服部先生と対談した日
2018年9月20日 (木曜日)
このところわりと真面目にシゴトをしている。地方で人事向けの講座を持ったり、原稿を書いたり、スライドを作ったり、議事録をまとめたり、同業者との提携交渉を行ったり、譜面を集めたり(これはシゴトじゃないかw)。
でも考えてみたら、そのほとんどが「株式会社パフ」としての仕事ではなく、履修履歴活用コンソーシアムだったり、ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)だったり、日本採用力検定協会のシゴトだったりする。
いちばんメンドクサクて時間を取られているのがFネットかな。会長がなにもやってくれないので(笑)。
で、昨日は日本採用力検定協会・代表理事としてのお仕事。同じく同協会の理事を務めていただいている神戸大学大学院経営学研究科の服部泰宏先生と対談を行った。
Profuture社主催のHRサミットが昨日から3日間にわたって赤坂インターシティで開催されているのだが、そのオープンセッションに出演することになっていたのだ。
服部先生と大勢の人の前でお話しするのはこれが3回目。
1回目は、先生と出会ったばかりのころ(3~4年前だったかな?)で、やはりHRサミットでの講演だった。そのときはパフの100×10チャレンジの効果測定(学生の成長にどのような影響を与えているか)のお話だった。
2回目は、2年前の職サークルシンポジウムでの講演とパネルディスカッション。実はこのシンポジウムの事前打ち合わせ(1週間ほど前にパネリストが蒲田の居酒屋に集まった)が、日本採用力検定協会設立につながっている。
あ、ちなみに、そのときの写真がこれです。
服部先生と同じく理事になってもらった曽和さんと木津さんも写真に納まっている。2年前の職サークルシンポジウムのパネリストだったんですね。
もしこの面々がパネリストでなかったら、そしてこの夜、酒を酌み交わしながらの議論が盛り上がっていなかったら、日本採用力検定協会はできていなかっただろう。大事なことは夜、居酒屋で決まるのだ(笑)。
そして3回目が昨日の対談だったわけだが、服部先生はこれだけ著名になっても以前と変わらずに、お付き合いくださっている。いや、お付き合いというよりも、ついに同じ組織(採用力検定協会)の同志として巻き込んでしまった。こうなったら先生にはトコトンお付き合いいただけたらと思う。毒食らわば皿までって言うしね(ちょっとたとえが違うかw)。
ということで、服部先生、昨日はありがとうございました。これからもますますよろしくお願いいたします。検定問題の作成、がんばりましょう!
さてと、きょうは実質的には週末モード。明日は1日、仕事はできなそうなので(その理由は明日の日記で明かしますが)、今週やるべきことは今日中にぜんぶ片づけておく必要がある。がんばろっと。
では朝食後、行ってきます!
「採用本」ついに脱稿しました(^^)v
2018年9月19日 (水曜日)
この日記でもしばしば「書けない…」とぼやいていた採用本(タイトル未定)。執筆の打診を出版社から受けたのが昨年の11月。日記ではこんなふうに書いていた。
本を書く・・・かもしれません。2017年11月22日 (水曜日)
昨日の午前中、とある出版社の編集者と編集プロダクションの方々総勢4名がご来社された。
こともあろうに、僕に本を書いてほしい、という用件で。
2週間ほど前、会社の問い合わせフォームに以下のようなメールが届いていた。
差出人は、編集プロダクションの女性の方だった。
支障のない箇所だけ抜粋してみる。
はじめてメールを差し上げます。書籍の編集業務を行っております✖✖✖の✖✖✖と申します。
この度、✖✖✖✖✖✖✖✖✖を製作することになりました。
企画趣旨としまして「自社にとって優秀で、長く働いてくれる人を見つけ出そう」をテーマに、採用担当者の悩みをスッキリと解消させてあげられるような本にしたいと考えております。
つきましては出版社の担当者から「この企画はぜひ、釘崎先生にお願いしたい」とご指名で言われております。
また、わたくし自身も先生の御著書『キミは就職できるか?』や御社HPを拝見しまして就活生に対する意見に感銘を受けました。今回、その熱意を、ぜひ悩める採用担当者に対してもぶつけていただきたいと思い、メールを送らせていただいた次第です。
うーん。こんなふうに持ち上げられたらさすがに悪い気はしない・・・っていうか、ちょっと、いや、かなり嬉しい(#^^#)。
いや待て待て。でもこれは巧妙な営業ではないか? 実はふたを開けてみたら自費出版で何千冊も買い取らなきゃいけないっていう話なんじゃないか?
