パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

きょうは朝から静岡に向かった。東京駅から東海道新幹線に乗り込む。東海道新幹線に乗るのは珍しいことではない。多いときは1週間に5回以上乗車することもある。

しかし、静岡に止まる新幹線に乗ることはまずない。東海道新幹線でいつも降りる駅は、名古屋か京都か新大阪なのだ。乗った新幹線は『ひかり』。考えてみたら、いつも乗る新幹線は『のぞみ』。でも、僕らが小さいときに憧れた新幹線といえば、きょうの『ひかり』。夢の超特急新幹線ひかり号なのだ。いまは『のぞみ』の陰に隠れて目立たなくなってしまったが、やっぱり新幹線の代名詞は『ひかり』しかない。

それはともかく、きょうの一件めの訪問は、同業のSJCさん。社長とじっくりとお話をした。SJCさんは、創業から20年以上の歴史をもつ地場の有力就職情報会社だ。バブルの前と後を経験しており、業界の浮沈を目のあたりにしている。静岡地方の就職・採用の問題点などもお聞きでき、とても有意義な時間だった。しかも、丸子(マリコ)の、とろろご飯をご馳走になった。社長!どうもご馳走球でした。

昼食後、午後から静岡大学へ。

昨年パフを使いながら就職活動をしていたO君が主催する学内就職イベントを見学するためだ。

後輩の学生達が約120名参加していた。すごい動員力だ。

最後のところで僕もゲストスピーチをさせてもらった。来月の22日と23日、きょう集まった静大生のなかからセレクトされた約30名が東京にやってくる。そのときは、もっとビックリする話をしようと思う。

静大生のイベントを一緒に見学した人がいる。パフの創業から3年間、とてもお世話になった某社の採用担当者Hさんだ。東京の人事から異動になって以来会えてなかったのだが、この日、まる6年ぶりの再会とあいなった。

Hさんは、静岡に単身赴任で来ている。静岡の関連会社(のようなもの)をゼロからたちあげるために赴任し、1年が経過した。苦労しつつもすでに多くの顧客がいるという。静大のイベント終了後、静岡駅前の居酒屋(おでん屋さん)で慰労会を行った。いやー、話題がたっくさんある。とても刺激的で面白かった。

それにしても、きょうは午後から寒かった。静岡は暖かい、というイメージがあったのだが、そんなイメージが吹っ飛ぶくらいに寒かった。でも、終わってみれば、とてもいい1日だった。

東京地方は朝から雪。

僕は毎朝、月島の自宅を7時半にでて、会社まで歩いて通っている。途中隅田川にかかる勝どき橋を渡るのだが、寒い日はここがいちばんの難所。とにかく風がきついのだ。

けさは風に加えて雪。コートの襟を立てて、早足で橋を渡ろうとするのだが、雪で足元がおぼつかない。みぞれ状に積もった雪で、ツルっとすべってしまうのだ。いやー、恐かった。

ところで今朝は8時から営業メンバーが集まってのミーティング。朝っぱらから元気でテンションの高い連中にびっくりした。

ミーティングの内容は、これから企業の採用活動が本格化するなかで、パフはどのようなサービスを提供できるだろうか、というもの。

なかなか素晴らしい企画案が出てきた。特に選考通過者や内定者向けのイベント・セミナー案は傑出している。パフのSE(セミナーエンジニアリング?)はスゴイよ。

昼休みを挟んで4時間連続で行った、『パフの強み紡ぎ出し会議』も感心した。先週はベテラン社員たちと行ったこの会議。本日は、ヤング社員たちを集めて行った。

ベテラン社員たちも、それはそれでいい持ち味を出していたのだが、本日のヤング社員たちは、切れ味が素晴らしかった。やはり若いぶん、脳細胞が活発に動いているんだろう。心地よいテンポだった。

この会議後、徒歩1分という近距離のお客様のところに訪問。昨日の日記でも触れたが、松竹さんで、とあるイベントを行った。昨日の日記では「パフのセミナールームで行う」と書いたが、急きょ松竹さんの本社会議室で行うことになった。近いってホントに便利である。詳しい内容は書けないが、終了後すがすがしい気持ちになれたイベント。週末からの映画『母べえ』は、絶対観にいかなきゃな。

帰社後すぐに営業塾。テラさん講師で昨年の秋から行っている塾の第二ステージが本日から装いも新たに始まった。これから『営業基礎力』を3ヶ月間かけて学んでいく。長年営業の現場に携わっていた僕でさえも、ハッと気づかされる内容も多い。この塾のおかげで、現役の営業マンたちは、これからの営業活動がとても楽しくなりそうだ。

さてさて、明日は朝から静岡だ。静岡って、いままであまり縁がなかったのだが、昨年の後半になって、いろんな人脈ができた地だ。3人(者と社と校)と約束をしている。

詳しくは明日の日記で!

