キミは小椋佳を知っているか。
2013年11月22日 (金曜日)
昨日の日記で書き忘れたことがある。
一昨日の大学での公開模擬面接でのこと。
ステージ上で面接される学生役を買って出た赤羽さん(仮名)。彼女は歌手になろうと思い、学生時代は日々レッスンを頑張っていたのだが、このたび歌手の道を諦めて就職する道を選んだ。赤羽さんはそのことを面接のやり取りのなかで明らかにしてくれたわけだが、僕は脇でそれを聞いていて懐かしい記憶がよみがえってきた。
僕もその昔、大学進学をせずにシンガーソングライターの道を目指そうと思っていた時期がある。でもそれは大学受験から逃げていただけだと自覚。結局、浪人生活を経て大学に入ることにしたわけなのだけど。
とはいえ、(プロの実力とは程遠いのだけれど)シンガーソングライターになりたいという気持ちだけは大事にしながら大学生活を過ごし、社会人生活を過ごしていた。
で、その結果、いまから5年前に歌手デビューを果たすことができた。八重洲のホールで80人のお客さんを集めて歌ったっていうだけの“なんちゃって歌手”なんだけど(笑)。
以来、MSPというオヤジバンドを結成したり、新潟で自分の50歳を祝うための迷惑ライブを開催したり。まあ、かつて憧れたシンガーソングライターとはずいぶん違うが、それでも夢を諦めずに良かったと思っている。
で、僕が高校生のときからずっと憧れていたシンガーソングライターが小椋佳。彼の本業は第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)の銀行員。忙しい銀行員であるにもかかわらず、数多くのヒット曲を生み出していた。布施明の「シクラメンのかほり」、中村雅俊の「俺たちの旅」、美空ひばりの「愛燦々」、堀内孝雄(アリスのべーやん)の「愛しき日々」なども小椋佳の作品だ。
銀行員とシンガーソングライターとの二足の草鞋を立派に履き続けた小椋佳のことを、僕はずっとリスペクトしてきた。進学や就職をしたからといって歌手になる夢を諦める必要はないんだという希望を、小椋佳からもらってきた。
で、一昨日、そのことを会場の150人に向けて話したのだが、学生の反応はシーン……。
誰一人として小椋佳のことを知らなかったのだ。
釘さん大ショック。
僕らの若い頃の話は(自分にとってはあたりまえでも)もはや通じないんだよね。アリスも吉田拓郎も井上陽水も南こうせつも伊勢正三も、もはや通じないんだろうなあ……。
と、何の落としどころもない話で失礼しました(笑)。
では本日は小椋佳でも聴きながら、ウォーキングで行ってきます!
いま公開模擬面接が熱い!
2013年11月21日 (木曜日)
昨日は、都内の某大学で「公開模擬面接」を行なった。
参加してくれた学生は約150名。ご協力いただいた企業は7社。全社とも職サークル協賛企業だ。
この公開模擬面接は、もともとパフのイベントコンテンツのひとつとして10年以上実施してきたもの。自画自賛で恐縮だが、なかなか素晴らしいコンテンツなのである。
これから就職活動を始める学生にとって、いちばん不安なのが面接。
- 面接官は、いったいどんな質問をするのか?
- 面接官の質問の意図は?
- 何を(どこを)どう評価しているのか?
- 自分の受け答えは、面接官の目にはどのように映っているのか?
面接は日常の生活の中で経験できるものではないので、イメージができないし、不安なのは当然だ。
だから巷の「就活塾」のようなところでは、模擬面接を行なってくれるところが多いのだが、これが実は曲者。注意しないと、型にハマった面接術を刷り込まれてしまう。結果、金太郎飴のように皆同じような個性のない就活生が生み出されてしまうのだ。
しかし、パフがやっている公開模擬面接は、ちょっと違う。テクニックやハウツーを仕込む場ではない。企業で面接官を行なっている本物の人事担当者が登場し、本番さながらの面接を実施してくれるのだ。そして、企業は必ず複数社(大体の場合が5社以上で業種や規模もバラバラ)で実施する。
そうすると、企業によって面接のスタイルも、質問内容も、評価するポイントも、通過する学生のタイプもバラバラだということが分かる。逆に、全社が共通して見ている(評価している)ポイントも明らかになる。そしてなによりスゴイのが、協賛企業の皆さんの「学生を応援したい」という気持ちだろう。学生にとって、とても心強い存在だ。
ということで、公開模擬面接、これからもたくさん実施していく。
職サークルのイベントでももちろん実施するが、キャリぷら東京に足を運んでもらえれば(そして、そこにいる社会人に声をかけてもらえれば)突然・偶然、行われることもある。学生の皆さんが、自主的に僕ら社会人に働きかけることができるかどうかだ。怪しい就活塾でヘンなテクニックを身につけさせられる前に、ぜひ足を運んでもらいたい。
さて、このところ日中も夜も(気持ち的にも!)多忙だったのだが、本日は少し落ち着いている。
この一週間はメールの返事を書く余裕もなかったので、溜めていたりスルーしているメールがたくさんありそうだ。午前中は、ここ数日のうちに受け取っているメールを落ち着いてチェックしてみよう。
では、本日はゆっくりめのウォーキングで行ってきます!