念のため確認してみたが、「違います。むしろ私たちがお支払いするお話です」という(失礼なことを聞いてしまってゴメンナサイ)。
「じゃあ、お話だけは聞いてみましょうか」ということで、ご来社いただくことにしたのだった。
僕は今から15年前に一度だけ本を書いたことがある。
ヨシカワが新卒2年目、ホサカが新入社員の頃なので、遥か大昔のことだ。
その頃は、僕もまだ会社の営業を最前線で行っていた。営業だけでなく、企画書づくり、イベントの司会やコーディネート、新米社員たちの尻ぬぐい、投資家向けのIR活動等々。1日が30時間あっても足りないくらいで、土日も深夜も仕事をする超ブラック経営者だった。
そんななか書籍の執筆を引き受けたものだから、もうたいへん。本当に死ぬ思いだった。
というわけで「もう懲り懲りだ。二度と本なんて書かない!」と決めていた。
が、昨日の話。
出版編集の方々4名に取り囲まれて話をしているうちに、「いや、こういうストーリーにしたほうが良いんじゃないか」「われわれのポリシーはこうだから、書くとすれば、こういう会社の採用事例を盛り込みたい」とか、もう引き受けることを前提とした話になってしまった。
うーん、どうしましょう。
正直なところ、書きたい気持ちも半分ある。ゴーストライターでも雇うか。いや、でもきっとライターの文章が気にくわなくて全部自分で書き直してしまいそうだな(苦笑)。
ということで、現在ちょっとお悩み中の釘さんでした(´・ω・`)
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で、悩みに悩んだ挙句、結局は引き受けることになったわけだけど……さすがに単著では厳しいと思ったので、ビジネスリサーチラボの伊達さんに頼み込んで一緒に書いてもらうことにした。伊達さんは、採用のことをロジカルにかつ冷静に、実務的な視点だけではなく学術的なエビデンスも引用しながら解説してくれる僕にとって頼もしいビジネスパートナーなのだ。
伊達さんとともに執筆を開始したのが年明け早々。以来丸8か月以上の時間をかけて書いてきて、このたび無事脱稿。パチパチパチ。いやあ長かった。
現金なもので、書き終えたら早いところ本になってくれないかと待ち遠しく思っている。まだ校正作業がたっぷり残っているのだけど(苦笑)。
結局、全体の8割くらいは伊達さんに執筆してもらったのだけど、本を書く過程で名言がたくさん生み出された。
ここで全部を披露するわけにはいかないのだけれど、以下、伊達さんの想いが詰まっている「はじめに」の最後のところを少しだけご紹介してみよう。
本書は「採用がうまくいかない」と悩む採用担当者を思い描いて書いています。放っておいても成功する有名企業がターゲットではありません。「どのような常識にどんな問題があるのか」を指摘し、「正しい努力の方向性」を示そうとしています。
採用の常識のなかには無意識のうちに信奉されているものもあります。当たり前のことだと信じて疑われていないものもあります。何年も何十年も信じ続けられたものもあります。
本書では、そのような常識をひとつひとつ取り上げ、丹念に吟味しながら、問題点を指摘したいと思います。その常識を信じて努力すると採用の成果につながらない理由も解説します。
それだけではありません。誤っているにもかかわらず、なぜ、それらの常識が採用担当者に信じられているのかも掘り下げて考えます。問題を含んだ常識が「保存」されるメカニズムを知ることで理解が深まり、解決に向けて足を運びやすくなります。
とはいえ、問題を指摘するだけでは、ただ暗い気持ちになって終わってしまいます。誤った常識に言及したあとは、「では、どうすればよいのか」を示します。
採用活動をよりよいものにしようと熱心に取り組んでいる(取り組もうとしている)採用担当者の努力が、採用の成功へと効果的に向かっていくために、本書の内容が役に立つとすれば嬉しい限りです。
ということで採用担当者の皆さん、書店に本が並ぶ日をどうぞお楽しみに!
