パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

きょうは夕方から、企業人事担当者向けセミナー「破壊と創造の第二回採用会議」を開催した。

8月と9月(追加開催)に行った「第一回」の続編である。

前回までは就職と採用の問題点を全般的に語った。

今回は「Web採用のバカヤロー」という題名で、我々はどのようにWebを使っていったらよいかということを議論した。

この会議は、パフと常見陽平さんとのタイアップ企画。

まず第一部は、常見陽平さんの講演。いつもながらの連射砲トークが炸裂した。

第二部では、ネット界の有名人であるニュースサイト編集者の中川淳一郎さんをゲストとしてお招きした。中川さんは今年の春、 『ウェブはバカと暇人のもの(光文社)』という新書を出しており、ネット業界を震撼させた人だ。

中川さんの独特な語り口と過激(?)なパワーポイントとで、ネットというものの正体を見事に暴いてもらったのち、中川さんと常見さんにWeb採用(主に○○ナビ採用)の功罪に関する意見を伺った。“バカとWebは使いよう”なのだが、我々は、Web(あるいは○○ナビ)にバカ化されないように十分気をつけなければならない。

第三部では、参加者に4グループに分かれてもらったうえでのグループ討議。

採用担当者の皆さんが現場で日々感じておられるWeb採用のバカヤローな点(問題点)を洗い出してもらったうえで、その改善策を討議した。短い時間ではあったのだが、エキサイティングな議論が各グループで行われたようだ。

 

・・・こんな感じで行われた今回の「破壊と創造」。まだまだ破壊しきれていないし、創造までの道のりは険しい。

でも、ネクスト○○ナビ(マッチポンプサイトの“○○ナビNEXT”じゃないですよ、笑)の姿は、おぼろげながら見えてきたような気がする。

多くの志ある企業の採用担当者の皆さんと、志を共有できる同業の仲間たちと一緒に、新しい姿を模索し続けたい。

 

以下は、セミナー後に撮影した、中川さん・常見さんとの写真。実はふたりとも一橋大学のプロレス研究会出身なのだ。僕もプロレスポーズで決めてみた。しかも名誉あるリングネームまで授けてもらった。その名はアトサキクギサキ

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明学での職学校が完了した日

2009年10月28日 (水曜日)

今月の初旬から明治学院大学で行ってきたイベント「職学校」。本日ですべてのプログラムを終えた。

全10回の開催。大きなトラブルもなく、すべての回を終えることが出来て、正直ホッとしている。

毎回4社の企業の人事担当者と現場の社員の皆さんにご協力いただいた。

企業だけで40社80名になる。参加した学生は、(延べ数で)2,000名~3,000名くらいだろうか。考えてみたらこの短期間で多くの方々と接してきたことになる。名刺もあっという間になくなってしまった。

この職学校で感じたことはいろいろとあるのだが、また後日の日記か、メルマガのコラムにでも書くことにしよう。

 

ところで、きょうのお昼頃。大学で打ち合わせをしているとき、創業時からの協賛企業・S社のS社長からメールが入った。

仙台に本社のあるS社なのだが、本日急きょ出張で東京に出てきたのだという。

当然のことながら(?)、夜はこのS社長と一献傾けることになった。S社長は、取引先の社長というよりも、僕にとっては「親友」であり「大恩人」でもあるのだ。

今夜は、ひっそりと自分自身の慰労会をやろうと思っていたので、ちょうどいいタイミングである。

ひっさびさに(4ヶ月ぶりくらいかな)、スナック「のろ」に出かけた。

ママは相変わらず素敵。“お帰りなさい。お仕事おつかれさま。”という、癒しの言葉で僕らを出迎えてくれた。

とっても平和に過ごせたひととき。慰労会として最高の時間を過ごすことが出来た。

S社長とのろのママ。お付き合いいただき、どうもありがとうございました

そして自分自身へ。「よく頑張ったね。お疲れさまでした」。

パフの創業2年目から、ずーっとやり続けているイベントがある。いや、正確にはイベントではなく、『塾』である。

まるまる10年間。この塾から、様々な社会人が生まれていった。

そう、その塾の名は、 『うまれよ塾』である。

この釘さん日記でも「うまれよ塾」のことを、いろいろ書いてきた。

ネットで「うまれよ塾」を検索してみたら、以下の日記でが出てきた。

古い日記だと5~6年前のものまで検索でひっかかってきた。ちょっとした財産だな。

今夜は、これを覗き見して寝ることにしよう。

 

