「狼になりたい」は、こんな唄です。
2011年10月12日 (水曜日)
昨日の日記は、意識朦朧としているなか書いたようで、実はよく覚えていない。
家に帰って、午前3時ころに書いているようだ。
酒は飲んでいなかったのだが、書きながら睡眠についていたようだ。
だから意味不明な記述が何カ所かある。
特に最後の行の、「では今週も、雨にも負けず、風にも負けず、バグにも負けないようにしよう!」というのは、いったい何だろう。
雨や風に負けないのはよく分かるが、最後の「バグにも負けないように」というのは、首をかしげると同時に興味深い。
それよりなにより、日記読者の若者から、「なぜ吉野家なんですか?」「狼になりたいってどういう意味なんですか?」という無邪気な質問をもらった。
そうか。知らないんだね。
ということで、きょうは中島みゆきの「狼になりたい」を皆さんに試聴していただこう。
珠玉の名曲である。
これを夜明け間際の吉野家で聴いたら、本当に泣けてくるかも。
僕もいつのまにか、「ベイビーフェイスの狼」から、「向かいの席の見苦しいオヤジ」になってしまったのかもしれない。「ビールはまだかー!」と叫んでいるのかもしれない。
この唄を聴きながら飲む、晩秋の一人の酒は美味かったっけな。
では、聴いてください。中島みゆきの、「狼になりたい」です。
藤沢久美さんによる人事担当者向け特別セミナーだった日
2011年10月7日 (金曜日)
昨夜は、藤沢久美さんによる特別講師セミナー。対象は職サークル協賛企業人事担当者。「経営者が人事担当者に期待する真の役割」~1000人の社長インタビューから得た、経営者のホンネ~ というタイトルで、(懇親会も含めると)18時~21時の3時間たっぷりの開催だった。
講演では、藤沢さんならではの、企業経営者への取材から得られた興味深いお話がいくつも飛び出してきた。
参加した人事の皆さんは最初から最後まで、ずーっと藤沢さんのお話に引き込まれていた。
先日の学生向けの講演のときもそうだったのだが、藤沢久美さんのお話というのは、実に腹にストーンと落ちる話ばかりなのだ。
なぜだろう。
たぶん難しい言葉で固められた理屈ではなく、理想のあるべき論でもなく、すべて現場のリアルな話で構成されているからであろう。しかもそれは、すべて自らの目と耳と足とで集めてきた一次情報なのだ。
そしてなにより、藤沢久美さんのお人柄だ。優しさと強さと、謙虚さと確たる軸の太さとが、みごとにバランスされている。
以下、昨夜、参加された人事の皆さんからいただいた感想をアンケートから抜粋して載せておこう。
—
■面白い着眼点でのお話しを聞かせていただき、目が覚めた印象です。経営者に聞かせたい話です。
■「社長の想いを託す先は人事」という言葉でモチベーションがあがりました。 いきなりスゴいことができるわけではありませんが、何かから始められるきっかけにしたいと思います。
■途中でウルッときちゃいました!すごく色んなヒントがもらえた気がします。勝手に色んな意味で自己限定していたような気がします
■とてもよかったです。自分はまだまだ人を大切に信じられていないと反省し、先輩企業の色眼鏡をかけてない方々に目頭が熱くなりました。
■“意識が現実を決めている”という部分が、今の現実の自分とリンクして、とても考えさせられました。弊社の社長も社内を回って社員に声をかけることを多くしています。そこをうまく使って、人事担当者として、新入社員や若手社員に何かできることがないかと考えました。
■早く会社に戻って、とりあえず人事部内で共有しなければ!と思います。「変わらなければいけない、でも劇的でなくてよい」という言葉がすとんと身にしみました。
■いろんな経営者のお話しを聞くことができ、とても参考になりました。また、話を聞きながら自社との比較をしている自分がいました。このアンケートを書きながら、なんだか新鮮な気持ちでいます。
■具体的なエピソードが満載で中身の濃い時間でした。会社全体で始めるのは無理でもチームからはじめて、じわじわと影響の輪を広げていきます。
■伸びている会社、働きやすい会社には根底にあるものは似たようなものだと理解しました。そうした企業にしていくためにも人事の仕事の大変さを再認識しました。でも楽しそうですね。たいへんな仕事って。
■とても具体的で共感するお話しでした。私たち人事は、社長がかわっても社員を信じていくことが大切であり、可能性を常に見つけていく行動をしていきたいと思いました。
—
どうだろう。この感想を読むだけで、昨日の講演の内容がいかに人事の皆さんの心を動かしたかが、お分かりいただけるのではないだろうか。
(以下は、藤沢久美さんへ)
藤沢さん、学生向けの講演に続き、昨日は本当にありがとうございました。藤沢さんの引き出しの多さ、奥深さに僕も感心しきりでした。そしてまたも後悔。ツーショットの写真を撮りそこなってしまったのです。ぜひまた次の機会を設けさせてください。これからもよろしくお願いいたします!
