パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

自分で自分の会社や社員のことを褒めるのもなんだが、たまには褒めてみる。

いや、素直に、「これはなかなかやるな」と思ったのだ。

それは、毎週水曜日に学生向けに配信されているメルマガ。

創業の翌年から、毎週欠かさずずっと学生に配信している。考えてみたら、12年以上の歴史を有することになった。

昔(7年前までだったかな)は、僕が日曜日の夜、うんうん唸りながら執筆し、月曜日の早朝、配信していた。

たいしたことを書いている自覚はなかったのだが、そして自分で言うのもなんだが(いや言うんだけど、笑)、人気が高かった。数千名単位の学生の心を動かしている実感があった。7年前突然、「執筆を辞める!」と宣言したときなどは、「辞めないで!」というメールを学生だけではなく、すでに社会人になったパフの会員OBや、人事担当者の皆さまからもいただいた。ちょっとしたアイドル気分になったものだ(苦笑)。

その後は、社員が執筆を担当しているのだが、昨年まで執筆を務めたタシロのメルマガがまた秀逸だった。学生の気持ちをとてもよく捉えた「愛あるメルマガ」だったと思う。僕にはそこまでの愛はなかったので、敬服したものだ。

そして、このタシロから昨年バトンを引き継いだのが、この4月でやっと入社3年目となったツチダである。こいつはなんでもかんでも「やりたがり屋」で、自分で立候補したらしい。僕は正直言って心配していた。ツチダは、(もちろん悪い奴ではないのだが)トンガリ&デッパリ小僧なので、うまく学生の心を捉えた文章を書けるのかな、と思っていたのだ。

ところがところが。回を経るごとに、着実に腕をあげている。「ツチダ様、おみそれしました!」という感じである。

先日、とある銀行の人事責任者と会食しているときに、「いやあ、パフが毎週発行している学生向けのメルマガは面白いし、為になるねえ。お前らこれぜったい読んでおけ!といって、部下に回覧してますよ。あれ書いている社員はなかなかのもんだね」と言われたりもした。社長は、社員のことを褒められるのがイチバン嬉しい。

昨日のメルマガの冒頭の文章もなかなかだった。以下、転載しておこう。

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┣★┫【1】執筆人・土田のひとりごと/「人で選びました。」賛成?反対?

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 こんにちは。職サークル運営事務局(パフ)の土田です。

 

 「人で選びました」

 

 会社説明会などで、よく聞く先輩社員の「入社の決め手」。

 

 皆さんの会社を選ぶ基準にも「人」は入っていますか。確かに、仕事は1日

 の中の大きな割合を占めることになるので、職場の人や、雰囲気が、自分に

 合うかどうかは、気になりますよね。

 

 しかし…今回はあえて

 「人」で会社を選んではいけない!という話をします。

 

 ・もし、あなたが惹かれた「人」が、あなたの入社後に退職してしまったら。

 ・もし、あなたの入社後、あなたとものすごく相性の悪い人が異動してきて

  あなたの上司になったら。

 ・もし、あなたの入社後、会社が合併や統合を行い、社風や価値観がまった

  く違う人たちと働くことになったら。

 

 こんなとき、あなたはどうしますか?

 会社を辞めますか?

  

 そうです。会社に所属する「人」というのは、働く上でとても大事な要素の

 ひとつですが、同時に自分がコントロールできるものではありません。つま

 り自分の意思とは無関係に「変化するもの」です。

 

 どんなに素晴らしい会社でも、色々な人がいるものです。素晴らしい人柄の

 採用担当者がいる会社に入社しても、最初についた上司が、新人の育成にま

 ったく熱心でない、という可能性もあります。好業績を上げ、バリバリ働い

 ている社員が大勢いる会社の中にも、仕事をせずサボる人がいて、そんな人

 があなたの身近な先輩になるかも知れません。

 

