パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

焼き鳥貯金

2018年10月12日 (金曜日)

昨日は人材業界のキーマン(フィクサーかなw)であるP社のT社長との会食。僕とT社長とのお付き合いはかれこれ10年以上になるのだが、年に何回かは飲んで「ここだけの話」の情報交換を行っている。でも、いつも飲みすぎて「ここだけの話」を翌日には忘れてしまい、本当に「ここだけ、いまだけ」の話になってしまうのだけど(笑)。

T社長は情報通であり人脈も豊富。繋いでほしい著名人がいる場合や、業界内の最新情報を得たいときなどは、いつもT社長に相談する。そして相談する際は、「この案件は焼き鳥5本でどうですか?」「いやいや、これは難しい案件ですから10本でしょう」という感じで報酬交渉をしている。

このところT社長へのこの手の相談が増えてしまい、焼き鳥の本数が100本くらいまで膨れ上がってしまった。このまま増え続けると法外な利子を請求されるかもしれない。そんなわけで昨夜は、焼き鳥貯金を少しずつでも取り崩してもらうべく会食の場を設けたというわけだ。

ま、半分冗談です(笑)。

このところ業界内のキーマンの方々と面談する機会が増えているので、T社長なりの業界人間模様をお聞きするのが目的だったのだ。

もちろん「ここだけの話」だったので決して口外はできないのだけど。そして、例によって日本酒を飲みすぎて、その話を今はすっかり忘れてしまい、本当に昨夜だけの話になってしまったのだけど(苦笑)。

まだまだ焼き鳥貯金の残高があるので、年内にもう2~3回くらい使ってもらうことにしよう。

 

さて。本日は……そうか、パフの内定式だ。

内定式は夜なのだが、それに先立って、本日は朝から晩までパフの採用サイトのリニューアルのための取材が入ることになっている。

今年の新入社員や来年の入社予定者が、ホームページデビューする日も近そうだ。

では、夜の内定式を楽しみに、まずは朝食&まんぷく後、行ってきます!

1999年のインターン生

2018年10月11日 (木曜日)

1999年といえば、多くの人がノストラダムスの大予言が現実のものとなるかどうかが気になっていた年。だけど、僕にとっては、ノストラダムスなんかどうでもよくて、未熟児として生まれたパフが死んじゃわないように日々必死に戦っていたころだ。

このころのパフには従業員は誰もおらず(払える給料がなくて辞めてもらっていた)、僕はまさに孤軍奮闘。おかげで少しずつ光明が見え始めてきた時期でもあった。しかし、一人だけで頑張っても限界がある。とはいえ、社員はおろかアルバイトすら雇える財務状況ではない。

そこで思いついたのが「インターン生」の採用だ。何をやらせるかというと「どぶ板営業」。交通費だけは支給するものの報酬はゼロ。ただし、卒業後すぐに活躍できるだけの実力がパフで働くことで身に着く、という触れ込みで募集を開始した。

不思議なもので多くのインターン生が集まった。その数、全7名。大学4年生が6名で3年生が1名。7月中旬から9月中旬までの約2か月間、(途中で逃げ出した連中もいたが)みっちりと働いてもらった。

当時、彼らは21~22歳。僕は38歳。「こら!お前ら何やってんだ、ふざけんな、バカタレが!」という怒号が毎日のように飛び交っていた。若かったんですよね(笑)。

それが今はこれだ。☟

うわっ。腹の出た中年のおっさんたちではないか(笑)。

これ、一昨日の夜の写真。1999年に働いていたインターン生のウエスギ(当時中央大学3年生)とノグチ(当時東洋大学4年生)。1999年、最後の最後まで逃げずにインターンをやり切った根性ある(当時の)学生たちである。

二人ともすでに40代なのだが、ウエスギ(真ん中のオッサン)がこのたび長らく勤めた大手証券会社を辞めて起業することになった。その相談で、彼がいま住んでいる北海道からわざわざ飯田橋までやってきたのだった。

僕の中では、いつまでたってもアマちゃんなインターン生なのだが、20年近く経った今でも、こうやって頼ってくれるのは嬉しいものだ。

起業は傍から見るほど易しいものではないのだけれど、昔のパフのどぶ板営業よりも楽かもしれない。がんばってほしいな。

さてと。お、本日は起業して10年以上がたち大成功を収めている経営者との会食だった。飲みすぎ食べ過ぎに注意しましょう。

では、朝食&まんぷく後、行ってきます!

