かつての柔道仲間と門前仲町で一献
2012年9月19日 (水曜日)
まずは下の写真を見ていただこう。
これは2年半前(2010年3月)に、丸の内警察署の柔道場で撮影した写真である。
僕のとなりにいる奴は、当時の東京外語大柔道部4年生のオオツキ。二人で柔道の稽古に出向いた時の写真だ。
彼は翌月、某大手鉄鋼商社に就職し、大阪に赴任していったのだが、それまでの約1年間は、パフでインターンとして働いていた。
武骨な体育会系で、「礼」がしっかりした奴だった。
朝の出社時と夕方の退社時、僕の席の前まで必ずやってきて、「クギサキさん、おはようございます」「クギサキさん、本日はこれで失礼します」と、毎日欠かさず挨拶をしていた。一年間、一日も欠かさずである。なかなかできそうで、できないことだ。
そのオオツキも、現在では社会人3年目。今年の春、大阪から東京に転勤になり戻ってきた。
春先に一度会ってはいたのだが、こんど一緒に飲みに行こうと約束していた。
なかなかその約束が果たせずにいたのだが、昨日やっと飲みに行くことが出来た。
場所は門前仲町。なかなか渋い。彼の住む独身寮が門前仲町にあり、僕の住む月島からも近いことからすぐに決まった。考えてみれば、インターン時代を含めても二人で一緒に飲むのは初めてのことだった。
当然のことかもしれないが、社会人3年目の彼はなかなか逞しくなっていた。「礼」にも一段と磨きがかかっていたし(笑)。
こうやって、かつての教え子(とくに何かを教えたわけじゃないけど)と時を経たのち酒を酌み交わせるというのは嬉しいものだ。
これからいくつもの修羅場を潜りぬけて、一段と逞しくなってほしい。
なんだか爺臭いかもしれないが、かつて一緒に仕事をしたことのある(かつての)若者たちと会うたびに、そういう気持ちになる今日この頃である。
さて、本日は大雨のため朝ランは中止。
午後からは2カ月に一度の、ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の拡大幹事会がパフの会議室で開催される。全国から10数名のオヤジ経営者たちが集合する。
夜は、昨夜とは一転、オヤジたちとの懇親会だが、これはこれで味がある(苦笑)。
では、そろそろ(本日は早朝会議のため梅ちゃんは見ずに)行って来ます!
ご明察!
2012年9月18日 (火曜日)
昨日、久々(といっても3週間ぶり?)に映画を観に行った。
観た映画は、『天地明察』。2010年の本屋大賞と吉川英治文学新人賞を受賞した小説の映画化だ。
江戸の天文学者で改暦の大事業をやってのけた安井算哲(後の渋川春海)が主人公だ。
渋川春海って日本史で習っただけなのだが、この映画を観て、すごく親近感を持てるようになった。
岡田准一演じる安井算哲、宮崎あおい演じるその妻えん。ナイス夫婦だった。この2人は、4年前に上演されていた映画『陰日向に咲く』でも共演していたが、とても好感のもてるコンビだったことを思い出した。
それから、出番は少しだったのだが重要な役どころを演じていた市川猿之助の関孝和(数学者)も味があった。
この時代、地球が丸いことや地球が動いていることを、多くの人たちは知らなかったという。
そんな時代に、地道に天体を観測し、高度な数学を駆使し、暦の誤りを正すことに自分の半生を注いだ安井算哲。映画では、岡田准一のキャラも相まって、純粋で飄々とした清々しい人物として描かれていた。
僕が子供のころにこんな映画があったら、もう少し真面目に数学や理科を勉強したのに。ああ、残念。でも、子供のころは観ろと言われても絶対観なかったろうな(苦笑)。
ともあれ小説の方もぜひ読んでみたいと思う。
「ご明察!」とならないことの多い昨今の世の中だが、安井算哲のように地道にコツコツと、でも明るく希望を捨てずに生きていくのが、正解のない時代の納得解かもしれないな。
さて、9月もすでに後半戦。今週も夜を中心に(?)予定がぎっしり。
では、大詰めとなった梅ちゃんをみてから行って来ます!