 「人」のような【自分でコントロールできない要素】だけを判断軸にすると、

 それが自分の意思と関係なく変化してしまったときに、自分の意思が揺らい

 でしまうのです。

 

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 特に、大企業の場合、配属される部署によっても「人」や「雰囲気」は違い

 ます。それをすべて知ってから決断する、というのは、物理的に不可能です。

 どこに配属されるかは、完全に「運」です。あなたに決定権はありません。

 どんな会社に入っても【自分でコントロールできない要素】が原因となる、

 「ギャップ」というのは必ずあるものです。

 

 ※余談ですが、私は、そんな「運」任せが嫌だったので「社員全員と会って

  から決めたい!」と、従業員数の少ないパフに入ることにしました。

  しかし、そんな私でも入社後のギャップはありました。

 

 人だけではありません。同様に、「従業員数」「制度」「給与」「勤務地」

 なども、あなたの意思とは関係なく変動します。こうしたものだけを根拠に

 会社選びをすると、それが「入社後のギャップ」になってしまいます。

 

 そんなギャップに負けないためには【自分でコントロールできる要素】での

 入社の決め手が必要です。極端に言えば「仮に上司や雰囲気が最悪だったと

 しても、○○だから頑張れる」と言えることができる会社、それこそがあな

 たにとっての「本命」なのだと思います。

 

 環境に依存しない、あなたならではの「会社の選び方」とは何でしょう?

 

 それでは、今回のメルマガもいってみましょう!

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うん。いいね。ニヤッとしてしまう。 

さて、しかし、ちょっと褒めすぎたかもしれない。奴は自惚れると、とんでもないミスを犯すので、しばらくは注意が必要だな(笑)。

 

昨日は午後一時過ぎから夜まで、まるまる、ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の会議。Fネットに加盟する全国の同業者の社長たちが一堂に会した。

震災の被災地である仙台と福島からも、3名の同業者の方々(1名はゲスト)が参加した(ゲストで参加した1名の方は家を失ってしまったのだという)。

会議の冒頭、被災地のリアルな現状を聞いたのだが、我々が報道で見聞きするのとはずいぶんと違う。やはり現場で過ごさないと、本当のことは分からないものだ。うーん。あまりに問題が大きすぎて、どう表現していいか悩む。

全国の同業者のビジネスは、激しい環境変化であるにもかかわらず、皆さん善戦しておられる。昨年の実績を大きく上回る会社や過去最高の利益になりそうな会社もあった。とてもいい刺激になった。

しかし、新卒者の就職・採用を中心とする人材ビジネスが、今後どのような状態になっていくかということについては、各社とも予測が難しいという見解だ。次年度以降、大きく変化するのは間違いないのだが、その変化をどのようにビジネスの機会として捉えていくか、思案のしどころ、悩み中なのである。

夜は会議場を提供してくださった青山のポーターズさんの事務所の近くにある、ちょっとお洒落なお店でアルコールを含みながらの情報交換会。福島の社長が高級な地酒を持ってきてくださったのだが、「持ちこみ飲酒は不可」ということで飲むのは断念。残念。でも、福島の日本酒は飲めなかったものの、お店の赤ワインを相当量飲んでしまったようだ。毎度のことだが終盤の記憶がない。せっかくの情報交換だったのに覚えていないというのはもったいない(苦笑)。

全国で頑張る気のいい仲間(オヤジ)たち。夜は単なる「呑んべ」なのだが、昼間は、各地元の企業と人材と経済の活性化を担う経営者たちだ。この同業者たちとのご縁は、ずっと大切にしていきたい。

 

昨日は朝から夜まで寸分の隙間もない一日だった。

・午前8時

社内でのリーダー会議。毎週月曜日の朝8時~9時は、各チームのリーダーが集まって、前週までの計画と実績の差異を報告しつつ、全体最適を計るための会議を行なっているのだ。

・午前9時

全体会議。毎週月曜日の朝9時~10時は、全社員が集合して共有事項の報告を行なう会議。僕からは冒頭の5分~10分間、論語をテーマにした「説教」。この数週間は「巧言令色鮮矣仁」をテーマにしている。

