パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

日本人材ニュース(HRN)という、人材採用の専門紙がある。僕も昨年の秋くらいから定期購読しているのだが、毎号とてもしっかりした記事や連載のコラムで構成されており、なかなか読み応えのある専門紙であると思う。

本日は、このHRN主催の「人材ビジネストップセミナー」に参加してきた。

HRNの広告主の大半が人材紹介会社だということもあり、出席者のほとんどが人材紹介会社の幹部の方々だった。また、本日のセミナーの講演者が、紹介会社最大手のリクルートエージェントの社長だったことも影響しているのであろう。出席者名簿を見たら、僕はちょっと場違いなところに来たのかな?と、少し肩身が狭かった(苦笑)。

それでも講演の中身は、なかなか興味深いものだった。リクルートエージェントの社長の話はほんの少しで(Mさん、手ぇ抜いたね?)、実際には、週刊モーニングに連載されている「エンゼルバンク」の主人公“海老沢康生”のモデルとなった同社フェローの海老原さんによる『景気講座』の講演だった。エコノミストではなく、人材屋のプロが分析する経済指標、なかなか興味深かった。

その後の懇親パーティーにも参加して、主だった方々と名刺交換やら情報交換をさせていただいた。まあ、御時世が御時世だけに、なかなか皆さんの表情も、いまひとつ硬かったような気がする。

それにしても人材業界は、ホントに景気に左右されやすい業界だ。人材の雇用と景気とは切っても切れない関係なので当然といえば当然なのだが、なんとか工夫して景気に負けないビジネス構造にできないものかと思う。

でも、今日のような集まりで、業界1位の会社の社長が、現在の自社の苦境を正直に話しながらも、皆を前向きにさせるようなスピーチをしたのは偉いと思う。

「苦しいときだからこそ、逃げずに、こういう場に出なきゃいけないと思って講演も引き受けました」と本人が仰っていたのだが、ちょっと感動した。

業界の盟主のトップとして、ぜひ今後も踏ん張ってほしい。

Mさん、頑張れ!

(あれ? いつの間にか、Mさんを励ます日記になっちゃった、苦笑)

はたらく姿に感動した日

2009年6月17日 (水曜日)

いま、とある会社の障害者雇用のお手伝いをしている。正確には、グループ子会社(持分法適用会社まで含めると500社以上になる)の人事の方々に、障害者雇用に関心を向けてもらうための仕掛け作りを、親会社の人事部の方々といっしょに行っている。

その一環として、バスを一台借り切って、障害者(特に知的障害者)雇用に積極的に取り組んでいる企業の現場を視察するツアーを企画した。

きょうは、このツアーにご協力いただく、とある都内の役所に伺い、打ち合わせを行った。

打ち合わせのあと、「うちの事務所でもいま、2名の障害者の方が働いているので、よかったら見学していきませんか?」と言っていただいたので、「ぜひ!」ということで、事務スペースに入室させてもらった。

一人の方(40代男性)は、大量の書類を整理しながら、不要となった書類を黙々とシュレッダーにかけていた。

「こんにちは、御苦労さまですー」と声をかけると、「こんにちは!!」と、僕の声よりもずっと元気で大きな声が返ってきた。

もう一人の方(20代女性)は、大量の書類にスタンプを押す仕事を行っていた。男性の方同様、大きな、そしてとても気持ちのいい挨拶を返してくれた。

そして自分の仕事を、詳しく丁寧に、しかもとっても楽しそうに説明してくれた。

そのまっすぐな姿に、僕はいたく感動した。

知的障害者の方がオフィスで働く姿を見るのは、僕にとっては初めての経験だったのだが、良い意味でショックを受けた。

障害者雇用を阻んでいる問題の多くは、雇用者側の知識・意識不足にある。

もっともっと多くの経営者や人事責任者に、障害者の方々の「一所懸命はたらく姿」を見せてあげなきゃと思った。

誕生日だった日

2009年6月16日 (火曜日)

僕は、ひとの誕生日に(誕生日に限らずだけど)プレゼントを渡す習慣が昔からあまりない。

なぜだろう?

・・・と、しばし考えてみたのだが、きっと昔から貧乏だったこともあり、プレゼントを買いたくても買えなかったというのが、すぐに思いつく理由だ。

あ、あと、昔から記憶力に乏しく、ひとの誕生日を覚えることができない、というのも大きな理由かな。

そうはいっても、きょうの誕生日だけは忘れるわけにはいかない。

プレゼントも何も買ってないけど、喜び、祝う気持ちだけは誰よりもたくさんある。

ということで18歳のキミ。 誕生日おめでとう

それから、奇しくも本日(6月16日)が誕生日だった全国のみなさん、おめでとうございます。

みなさんの新しい一年に乾杯!!

