パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

きょうは休日。その割には早起き。いつもと同じ朝6時に携帯の目覚ましソング(コブクロのSTAY)が鳴り響き、目を覚ました。

その後、朝食。そして、ゆっくり歩いて聖路加病院の傍にある歯医者さんへ。早くは歩けないが、ゆっくり&のんびりであれば、月島から聖路加くらいまでの移動は平気になった。

実は、きょう本当は、家族でディズニーシーに行くはずだった。

パフが加入している健保では、希望する社員は、(年一回のみだが)ディズニーランドかディズニーシーのフリーパスポートチケットを(扶養家族の分も含めて)たったの2,000円で購入できるのだ。なかなか素晴らしい健保の福利厚生サービスだ。ちょっと前までは1,000円、もっと大昔はディズニーランドを健保で借り切っていた時代もあった(もう18年ほど昔になるけど)。昔は組合員が皆若く、お金が有り余っていたんだろうな。

毎年この権利(ディズニーランドorシーのチケットを入手する権利)は、希望すれば誰でも行使できるのだけれど、僕はここ7、8年くらいは使ったことがなかった。

でも、「今年は久々に行ってみようかな~」と思って、本日のチケットを予約していたわけであるが、結局は、このたびの足の指の骨折で、めでたく行けなくなってしまった。娘は残念がると思いきや、親を置いて、友だちを誘ってルンルンで出かけて行ってしまった。

ということで、歯医者さんでの治療を終え、またゆっくり歩いて家に戻り、昼食をとり、龍馬伝の再放送を観、いまは遊び道具と化してしまったiPadをいじくりまわしているところなのだ。

お昼前に、ソフトバンクからWi-Fiのルーターが送られてきており、さっき家のLANに接続し終えた。なるほど。iPhonもiPadも快適な速度でつながっている。こりゃすごいや。もう少しいじり回してみよう。

ディズニーシーに行けなかった分、きょうは家に篭って、オタクのような過ごし方をするのだ。

昨日のおおまかな振り返り。

午前中、メルマガ(Face to Face)のコラム「どげえするんか?」の執筆。1時間で書き終えるはずが、割り込みの仕事がもろもろあり、結局書き終えたのがお昼過ぎ。その後メルマガは編集担当のチェックを経て、夕方には配信されたようだ。やれやれ。

※こちらが配信されたメルマガなので登録されていない皆さんは、どうぞお読みください。⇒ http://puff.weblogs.jp/mag_list/2010/06/vol069.html

午後、中華そばと半ライスを食べた後、病院へ。

足の指を骨折して15日目。半月が経過したわけだが、ここで精密検査(ってほど大げさなものでもないが)。レントゲン撮影をいろんな角度から行った。

「骨くっついたかな~?」と楽しみにしていたのだが、仕上がった写真をみると、まだ僕でも分かるような亀裂がはっきり見える。

医者は、

「そりゃ、まだ無理ですよ(苦笑)。だいたい3週間目くらいからネバネバした骨のモトが分泌され、それが固まっていくのが4週間目以降なんです。まあ、若ければもうちょっと早いんですけどね。釘崎さんくらいだったら、やっぱりそのくらいはかかりますよ。痛くなくなってきたからって、あんまり動き回らないでくださいよ。お酒はまだ飲んじゃダメですよ」

と、みごと釘をさされてしまった。「お酒はまだ飲んじゃダメですよ」って言われても、もう手遅れなのだ(笑)。

ということで夜は、情報交換会(宴会)。

縁ある宴会と名付けたこの宴会。このたび某大学への就業力向上の提案がきっかけで結びついた方々が集まっての宴会とあいなった。

僕の都合で、場所は東銀座の炉端焼きのお店。狭い個室にユニークなメンバー(就職ジャーナリストの常見陽平さん、某大学キャリアセンター課長、某社人事部の課長、某キャリアコンサルタントのマキヨちゃん、某ガイアックスのさべさん)が集った。

常見さんのブログにも書いてあったけど、とても有意義な議論で盛り上がる。ぜったい書けない内容ばかりだけど(苦笑)。

実は昨日、もうひとつ重大な出来事があった。でも、これについては、また時と場所を改めたうえで書こうと思う。利害関係者が多すぎるので、さすがの僕でも迂闊なことは書けないのだ。

まあ、人生いろんなことがある。山あり谷あり。晴れた日もあれば、曇った日も、雨の日もある。時には台風だってくる。それが人生というものだ。だから面白いともいえる。

とりあえず、僕の現在のいちばんの課題と願いは、「骨よ、早くくっつけ~~!」ということだ。

さ、今週最後の日。大事な会議もある。がんばりましょう。行って来ます!!