吉永小百合のことを書く日

2008年1月22日 (火曜日)

昨日の日記に、吉永小百合のことを少し書いた。彼女が可憐な少女のころに歌った唄である(実はデビュー曲だった) 『寒い朝』を、僕は口ずさみながら通勤しているという話を書いたのだ。

そして今朝。

朝食のトーストをかじりながら何気なくTVを観ていたら、なんと吉永小百合が映っているではないか!!

数時間前に僕の日記に書いたばかりだったので、この偶然に、なんだかとても幸福な気持ちになった。

今週の土曜日(26日)から公開予定の映画『母べえ』の特別試写会が、昨日ロケ地の埼玉県川口市で行われたらしく、そのときの舞台挨拶の様子が映っていたのだった。

このテレビを観ていて思い出した。

今年の正月、なんと吉永小百合から年賀状をもらっていたのだ

郵便受けから年賀状の束を取り出したとき、その年賀状は束のいちばん表にあった。

達筆の文字で綴られた年賀状を見て、「へぇー、キレイな字だなあ。誰からだろう?」と行末に目をやった。

なに!!!

一瞬ビックリした。“吉永小百合”と、これまたキレイな字で書いてあるのだ。

「なぜオレなんかに吉永小百合から直筆の年賀状が来るんだ?」と、一瞬まじめに考えてしまった。

まあ、すぐに謎は解けたわけだが(苦笑)。

吉永小百合からの年賀状。JPもなかなかやりますなあ。日本中の中年のオヤジたちは、さぞかし喜んだことであろう。

手元にあるので、ちょっと書き写しますね……。

明けましておめでとうございます
年賀状にはすてきな力があると思います
長く会っていなくても心が通う
そう信じて、私の気持ちを贈ります
今年公開される映画『母べえ』は
あたたかな手紙で結ばれる家族の愛の物語
山田洋次監督のもと思いを込めて演じた
作品をご覧いただきたいと願って居ります
今年が平和な一年になりますように

平成二十年一月一日     吉永小百合

うーん。うっとりするくらい、洗練された文字と文章だ。きっと吉永小百合が自分で考えた文章なのだろう。

『母べえ』を、さりげなく宣伝するあたりもニクイ。この映画では“手紙”が大事な要素になっているらしく、きっと商売センスのある広告代理店あたりが、JP(日本郵便)と松竹とをタイアップさせたのであろう。

そういえばパフの事務所の目の前には京橋郵便局があり、そのすぐ隣には、松竹の本社がある。これもなんだか因縁めいてるよなあ。

そうそう、さらにこじつけていえば、明日はパフの事務所に松竹さんがお見えになる。パフのセミナールームで、とあるイベントを開催することになっており、僕も参加することになっているのだ。これも縁というものだろう。

ちょっとネットで調べたら、吉永小百合は1945年(昭和20年)3月13日生まれとのこと。なんと僕の結婚記念日と吉永小百合の誕生日は同じ日だったのだ。これも偶然とはいえ、嬉しいことだ。

おっとっと。脱線しまくりで脈絡のない日記になってしまった……。

ともかくも、こうなれば絶対に、映画『母べえ』は観に行かねばなるまい。

せっかくなので、パフの事務所から徒歩1分の東劇(松竹さんの本社ビルでもある)に、観にいくことにしよっと♪

寒い日

2008年1月21日 (月曜日)

きょうは暦の上での“大寒”。そして本当にきょうは大変寒い日。この冬いちばん寒かったのではないかな?

