締めくくりは神楽坂だった日
2011年5月25日 (水曜日)
昨日は朝から慌ただしかった。
朝イチで銀行との打ち合わせ。まだ若い担当者だったので、こちらから金融業界の裏側や人材業界の裏側のことを教えてあげた(ありがた迷惑だったかな?)。
その後、パフのIRや法務や経営企画全般の顧問をつとめているSさん(通称、神様)との真剣な打ち合わせ。難しい課題解決のための打ち合わせではあったが、灯りが見える打ち合わせでもあった。
打ち合わせが終わり、外出までの30分間、リプライできていなかった急ぎのメールへの返事。
でも途中で割り込みがいくつも入り、結局3通程度しか書けず、あえなくタイムオーバー。
そしてその後はずっと外出。
まずは、神田にあるパートナー企業F社まで、うまれよ塾の出前講義をしに伺った。
F社で最近働き始めたインターン生2名と若手(でもないかな)の社員たちを対象に、「うまれよ説法」を行なった。2時間限定講座だったけど、為になったかなあ。
その後、飯田橋の某お役所での打ち合わせ。
役所の役人にもいろんなタイプがいるもんだ。最初担当してくれた役人は、絵にかいたような「役人」で、マニュアル通りの受け答え。こちらのイレギュラーな質問になかなか明確な回答をすることができない。
次に現れた役人は、制度(マニュアル)の本来(そもそも)の趣旨を説明のうえ、「こういう趣旨だから、それに沿った対応をしてもらえれば大丈夫ですよ」という現実に即した対応方法を示唆してくれる。
この違いはなんだろうな。やっぱり、さまざまな現場を経験しているか否か、その現場の問題を本気で(役人として)解決したいと思っているかどうかの違いだろうか。
なあんてことを考えながら、パートナー企業のマングローブ社に向かう。今野社長との膝詰め打ち合わせを行なうためだ。今野社長といえば、先日のシンポジウムで行なった寸劇で「お父ちゃん」役を演じてくれた。そのときのことをブログに書いてくれていたので、リンクしておこう(昨日の打ち合わせの内容とは一切関係ないけど、苦笑)。
⇒ 今野誠一のマングローブ的生き方ブログ 「俳優に目覚める?」
そして昨日の締めくくりは、神楽坂のお洒落な某料理屋。
職サークル協賛の有望見込み客(と勝手に決め付けているが、笑)でもあるA社人事責任者Uさん他オヤジ仲間3名との会食。このオヤジ仲間とはビジネスの付き合いを越えて、年に数回、情報交換を兼ねた飲み会を行なっている。
Uさんはいつもお洒落な大人向きの店(といっても決して高級というわけではない隠れ家的な良質のお店)を見つけてくれる。昨夜のお店も会員限定の素敵なお店。日本の食材にこだわった料理とお酒を出してくれる店だった。
食べすぎず、飲みすぎず、ゆったりとした個室での大人の会話。「忙中閑あり」といった趣で、ひとときの安らぎを得た。
これで一日が終了できれば幸せだったのだが、帰宅後(もう夜の11時だったが)に、もうひと仕事。溜まりに溜まったメールへの返信作業である。本日からまた出張なので、落ち着いてメールを書けるのが昨夜しかなかったのだ。
全部で30通くらいは書いたかな。夜中の2時過ぎまでかかってしまった(苦笑)。
さて、本日はこのあとすぐに福岡への出張だ。
福岡へは今年に入ってすでに3回目かな。あ、正月の田舎への帰省を含めると4回目だ。
今回の出張は、ふるさと就職応援ネットワークの幹事会。福岡で開催されるのは初めてである。
夜は懇親会なのだが、果たして良質で静かな「大人飲み」になるかどうか。ま、無理だろうな(苦笑)。
では福岡までひとっ飛び。行って来ます!