時期のルールはいらないけど。

2018年10月10日 (水曜日)

昨日、経団連が正式に、新卒採用に関する時期ルール(6月1日以降に選考開始とか内定を出すのは10月1日以降とか)の順守を求める「指針」を廃止することを決めた。

よろしいんじゃないでしょうか、というのが僕の考えである。

でも、代わりに政府が主導して、新たなルールや枠組みをつくると言いだしたので、それはかなり心配だ。

僕がルールをつくるなら、以下の2つだけ。

①選考時期や選考プロセスを公開せよ

②ウソをつくな

そしてもうひとつ加えるならば(これは努力義務でいいんだけど)

③前年(年という単位じゃなくなるかもしれないけど)の選考基準(SPI等の足切り点とかも含めて)と内定者全員の大学と人数を明らかにせよ

かな。

「就職協定」とか「倫理憲章」とか「指針」とか、いままで呼び名はいろいろあったけど、いずれも時期を定めるだけのものだった。

でも、そのルールに拘束力はないので、多くの企業は形式的に守っているかのように見せかけて水面下では独自の採用活動をやっていた。

何が問題かというと「守っているかのように見せかけ」ていたことだ。なぜ見せかけなきゃいけないかというと、ルールがあったからだ。採用担当者だってウソはつきたくないはずだ。選考するための面接なのに「これは面談です」なんて言いたくないはずだ。

なので、時期を一律に縛るような(そして実際には縛ることができない)ルールは定めない。その代わり、会社が「いつ選考するのかという情報公開」のルールは定める。そして公開した情報にウソがあった場合は厳しく罰する。

これでいいのではないだろうか。

公開したくない会社もあるだろうが、そういう会社は「非公開」とすればいい。ウソをつくよりよっぽどマシだ。

そして学生は、その公開された情報をもとに、自分自身の就職活動のスケジュールを組み立てればいい。

昨日、NewsPicksで、とある学生が以下の投稿を行っていた。全文を引用してみよう。

===

当事者の大学生です。

今回の決定に関して「就活が前倒しになると学業に支障が出る」という反対意見が予想されますね。
もっともらしく見えますが、じゃあ大学4年生のうちに就職活動が始まるのは良いのでしょうか。4年生の間も修業期間なのに、そのほとんどを学業ではなく就職活動に捧げなければならない現状は、どう考えても「既存のスケジュールでも学業に支障は出ている」でしょう。
「学業への支障」を理由に就職活動の前倒しに反対しながら、既存の「4年生のうちは就職活動で学業に専念できない」現状の維持を望むのは「矛盾」と言うほかありません。

考えてみれば「4年生のX月以降に就職活動がある(ことになっている)」から、学生も企業も「短期集中」を強いられているわけですよね。その結果として、4年生になると選考や面接が目白押しで学業に専念できなくなってしまう。
むしろ、1年生から就職活動が始まるなら「スケジュールに余裕ができる」ことになります。1年生の時から長期休暇を利用してインターンシップや選考に参加できるだけでなく、1-3年生のときに授業を詰め込まなくても良くなるので、「授業後の時短インターンシップ」が始まるかもしれませんね。

何より、1年生のときから就職活動が始まるなら、学生は早くからキャリアや職業を意識することを強いられます。
すると学生は大学の授業内容が職業・キャリアや社会・企業とどのように関係してくるのか考える必要に迫られるので、目的意識を持って学問に取り組まなければならなくなります。
現在の大学が「レジャーランド」や「動物園」と化してしまっていることを踏まえれば、これくらい必要でしょう。
(私も学習院大学で「あいつ、超マジメなやつじゃん」と指を差して笑われたことすらありました。。。)
(友人は「授業を前列で受けている」ことを理由に陰口を叩かれ、最終的にはうつ病を発症しました。。。。。)
(学生が授業中に当然のように寝ていたり、私語で授業を妨害したりする光景も日常茶飯事でした。もはや学習院動物園。)

「4年生のときも学業に専念できるから学費を無駄にしなくて済む」「学生が目的意識を持って勉強に取り組むようになる(ので、社会全体での学術レベル向上が長期的に見込まれる)」などなど、様々なメリットがあるでしょう。今回の決定を「英断」と言わずして何というのか。

===(引用以上)===

「あっぱれ!」を三つくらいあげましょう。

ホントは昨夜の出来事で書き残しておきたいことがあったんだけど、また明日。

では、朝食&まんぷく後、行ってきます!