朝の徒歩通勤、ひさびさに手がちょちょ切れそうで辛かった。特に勝どき橋のうえ。風の冷たさが身にしみた。

たしかに寒いのはつらいのだが、温暖化が進む昨今、本来の冬らしい寒さには、なんだかホッとする。

ところで僕は、寒い朝になると必ず口ずさむ唄がある。吉永小百合の『寒い朝』という唄だ。

♪きーたーかぜ吹きぬくー 寒い朝もー、 こころーひとつでー 暖かくなる ♪ で、始まる唄。

確か1960年代に流行った唄である。可憐だけど芯の強さを感じさせる吉永小百合の若かりし頃のヒット曲だ。

この唄を口ずさんでいると、どんなに寒い朝であっても、吉永小百合の顔が浮かんできて、がんばろうと思えるようになるから不思議である。

僕にはこんな感じの、いろんな辛いシーンでの『マイ励ましソング』がいくつかある。

また追々、この日記でも紹介していくことにしようかな♪

がんばれNHK!の日

2008年1月20日 (日曜日)

NHKの職員がインサイダー取引をしてしまったらしい。

とても残念だ。

実は僕は、NHKの番組がとても好きなのだ。

年を取ってきたせいもあるのだが、民放の番組がどうも好きになれない。どうみてもアタマの悪そうな、アイドル化した女子アナウンサーだけがキャピキャピと目立つ番組作りしかできない民放の番組を観ていると、なんだか悲しくなってくる。

昭和40年代のテレビ黄金期にテレビっ子だった僕からすると、最近の民放テレビは、どうも質が悪くなってきたように思える。創意工夫を絶えず繰り返し、日々チャレンジしていた、かつてのテレビマンたちの情熱がなくなっているような気がする。

そんななか最近のNHKは、とても頑張っているように思える。

一連の不祥事をうけて、現場の職員たちは汚名を返上すべく、「これぞ制作、これぞドラマ、これぞドキュメンタリー、これぞ報道、これぞNHK」という気概を持って、番組作りに励んできたのではないだろうか。

この年末年始のNHKの番組を観ていても、おもしろいなあ、やっぱりNHKだなあ、と感心することが多かった。

定番の紅白歌合戦も工夫が随所にみられてよかったし、さだまさしが出っ放しの正月番組もよかったし、「プロフェッショナル 仕事の流儀」はなかなかいい番組だし、今年の大河ドラマも、単発のドラマもなかなかいい。

昨日(土曜日)の夜のドラマ「フルスイング」にも感動した。(現中日監督の)落合やイチローの打撃コーチを務めた故・高畠導宏さんをモデルにしたドラマなのだが、NHKらしい、民放には決して作ることの出来ないドラマだと思った。

そんななかでの、NHKの新たな不祥事。実に残念でもったいない。

職員数が1万人以上もいるわけなので、毎年犯罪者がでるのは、確率的にはしょうがないのかもしれない。

しかし、僕のようなNHKファンも世の中には少なからずいるのだ。NHKの番組に元気がなくなるのは困る。もっともっと質のいい番組を作ってもらわないと。民放にはできないNHKならではの安心して観ることの出来る番組を生み出して欲しい。

NHKの経営や管理に携わる幹部の皆さんには、二度とファンを残念にさせるような不祥事が起きないような仕組みを作って欲しい。

現場の皆さんには、今回のことで腐らず、落胆せず、萎縮せず、でも反省はきちんとしたうえで、目の前の仕事に今まで以上に真剣に取り組んで欲しい。

・・・と、なぜか今夜の日記は「NHK特集」になってしまいました(笑・・・うことではないな)。

日本列島ジグザグの日

2008年1月19日 (土曜日)

木曜の夜から土曜の夜にかけて(17日から19日)、あっちいったり、こっちいったりの日々を過ごした。

17日の夜、新幹線で神戸まで。一昨年から引き受けている神戸芸術工科大学でのキャリアデザインの講義を翌日行うためだ。

18日、講義は無事終了。睡眠学生ゼロを目指したが、達成ならず。朝1限ということもあり、最初から熟睡している学生も。なかなか手強かった。今年度の授業は今回で終了となるのだが、次年度こそは、睡眠学生ゼロの目標を達成したい。

講義が終了し、夕方、東京に戻る。会社で雑務を行った後、品川へ。場所は、品川プリンスボウル。創業時からの協賛企業D社の専務を筆頭とした社員の皆さんとのボウリング大会に参加するためだ。

D社とパフとのボウリング大会は、これで4回目となる。毎回、会社対抗で競い合っている。1回目(たしか4~5年前?)はパフが惨敗したのだが、その後の2回はパフが連勝している。