iPadやiPhoneは無情なのだ
2011年5月24日 (火曜日)
昨日は朝から夜までずっと外出。会社には戻れなかった。
先週末は大イベントだったこともあり、多数の方々からメールを頂戴している。
また、いま多くの方々との調整ごとを進めていることがあり、それに関するメールも多数いただいている。
ノートパソコンを持って出て、空き時間に返事をしようと思っていたのだが、なんと鞄のなかに入りきれず、やむをえず薄いiPadを鞄に入れて外出した。
外から入ってくるメールは、iPhoneやiPadからも確認できる。いつもの平日よりも倍以上の分量のメールだ。返事を早めにした方が良いメールだけでも50通以上はある。
空き時間や移動の時間にiPadから返信を試みる。iPadはiPhoneが大きくなったようなもので、画面にタッチして入力するのだが……。
いやー、入力しにくい。しかも入力途中で落ちる。苦労して長文を入力したものが、あっさり消えてしまった(悲)。
iPadって、なんだか最近突然落ちることが多いな。iPad2が出てきたものだから拗ねているのか?やっぱりビジネス向きではないな。所詮、ノートパソコンの代わりにはなり得ないのか……。
くそっと思って、iPhoneからの返信に切り替えたのだが、こちらはさらに小さな画面のため(僕の指が不器用なだけなのだが)入力が遅々として進まない。
ということで昨日はメールの返事をあきらめたのだった。
本日も朝から隙間なく打ち合わせが続く。
メールをいただいている皆さん、遅いレスポンスをどうかお許しください!
日記を書いている時間があるんなら一通でも返事をしろよ!っていう自分突っ込みを入れつつ、では朝食だけは食べて、本日も行って来ます!
シンポジウムも終了し、新たな局面を迎えるのだ
2011年5月23日 (月曜日)
20日(金)の職サークルシンポジウムは、大きなトラブルもなく無事終了した。
果たして成功だったか否かは、これから1ヶ月ちょっとの間で判明する。
我々の主張や思いが届いていれば、職サークルへの参画企業が増え、そうでなければ減る。
ビジネスの社会は、かくも分かりやすい。
それにしても、多くの社外の方々に助けていただいたシンポジウムであったと、つくづく思う。
海老原嗣生さんの講演「なぜ終わらない?新卒採用」は圧巻だったなあ。マスコミや政治家や学者や役人や経済界の重鎮たちが公言していることが、どれほど根拠のない怪しいものであるかということが、海老原さんの話を聞いてよく分かったのではないだろうか。
パネルディスカッションも、パネリストを務めてくれた2社の人事責任者の歯に衣着せぬ発言で、建前だらけの採用に痛烈なパンチをぶちかませたように思う。
そして、なんといっても寸劇。
「寸劇」とは名ばかりで、第一幕から第三幕まで、約40分間の完全な演劇である。
役者は全員で9名。うち8名が、パフ(職サークル)の協賛企業、またはパートナー企業の社員や経営者なのだ。
その役者陣の練習時間は、前日の夜と当日の午前中のみ。
こんな少ない練習時間だったのに、皆さん台詞を覚えるだけでなく、完全に役になりきっていただいた。皆さん、鬼気迫る演技だったのだ。
この寸劇の役者の台詞の中に、僕らが世の中に主張していきたいことが、ちりばめられている。
いちばん最後の、極東電器産業の佐々木社長が、人事の鈴木課長に対して発した台詞もそのひとつだ。
<佐々木社長>
おう、そうだな。若者は社会共通の財産だ。わが社のためだけの採用ではなく、この国の将来を支えてくれる若者たち全員を育てる気概で、採用に取り組んでくれたまえ。
このシンポジウムをきっかけに、企業にとっても学生にとっても社会にとっても、よりよい新卒採用のムーブメントが湧き起こってくれたらと思う。いや、湧き起こすのは、我が職サークルであるのだが。
さあ、本日からパフも新しい局面を迎える。明るい未来をつくるために、がんばろう!
さあ、きょうは丸一日、これからの「新卒採用」の話をしよう!
2011年5月20日 (金曜日)
さあ、きょうは午後1時半から夜まで、職サークルシンポジウム「これからの新卒採用の話をしよう!」である。
きょうばかりは他のことは考えない。新卒採用のことだけを考える。
我々スタッフは、朝9時に現地(築地の浜離宮朝日ホール)に集合して、準備作業を行なう。僕は寸劇の演出だ。お昼前にはパネルディスカッションの打ち合わせもしなければ。一秒たりとも疎かにできない密度と速さで、きょう一日が過ぎることだろう。
さあ、では朝ごはんをしっかり食べてから、行って来ます!