さて、本日は…、あ、HRサミットだった。
僕は3Fのコミュニケーションフロアでちょっとだけお喋りをしに行く。お相手は伊達さんの大学院時代の先輩でもある神戸大学大学院の服部先生。テーマはもちろん「採用力」である。
本日、HRサミットに行く予定の皆さん、ぜひ会場でお会いしましょう!
では朝食後、行ってきます!
会社は本当に学業を軽視しているのだろうか?
2018年9月18日 (火曜日)
本日の「釘さん日記」は、一般社団法人 履修履歴活用コンソーシアムがこのほど調査・発表した「2019 年新卒採用における履修履歴活用実態調査結果」をそのまんま掲載しておこうと思う。
手抜きではありませんぞ。コピペして編集するだけでも日頃の日記の倍くらいの時間がかかったのですから(‘ω’)ノ
あ、そうそう。この調査結果の発表を受けて、日本経済新聞社さんが9月14日付の日経産業新聞で記事として取り上げてくださった。感謝であります。
それと、この調査のことをまるで知っていたかのように経団連の中西会長が例の「就活ルール廃止発言」に関連して、
「大学が教育に力を入れ、学生も一生懸命勉強し、経済界もちゃんと勉強した学生を採用することがゴールだ」とし「ルールを早めるとか遅めるだけではないだろうと思っている」
と、日本経済新聞社の記者のインタビューに答えたそうだ(2018/9/13付 日経電子版より)。なんだ、ちゃんと分かってるじゃないか、と胸をなでおろしたものだ。上からの感想で御免なさい(笑)。
では以下、調査結果をブログ用に編集しました。どうぞ最後までご覧ください!
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2019 年新卒採用における履修履歴活用実態調査結果
このたび履修履歴活用コンソーシアムでは、2019 年新卒採用における履修履歴活用実態(新卒採用における企業の履修履歴の取得・活用状況)調査を、コンソーシアム加盟企業が運営する就職サイトの会員を対象に本年の6月中旬から7月中旬にかけて実施いたしました。
この調査は昨年に続いて 2 回目の実施となります。今回は、2000 人を超える学生から回答を得ることができました(昨年は約 1500 名の回答)。
その内容を昨年の結果との比較を交え、以下ご報告いたします。
なお、本調査では、「履修履歴を活用していた企業名」を尋ねております。名前が挙がった企業も、あわせて公表させていただきます。
2019 年新卒採用における履修履歴活用実態調査概要
■調査実施者:一般社団法人履修履歴活用コンシーアム
■実施期間:2018 年 6 月 15 日~2018 年 7 月 15 日
■調査対象:2019 年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生
■調査方法:E メールにてアンケートへの回答を依頼。学生は Web 上のアンケートフォームより入力
■回答数:2,141 名
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「選考時、学業を重視していると感じる企業がある」との回答が増加
「採用選考において、学業を重視していると感じた企業がどのくらいあったか」という質問をおこなった。
昨年度 18 年調査では「なし~1 割程度」が約 8 割と大多数だったが、今年度 19 年調査では、「2~3 割程度」「5 割程度」「6~7 割程度」「8 割以上」の回答をする学生が増えており、選考時に学業を重視している企業が増加傾向にあるのではないかと予想される。
学業を重視していると感じた理由は「面接で研究・ゼミ以外の履修科目や授業について、具体的に質問されたから」がトップ。
昨年は「選考初期段階で履修履歴の提出を求められた」がトップだった。いままでは、履修履歴の提出をさせるだけに留まっていた企業も、履修科目や授業などの質問を交えた面接をおこなう企業も増えているのではないか。
なお、学業を重視していると感じなかった理由は、「面接で研究・ゼミについての質問はあったが、それ以外の履修科目や授業について具体的な質問がなかった」となっている。
履修履歴や成績証明書を提出させただけでは、学業を重視していると学生が認識しないことがわかる。