僕は会社の勝ち負けは別にどうでもよくて、個人での優勝を密かに狙っていた。

が、見るも無残な結果。優勝どころか、ガタガタの成績で終わってしまった。パフの新入社員のイワサキに個人優勝をさらわれてしまったのが、悔しさに拍車をかけた。1ゲーム目は、もうひとりの新入社員キムラにも負けてしまった。

ああ、悔しい。D社のS専務も、同様に絶不調。ふたりで優勝を競い合ったのは今は昔。もうあのころの輝きは、ふたりには戻ってこないのだろうか(涙)。あ、ちなみに団体戦はパフの勝利。まあ、個人が散々だったので、嬉しさもあまりないんですけどね(苦笑)

ビールと焼肉で打ち上げ(残念会?)を行った後、帰宅。

数時間の睡眠後、朝5時半に起床し、羽田空港へ。熊本に行くためだ。

熊本到着後、地場の同業者であるT社の部長と打ち合わせ。その後、コンサル先のK社に入り、4時間連続の打ち合わせ。

この日は宿泊せずに、東京にとんぼ帰りした。慌しい1日だったのだが、空港で熊本ラーメンを食べられたのは嬉しかった。なかなか美味しかったのだ。

と、この3日間は、あっちいったりこっちいったり、日本列島をジグザグ・うろちょろしてしまった。

また一週間を振り返ると、今週は毎日、朝から晩まで(夜の付き合いも含めて)よく働いたと自己評価。

明日の日曜日は、ちょっとゆっくりさせてもらおうかな。あ、でもジムに行って、脂肪だけは燃焼させなければ!

評価会議を行った日

2008年1月18日 (金曜日)

この日記でも何回か触れてきたが、パフは昨年の7月1日(今期スタートの日)を境に、理念/ミッション/ビジョンを再定義し、組織も一新し、人事制度の改革も行った。

その新しい人事制度に基づいた人事評価が始まった。

メンバーは、自分で立てた目標や行動に対する自己評価を、シートに書き込む。そしてそのシートに対し、上司であるグループ長は、コメントと上司評価を書き込む。

この本人と上司の評価が書き込まれたシートをすべて持ち込んで、本日、「評価会議」を行った。

この評価会議の目的は、単純に昇格や昇給を決めればいい、ということではない。主眼は、ひとりひとりの社員の強みや弱みを明らかにし、どのように育成指導していったらよいかを、皆で話し合うことにある。

パフには現在、3人のグループ長がいる。この3人プラス社長である僕。そして、今回の人事制度構築のコンサルを引き受けてくださったマングローブ社の今野社長にオブザーバー(というよりアドバイザー)として加わっていただいた。

午後1時から始まった会議が終了したのは午後5時半。延々4時間半かけて、皆で真剣に討議した。途中休んだのは5分間のアイスクリームタイムと、4分間のトイレタイムだけである。

この会議を通じて、僕は感心を通り越して、感動してしまった。

我がグループ長に対してである。メンバーひとりひとりに対する深い愛情を感じたのだ。

彼らは真剣にメンバーの育成のことを考えている。他のグループ長や周りの意見に左右されず、きちんと自分の軸を持ちながらメンバーの評価をしていた。厳しい目と、温かい目と、公平な目と、おとなの目で、自分のグループのメンバーだけでなく、すべての社員のことを、自分のことのように真剣に考えていたのだ。

まだ30歳にも満たない連中ではあるのだが(ひとりはちょうど30歳だが)、きっとよその会社の名マネージャーと呼ばれる人たちと比べても、(少なくとも意識面においては)負けていないと思う。オブザーバーの今野さんも、会議が終わったあと、感心しきりであった。数多くの会社の評価会議に出席している今野さんからみても、彼らの「目」や「考え方」や「姿勢」には、抜きん出るものがあったという。

最初から、このようなものの見方が出来ていたかというと、決してそうではない。成長したのは、この半年間ほどではないだろうか。いや、この数ヶ月かもしれない。20歳近くも年上の(しかも社長である)僕よりも、高い視点での、冷静でぶれないものの見方をしてくれる。

とても嬉しくなるとともに安心した。彼らが合議して決めたことがらであれば、間違った方向に進むことは絶対無いと確信した。

僕には珍しくちょっと褒めすぎてしまったが、それだけ感心・感動したということだ。この感覚を忘れないうちに、この日記に残そうと思ったわけである。

<追伸>

マングローブの今野社長は、『月刊パフ The Movie』の1月号にもゲスト出演しています。