パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

新卒採用に関わる仕事をしている人たちの多くは、そう感じていることだろう。

昨日の、経団連・米倉会長の記者会見を受けての話だ。

つい先日(4月3日)の記者団との談話では、「学生の声を聞かないと大きな問題になる」と言っていたそうではないか。それがどうしたことだ。

現場を知らぬ政治家や、視野狭窄な他の経済団体幹部に押し切られてしまったのか?

それとも、この短時間に学生の声を聞いて、「大きな問題にならない」と判断したうえでのことか?

昨夜のNHKの報道では

「『政府から正式に要請があればわれわれも粛々と受け止めて、政府の意向を会員企業に周知徹底していくことになると思う』と述べ、政府から正式に要請があれば経団連としても受け入れる考えを明らかにしました。」

となっている。

確かに、映像で確認しても(前後の発言はカットされているのだが)そのように答えている。

今朝の日経新聞でも、「解禁繰り下げ 経団連が容認姿勢」との見出しがついてしまった。

 

ところが、経団連のホームページ(記者会見における米倉会長発言要旨)を読むと、

「学生に動揺を与えないか、中小企業の採用にどのような影響が生じるかなども考えて検討すべきである。倫理憲章は自主的な取り決めなので、多くの企業が賛同できる内容でなければならない。対応については、政府から正式な要請がきてから検討したい。就職活動期間の短縮化は学生が学業に専念することを目的としているが、そのためには大学も魅力的な授業を行い、学生の学業に対する関心を高めていく必要がある。」

と、かなり慎重な表現に修正されている。「政府の要請を、そう簡単に受け入れるわけにはいかない」というニュアンスで、記者会見の発言とは逆の意味にも受け取れる内容だ。

そう。経団連は、加盟する大手上場企業や、彼らの採用ターゲットであるブランド大学の学生のことだけを考えればよい経済団体ではない。

我が国を支える(労働人口の約70%の雇用をも支える)中小企業や、ブランド大学ではない学校(大学とは限らない)に通っている大多数の若者の将来のことを、あわせて考える責任と、日本全体の経済界・産業界への影響力を有する団体ではないのか?

いまからでも遅くはない。

ホームページの上だけの“ごまかし”の修正ではなく、もういちど記者団の前で正々堂々と、しっかりとした肉声で修正の発言をしてほしい。

そして、現場の(中小企業も含めた)採用担当者の声や、(あなた方の採用ターゲットではない大学も含めた)大学職員や学生の就職指導に携わるキャリアアドバイザーたちの声に、きちんと耳を傾けてみてほしい。「大きな問題になる」ということに気づくはずだ。

あなた方が、本気で日本の大学教育や若者の将来のことを考えているのなら、就職活動時期をこねくり回したり、一律の規制をしたりするのではなく、他にもっとやらねばならぬことがあるはずだ。

 

さて、本日はタイムリーなことに、我々なりの「あるべき採用の姿」を考える会議が朝イチから開かれることになっている。うちの社員たちは、どのような考えを、どのような視点から述べてくれるのだろうか。楽しみにしながら行ってきます!

 

昨日のパラカップは結局、中止となってしまった。明け方に雨は上がったのだが、メイン会場とコースが水没してしまい、とても走れる状態ではなかったのだという。

楽しみにしていた僕ら出場者もそうだが、何か月もの間、準備を重ねてきた運営スタッフの皆さんの心中いかばかりかと察するに余りある。

このリベンジはぜひまた来年。ランナーの皆さんもスタッフの皆さんも、めげずに365日後に向けて走り出そう!

 

ところで、365日もしないうちに我々身近にいるオヤジたちが中心となって立ち上げたラン企画がある。

その名も、『就活を応援する大人たちの皇居5周駅伝大会』

実は1月下旬(正確には1月20日)に僕がふと思いついて、翌日の日記にも書いてしまい、後には引けなくなってしまったのだ(苦笑)。

このときは3月下旬にやろうと思っていたのだが、みんな忙し過ぎて非現実的だった。

で、仕切りなおした日程が、5月19日(日)。

先週末やっと大会要項を書き上げ、知り合いを中心にエントリー者を募り始めた。

定員は(僕が勝手に決めたのだが)6チーム30名。エントリー締め切りは4月30日。エントリー者多数の場合は、エントリーシートに書いてもらう「志望動機w」で足切りするつもり。学生のやるせない気持ちを僕らも感じないとね!

せっかくなので、大会要項の一部を以下コピペしてみようか。

「就活を応援する大人たちの皇居5周駅伝大会」参加者募集要項

 

●大会趣旨

本大会は、マラソンを楽しむHR業界のオヤジたちが言いだしっぺとなり、企画したものです。大義名分は、タイトルにもある通り「就活を応援する」ですが、別に採用やキャリアの仕事に携わっていなくとも問題ございません。心のどこかで、「学生がんばれよ!」という気持ちを抱いている社会人であれば、老若男女どなたでもご参加いただけます。ただ、学生たちに「がんばれよ!」と思うからには、自分も何かに「挑戦」し「がんばる」必要があります。それを自分自身、確認したい。見せたい。熱くなれる仲間たちと一緒に騒ぎたい。そんな思いを持った大人のみなさまの奮ってのエントリーをお待ちいたしております。

 

●大会要項、応募方法

・日時:5月19日(日) 10時集合 10時半スタート 

  ※全員ゴール後(13時半くらいから)有楽町界隈で打ち上げを行います。

・集合場所:東京メトロ竹橋駅、2番出口を出てすぐの小公園(和気清麻呂像前)

・募集人数:最大6チーム、30名

・参加費 :1名5千円(打ち上げ会費含む。足りない場合、追加徴収あり)

       ※参加費にて、タスキや優勝チーム&区間記録者への賞品を購入の予定

・競技ルール:

①    チーム対抗戦

②    1チームは、最少2名、最多5名の編成

③    1名が皇居を最低1周、最高4周走る。※皇居1周は約5km

④    50歳以上の参加者と女性の参加者には1周あたり3分のハンディを提供!

