞の半分以上が死滅してしまったのではないかと自分の忘れっぽさを嘆く日々を送るに至っては、もういちど高校一年生に戻れたらなあ……と、痛切に思う。

高校生のころは「学ぶ」ということの大切さを本当に理解していなかった。「良い大学に入る」ということだけが目的となってしまい、勝手にシラけて、勝手にそこから逃避してしまった。

自分の怠惰や逃避を学校や教師のせいにはしたくないが、「学問の本質」や「学問の面白さ」を教え諭してくれる先生に出会いたかったなぁ……。

まさに「人間老い易く学成り難し」である。

脳細胞が成長過程にある20代未満の少年、少女諸君!! 勉強するのは今しかないよ。携帯やゲームをいじっている場合じゃない。たっくさん勉強して、将来の日本を支えるのだ!!