3日間続いたHRプロさんの人事向けセミナー。昨日が最終日だった。僕は、骨折している左足はサンダル履きで、右足は普通に革靴という、とても奇妙な恰好で3日連続足を運んだ。

きっとスタッフの方からは、「あ、またあのサンダル履きのオヤジが来てるよ」と思われたんじゃないかな(笑)。

ところで最終日の昨日は、僕の講演の日。

講演のタイトルは、「選ぶだけの採用から育てる採用へ」というもの。「職サークル」のお披露目だ。

しかし、(予想はしていたものの)参加申し込み人数はあまり多くない。不人気なんだな。

人気があるのは、やはりソリューション(企業の課題解決系)の講演。「○○すれば人が採れる!」とか、「効率的な○○の手法!」とか。

そりゃそうだ。企業には「ひと」に関する課題が山積している。「課題解決できる手法をお教えしますよ~」と言われれば、聞きたくなるのが人情ってものだ。

ところがうちの講演は、「育てる採用」。なんじゃそりゃ?というのが、正直なところだろう。

そのためか、参加してくださった方々は、パフのお取引先や社員が一度は営業訪問したことのある(つまりはパフのことをよくご存じな)会社の担当者が中心。

その分ドタキャンも少なく、座席の80%ほどは埋まっており、寂しい感じはしなかった。ほかの会社のセミナーは、ドタキャン率が40%くらいだと聞いているので、参加人数だけでいうと他社と遜色はなかったのではないかな。

#それにしても、人事担当者(とくに採用担当者)のドタキャンというのはいただけない。学生のドタキャンを指導する立場なんだからね。しっかりしてほしいものだ。

さて、肝心の講演のほうは、最初の説明が長すぎた(パフの歴史を語り過ぎてしまった…)以外は、おおむね好調。

「職サークル」を多くの人々に伝えるために作成している絵本があるのだが、この絵本の絵をスクリーンに照射し、物語は僕が朗読した。皆さん興味深く聴いてくださったようではあったが(人によっては唖然としていたかな?) 、まさか講演で「絵本」を聴かされることになるとは思っていなかっただろう(笑)。

惜しむらくは、「職サークル」の取り組の具体的なところを詳しく説明できなかったことだな。でも、コンセプトや思いだけは、くどいほどたっぷり伝えられたのではないかと思う。

それにしてもHRプロさんの、「3日連続大型セミナー開催」って、すごいことだ。総来場者数は2,000人を超えているんじゃないかな。たぶん経費も相当にかかっていることだろう。出展企業からの収入だけでは賄いきれなかったんじゃないかな。今後、我々人材業界を支援していただきながら、ご自身たちも、きっちりと儲けていただきたいと思う。

さて、本日のメインイベントは、病院での検査。骨折から2週間経ったわけだが、このタイミングで再度レントゲン写真をとって治り具合を詳しく調べるのだという。もう痛みもほとんど消えている。きょうの検査次第では、来週末くらいにはギプスも取れるかもしれない。

よし。気合いをいれて検査に臨むことにしよう!

昨日は、HRプロさんの「HR戦略総合セミナー」でのパネルディスカッション開催の日。

HRプロの寺澤社長、就職ジャーナリストの(昨日は「変人の」って書いたな…)常見陽平さんと、就職/採用の問題について語り合うという企画だ、

下の写真は、開始前の常見さんと僕のツーショット。睨みあってるみたい。なんだかプロレスが始まる前の風景のようだ。

CA3C0176 (2) 
 左:常見陽平(一橋大学プロレス研究会) 右:釘崎清秀(湯布院中学校柔道部)

実はこのディスカッション、以前三人で鰹のたたきを食べながら、就職・採用問題について、ああだこうだ大議論したことがきっかけで実現した。

三人とも知り合ってからまだ一年程度なのだが、ずっと昔からの同志のようだ。

僕は常見さんと、「破壊と創造の採用会議」なるものを主宰しているが、差し詰め今回のパネルディスカッションは、その番外編のような感じだった。

CA3C0178 (2)