調査では、重視していると思った理由・重視していると感じなかった理由を自由記述で回答してもらっている。その中で印象的だったものは「学業に対する学生の姿勢や考え方から、その人の人柄を読み取っているように感じた」というもの。
また、「学業への取り組み方・プロセス=仕事への取り組み方・プロセスとして評価されているのでは」と回答する学生も複数名いた。
学生の本分は学業、評価されたい。履修履歴や成績などを採用選考に用いる方法には疑問
「面接で、学業のことを聞いてくれる企業の印象は良いですか?」という質問をおこなった。
「はい」と回答した学生は約半数の 45.7%。その理由で多くみられたものは「学生の本分は学業であり、その姿を見てくれる(評価してくれる)から」。
同様の内容は昨年のアンケート回答にもあった。後述するが、学生は多くの時間を授業をはじめとする学業に時間を費やしている。
その状況の中、学業に注目した採用選考をおこなう企業に、多くの学生は良い印象を抱いていることがうかがえる。
「どちらでもない」「いいえ」と回答した学生もいる。その理由には「楽に取れる単位かどうかも理解せず、履修履歴や成績を評価されても」「大学・教授ごとに成績の付け方は異なるので、単純に数字やアルファベットのみで比較されたくない」というものが散見された。
つまり、履修履歴や成績などの指標が採用選考に用いられる方法について、疑問を抱いているようだ。
ちなみに、前年度調査では同項目の質問を「学業と学業以外の両面から質問する企業の印象は良いか?」という質問だったが「はい」という回答が 72.9%だった。
本年度調査では「学業のことを聞いてくれる企業の印象は良いか?」とストレートな質問に変更したのだが、「はい」と「どちらでもない」がほぼ半々となった。学業だけウェイトを置いて質問されるよりも、学業と学業外の両サイドから質問をした方が学生の印象はより良いようだ。
「企業が面接で、学業に関する質問を積極的にすると、学生の学業への向き合い方は変わると思いますか?」という質問には、5 割強の学生が「はい」と回答。これは前年度調査から変わっていない。
「学業に対する質問を通して、入社後の仕事に対してどう向き合うのかを見られているとわかれば、学業への向き合い方は変わる」「付け焼刃の志望動機を評価されるよりも、就活前までの 3 年間の積み重ねを評価してもらった方いい。そのことがわかれば学生は変わる」という理由が挙げられた。
「就活のために授業を受けるようになれば本末転倒」という声も
今回の調査結果を通して、「学生の本分は学業」と学生自身が捉えていることがうかがえる。ただし、そこから学業を就職活動に繋げることに対しては、ポジティブな層とネガティブな層に分かれている。実際、「何を履修するかは個人の問題であり干渉されたくはない」という意見もあった。
「面接時=4 年次に質問されても既に必要単位は取得済みのため意味がない」という回答も複数あった。
この意見は確かで、若年層(1~2年次の学生)への働きかけや情報発信が重要である。「企業は学生の学業に注視している」「学業の取り組み方・向き合い方は、社会へ出てからの仕事での取り組み方・向き合い方と通ずるものがある」ということを、就職活動が始まる前から伝えていき、学業への取り組み方に変化を与えていくことが必要だ。
授業に時間を費やしているだけでない。課外活動より学業に力を入れているー学生のイマ
前年度に引き続き「授業にどの程度出席していたか」の調査をおこなった。多くの学生が8割以上の授業に出席している現状だ。
授業をただ受けているだけなのではないか、という懸念から、今年度は、新しい設問を設けてみた。
「学業にどの程度力を入れて取り組んできたか」という質問と、「学業が、その他学業外の活動の中で、学生生活の中でどのくらい重要か、1位から4位の順位をつけてもらうというもの。
これらの結果から、決して授業に時間を費やしているだけではなく、学業に力を入れてきた学生のイマが感じられる。
調査まとめ
学生の多くは授業に 8 割以上出席し、学業へのウェイトもかなり高めな学生生活を送っており、その学生たちが採用時にもっと学業に注目してほしい、重視してほしい、と考えるのは自然な流れである。
