パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨日は午前中、3日ぶりに病院に行く。

バケツに洗剤の入ったお湯が運ばれてくる。包帯を取り、ギブスを取ってもらう。そしてバケツに足を突っ込んでブラシでゴシゴシ洗う。足の指の骨を折ってからというもの足を洗えるのはこのときだけ。あー気持ちよかった。

午後は社内打ち合わせ。来期(12年度採用のシゴト)の採用アウトソーシングの仕事を組み立てるにおいて、大事な打ち合わせとなった。

その後、とあるプロジェクトの説明会。国(経済産業省)が年初に打ち出した「2010年卒者向け新卒就職応援プロジェクト」の説明会だ。このほど、このプロジェクトをパフでも一部お手伝いすることになったのだ。

この春、就職先が決まらないまま大学を卒業した若者を対象に、採用意欲のある中小企業を紹介し、半年間の就業体験(インターンシップ)をコーディネートしていくというプロジェクトだ。

告知期間が短かったこともあり、昨日来てくれた若者は2名のみだったが、ふたりとも就業意欲満々。いいマッチングができるといいな。

本日も引き続き2回の説明会を実施する。9名の若者の申し込みがある。みんな頑張ってほしいな。日程の都合で来られなかった方々の対応も、来週引き続き、随時行なっていきたいと思う。

足の骨を折って外を自由に出歩けない僕にとって社内で出来るこのシゴト。ちょうど適したシゴトである。しかも若者の将来に役立てる。がんばろう。

そういえば、きょうは他にも大事な打ち合わせが3件ある。夕方は久々に遠方(といっても渋谷区だけど)に出かけなければならない。大丈夫かな。サンダル履きでちょっと情けないけど、無理しない程度にガンバロウ。

すでに日付は変わって、現在6月2日午前2時。

昨夜(といっても数時間前だけど)は、6月度のキックオフミーティングが開催された。今期最後の月次キックオフだ。

パフでは毎月初め、午後6時半から2時間程度の全体会議を行っている。全社員が必須参加の会議である。

大きな会社では、全社員が顔を合わせて会議をやるなんて滅多にない。せいぜい社員総会を年に一回やる程度だろう。数万人規模の超大企業だと、おそらくそういう機会すら(物理的に)作れないと思う。

しかし、パフのような小さな会社では何回でも全体会議ができる。ちなみにパフの場合は、月イチのキックオフ以外では、毎週月曜日の朝8時から全社朝礼を行っている。あ、月曜日以外でも、毎朝8時45分からは普通の朝礼もおこなっている。・・・っていうことは、毎日が全体会議だ。そりゃすごいな。

ともあれ、本日の月次キックオフミーティング。最高の緊張感をもって実施された。

緊張感……。そう。我々が期初に掲げた最低限の目標の達成まで、あとわずかなのだ。

わずか足りないまま終わるのと、ギリギリでも達成して終わるのとでは、大きな違い。

この戦いから逃げて、一生を負け犬のごとく過ごすか。それとも敢然と立ち向かい、最後には勝利の美酒を飲むのか。

あと30日以内に、その結論は出る。

ホイッスルが鳴り、ボールはいま蹴りだされた。

きょうから6月。2010年も、早5ヶ月が過ぎ去ったことになる。早いなあ…。

我がパフは、この6月で期が終わる。第14期の締めくくりの月なのである。

会社を作って14回目の決算。これも考えてみたらすごい回数だな(途中決算期変更などあったので設立年数よりも1回多い決算となっている)。

この1年間は、世の中がとくに大きく動き出したという実感がある。政治、経済、教育、生活、テクノロジー……。大きく動き出したというよりも、「混沌としてきた」という印象がぬぐい去れない。

そして、我々が日々向き合っている「就職と採用」の世界も、まさに混沌としてきている。

いままで、なんだかんだいって「就職と採用」の秩序(というかレール)を作って来た大手就職情報会社が、進むべき道を見失い、自信をなくしているように見える。

若者を育て社会に送り出す役割を担ってきた大学が、若者の育て方に躊躇しているように見える。

若者を次代の戦力として迎え入れるはずの企業は、採用や教育に振り向けるパワーを「合理化・効率化」した結果、受け入れる度量が小さくなっているように見える。

旧来の枠組みが音を立てて崩壊し、新たな枠組み(いや枠組みではないかもしれない)が、生み出されようとしているように思う。

まさに時代の変わり目。混沌なのだ。

なにはともあれ、今月で14期が終了。来月から新しい期を迎える。

混沌とした時代。変化の時代。できれば我々は、その変化をリードする存在でありたい。

そのためにも、残りの一ヶ月を有終の美で飾りたいと思っている。