明日は職サークルシンポジウムなのだ
2011年5月19日 (木曜日)
明日は、いよいよ職サークル主催のシンポジウムが開催される。その名も、 「これからの新卒採用の話をしよう!」だ。
企業の人事担当者を中心に、150名以上の方々が来場する予定だ。他にも同業の方々、メディア関連の方々、大学の就職・キャリア支援担当の方々もいらっしゃる。
このシンポジウムには特徴が2つある。
ひとつは、主催者はパフではなく、「職サークル」だということだ。
もちろんパフは、職サークルの事務局であり、いろんな活動の推進役を担っている。
しかし、職サークルの活動主体はパフ(だけ)ではない。
職サークルに参画している約50社の企業全社が活動主体なのだ。職サークル参画企業の方々は、「すべての社会人が、当たり前のように、若者たちを見守り育てる世の中をつくりだす」。そんな世の中づくりをするためには、「まずは自分たちの新卒採用の現場から」という、共通の理念・目的のもと、この職サークルに参画している。
それを象徴しているのが、今回のシンポジウムの特徴の2つめだ。
職サークルに参画している人事担当者や同業者の方々が寸劇を披露してくれるのだ。
新卒採用をテーマにした寸劇。キャストは全9名。そのうちなんと8人が、パフの社員ではなく、企業の人事担当者や経営者なのだ。
「新卒採用は誰のため?」と題した寸劇。演技は素人かもしれないが、役を引き受けてくれた皆さんの思いは熱く、決意は固い。
実は今夜が最初で最後の(つまり一回こっきりの)練習日なのだが、明日の本番に向けて、ばっちり決めていただきたい。
・・・と、シンポジウムの2つの特徴を書いたが、もちろん定番の講演やパネルディスカッションも行う。一方的なものではなく、出来る限り全員参加型の運営を目指したい。
シンポジウムの元々の語源は、「一緒に飲む」「饗宴」ということらしい。ということは、夕方6時以降の情報交換会(お酒も出てくる懇親会)が、本番ということかな(笑)。
みんなで創りだす明日のシンポジウム。楽しく、マジメに、面白くて、ためになるもの にしていきたい。
ご来場の皆さま、乞うご期待です!!
怒涛がしばらく続くのだ
2011年5月18日 (水曜日)
昨日は朝4時起きの深夜4時寝。そして今朝は朝6時起き。
ん???
なんとも完全に昨日の時計と本日の時計が肉薄してきている。
さあ、本日も引き続き、専門家と一緒に難しいスキームを考えなければならない。来月の半ばまでこんな感じが続くかな。
週末には大事なシンポジウムもある。
尿管結石や急性胃腸炎に襲われないようにしなきゃな。
水分を多めにとって、生モノを控える。手洗い、うがいを欠かさずに。うん、なにごとも基本が大事なのだ。
がんばろう東京。
東北で過ごした3日間
2011年5月17日 (火曜日)
前回の日記でも書いたように、いま東北(仙台)にいる。
日曜日の午前中に東京を出発し、宮城県北部の南三陸町に向かった。取引先の社長であるSさんに連れて行ってもらったのだった。
「言葉にならない」とは、こういうことを言うのだろうか。あの忌まわしい震災による大津波から2カ月経過しているのだが、粉々に破壊された町はそのままだった。
テレビやネットや新聞を通じて、映像や写真は何回も見ているのだが、その場に行って見るのとでは大きく違う。瓦礫のなかを歩き、汐の空気を吸うことによってのみ感じるものがある。
避難所にも足を運んだ。
行方不明者の特徴を記したリストや、収容された遺体で身元の確認が取れていない方々の特徴を記したリストが一面に掲示してある。そのすぐ向こう側の講堂では、いまだ多くの方々が不自由な生活をしている。
どう表現すればいいか分からない。絶句するばかりである。
写真も何枚も撮ったのだが、今はまだ、ブログにあげる気になれない。もう少し時間を置いてから、あらためてレポートを載せようと思う。
ところで、昨日の月曜日は、東北の学生を対象とした会社説明会。定員を大幅に上回る学生たちが参加してくれた。新しい社会を創りだす若者たちである。とにかく元気に活動してほしい。
本日は仙台のパートナー企業との打ち合わせ。その後、仙台の知人たちとの会食を終えたのち、東京に戻る。
東京に戻ると、たくさんの小事・大事が待っている。
「がんばろう東北」とよく言われるが、本当にがんばらなきゃいけないのは我々の方なのである。そのことが、この3日間でよく分かった。