ただ、「企業は学業を重視しない」という先入観を抱き、就職活動に臨んでいるため、サークルや部活など学業以外のことを自己 PR のネタにする学生が多い。そしてその自己 PR は懸命に練られ、盛りに盛られたものだったりもする。
企業側は僅かずつではあるが学業に注目した採用選考をおこないつつある。学業を重視している企業に出会い、「聞いていた話と違う!」と、面接で失敗してしまった話もアンケートには複数記載されていた。
学生の学びへの意欲は決して失われているわけではない。「勉強する姿勢は社会に出てからも重要だと思う」という学生の声がある。「就職活動期間が実質長期化していることで、学業に割ける時間が減っていること」への不満もアンケートでは多くみられた。
「学びたい」という学生の意欲と過程を企業側も評価する。「学業への取り組みを積極的に評価している」という採用スタンスを学生に発信し、「就活では学業は重視されない」という学生の先入観を壊していくことが大事なのではないか。
なお、本調査は、2020 年新卒採用の選考終了時期にも実施し、公表していく。
※本アンケート結果の全データは下記よりご覧いただけます。
◆アンケート結果
https://risyu-katsu.jp/2019enq20180903.pdf
◆アンケート結果/履修履歴の提出を、選考の早期段階で求めていた企業名一覧
https://risyu-katsu.jp/reports2019company/
履修履歴活用コンソーシアムについて
2017年7月、全国各地域の就職・採用支援事業者で構成された団体です。2018 年6月 1 日より一般社団法人に移行いたしました。
<設立趣旨>(ホームページ http://risyu-katsu.jp/found/ より抜粋)
【学生の「学び」と、卒業後の「働く」をつなぐ架け橋として】
日本の新卒採用のシーンでは、「学生がどのような考えや価値観に基づいて学業に取り組んできたか」ということ(=履修履歴)に対して興味を持たれることが、今までほとんどありませんでした。それが結果として、「就活が始まると学生が授業に出なくなる」という現象に繋がり、「企業の採用活動は学業を阻害している」との批判を招く一因にもなっていました。
私たちは、かかる状況を改善していくことを目的に、「履修履歴活用コンソーシアム」を設立いたしました。
本コンソーシアムでは、企業の採用担当者の皆様に、学生の“学業への取り組み”に対する関心を高めていただくための仕組みを開発・提供するとともに、世の中全体へのPR活動を行ってまいります。
企業が“学業”への関心を高めることによって、学生の「学ぶ意欲」が醸成され、結果として社会で活躍するより多くの人材が大学をはじめとする、すべての高等教育機関から多数輩出される世の中になることを願っております。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般社団法人履修履歴活用コンソーシアム
運営事務局 事務局長(株式会社パフ)保坂光江
電話 03-5215-7807 FAX 03-5215-8222
e-mail infoあっとrisyu-katsu.jp
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以上、本日の日記は履修履歴活用コンソーシアムが先日発表したリリース文章を転載させてもらいました。
なお、本コンソーシアムには現在、マイナビさんやディスコさんを始めとする全国各地の就職情報メディア会社にご参画いただいているのだが、もっともっとたくさんの新卒向け事業者のみなさんに参画していただき、社会への発信力を強めていきたいと思っている。
メディア会社はもちろんのこと、パフのような採用コンサルティング会社、RPO(リクルーティング・プロセス・アウトソーシング)事業を行っている会社、適性検査を提供している会社などなど、多くの新卒採用関連事業を行っておられる皆さんに仲間になっていただけると嬉しい。
関心のある方のところには僕が直接お邪魔しますので、ぜひ話を聞いてやってください。同業のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします!