 

昨年の7月、こういう日記を書いていた。

「高い城の男」にハマった週末(2017年7月24日)

この日記から一部引用してみよう。

 

「高い城の男」ってご存じだろうか。

ウィキペディアでは、

「アメリカのSF作家フィリップ・K・ディックの歴史改変SF小説。第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、アメリカが東西に分断されている世界を舞台としている。1962年に発表され、1963年のヒューゴー賞 長編小説部門を受賞した。日本では1965年に川口正吉によって翻訳され、ハヤカワ・SF・シリーズ(早川書房)から刊行された。1984年から新たに浅倉久志による新訳版がハヤカワ文庫から出版された。」

と紹介されている。

この週末は、この小説を原作としたドラマにハマっていた。家にいる時間のほとんどは、このドラマを観ていた。土曜日の夜はなんと明け方まで観ていた(@_@。

 

歴史は繰り返す。

このドラマの続編「エピソード3」が始まった。全10話(1話は約55分)なのだが、そのすべてを7日の夜から昨日の夜にかけて観てしまった。なんと視聴時間はトータルで550分。

これ、テレビ局のドラマではない。Amazonのオリジナルドラマで、Amazon Prime Videoからのみ視聴できる。

 

 

あらためて、ウィキペディアから引用してみる。

>>

「第二次世界大戦で敗れた1960年代のアメリカは、西海岸は日本、東半分はナチスドイツに占領されて傀儡国家が統治し、両国の中間には中立地帯がおかれている。世界の大半は日本とナチスドイツに支配され、両国は表向きの友好関係の陰で冷戦状態にある。アメリカでは両国に抗するレジスタンス運動がひそかに広がる。サンフランシスコとニューヨークを主な舞台とし、体制を転覆させようとする、あるいは守ろうとするアメリカ人、日本人、ドイツ人たちによる群像劇である。「高い城の男」と呼ばれる謎の人物が収集する、自分たちの歴史とは全く異なる現実を撮影した謎のフィルム「イナゴ身重く横たわる」が出回り、フィルムを巡る争いが人々を巻き込む。

シーズン1の10話が Amazonビデオ で2015年11月20日から配信され、シーズン2の10話が2016年12月15日に配信された。2017年1月3日には、シーズン3の制作が発表された。
設定や人物名など多くが原作とは異なり、原作にない内容が大幅に追加されている。
公開が遅れていた日本では、2016年12月13日にシーズン1がAmazonビデオにて配信され、2017年1月27日にはシーズン2が配信された。」

>>

いわゆる「パラレルワールド」を題材としたSFものなのだが、構成も脚本も映像も役者もすべてがしっかりとしている。というか僕の好みで、シーズン3の配信を心待ちにしていた。

全10話なので、毎週末2話ずつくらいじっくりと楽しみながら観ようと思っていたのだが、ダメだった。

1話観終わると、またすぐに次を観たくなってしまう。

おかげで、日曜の夜は午前2時くらいまで夜更かし。昨日の祝日は、近所のスーパーへのお使いと食事の時間以外すべてテレビの前でかぶりついていた。

まあ、たまにはそういう休日があってもいい。

続編も(シーズン4)も現在制作中なのだそうだが、配信は一年後くらいかな?

そのとき、また同じような日記を書くんだろうな(笑)。

 

ところで今夕は20年前のインターン生がパフにやってくる。

何をしにくるのかな?

パラレルワールドからの来訪だったりして(笑)。

では、朝食&まんぷく後、行ってきます!

テレアポプロジェクト

2018年10月5日 (金曜日)

この10月より新人やインターン生を中心に「テレアポプロジェクト」なるものが発足している。新規客との接触数をもっと増やしていくための施策として営業グループが発足を決めたようだ。

営業グループの発表資料には次のように書いている(メンバーの名前は誰が誰だかわからないように編集しましたw)。

 

■参加メンバー
 オニー、グリ、グラ、カカ、オゼキ
■目標
 ・新規アポ獲得一人20件
 ・テレアポを通じて会話力を磨く&継続力を付ける
■計画
 チーム対抗戦:架電件数1件1点+アポ獲得数1件10点のポイント制。
  Aチーム グリ、カカ
  Bチーム  オニー、グラ、オゼキ

  ※表彰は2週間ごと。

  ★勝利チームは釘崎さんと豪華なランチ!

  ★個人MVPは釘崎さん+パフの誰かと豪華ディナー!!