●2004年11月27日(土) 久々に『うまれよ塾』を行った日

●2008年6月16日 (月) 『うまれよ塾』OBの新入社員からメールをもらった日

●2008年12月24日 (水)  クリスマスイブに、うまれよ塾だった日

●2009年5月19日 (火) うまれよ塾の今年度最終回だった日

 

また今年度も、たくさんの出会いが生まれることに期待と感謝をしつつ、おやすみなさい。

人間ドックの結果を見た日

2009年10月25日 (日曜日)

2週間ほどまえに受診した人間ドックの結果が来た。実際には金曜日に届いていたのだが、鞄の中に入れっぱなしで、ついさっき思い出して取り出し読んでみた。

ふむふむ。

昨年の人間ドックは酷かったのだが、今回は総じて持ち直している。やはり、毎朝30分~40分ほど歩いているのが効果を表しているのだろうか。

メタボ判定も、すべての測定項目(へそ周り、脂質、血圧、血糖)において基準をクリアしていた(へそ周りはスレスレだったが)。

とはいえ懸念事項がないわけではない。

僕にとっては、なかなか改善に向けて取り組みにくい項目なのだ。5年ほど前から、ずうっと注意され続けているのだが……。

まあ詳しくは書かないけど、ある検査項目がグラフの壁を突き破るくらいに異常値なのである。でも、普段は自覚症状がない。それがまたやっかいなのだ。

いや、自覚症状がないわけでもないな。最近、酒にめっきり弱くなってしまったのは、これが原因と思われる。

聞くところによると、対策として、蜆(しじみ)の味噌汁を毎日飲むといいらしい。毎朝コーヒーの代わりに、ちょいと試してみようかな。

経営者っていうのは健康でいることがイチバン大事なことである。なにしろ元気がイチバン。経営者が元気でいる限り、どんなに不景気で苦境に陥ったとしても、いつかはなんとかなるものだ。

ということで、まずは来年の人間ドックに向けて、蜆(しじみ)作戦の開始だ!

昨夜は意識不明のバタンキューだったが、今朝は(土曜日ではあるのだが)いつもと同じように、5時45分に起床。願掛けウォーキングに出かけた。

帰宅後、朝食のまえに、さっそく観た。

それはテレビドラマの「不毛地帯」。これはなかなか凄いドラマだ。フジテレビを見直した。他のちゃらけたバカな番組さえやめてくれれば、NHKと同程度の評価をしてもいいくらいだ。

ずっと昔、仲代達也が主役を演じた同作の映画を観たことがあったが、僕がまだ若かった(浪人生時代だったかな?)せいもあり、そのときはこの原作の奥深さや本当の面白さが理解できていなかった。

今回のドラマは、唐沢寿明が、主人公の壹岐正(モデルは伊藤忠商事の元会長で中曽根元総理のブレーンだった瀬島龍三氏)を演じている。仲代達也とはまったくキャラの違う俳優なのだが、新しい壱岐正像をつくり上げている。

今回は、来年の3月まで半年間の連続ドラマだとのこと。昔のドラマでは、半年間連続はごく普通だったのだが、最近(この20年くらい?)ではとても珍しいことだ。本格社会派ドラマ。これからぜひ期待したいところだ。

 

朝食後、豊洲の映画館に出かけた。次に観たのは、本日から封切りの「沈まぬ太陽」。「不毛地帯」と同じく山崎豊子の原作の映画化だ。なんと3時間20分の超大作なのである。

映画の尺もさることながら内容が重い。日本航空(JAL)の再建(救済)に国民の関心が集まる中、まさにタイムリーな上映となった。

もちろん原作にも映画にも、事実と異なるところはたくさんあるものの(映画でも「実在の人物、団体等とは関係ありません」とは断ってはいるものの)、それでも実在の会社、経営者、財界人、政治家を容易に思い浮かべることができる。

会社というもの、正義というもの、家族というもの。そして、「我々は誰のために、何のために働くのか」ということを考えさせてくれる映画であった。

なんたって、渡辺謙と三浦友和と石坂浩二の演技が抜群だ(もちろん他の役者も素晴らしかったが)。3時間20分があっという間に過ぎ去った。

本作の映画化の過程では、日本航空や一部政治家から相当な圧力がかかったらしいが、むしろ日本航空で働く人々には、この映画を最大のエールであると受け止めてほしい。

そして醜い実態を晒してしまった旧国鉄の上層部の皆さんにも、この映画を通じて、人間の命の重さ・尊さを、いまいちど理解してほしいと思う。

 