さてと。本日は夕方から、築地でお寿司を食べながら書籍執筆の追い込みミーティングだ。
では夜を楽しみにしながら、行ってきます!
53年ぶりの南の国・宮崎から
2018年9月14日 (金曜日)
昨日から宮崎に来ている。
「宮崎市『 夢。創造』 協議会」という団体から講演の依頼を受けてやってきた。
こういう趣旨の協議会なのだそうだ。
宮崎市『夢。創造』協議会は、厚生労働省から「実践型地域雇用創造事業」を受託し、宮崎市内における雇用拡大や就業支援のための様々なセミナーの開催、 求職者への就職説明会、地域資源を生かした新たな雇用を生む魅力ある商品開発などに取り組んでいます。
当協議会は、宮崎市、宮崎商工会議所、宮崎市ICT企業連絡協議会等により構成され、2017年7月3日から平成32年3月末までの事業実施計画となっています。
(以上、ホームページより)
で、これが僕が呼ばれたセミナーのチラシ。
「採用力UPセミナー」と銘打った5回シリーズのセミナーで、昨日がその第一回目。「自社採用力分析講座」のパートを受け持たせていただいた。
あれ?第2回目のところに見覚えのある人が……。
講師紹介のところを拡大してみよう。
なんだ、曽和さんじゃないか(笑)。
協議会からチラシが送られてきて初めて知ったのだけど、偶然のようだ。
・・・ということで、昨日は宮崎県内の企業・人事採用担当者の皆さん向けに、「採用力UP」をテーマにお話しさせていただいた。
パフの社長として、というよりも、一般社団法人 日本採用力検定協会の代表理事として。
採用力チェックシートや検定問題のサンプルなども使いながら、参加された皆さんと採用力を向上させるために必要なことを考える充実した時間だった。
で、さらに感動したのは講座のあと。
宮崎と言えば地鶏。宮崎でいちばん美味しいお店に連れて行っていただいた。
僕らが日ごろ東京で食べている鳥とはぜんぜん別格。ほんとに美味しかった。ご馳走様でした(^^)/。
ところで僕にとって宮崎は53年ぶりの地。幼稚園児だったときに来て以来だ。当時、僕が住んでいたのは宮崎と熊本の県境にある人吉市。僕のオヤジは板前として宮崎の旅館で働いていたのだ。
そんなわけで、ちょっとだけ故郷の近隣の地に恩返しできた1日でした。
さて、本日は、宮崎市で活躍している同業者のところにお邪魔してくる。こちらは「ふるさと就職応援ネットワーク」の事務局長として( ^)o(^ )。
では、朝食を食べて、市内散策でもしてから行ってきます!
敗戦濃厚な人間ドック
2018年9月13日 (木曜日)
昨日は午後から人間ドック。毎年この時期に受診している。
いつもはあさイチから受診しているのだが、そうすると前日の飲食を制限される。制限されているにもかかわらず、僕はもれなく人間ドックの前日に宴席の予定が入ってしまう。
それじゃあんまり舐めすぎだろうっていうことで、今年からあさイチの受診ではなく午後からの受診に切り替えた。
午後からの受診だと当日朝の飲食を控えるだけで、前夜の食事は普段どおりで構わない(とはいえ、ワインを5杯も飲むのはどうかと思うがw)。
昨年は腹囲がメタボ基準値を超えていたため、健康管理士の指導を受けることになってしまった。
さて、今年は……。
いつもなら検査終了後、健康管理士のところに行って生活改善の指導を受けるのだが、今年はお呼びがかからなかった。どうやら午後の人間ドックだと、その日のうちに血液検査の結果が出ないため、健康管理士の指導は(指導の必要がある場合だけだけど)後日になるようだ。
しかしながら、少なくともすでに昨日の段階で判明している事実がある。
体重は昨年比2kgオーバー。腹囲も昨年より1cmオーバーとなってしまった。ついでに言うと視力(特に左目)は昨年より0.2マイナス(このままでは運転免許の更新ができない!)。
これだけでも敗戦は濃厚である。
今年は春先からずーっと体調を崩していたので、ろくにランニングもできていない。おまけに会社の引っ越しによって5月以降は片道30分の徒歩通勤から電車通勤に切り替えてしまったので、運動不足が甚だしい。お腹のぜい肉も鏡を見るのがイヤなくらいに膨れ上がっている。
ここらで一念発起しよう。
昨日の帰り道、ふらっとビックカメラによってこんなものも衝動買いしてしまったし(@_@)。
涼しくなってきたので、これからの週末はランニングも再開しよう。
あ、来週末は名古屋でリレーマラソンだったか…。その話はまた今度。
では、健康的な朝食後行ってきます!