さーて。本日は午後からまるまる第二クオーターのキックオフ会議である。社内には目にみえない問題が密かに、しかし着実に積み上がってきている。問題の芽が小さいうちに摘み取らなきゃな。
では、行って来ます!
ずぶ濡れで帰宅した日
2011年10月6日 (木曜日)
昨日の雨はひどかった。気温も低かった。
夜、いろいろと雑務が溜まっており、会社を出たのはすでに10時過ぎ。
外は、どしゃ降りの状態だった。
タクシーで帰ろうかな、という誘惑に一瞬駆られたのだが、お腹がペコペコだったので、徒歩5分のところにある、八丁堀の吉野家まで歩いていくことにした。
吉野家では、少しは小降りになればいいなと思いながら、ゆっくりと牛丼を食べた。
ビールを飲みながら、本を読みながら、ずいぶんゆっくりと牛丼を食べてしまった。八丁堀の吉野家は店内が広くて、キレイで、ゆったりとできるのだ。
店を出ると、すでに11時前。雨は、悲しいことにさらにひどくなっていた。
しかし、いまさらタクシーに乗るのもイヤなので、歩いて帰ることに。
結果、すっかりずぶ濡れになってしまった。先日の台風のときよりも酷いずぶ濡れ具合だ。
しかも、昨夜ほど家までの道のりが遠いと感じたことはない。
実際、ずいぶんと時間もかかってしまった。家に着いたら、すでに11時半を回っていた。
ホントは家に帰ってやりたいことがあったのだが、昼間の疲れも一気に襲ってきて(昨日の午後は、まるまる大学での講座の運営だった)、できずじまい。
教訓。
大雨のときは、ウォーキング通勤などせずに、素直に電車やタクシーを使うべし。やっぱり自然には逆らわない方がいいね。
さて、本日は銀行との打ち合わせが二連ちゃん。
夜は、たのしみにしていた、藤沢久美さんを特別講師に迎えての、職サークル協賛企業向けのセミナーである。人事の方々に大いなる刺激を与えていただけると嬉しいな。
さて、どうやら雨もあがったようだ。本日は傘を置いて、颯爽と歩いて行って来ます!
リレー講座「ニッポンの若者に会わせたい…」の最終回は元祖「釘さん」だった日
2011年10月5日 (水曜日)
8月4日から始まった、職サークル主催の若者向けリレー講座「ニッポンの若者に会わせたい!一流の社会人」。ついに昨夜で最終回を迎えた。約2カ月間。ほぼ毎週。全8回をやりきった。
毎回、ビジネスの世界で大きな成果をあげてきた方々を講師としてお招きし、学生に、社会のこと、仕事のこと、組織のこと、経営のこと、人生のことなどなど、相当に濃く、深いお話をしていただいた。
講師陣は、学生の分際(表現悪くてゴメンナサイ)では、めったに直接会って話すことのできない、ホントに凄い方々である。でも、講師陣は皆さんそろって、「自分は一流なんかじゃありませんよ…」と仰るのだが、僕流の定義では、間違いなく一流の方々なのである。
僕が考える一流の社会人。それは能力が高いとか、仕事で大きな成果をあげているということだけではない。
僕は、一流の社会人とは、仕事で大きな成果をあげているということに加えて、
1)誠実であり
2)謙虚であり、
3)自分の仕事に大きな誇りと使命感をもっており、
4)本質や正義や道義を、いかなる場合でも見失わず、
5)自らリスクを取り、いつまでも挑戦し続け、
6)自分のことより、周囲への礼儀、恩義、感謝の気持ちを大切にする人
であると考えている。
そういう方々が発する言葉には、言霊が宿っており、きっと聴いている人たちの心を揺り動かしてくれるに違いないと考えている。
今回の講師陣は8人とも、僕と浅からぬ縁のある方々にお願いしたのだが、近場で済ませて楽をしようと思ったわけではない。上で定義した一流の方々が、幸運なことに、たまたま僕の周囲に多くいらっしゃったのだ。
そして有り難いことに、誰からも断られなかった。いや、断られるどころか、「私なんかでよければ喜んでご協力します」とか、「釘崎さんのお願いを断れるわけないじゃないですか(笑)」といった感じで、二つ返事で快諾していただいた。