打ち合わせはほとんど何もやっていないのだが、ひとつだけ決めていたことがあった。

それは、このパネルディスカッションの最後に、「就職氷河期」ではない言葉を提案するということ。

そもそも、現在の就職難の状況は、ひと昔前の「就職氷河期」とは異なっている。「就職氷河期の再来」などとマスコミや採用コンサルタントの類が安易に言っているが、それは本質を理解していないことの証左だ。現在はたしかに就職難ではあるのだが、同時に採用難でもある。学生は就職に苦労しているし、企業は採用に苦労しているし、人材業界はビジネスに苦労している。すべてがまったく噛み合っていないのだ。

我々3人は、この現象を、その原因からこう名付けることにした。

それは、

『就職活断層』

である。

活断層とは、地震や地滑りを引き起こしている根源。学生と企業のずれ、大学と企業のずれ、時代の変化とのずれ……。このまま放っておくと、そのうち大きな惨事となってしまう。

なかなか、うまい!(と自画自賛)。

特別に、この名前が決まった歴史的瞬間(3人のメールのやりとりの中身)を公開しちゃおう。

—–

Sent: Wednesday, May 19, 2010 10:48 PM
To: '
常見 陽平
(Yohei Tsunemi)'
Cc: 'k.terazawa'; Puff Kugisaki(Office)
Subject: RE: Re:
セミナータイトルについて

常見さん、(cc:寺澤さん)

お疲れ様です。釘崎です。

3人のパネルディスカッションのセミナーのタイトル、どうしましょうかね。

(中略)

3人で行うパネルディスカッションは、その分(?)少し尖ってもいいかもなぁと

思っています。

寺澤さんの、「就活断層」をみて、そうだ!と思ったんですが、

「活断層」って、地震や地滑りを繰り返し引き起こしている諸悪の根源ですよね。

「就職活断層」(略して就活断層)って、なんだか素敵ではないかと。。。

なので、たとえば、寺澤さんの案とミックスして、

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現在の新卒採用システムはもはや限界か?

就職/採用問題のスペシャリスト3人によるパネルディスカッション

企業と学生のミスマッチを引き起こす「就職“活断層”」の正体を暴く!

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なーんていうのは、いかがでしょう?

 

(以下、省略)

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もともとは、HRプロの寺澤社長の発案で、そこに常見さんと僕がかぶせながら完成していったのだった。このメールの段階では、パネルのタイトルだったのだが、パネルの最後に、どーんとキーワードを発表しよう、ということになったのだ。

この活断層こそ、現状をみごとに表した言葉である。

この日記をご覧のみなさん、特にマスコミの皆さんには、ぜひこの言葉を今後はご利用いただけたらと思う。

さて。ところで本日は、いよいよ僕のパフ社長としての講演の日。プレゼンする内容は「職サークル」で決まりなのだが、具体的にどんなお話をするかは、今現在、まだ決めていない。講演の開始時間まで、あと8時間。もう少し考えてみることにしよう。

きょう(日付はもう昨日だな)から、HRプロさんの「HR総合戦略セミナー2010」という、企業のHR(人事、採用、教育)担当者向けの大きなイベントが始まった。

僕のパフ社長としての講演は、最終日の6月9日(水)である。

それから明日(もう本日か)8日(火)のパネルディスカッションのパネラーとしての出演もある。

でも、本日(もう昨日)はフリー。イチ見学者として、気楽な(というか足のギプスのため止む無く)サンダル履きで参加した。

いちばんの目当ては、高橋俊介さんの講演。

講演のテーマは、「人が育つ会社を作るためにすべきこと」。

高橋さんのことは、ワトソンワイアットの社長をやってらっしゃる頃から(著書などを通じて)存じ上げていたが、講演を直接お聞きするのは初めてだった。

講演時間がジャスト一時間と、短かったせいかもしれないが、すっごくスピード感のある講演だった。でもご本人が言うには、「普段はもっと早い」とのこと。いやー、すごい。

でも、そんなスピードがあるにもかかわらず、話の内容はとても分かりやすい。さすがプロだと感心、感動した。

僕は週末買ったばかりのiPadをメモ帳代わりに、高橋さんのスピーディーな話を(自分としては精いっぱいの)猛スピードで入力した。

ここで新たな発見。

普通のノートPCでメモを取ると、キーボードのカチャカチャがとても気になる。実際、そういう人がセミナーのとなりの席に座っていると、気が散って、とても迷惑だったりする。