あ、そういえば今日はこれから宮崎まで飛ぶんだった。その話はまた明日(@^^)/~~~
T社のHさん他オールドメンバーたちと再会した夜
2018年9月12日 (水曜日)
「釘さんの素晴らしき100の出会い」とは、2004年11月から2007年11月まで3年間にわたってメルマガに連載していたコラム。
当時のメルマガは毎週1回発行していたので全149話。超大河コラム(?)だった。
このコラムでは、僕が生まれてから2007年当時に至るまでに出会った方々のことを書き綴っている。
人間なんて一人では何もできない。さまざまな人に教えられ、育てられ、助けられて、やっと今がある。今日まで出会ってきた人、一人ひとりに感謝の気持ちを伝えるために、このコラムを書いていた。
このコラムの第103話と第104話に登場するHさんという人がいる。POSレジのトップメーカーであるT社の(当時の)人事採用教育担当者だ。
昨夜はこのHさんと久々にお会いして旧交を温めた。
昔のコラムをちょっと引用してみよう。
===
僕が30歳になったばかりの頃。僕は、企業人事に適性検査を提案する仕事をし ていた。適性検査といえば、採用時に使用するものや、昇進昇格、配置のとき に使用するのが一般的なのだが、当時僕がいた会社で新たに開発した適性検査 には、社員研修の場面で活用できるものがあった。
この適性検査を売り出して間もなく、すぐに導入してくれた会社があった。確か第一号ユーザーだったと思う。
(中略)
この適性検査の導入が決まったとき、ちょうど教育・研修の担当となった人事 マンがいた。僕と同世代の若手の担当者だった。お名前をHさんという。Hさ んとは、僕が会社を辞める(すなわちパフを作る)までの7年間、ずっとお付 き合いをさせてもらった。
(中略)
僕がパフをつくり、いよいよ本格的に営業活動を始めた1998年の春。会社設立 のご挨拶を大義名分に、Hさんのところに何か売れるものはないかと、出かけ て行った。
「クギサキさんのところは、ホームページの制作なんかはできるの?」
Hさんは、僕に質問してきた。
お金がなく、どんな仕事でも欲しかった僕にとって、「できる?」という質問 に対する答え方は決まっていた。
「もちろんですとも!」
自信たっぷりに答えた記憶がある。
しかし、僕自身にはホームページ制作の経験やスキルなどなかった。このコラ ムにも以前登場した、制作デザイン会社グレートロークの福田さんにお願いし て、企画・提案書を作ってもらうことにした。
この提案がHさんの心にヒットした(のだと思う)。ほどなく発注が決まった。
『テックタウン』という仮想の街に、コンビニや資料館やタイムマシンなどが 登場し、楽しみながら会社のことや製品のことを理解することができる。 コンビニに設置されたポスレジが実際に動作するところなどは(当時のWeb技術 としては)圧巻の内容だった。
かなりの大掛かりなホームページで、金額もある程度大きくなった。いまだか ら言えることだが、初年度の売上の1割を占めるほどの大きさだった。
しかし、ホームページの制作というのは、パフのコアのサービスではない。僕 としては、ぜひともテックに「協賛企業」になってほしかった。こちらのほう がパフの利益率も高い。当時、協賛企業になるためには80万円のお金が必要だ った。なぜか今よりも高い値付けだった。
制作の打ち合わせが終わったあと、Hさんに打診した。
「Hさん、協賛企業としての契約も、ぜひお願いしたいんですが……」
「え、いくら?」