・午前9時15分

全体会議を途中で(冒頭の論語のコーナーが終わってすぐ)抜け出し、東京駅に向かう。職サークル協賛企業T社の新入社員研修が宇都宮のホテルで実施されており、昨日は僕が講師を務めることになっていたのだ。

・午前9時50分

新幹線に乗り込む。すっごい混雑。奇跡的に自由席に座れた。

・午前11時

宇都宮に到着。モスバーガーを食べながらT社担当のヨシカワと事前打ち合わせ。

・午後12時

研修会場のホテルに到着。午前中の研修がちょうど終わったところだった。部屋から出てくる新入社員が初々しい。何人もの新入社員から、キラキラした目で「こんにちは!」と挨拶されるのだが、なんだかこちらが照れてしまう。

・午後1時

いよいよ僕が担当する研修の開始。T社の76名の新入社員が勢ぞろい。研修のテーマは、「すぐれた社会人となるために」。

午後5時までの4時間。講義とロープレを通して、すぐれた社会人となるための基本的な考え方や、仕事と向き合う姿勢、「あたりまえのこと」の重要性などを考え、学んでもらった。「知る⇒理解する⇒できる⇒そして周囲にもできるよう働きかける」といったところが肝かな。

いやー、それにしてもやっぱり新入社員はいい!

研修の終盤で、4名1組で作成した宣言文を発表してもらったのだが、純粋で初々しい元気の良さで、僕のほうが逆に活力をもらった気がする。

・午後5時

研修会場をあとにして、宇都宮駅へ急行。東京にとんぼ返りだ。午後6時から東銀座で「職サークル推進会議」が行なわれるのだ。なんとか7時までには着きたい。

・午後6時40分

5時28分の新幹線に飛び乗り、6時30分に東京駅に到着。タクシーで10分で東銀座に到着した。宇都宮での研修が終わったのが5時だったのに早い!

推進会議ではM社の(学生と、とことん向き合う採用を実践している)採用事例をもとにした激論会。僕は途中参加なのでオブザーバーとしての参加だったのだが、実に興味深い内容だった。

・午後8時過ぎ

職サークル推進会議メンバー約20名との懇親会。築地の安居酒屋で楽しいひとときだった。僕のとなりに座ってくれたN社の人事担当者Aさん(女子)は、なんと今年の新入社員。しかも、坂本龍馬の大ファンだという。これは盛り上がらずにはおられない(笑)。

 

ということで、昨日は多忙な1日だったのだが、ほとんどの時間を新入社員と一緒に過ごしたおかげで心が洗われたな。

さて、本日は一転、新入社員ではなくオヤジ経営者たちとの会議だ。しかも午後まるまる。昨日との落差が激しいのだが、これはこれで味があるのかな(苦笑)。

新年度を実感できる日

2011年4月18日 (月曜日)

4月もついに後半戦に突入した。来週の金曜日からはGWに突入してしまう。東京の桜も、すでにほぼ散ってしまった。4月があっという間に終わりそうだ。

考えてみたら、3.11の震災以来、時間や季節の感覚がなくなってしまった気がする。特にこの4月は、パフには新入社員が入らなかったこともあり、新しい年度が始まったという気がいまひとつしていない。

そんななか、本日は某社の新入社員研修の講師を務める。東京からちょっと離れた宇都宮で。

この会社の新入社員研修は昨年も引き受けた。

さて、今年はどんな新人たちであろうか。新人の輝く姿を見て、遅ればせながら、新しい年度の始まりを実感してきたいと思う。

では、朝食をしっかりとって、行って来ます!

 

がんばっぺ茨城!