ダメだしが品質を強化する
2012年9月14日 (金曜日)
昨日のランチタイムの会合は、予想通り実に面白い展開となった。
同じ思いを持った方々との出会いは、偶然ではなく、もはや必然の出会いなのではないか、神様がちゃんと仕組んでいるのではないか、とさえ思う。
詳しい話はまた今度、どこかで。
ところで昨日の夕方は、ダメだしオンパレード。
インターン生3チームが、「採用課題を解決するための提案書」を作成し、僕にプレゼンしてくれたのだが、3チームともケチョンケチョンに、僕から「ダメだし」を受けた。
「それで何を買ってもらうの?」
「お客さんが発注する理由は?君らじゃないとできない理由はなに?」
「それじゃ、採用担当者にアドバイスしてるだけじゃん」
「ぜんぜんビジネスになってないね」
などなど。
もう全員、顔面蒼白。
彼らは、こんなに厳しく指摘されるとは思っていなかったかもしれない。
そこから彼らは本気になった。
夜10時近くまで、皆、必死に根本から考え直していた。
途中僕の席の内線電話が鳴って、「もう一度だけ見てほしい」と彼らは食い下がってきた。
ほほう。
よくこの短時間で軌道修正できたな、というくらいに、夕方とはぜんぜん違った出来栄えになりつつあった。
「ダメだしが品質を強化する」。あきらめず、へこたれず、やり続けることが大事なんだな。
本日は午後2時から協賛企業3社にご来社いただいたうえでの本番だ。
人事の方々から、どんな評価をいただくことになるか。
ドキドキしながら楽しみにしていたい。
さて、では本日も梅ちゃんをみてから、行って来ます!
多様な人たちと会って話をする
2012年9月13日 (木曜日)
会社の仕事というのは、様々な人との関わりがあって初めて成立する。
しかし、学生の業界研究や企業研究のスタイルを見ていると、そのことが理解できていない連中が多いように思う。
たとえばマスコミと広告代理店と総合商社を目指している学生がいたとする。
「僕が目指している業界ではありませんので、この方々と会って話をするのは時間の無駄です」と言って、BtoBメーカーや流通業の人たちの話を聞こうとしない、なんていう場面によく出くわす。
「おまえな、おまえが目指そうとしている会社の顧客って誰なんだよ?」
「え?」
「仕入先ってどこなんだよ?」
「は?」
「おまえが、『会って話をするのは無駄だ』って言ってるメーカーや流通業の人たちなんじゃないの?」
「特にマスコミの仕事なんていうのは、世の中のあらゆる物事に関心がないとやっていけないんじゃないの?」
「おまえ、そんなんじゃ、どこにも就職できないよ」
・・・実際に狭い了見の学生に会うたびに、僕が言う台詞だ。
昨日は僕自身、朝から夜まで、年齢も立場も所属も国籍も、実に多様な人たちと会って話をしていたので、ふとそんなことを思い出したのだった。
さて、本日のお昼も珍しい組み合わせのランチが予定されている。もちろん仕事がらみなのだが、実に楽しみ。
そしてインターンシッププログラムも3日目。昨日までのヒアリングをもとに提案書の作成が行なわれる。そして僕のダメ出しが夕方だ(すでに「ダメ」って決めつけるのは可哀そうかな、苦笑)。
正解はひとつではないのだから、思いっきりぶっとんだアイディアがインターン生から出てくることを期待したい。
では、いつもどおり梅ちゃんをみてから行って来ます!
銀行の人事とも(実は)仲がいいのだ
2012年9月12日 (水曜日)
昨日からパフのインターンシップ第二陣(9月の部)が始まった。
当初12名に合格通知を出したのだが、実際に出社してきたのは10名ジャスト(2名は消息不明?)。
この10名が3つのチームに分かれ、職サークル協賛企業3社に、それぞれ『採用コンサルタント』として訪問。その会社の採用担当者から採用の状況を細かくヒアリングし、採用課題を発見し、最終日(4日目)にはその課題を解決するための提案(プレゼン)を行なう。
今回は僕も1チームを担当している。昨日は、音羽にある協賛企業K社に3名のインターン生を引率し「同行営業」した。
引率はするものの、僕は商談(ヒアリング)の場では一切口を挟まないルール。助け船も出さない。インターン生が最初から最後まで、すべてを切り盛りする。
これが、なかなかスリルがあっていい(笑)。
本日も再度K社に訪問し、昨日聞いた課題を整理し、解決に向けての仮説を組み立てたうえで二度目のヒアリングを行なう。彼らが昨日のヒアリング内容をどのように理解し、何を課題としてとらえているか、本日明らかになるのだ。
自分たちで言うのもなんだが、このパフのインターンシッププログラムはなかなかイケてる。
我々は彼らに本物の仕事をさせているし、責任も与えている。たぶん採用コンサルタントという仕事の難しさと大変さと面白さ、そしてパフという会社の姿勢や考え方なんかも実感してくれているのではないかな。