さらに、皆さんなんと「手弁当」で、つまり一切のギャラ無しで、引き受けていただいている。普通なら、数十万円の講演料を払ってもおかしくない方々なのに、である。皆さん「職サークル」の趣旨に賛同し、一肌脱いでくださったのだ。
前置きが長くなった。
で、最終回の昨夜。講師は、「釘さん」に務めてもらった。
いや、僕ではない。そもそも、僕は一流ではない(苦笑)。
『元祖・釘さん』。つまり僕の5歳年上の兄、釘崎広光氏が、リレー講座最終回の講師だったのだ。
兄は、今年の6月にリクルートの取締役を退任し、そしてつい先日の9月末に(14年間社長を務めていた)リクルートマネジメントソリューションズの社長を退任した。現役時代は兄弟といえども、なかなかパフの講演を依頼しにくい立場だったのだが、今回は大手を振ってお願いすることができた。
(下の写真は数年前、リクルートの社内報(かもめ)に兄弟で掲載された写真。右が兄の広光氏)
兄のことを「べた褒め」するのは僕の信条に合わないので、あまり書かないことにするが、実は先にあげた一流の条件を、うちの兄貴は相当に高いレベルで、すべて満たしているのではないかと思うのだ。
いままで、「お前ら似ても似つかぬ兄弟だな」と(僕の方が)揶揄されることが多かったのだが、兄貴の講演を聴いていて、「やっぱり俺たち、兄弟だったんだな」と思えるようになった。
仕事や経営の捉え方。生き方。思想、哲学といったものが、そっくりだったのだ。
いやー、なにしろ、『元祖・釘さん』に昨夜は大感謝なのである。
企業の方々にも、本当はもっともっとたくさん聴いてもらいたかった(部屋が狭いので昨夜くらいの人数が限界ではあったのだが)。きっと身につまされることも多かったのではないだろうか。
ということで、「釘さん」、本当にどうもありがとうございました。次回(仕事で)会うのは、12月2日に開催する、職サークル協賛企業向け「特別講師セミナー」ですね。こちらも大いに期待しています。よろしく、お願いします!!
<追伸>
兄が講演で説明してくれた「アウフヘーベン」について、以下、自分の記憶と記録のために書き写しておきます。
アウフヘーベン(止揚)とは
ヘーゲル弁証法における根本概念
ある一つの命題(テーゼ)と、それに反対・矛盾する反命題(アンチテーゼ)との二つの相反する命題を、互いに否定しつつも生かして統合し、より高次元の段階である綜合命題(ジンテーゼ)を導くこと
守り抜くべき価値観 vs. 現実的な利益の追求
明確なビジョン・方向性 vs. 臨機応変の模索
勇気ある変化 vs. 地道な進化
大胆な構想 vs. 細部へのこだわり
未来志向 vs. 日常業務の徹底
長期的視点での投資 vs. 短期的成果の追求
事業の拡大 vs. 資源の集中
成長への意欲 vs. リスクの回避
失敗覚悟での挑戦 vs. 成功第一の取り組み
顧客満足の獲得 vs. 効率の追求
第一級の知性(スコット・フィッツジェラルド)
二つの相反する考え方を同時に受け入れながら、それぞれの機能を発揮させる能力
概念的思考と分析的思考、大胆さと慎重さ、スピードと徹底性、一貫性と柔軟性、
自信と謙虚さ、自己実現と組織への献身
内定式で「うまれよ塾」を行なった日
2011年10月4日 (火曜日)
昨日は、来春入社予定者の内定式を行なう会社が多かったようだ。
僕も、とあるお客様(T社)の内定式に「お呼ばれ」されて参加してきた。ただ参加しただけではない。「うまれよ塾」の講演を行なったのだった。
T社の内定式には、昨年も招いていただき、やはり「うまれよ塾」の講演を行なった。2年連続で声をかけていただけるというのは、嬉しいものだ。そして、初々しい内定者たちと接せられるというのが、さらに嬉しい。