 

なるほど。

ゲーム感覚でテレアポを楽しみながらやっていくわけね。

普通に考えるとなかなかタフな仕事なのだが、楽しみながらやるっていうのは賛成だ。

豪華ランチとか、豪華ディナーとか、事前に何の相談もなく決められてしまっているのは釈然としないのだけど(苦笑)。

実は昨日、このプロジェクトのリーダーでもあるBチームのオニーから、「オゼキくんのテレアポを指導してください!」という依頼を受けてしまった。

オゼキというのは明治大学4年生で、昨年の100×10チャレンジの修了生。来年の4月からは、とある人材系企業(パフの数十倍、グループ全体では数百倍も大きな会社)に入社が決まっている。入社前に自分を鍛えたい、という理由で、パフでの長期インターンを志願してきた勇気ある男子学生だ。

僕には拒否権などないので、オニーの依頼を受けて、昨日の午後1時間ほどオゼキのテレアポ指導を行ったのだった。

ロープレを交えながら、テレアポの「秘技」を伝授したつもりだけど、どうだったかな?

考えてみれば僕もオゼキと同じ大学四年生のころ、朝から晩までテレアポばかりやっていたことがある。最初の2週間くらいは全くダメだったけど、「秘技」を体得した後はウソみたいにたくさんのアポを獲得して数百万円の売上に貢献したこともある。時代はぜんぜん違うんだけど大事なことは今も昔も同じなのではないかな。

ということで、オゼキはじめテレアポプロジェクトのメンバー諸君がんばって。豪華ランチはイタリア料理、豪華ディナーは築地の寿司にするので(^_-)-☆

 

ところでいま入ったニュースだけど、都営新宿線(僕が利用している会社までの路線)がストップしているらしい。ありゃりゃ(@_@)。

今朝の朝ドラはあきらめて、30分ほど歩いたところにある東西線の駅まで行ってきます!

 

採用本の初校が届いた日

2018年10月4日 (木曜日)

これからいよいよ年明け発売予定の「採用本(仮)」の校正が始まる。

昨日の朝、この校正紙が届いた。

 

 

本日から、誤字の修正はもちろんだが、編集者のリクエストにお応えして表現方法を改めたり、補足の説明や事例を加えたり、といった作業を進めていく。

僕が担当する箇所は「プロが教える採用力アップのためのヒント」というコラムページなんだけど、こんな感じ。

 

 

おじさんのイラストは僕の似顔絵なのだそうだ。ちょっと似てるかも(笑)。

 

この本は採用の実務書なのだが、経験の浅い採用担当者が想定読者でもあるので、取っつきやすく柔らかいテイストで全体のデザインが施されている。なかなかいい感じだ。

 

とはいえ、僕らなりの硬派な主張を書いたりもしている。

 

撲滅同盟のことも書いてあったり……。

 

11月末までには初校、再校を終わらせなければならない。せっかくなら、たくさん売れてほしいですね。

どうぞお楽しみに(^_-)-☆

 

さてと。本日は作家としてではなく、パフの財務担当者としてのオシゴトがたくさん。憎らしい数字と睨めっこすることにしましょう。

では、朝食&まんぷく後、行ってきます!

 

すごい人は自分のことは後回し

2018年10月3日 (水曜日)

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さんの話題が今朝のニュースでもトップを飾っていた。組閣のニュースよりも断然、心が洗われて朝から清々しい気持ちになる。

ニュースによると、本庶さんはノーベル賞の賞金を後進の育成のために寄付するのだという。いやあ、実にカッコイイ。

本庶さんは「長いこと苦労してきた共同研究者、学生諸君、応援してくださった方々、長い間支えてくれた家族、言い尽くせない多くの人に感謝している」「研究では間違いではないかどうかを、厳しく問う。何が真実かを問う。研究では世界の人と常に闘ってきたつもりです。闘う時は、厳しくないと闘えないです」と会見で語ったそうだが、まさに男。武士のような強さと謙虚さと優しさを感じる。

こういうカッコイイ人の姿がマスコミでクローズアップされるのは嬉しい。僕らが知らないだけで、こういう人は少なからずいる。

ちょっと前に、行方不明の男児を見つけて有名になった大分県のボランティアおじさん(尾畠春夫さん)もそうだ。見返りなど一切求めていない。「残りの人生を社会に何かお返しさせてもらおうと思ってボランティアを選んだ」のだそうだ。

阿久悠が作詞して河島英五が歌った「時代おくれ」という唄に“あれこれ仕事もあるくせに自分のことはあとにする”という詩が出てくる。まさにそんな感じ。すごい人はいつも自分のことは後回し。

自分のことしか考えない人が多くなった世知辛い世の中。本庶さんや尾畠さんのようなカッコイイひとたちがマスコミやネットでもっともっと取り上げられ、少年少女たちの「なりたい姿」になってくれるといいなと思う。

さてと、翻って僕は、今日はカッコ悪い役をやらないといけないかな?

では、準備をして行ってきます!