批判はいいけど悪口はいけません。
2013年11月20日 (水曜日)
批判と悪口は違う。
人や組織・団体が為すことに対する正当で建設的な批判(もっとこうあるべき、のような意見)はOKだが、人格や組織の価値観を否定するような悪口はNGだ。そういうのは聞いていて気持ちのいいものではない。
批判とは、対象の人物や組織を目の前にして正々堂々と述べることができるもの。悪口とは、陰でコソコソこき下ろすこと。すなわち卑怯者の行為だ。
昨日、そんな悪口を陰でのたまっている同業者がいるということを耳にした。
天網恢恢疎にして漏らさず、という言葉もある。この日記を読んでいて心当たりのある人がもしいたら気を付けてほしい。そして正面から言える(悪口ではない)建設的な批判を展開してほしいものだ。
さてさて本日は早朝会議。そのあとは重要な外出が続く。夕方は、大学での模擬面接講座。なんと7社の職サークル協賛企業(人事担当者)の皆さんにお手伝いいただく。面白くなりそうだな。悪口はもちろんのこと、できれば批判もされずにすむよう頑張ろう。
ではでは、そろそろ行ってきます!
人生の大先輩は元気なのだ。
2013年11月19日 (火曜日)
昨日のお昼どき、古くからのお取引先M社で採用担当を務めていらしゃった方がお見えになった。
名前をTさんという。
TさんはM社を3年前に65歳で退職。以降、所沢のご自宅で奥様とお二人で畑仕事をしながら暮らしておられる(60坪ほどの畑を借りて無農薬野菜づくりに励んでおられるそうだ)。
昨日はそんなTさんに、退職以来3年ぶりにお会いした。68歳とは思えないくらいにお若い。顔の色つやもいいし体も引き締まっている。話を聞いてみると、畑仕事だけでなく毎日ジムに通って筋トレもやってらっしゃるのだという。すごい!
昨日Tさんとお会いしたのは、パフの仕事の相談をするため。Tさんは在職中、多くの大学(キャリアセンターや研究室)を訪問し、M社のことを売り込んでおられた。その経験や人脈を活かして、今度は「パフ」や「職サークル」のことを売り込んでもらえないかと思ったのだ。
結果は二重丸。「喜んで引き受けます」と仰ってくださった。昨夜帰宅後、「こんな70歳近い老人に仕事の機会をいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです」というお礼のメールまでご丁寧にいただいた。
感謝したいのはこちらのほうだ。長年培ったノウハウや人脈をご提供いただけるわけだし、自ら足をたくさん動かしていただけるわけだ。
日本はこれからますます高齢化社会となっていく。僕もあと7年もすれば60代。でも、元気で働ける間は働いていたい。会社は次の世代にバトンタッチしたとしても、自分は自分の培ってきた経験をもとに、また新しいことにチャレンジし社会に貢献できたらと思っている。現在のシニア層の皆さんにも(会社定年後も)どんどん活躍していただき、僕たちあとに続く世代にお手本を示していただけたらと思う。
ということで本日も基礎体力を維持するために(おじいちゃんになっても足腰が衰えないように)、ウォーキングで行ってきます!