夜は、松山千春のデビューするまでのエピソードを描いた映画のDVD「旅立ち~足寄より~」を自宅で観た。

僕はこの映画の存在を知らなかったのだが、数日前ひょんなことがきっかけで、盟友のマングローブ今野社長に教えてもらった。今野社長の弟さん(僕と同い年)が、かなりの千春ファンなのだそうだ。かくいう僕も高校三年生のころ、デビューしたばかりの千春のファンで、地元の大分文化会館にコンサートを観に行ったこともある。下宿のラジカセでは、ダビングしたデビューアルバムを何百回も聴いていた。

映画そのものは制作費をずいぶん抑えた地味な作りだったのだが、ストーリーは胸に突き刺さるものがあった。正直ずいぶんと泣いた。この映画のストーリーは、ほぼ100%実話に基づいていることが、大きな感動の原因のひとつである。

 

ということで、朝から晩までドラマ・映画三昧だったわけだが、文化の秋らしい充実を感じた一日だったのだ。

たくさん歩きすぎて疲労した日

2009年10月23日 (金曜日)

帰宅後、アルコールが入っていたのと一週間の疲れが溜まっていたためか、すぐに意識を失ってしまった。

考えてみたら、きょうはずいぶんとたくさん歩いた。

15分以上の徒歩だけをピックアップして、書き出してみよう。

 

1)自宅(月島)~住吉神社(佃島)~会社(築地)・・・40分

2)学芸大~お客様A社(目黒本町)~学芸大・・・30分

3)お客様B社(晴海)~会社(築地)・・・30分

4)お客様C社(新橋)~自宅(月島)・・・40分

 

なんと!! 合計140分=2時間20分になってしまった。

そうかあ。きょうはこんなに歩いたんだ。ちょっとした遠足だ、これは。

お金がなくて、バス代や電車賃をケチったわけではない。道路が混んでいたり、歩いても所要時間が変わらなかったので、歩いちゃえ!と思って歩いたのだ。

最後の新橋から自宅までの40分は、途中タクシーに乗りたい衝動に駆られたのだが、なぜか意地になって歩いてしまった。お酒もそれほどたくさん飲んでいたわけではないのだが、歩いている間に酔いが回ったのかもしれない。それで帰宅後“バタンキュー”だったのだろう。

・・・明日は休日。カラダも肝臓もゆっくり休めることにしよう。

そういえば、観たいDVD、映画、録画してあるテレビドラマ、読みたい本。たくさん溜まっている。いっきに観(読み)まくるとするかな。逆に疲れちゃったりして・・・。

渋谷の街に異空間を発見した日

2009年10月22日 (木曜日)

朝イチバンで渋谷に向かった。10月29日に開催する人事担当者向けセミナー『破壊と創造の第2回採用会議』の打ち合わせを行うためだ。

打ち合わせのお相手は、この「釘さん日記」ではおなじみの常見陽平さん。今年、就職関係の書籍(すべてマニュアル本ではない)を5冊も出したエネルギッシュな就職ジャーナリストだ。

そしてもうひとり。『ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)』の著者として有名な、中川淳一郎さんである。

場所はJR渋谷駅から徒歩10分足らずのところにある喫茶店。その名も『論』というところ。

中川さんが指定してくれた店だったのだが、「議論しましょう!」という意味合いなのか?・・・と思ったら、単に安くて、空いていて、事務所から近いから、という理由だった(笑)。

常見さんと中川さんとの打ち合わせは、まことにエキサイティング。Web採用に関する鋭い考察と突っ込みが、60分間、ドバーっと連射砲のように飛び出した。

それにしてもレトロな喫茶店だった。

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そして、この喫茶店以上にレトロだったのが、周辺に広がる居酒屋群。

昭和30年代に迷い込んだような一画なのだ。しかもしかも、すべてに「山形」の冠が!

以下、「山形飲食店」のオンパレードをご紹介しよう。

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思わず、 「これは“山形飲食財閥”だ!!」と叫んでしまった。いやー壮観だ。

こんど時間があるときに、ぜひ一軒一軒訪問して、レトロな店の中を確認してみたいものだ。