インターン生のひとりが、先日まで某メガバンクのインターンシップに参加していたのだが、インターンとは名ばかりで何の就業体験もできなかったという。
「パフのインターンシップとは雲泥の違いですよ。あれじゃ単なる会社説明会ですよ。自分が果たして銀行業務に向いているかどうかも全然分かりませんでした」と言っていたが、まあそれが(銀行に限らず)多くの企業でのインターンシップの実態と限界ではないかと思う。
そう、ところで銀行の話。
パフは(僕の個人的好き嫌いも影響して)創業以来、銀行(とくにメガバンク)に対して真面目に営業(提案)活動をしたことがない。
一回、取引銀行の支店長に採用の責任者を紹介してもらったことがあるのだが、採用に対する考え方があまりにも違いすぎて付き合うことが出来なかった。
でも、1社だけ深くお付き合いしている銀行がある。メガバンクではないのだが、ある分野で大きな特徴と優位性をもった銀行だ。もう10年のお付き合いである。
10年前に採用の担当だった課長は、いまでは偉くなり(!)、人事総務部門を統括する部長になっている。
この部長、いまは採用の実務に絡んでくることは殆どないのだが、昨日、久々に採用担当者の方と一緒に、茅場町のパフに訪問してくれた。
昨夜は、この部長と、採用担当の方と、代々この銀行を担当してきたパフの担当者たちと、茅場町の焼き鳥屋の座敷で一献傾けた。
以下は、その写真(もちろん「釘さん日記」への掲載は、部長にOKもらってます^^)。
※中央に陣取っているのが部長と僕。なんだか楽しそうだな(笑)。
部長は僕とほぼ同年代。終盤は、高倉健を話題にしながら盛り上がった。「健さんを人生の師匠として生きていきたいですよね」と語り合ったのだった。
さて、本日はインターン対応以外にもいろいろとある。今週の山場かな。
早朝は経営会議なので、梅ちゃんは残念ながらお休み(夜の再放送か録画をみる)。
では朝食をとってから行って来ます!
社内接待
2012年9月11日 (火曜日)
昔、コンピュータ関係の大きな会社にいたころは、よく「社内接待」というのをやっていた。僕は幸運なことに、接待するほうではなく、されることのほうが多かった。
出張で地方の支店の営業サポートによく出かけていたのだが、夜は必ずご当地の美味しい店で接待を受けていた。同じ会社の人間とはいえ初対面であることがほとんどで、この接待がきっかけでコミュニケーションが円滑になり、仕事がうまく運ぶことが多かった。バブルの時代だったので、社内接待とはいえ、かなり豪勢だった。
パフのような小さな会社では社内接待なんかする必要はないのだが、昨夜は珍しく、とある仕事での功労者を社内接待した(というか、地元月島の焼肉を奢ってあげただけなんだけど、笑)。
マジドラのタシロに、日ごろの仕事とは全然関係ないことを休日を利用してやってもらったのだ。具体的に言うと、漫画家としての仕事を頼んだのだ(なんのことだか分からないと思うけど、それはまた今度)。
なかなか美味しい焼肉だったな。きっとこれで、もう一回くらい奴は無茶を聞いてくれるだろう^^。
さて、本日から4日間はインターン生の受け入れだ。今朝はその打ち合わせで朝8時に呼び出されている。梅ちゃんが始まる前に出かけなければ。
では、そろそろ行って来ます!
インターン第二陣の受け入れが始まる週
2012年9月10日 (月曜日)
インターン受け入れの8月の部が終わったばかりだと思っていたら、明日からまた9月の部が始まる。
また心を鬼にして「ダメ出し」しなければならないのかな(苦笑)。
このインターンも含めて、今週は面白い人たちとの接点がいろいろとある。
昼の会食も含めると、色とりどりの(?)顔ぶれだ。
ところで、ランニングの報告だが、昨日は月島から皇居まで往復してきた。
往復約14km。最初はゆったり走っていたのだが、皇居の周りを走り始めたくらいからペースアップした。
目の前を(メキシコオリンピック銀メダリストの)君原健二さんとそっくりの初老のランナーが走っていたのだ。
まさかご本人ではないと思うのだが、首を傾げて走る姿がそっくり。しかも年齢の割に速いのだ(たぶん5:30/kmくらい)。
僕はそれまで6:30/kmのペースで走っていたのだが、この「君原健二」について行こうと決めて必死に走った。
結果、皇居一周は、今までの僕とは思えないすごいペースで走ることが出来た。
おかげで全体の平均ペースも、5:58/km。夏のこの時期のタイムとしては上出来だ。
でもやっぱりちょっと無理し過ぎたみたい。
よって、今朝のランはお休み。代わりに早朝シャワー&読書に切り替えた。
これはこれで気持ちいい。
ではそんなわけで、梅ちゃんもゆっくり見てから、行って来ます!