あんまり詳しく書けないんだけど、タイトルのとおりである。

苦境を打ち明けながら、あるお願いをしたら、

「わかった。大丈夫だ。苦しいときはお互い様だからさ」

にこやかに、ひとことだけ、そう言われた。

逆の立場だったら、自分は果たして、そう言ってあげられるだろうか……。

いろんな意味で感慨深い日であった。

人間の凄さに感心した日

2009年6月14日 (日曜日)

国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんのニュースに魅かれた。今朝のニュース番組で、その演奏の一部を聴いただけなのだが、とても胸を打つものがあった。

もっと聴いてみたい。そう思い、Youtubeで検索してみた。

なんて便利な世の中なんだろう。

ものの数分もせぬうちに、コンクールで優勝した時の演奏が画面に映し出された。

いやあ凄い。

辻井さんの演奏が凄いのはもちろんだが、音楽というやつは凄い。

人間の大発明じゃないか。

いや、発明っていうのとは違うかな。

自然に生み出され、変わらぬもの、進化するもの、それぞれに分かれて脈々と受け継がれてきたものだ。

言葉も文化も思想も超えたところにあって、我々の心の中に溶け込んでいく。

辻井さんの演奏を聴いていてそう思った。

優勝した辻井さんは全盲だった。そのことで、このような大きなニュースになったのは間違いないことだろう。僕も最初はだから興味を持った。「全盲なのに凄い」と。

でももし、辻井さんが何の障害も持っていなかったとしたら。世界大会で優勝するようなピアニストになっていただろうか……。

そんなことは誰にも分からない。でも、ひとつ言えることがある。

それは、他人から見たら「不幸」なことであったとしても、人はそれをバネにして、「幸せ」を求めることができるということ。

音楽というやつは凄い。でもやっぱり凄いのは、それを生み出した人間のほうだな。

前回の社会人向けメルマガのコラムでも書いたのだが、松下幸之助さんは、2週間に一回は床屋に通っていたとのこと。

経営の神様の習慣。僕もそのくらいは真似できると考え、前回の床屋からまだ2週間しか経っていなかったのだけど、きょうは朝から三田の(以前も日記に書いたことのある)床屋さん に行った。

実はきょう、床屋のマスターと約束していたことがある。

それはMSP515ライブのビデオ鑑賞を行うということ。

マスターはライブを観に行きたかったということなのだが、お店の都合もあり、当日間に合わなかった。

「じゃあ撮影したビデオがあるんで今度持っていきますよ。一緒に観ましょう♪」ということになっていたのだ。

お店にはテレビがないので、ノートPCを持ち込んだ。

それにしても愉快なマスターだ。僕のライブビデオを喜んで観てくれる。

こういう床屋さんだから、2週間に一回通うのも全然苦にならない。というか、むしろ楽しみだ。

今回はノートPCの調子が悪く(ファイルが重すぎて)、途中までしか再生できなかったので、ファイルを軽量化したうえで、続きはまた2週間後に鑑賞することにした。

床屋のマスター、次回まで楽しみに待っててね♪

感謝祭なんて書くと大げさだけど、今夜、MSPプラス助っ人3名のバンドメンバー6名が再集合。そして僕ら6名のバンドを裏側から支えてくれた、M社の社長室メンバー(KurashimaさんとHamaちゃん)とP社の社長室メンバー(スギヒラ)とP社のインターン・オオハシを「ねぎらう会」を催した。

全員が顔をそろえたのは約1か月ぶり。

「もう1か月」なのか、「まだ1か月」なのかよくわからないが、MSP515ライブが、なんだかずーっと昔の出来事だったような気がする。

ホントにあれは現実だったのか?夢の中の出来事だったんじゃないか?

なんて、考えることもある。

最初は冗談から結成されたバンドだったのだが、いつの間にか実現に向かっていった。不思議なパワーに後押しをされたような気がする。

その「後押しパワー」のひとつが、まぎれもなく、きょうの「ねぎらう会」に参加したメンバーである。

夜8時過ぎから始まった会で、1次会が終了したのが午前零時(手元にある伝票に、退出時間00:08と印字されているのでたぶん間違いない)。

カラオケ付きの個室だったので、皆がそれぞれに唄を歌った。後半よく覚えていないのだが、MSPライブのときの唄をたくさん歌っていたような気がする。

「ねぎらう会」だったはずなのに、なんだかこちらがたくさん楽しんで(はしゃいで)しまった(苦笑)。

朝、目が覚めると、僕はなぜか都営新宿線の大島駅のホームに一人でいた。すでに朝7時だった。2次会と3次会は渋谷だったので、大島は沿線でもなんでもない。なぜそんなところにいたのか不思議だけど、まあ、それだけ楽しかったということなんだろう。

次回のライブも、この素敵なメンバーたちと一緒に企画したい。少しずつ進化もさせてみたいな。