2011年4月17日 (日曜日)

今回の震災では、福島、宮城、岩手だけではなく、茨城県も大きな被害を受けている。特に茨城の農家の皆さんは、野菜が売れなくて困ってらっしゃる。

僕の古くからの友人に、自然と農業と仲間をこよなく愛する岩(がん)ちゃんという人がいる(ささかみでの50歳記念ライブの仕掛け人でもある)。

岩ちゃんは、茨城の農家の方々とも繋がっており、本日、茨城の生産農家を応援するための朝市を築地本願寺の境内で開催している。

「釘崎さん、築地本願寺、近いでしょ? もしよかったら来て下さいよ!」という連絡が、昨日、突然来たのだった。

築地本願寺は、僕の自宅から歩いて20分足らずの至近距離。早朝ウォーキングがてら、つい先ほどまで朝市を覗いてきた。

岩ちゃんは神奈川県の平塚がご自宅なのに、朝早くはるばる築地までやってきて、茨城の農家の皆さんと一緒に、新鮮な採れたての野菜を即売していた。

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僕ももちろん、両手にいっぱい持ち切れないほどの野菜を買った。

大根、小松菜、椎茸、レタス、アスパラ、茄子、トマトなどなど。あ、それから試食してびっくりしたのだが、メロン!びっくりするくらい甘い。2~3日、常温で置いておくと、さらに甘くなるらしい。

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お昼すぎまでやっているらしいので、もしこの日記をご覧になって間に合う方がいたら、ぜひ行ってみてください^^。

 

金曜日だ。昨日は飛行機で北海道を往復したので、カラダがちょっと疲れている。

早起きは出来たのだが、やはりだるい。カラダが目覚めてくれない。

したがって本日の早朝ランニングは、完全なウォーキングとした。

僕は早朝ランニングの際、iPodで音楽を聞きながら走る(歩く?)ことにしている。

本日は、5月14日のチャリティライブで僕がソロで歌う次の曲がテーマソングだった。

1)スピッツ 「空も飛べるはず」

 

2)森山直太朗 「桜」

 

両方難しい唄だ。カラオケでさえ、いつも玉砕する。

あと一ヶ月。走りながら、歩きながら、目覚めながら、毎朝カラダに馴染ませていこう。

<MSPチャリティライブのお申し込みはこちらから>

      ⇒ http://www.keycompany.jp/blog/live

札幌に来ている日

2011年4月14日 (木曜日)

いま札幌のJRタワー38階にいる。

Sapporo20110414 

朝7時半の飛行機に乗ってやってきた。

悲しいかな日帰りである。

昔は札幌出張で日帰りなんてあり得なかったんだけどなあ……。まじめでつまらない奴になってしまった(苦笑)。

もう10年ほど前になるかな。札幌出張の帰りに富良野にふらふら行ってしまった。純や蛍や五郎さんが大好きだったのだ。

 

ところで昨夜は築地で、重厚長大企業でプラントエンジニアの仕事を(大学卒業後の若いころに)していた二人の人物と会食していた。

二人とも旧帝大で工学を学び、高い志を抱いて技術立国ニッポンのエンジニアを目指した方々だ。

でも現在は、一人はベストセラーを出版して以降、すごいペースで著作を書きまくっている経営コンサルタント。一人は、飛ぶ鳥を落とす勢いの(現在は一部上場企業になってしまったが元ベンチャー)企業の人事責任者。

キャリアは、(いや人生は)どこでどうなるかなんて分からない。でも、目の前のことを懸命にやっていれば、いつかどうにかなるのも人生だ。どん底の経験だって、いつか笑い話にできる日もやってくる。

 

昨夜はドラッカーの話で盛り上がった(二人ともドラッカーに造詣が深いのだ)。「顧客創造」の解釈についての議論は楽しかったな。新しいビジネスのヒントも得られたし。

そういえば僕の本棚にはドラッカーの「マネジメント」が眠ったままだった。週末にでも読んでみようかな(と溜めている本が20冊以上あるんだけど、悲)。

 

あ、まずい、そろそろ時間だ。

では目の前の仕事に、懸命に向かうことにしましょう!