でもiPadだと、キーボードは液晶の画面に浮かんでくる仮想のものなので、いくら強く叩いてもカチャカチャしないのだ。しかも、キーボードタッチのとろい僕でも、高橋さんのスピード講演を追いかけることができた。案外打ちやすいし、変換効率も良いのだ。自分も案外まだまだやれるぞ、と、自信が生まれた。

それはともかく、本日の講演内容でのいちばんの収穫。

それは高橋俊介さんの考えと、僕たちパフの「職サークル」の考え方に共通点がたくさんあったことだ。

たとえば、

・人(周囲)に関心を持つことが大事。
・下町型の組織。
・京都花街は、街をあげての舞子芸子の育成システムを構築したことで花街全体が生き返った。

というくだりなど、まさにパフが提唱している考え方と同じ。

「置屋や茶屋(企業)の枠組みを越えて、花街(社会)共通の財産である舞子や芸子(若者)を育てよう!」ということであり、花街(=日本社会)はそのことで全体が生き返るのだ。

で、その育てる活動に参加した企業は、結果として若者から信頼され、尊敬され、有能な人材が集まり、強い組織になる。

社会は、育てられた若者たちが集う、その他たくさんの会社で構成されており、会社同士の信頼感も醸成されている。消費者としての若者は、企業への信頼感や、社会全体から育てられた恩義もあり、感謝の気持ちをもって消費を行う。そして、そのことは後輩へ、子供たちへと引き継がれていくのだ。

一方で、「(自分の会社に入社するかどうか分からないような)若者を育てるのは、うちの会社のシゴトではない(フン!) 」という考えの会社には、可哀そうだが社会の枠組みから退出していただくことになる。

・・・そんなことを夢想してしまったのだった。

さて、明日(っていうか本日)は、就職・採用業界の変人・常見陽平さんと、HRプロの寺澤社長とのパネルディスカッションである。時間はなんと50分のみ。おそらく、この限られた時間内でキレイに意見をまとめるのは絶望的なのだが、最後は3人でひとつのキーワードを紡ぎだしたいと思っている。

乞うご期待!!

iPadに松下村塾を貼り付けた日

2010年6月6日 (日曜日)

昨日、いま話題のiPadを入手した。

「iPhoneを大きくしただけ」と評価する人もいるが、なかなかどうして。この「大きくなったこと」が、とても可能性を大きくしている。

話題の電子書籍も何冊か購入してみた。本を読むのにちょうどいい大きさだ。読みやすい。

また、iPhoneでは最大の難点だった文字入力が、僕のような老眼のおじさんにでもスイスイやりやすくなっているのが嬉しい。ノートやメモ代わりとして、十分使えそうだ。

難点は、(iPhoneでもそうなのだが)メールの文字が化けること。iPadから送信されたメールは、パソコン(WindowsPC)で受信すると、ほぼ間違いなく文字化けするのだ。絵文字を挿入するなどで、緊急避難的な文字化け回避はできるらしいが、なんだかスマートじゃないな。抜本的な解決策を望みたい。

ところで本日の龍馬伝は、池田屋事件だった。長州藩の志士たちが多数、新撰組によって命を奪われた。この事件が結果として、のちの薩長連合や明治維新に大きな影響を及ぼすことになる。

だからというわけではないが、iPadの壁紙には長州の風景をセットした。

下の写真は、萩から臨む日本海である。海に沈む夕日がきれいだ。

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そして、下の写真は、ご存じ、松下村塾。

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吉田松陰の私塾である。桂小五郎、久坂玄瑞、高杉晋作ら、幕末の志士たちに大きな影響を与えた。

iPadと松下村塾。ぜんぜん違うものなのだが、両者とも大きく時代を変えるきっかけとなった(iPadの時代的な評価はこれからだろうけど)偉大なる器なのである。

あ、ちなみに上の写真は、僕が一昨年の9月に長州を放浪して撮影した写真です。無断転用を禁じます(笑)。

昨年の11月。オリンピックで2大会(アテネと北京)連続で金メダルを獲得した女子柔道の谷本歩実選手とお会いし、その翌週に開催された講道館杯にご招待いただいたことがきっかけだった。