「はちじゅうまん」
「いやー、厳しいなあ。ごめんなさいね」
ホームページで大きな金額をもらっていたので、僕も強くは迫れなかった。し かし、営業活動がうまくいってなかった時期でもあり、かなり落胆したことを 覚えている。
会社に戻りパソコンを立ち上げると一通のメールが届いていた。Hさんからだ った。
「やっぱり協賛企業に申し込みます。気が変わらないうちにメールします」
これだけの、実にあっさりしたメールだった。
パフのコンセプトを気に入ってくださったのだろうか。それとも、僕のあまり に落胆した姿を気の毒に思ってくださったのだろうか。
どちらでも構わなかった。とにかく飛び上がるように嬉しかった。
===
Hさんは現在、このT社グループ会社の社長を務めている。
最後にお会いしたのは2001年だったというから、なんと18年ぶりの再会である。
昨夜はHさんのほか、当時の人事部で採用を担当していたオールドメンバー、そして現在の人事部で採用を担当している皆さん、それからパフの最古参メンバーのヨシカワと最若手メンバーのアクネ、全8名の新旧が入り混じっての大宴会となったのだった。
場所は「びすとろUOKIN 五反田店」。魚も肉もお酒も美味しい店なのだが、実はここ昔はボウリング場で、学生時代よく来ていた懐かしい場所なのだ。
そんな懐かしい場所で、懐かしい方々との一献。実に楽しいひとときだった。
とはいえ、3時間くらいの宴会で30年近い年月を語りきることは到底できない。これをきっかけに、第二弾、第三弾と重ねていきたいものだ。
記念に昨夜の写真をアップしておきましょう。
後列左から2番目。白い半袖ワイシャツがHさんです(*^_^*)
さて、本日は午後から人間ドックである。昨夜ワインをかなり飲んじゃったんだけど大丈夫かな?お腹まわりもずいぶんと大きくなってきたし……。
ま、いまさら気にしてもしょうがないね。では、ケンベン済ませて行ってきます!
どちらのクギサキさんでしょうか?
2018年9月11日 (火曜日)
所属っていうのは小学生になったくらいからずっとついて回るものだ。
由布院小学校のクギサキです。
湯布院中学校のクギサキです。
大分舞鶴高校のクギサキです。
みたいな感じで「どこのどなた?」と聞かれると、社会人でなくとも所属している学校を前に付けて名乗ることが多い。
社会人となってからは、会社の名前をアタマにつけて名乗る。
で、人にはそれぞれ、その「所属の〇〇さん」としての役割とか責任がある。
僕はこの20年はほぼ「パフのクギサキ」である。たまに「月島のクギサキ」(もんじゃの予約を取るとき)だったり「アヤコの父のクギサキ」(娘の学校の先生と面談したとき)だったりしたこともあったけど(笑)。
しかし、このところ「Fネットのクギサキ」や「日本採用力検定協会のクギサキ」や「履修履歴活用コンソーシアムのクギサキ」や「愚か者本部名誉本部長のクギサキ」が、その時々で目まぐるしく入れ替わっている。
自分でも頭がこんがらがってしまう。愚か者本部名誉本部長のときは記憶を失くしてしまうし(苦笑)。
しかしまあ、所属や役割や責任がたくさんあるというのも悪くない。いや、幸せなことかもしれない。
あ、そうそう、もうひとつあった。「山と鼓と葉のクギサキさん」。今週末はこの役割を果たさなければならない。
さて、きょうはどこのクギサキさんだろう。
まあ、どこのクギサキさんだろうが、行く場所はほぼ九段下なんですけどね。
では、大詰めの「半分、青い。」を観てから、行ってきます!