昔の友は、やっぱり変わらぬ友だった
2013年11月18日 (月曜日)
先週は大きなイベントが集中した1週間だった。
日曜日は(幻に終わったけど)いびがわマラソン、水曜日は母校の大教室での就職講座、木曜日は2年半ぶりのMSPライブ、土曜日は中央大学での父母向けセミナー。
いずれも力の入る(手の抜けない?)イベントだった。
そして先週の締めくくりは土曜日の夜に開催された『人形劇団ZOO』の同窓会。
いまから31年前。僕は大学3年生だった。そして、人形劇団ZOOという学内の任意団体の団長を務めていた。
1982年のころだ。
1982年というと、人気絶頂のなか引退した山口百恵に代わって松田聖子がデビューし大ブレークしていたころ。サザンオールスターズがコミックバンドから本格バンドとしての実力を発揮し、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏らがYMOとして活躍していたころ。あまちゃんの天野春子(小泉今日子)が、アイドルに憧れる10代の少女時代を北三陸で過ごしていたころでもある(笑)。
土曜の夜の同窓会では、当時(僕が大学3年生の頃の4年生、3年生、2年生、1年生)の8割ほどのメンバーが集合した。卒業以来会えていなかったメンバーもたくさんいた。
いやあ、懐かしかった。
当時は、ほぼ毎日、劇団の活動を行なっていた。1日24時間のうち、半分以上をこの連中と一緒に過ごしていたのではないかな。ある意味、兄弟以上の関係だった。
そんな昔の仲間たちとの再会。あのころ18歳だった後輩が、もう50歳。うーん。感慨深かった。一方で、河島英五の唄じゃないけれど、やっぱり昔の友は、いまでも変わらぬ友だった。
さて、早くも11月も後半戦。1週間の始まりだ。今週もいろんなことがありそうだけど、前を向いて行ってきます!
オヤジバンドMSPは永遠に不滅です。
2013年11月15日 (金曜日)
無事終わった。2年半ぶりに開催されたMSPライブ。パワーアップしたというよりも熟成されたっていう感じ。助っ人メンバー含めたMSPはその存在感を確実に増してきたように思う(ホントか?)。
昨日の18時半に開場。
子分の亀の前説が、15分後くらいから始まった。
(直前に無茶振りされたものだから)かなり緊張してスベリまくりだったが、それがまた面白い。なかなか味のある前説だったんじゃないかな。
そして19時ちょうどにMSPが登場。ステージがついに始まった。
下の写真は、ファン(?)のあひる部長がFacebookに載せてくださっていたもの。
ちょうど60名の方々にご参加いただいた。忙しいなか、お越しくださった皆々様方に大感謝である。本当にありがとうございました。
以下、昨日のセットリスト。記録として日記に残しておこう。
- でももう花はいらない (オフコース)
- ひこうき雲 (荒井由実)
- 糸 (中島みゆき)
- ゆうこ (村下孝蔵)
- 青春の影 (チューリップ)
- imagine (ジョンレノン)
- 遠野物語 (安部光俊)
- 時代おくれ (河島英五)
- tears in heaven (エリック・クラプトン)
- 心の旅 (チューリップ)
- 雨上がりの夜空に (RCサクセション)
- 轍(コブクロ)
唄も演奏も予想通りミスだらけだったけど、なんだかやってて楽しかった。お客さんにも喜んでもらえたかな?
下の写真は、終了後のミニ打ち上げの様子。みんな達成感に溢れた顔をしてるね^^。
次回のMSPライブは未定だが、きっと2年後の僕の55歳の誕生日を記念して開催するのではないかと思っている(笑)。
さて、本日からまた社長業に復帰。たくさんの課題解決に向けて気持ちも新たに行ってきます!
きょうは1日ミュージシャン
2013年11月14日 (木曜日)
本日は早朝8時からの会議までは社長業。それが終わったら(たぶん9時くらいから?)ミュージシャンに変身する。
それなりに練習してきたのだが、おどろくほど記憶力がなく、歌詞も楽譜(ギターコード)もほとんど覚えられなかった。譜面だけが頼りなのだが、字が小さくて老眼の僕には読めない。大きな字のアンチョコを作ろうと思っていたのだが、昨夜遅くまで本業の仕事をしていたため手つかずの状態。
でも私はミュージシャン。なんとかなる。いや、なんとかする(笑)。
夜7時からのライブ。参加される皆さんは、ぜひお楽しみに。オヤジたちが冷や汗を流しながら歌い、演奏している姿を、笑いながらご覧ください。
軽食が用意されてますので、食事抜きで来てくださいね。
(詳細はこちらです ⇒ http://kokucheese.com/event/index/117582/ )
ということで今朝の日記はほどほどに。本日の演奏曲を諳んじながら、まずは早朝会議に行ってきます!