今年は、82名の内定者たちが出席していた。
講座のあとは大懇親会。立食形式のパーティーだったのだが、そこにも参加させていただいた。この懇親会では、大ビンゴ大会が行なわれたのだが、実はその企画運営を、パフのヨシカワが手伝っていたのだ。
手前味噌になってしまうが、なかなか工夫された、みごとな大ビンゴ大会だった。会場は大盛り上がり。単に盛り上がっただけでなく、82名の内定者に一体感が生まれると同時に多くの交流が生まれていた。同期意識が一気に高まったのではないだろうか。
僕も何人かの内定者たちに声をかけられた。「先ほどの講座、とてもためになりました」と言われて、その内定者が無性に可愛く思えてしまった。僕も相当に単純な奴なのだが、やっぱり直接そう言ってもらえるのは、とても嬉しいものだ。
T社の内定式。来年も、ぜひまた「お呼ばれ」されたいと思える、実に清々しく気持ちのいい空間だった。
昨日は、この懇親会が終わって帰社後、懐かしい来客があった。12年前、パフでインターンをしていた、かつての大学4年生。名前をノグチという。彼は大学卒業後、大手人材派遣会社に就職し、現在は、とある公的機関でキャリアカウンセラーの仕事をしている。
パフの仕事のことで相談があり、わざわざ仕事帰りに寄ってもらったのだ。
そしてもうひとり。ノグチと同じく、12年前パフでインターンをしていたかつての大学3年生、ウエスギもやってきた。某大手証券会社の管理職になっているウエスギは、かなり遅れて、9時半ころの合流だった。
かつての大学生も12年も経てば、立派なオッサンだ。体重もかつての倍くらい(は言い過ぎだけど)になっている。と同時に、とても頼もしくなっている。
「俺からさんざん怒鳴られていたお前らが、こんな立派なこと言うようになるとはなあ…」と、感慨ひとしおだった。
昼間の某社の内定式での大学生たち。夜の(かつての大学生だった)元インターンたち。成長の軌跡を1日で見たような気がする。
さて、今夜も30名程度の現役大学生とのイベントがある。とても楽しみにしていたイベントだ。詳細は明日の日記で書くことにしよう。
あ、時間がなくなってしまった。そろそろ出なきゃ。
では、秋晴れの本日。元気に行って来ます!
さあ、秋だ!
2011年10月3日 (月曜日)
いよいよ10月だ。秋である。
食欲の秋、読書の秋、実りの秋、収穫の秋、スポーツの秋、文化の秋…etc. いろんな形容詞の似合う季節である。要は、人間にとって、最も活動しやすい季節だということだろう。
就職活動を控えた学生諸君は、そろそろスタンバイモードに切り替える季節だ。
来春卒業の学生諸君は、社会人となるための心構えを固め始める季節だし、進路が未確定の諸君は、(そうはいってもまだ卒業まで半年あるので)就職活動に一層力を入れ始める季節だ。
社会人にとっても、秋は仕事に集中できる季節だ。暑くもなく寒くもないこの季節は、頭も冴え、カラダも軽快に動きやすくなるはずだ。
我がパフ&マジックドラゴンでも、この季節、「実りの秋」と「収穫の秋」となっていくことを切に願う。めいっぱい収穫して、厳しい冬を乗り切らないとね。
プライベートでは、「スポーツの秋」だ。いよいよマラソン大会が近付いてきた(いびがわマラソンは11月13日)ということもあり、この10月はトレーニングを本格化しつつ、コンディションを整えなければならない。
そういえば、昨年のいまころは、「文化の秋」だった。新潟のささかみでのライブを控え、いつも週末は練習に明け暮れてたっけな。
その他、今年は、「読書の秋」も実践しようと思っている。専門書、ビジネス書のほかに、哲学書や漫画にも手を伸ばしたい(すでにONEPIECEは、12巻目に突入したし、笑)。
ということで10月の実質的な活動初日。まずは「スポーツの秋」を実践すべく、ウォーキングをしながら会社まで行って来ます!