講道館と全日本柔道連盟が推進している『柔道ルネッサンス』の取り組みを知ったのである。

柔道修業の本来の目的は「人間教育」であった。創始者の加納治五郎師範は、このことを「己の完成」と「世の補益」であると定義づけしている。

つまりは、「人間的に成長した、世の中に役立つ人材を輩出する」ということが、柔道本来の目的であったのだ。

しかるに、そのことから遠ざかってしまった現在の柔道を、本来の柔道の姿に戻していこう!変えていこう!というのが、「柔道ルネッサンス」の取り組みなのである。⇒ 参考:山下泰裕八段による講演(ぜひクリックしてお読みください)

このことに大いに共感し、影響をを受けた(単純な)僕は、パフが創業時から取り組んできた「職サークル」も、いまいちど本来の姿にしていかなければ!と考えたのである。

そして年明けから本格的に、職サークルルネッサンス委員会なるものが会社に設置され、現在の「職サークル」を、どのようにルネッサンスさせていくべきかということが議論されていくことになった。

ぜんぜん目の前の利益にはならないのだけれど、夜中、休日を利用して、ずいぶんと長い時間と労力を、この「職サークルルネッサンス」のために使ってきた。僕だけではない。委員会委員長を務めるホサカを始めとする、有志の社員たちが、たくさんの時間を費やしてくれた。

そして今週、その全体のカタチがほぼ決まった。企画書も出来上がった。絵本(?)も出来上がった。

いよいよ来週から、この新しくなった「職サークル」を世の中に発表し、コアな仲間たちを募っていく段階に移る。

しかし、いきなり大勢の仲間を無理やり集めたいと思っているわけではない。

まずは、趣旨に本気で賛同してくださる方々(法人でも個人でも)といっしょに、「職サークル」が目指す未来を築き始めていきたい。

「職サークル」が目指す未来。それは、

   すべての社会人が

   当たり前のように

   若者たちを見守り

   育てていく世の中

である。

そんなことは、学校がやるべき とか 親がやるべき とか 国がやるべき とか 地域がやるべき とか、他人の義務と責任にしたがる大人たちがたくさんいるけれど、そろそろ、そんな責任のなすり合いはやめにしたい

みんなで取り組もうぜ! 

だって、「若者は社会共通の財産」なのだから。

これが僕たちの主張である。

そして僕たちのまわりには、若者を育てるにあたって、とても大きな影響力と能力を有している大人たちがたくさんいるのである。

それは、新卒採用を行っている企業の経営者や採用担当者の方々である。

僕たちは、企業の経営者や採用担当者の方々といっしょに、若者を有為な人材として社会に送り出していきたい、と考えている。

それから、できれば多くの同業者たちにも、仲間になってもらえると嬉しいと思っている。

「学生の純粋で真剣な就職活動を、金儲けの道具として扱ってしまっている現状を、寂しいと感じませんか?」と問いかけてみたい。 「効率化の名のもとに、姑息な(顔の見えない)採用手法や採用ツールを企業に提供していることへの罪滅ぼしをしたくありませんか?」と聞いてみたい。

僕が偶然、就職と採用の業界に足を踏み入れたのが1983年。もう27年も昔のことである。考えてみれば、(途中、寄り道はしたものの)ずいぶんと長くこの世界で仕事をしてきた。

多くの就職情報事業者や、(マニュアル本の執筆者を中心とする)似非就職コンサルタントや、一部の有名企業たちが中心となって演じている茶番劇に対して、怒りを感じたり、ウンザリしたこともたくさんあった。

この世界での仕事をあと何年続けられるかは分からないが、僕個人のビジネス人生においては、最終楽章を迎えていることは間違いないだろう。

だからこそ、次に続くこの業界の若者たちにも、今回の「職サークル」の考え方を広めていけたらと思っている。

まずは、来週のHRプロさん主催のセミナー(HR戦略総合セミナー2010)で講演させていただくことを皮切りに、いろんなところで、「職サークル」を語っていこうと思う。

7月9日(金)は、企業の採用担当者の方々向けに、パフ単独の大型イベント『採用コロンブスの卵~採用活動が変わる12のヒント』を開催する。ここでももちろん「新生・職サークル」を発表する。約200名の集客を想定している。

パフの社員たちも来週の火曜日から、「新生・職サークル第一期協賛企業」の募集を、懇意にさせていただいている企業の経営者や人事担当者の皆さんを中心に、呼びかけ始めることになっている。

来週から、ルネッサンスの活動(まずは仲間を募集する活動)が、一気に始まるのだ。

さあ、「職サークルルネッサンス」の初年度。どの程度の仲間に集まっていただけるのか。いまからとても楽しみである。