コピペ以上。

ここまで読んで、「出てみようかなあ」と思ってくださった日記読者の皆さんは、ぜひお問い合わせくださいませ。

というか、下のコメント欄に「出たい!」と書き込んでもらえたら、正式な大会要項とエントリーシート(!)をコメント投稿時のアドレスまで、メールでお送りしますね^^。

 

さて、今週は明後日から九州に出張だ。週末にいったん戻ってくるのだが、来週はまた名古屋。そして再度九州に。さらに翌週は大阪や京都にも行ったりする。今月は落ち着きのない月なのだ。

では、来月の皇居駅伝を楽しみにしつつ、行ってきます!

 

どうなる?パラカップ2013

2013年4月5日 (金曜日)

この週末は、また春の嵐になるらしい。

東京は、土曜から日曜にかけて暴風雨になるとのこと。

テレビでは、天気予報のお姉ちゃんが、『レジャーの計画のある人は、中止をする勇気も必要です』なんて、心にぐっとくることを言っている。

どうしよう。

日曜日は、多摩川沿いを21.0975km走る、パラカップ2013の開催日なのだ。

実は、僕のコンディションもイマイチ。先々週の尿管結石、そして先週末、久々に走った際、左足首を痛めてしまったことで、今週はまったく練習できていない。

うーん、どうなることやら。

パラカップ主催者の皆さんも、さぞかしお困りのことだろうが、どんなにあがいても低気圧を撥ね退けることはできない。神様に祈るしかないのだ。

来週の月曜日の日記には結果を載せようと思うので、少数読者の皆さま、どうぞお楽しみに(?)。

 

さて、本日は朝礼後すぐに東京の南方に外出。某社の社長に久々にお会いする。僕の尊敬する経営者のおひとり。とても楽しみなのだ。

午後は某新聞社との打ち合わせ。新しい企画が始まるそうで、一枚かませていただけるかもしれない。

年度初めの一週間もあっというまに終了。では、嵐が来る前の金曜日、せめてテキパキしたウォーキングで行ってきます!

 

新入社員の自己紹介

2013年4月4日 (木曜日)

昨日の帰り道。iPhoneでFacebookを眺めていたら、新入社員たちが社員ブログのスペースで自己紹介しているのを(Facebookにリンクしているのを)発見した。

歩きながら読んだのだが、それぞれに個性がよく出ている。

来週配信予定のメルマガでも掲載(リンク)される予定なのだが、先だって、「釘さん日記」の読者の皆さんには、ぜひお読みいただこう。

下の写真は、先日もUPした入社式のときの写真。顔をイメージしながらお読みいただきたい。

DSC_0237

 

梓澤翔吾(写真いちばん左)

⇒ http://blog.shokucircle.jp/staff/2013/04/01/3338

清水真理(写真右から2番目)

⇒ http://blog.shokucircle.jp/staff/2013/04/02/3344

溝渕純平(写真いちばん右)

⇒ http://blog.shokucircle.jp/staff/2013/04/03/3357

それにしても、もうちょっと揃えた書き方をすればいのに。タイトルの付け方も、内容も、微妙に皆バラバラ。まあ、年齢も皆バラバラ(シミズ21歳,アズサワ23歳,ミゾブチ25歳)なので、まとまりがないのも無理がない?(笑)。

そういえば僕は昨日から、ミゾブチの隣の席に移動した。何か悪さをしたら、すぐに手が届く距離。有無を言わせぬ鉄拳制裁だ。

この席、なかなかいい。新人だけに限らず、社員たちの意外な側面が見えてくる。「ああ、こいつ案外電話うまいなあ」とか、「こいつの仕事の依頼の仕方、横柄だなあ」とか。目に余ることがあったら、小姑みたいに、ネチネチ小言を言う予定なのだ(苦笑)。

 

さて、本日は午後から来客が立て続けに3件。席にいる時間が短くなりそうだけど、ミゾブチ気を抜くなよ。

では、朝食後、行ってきます!

 

新入社員歓迎会だった日

2013年4月3日 (水曜日)

 

NewFace

 

 

いきなりの、訳の分からない写真で失礼しました(笑)。

これは、昨夜の新入社員歓迎会の風景。

3人の新入社員たちが、AKB48メドレーを歌い、踊っているのだ。

『ミゾブチジュンペイのことは嫌いでも、シミズマリのことは嫌いにならないでください!』という決め台詞は面白かった。

でも、「アズサワショウゴ」はどうなるんだ?嫌いになってもいいのか?と、思わなくもなかったのだが(笑)。

昨日は、この歓迎会が始まる直前まで、午後からまるまる第4クオーターのキックオフミーティング(社員全員での会議)だったわけだが、新人も加わったことで会議室(セミナールームと呼んでるけど)は、かなり窮屈な状態だった。

人が増えて賑やかになるというのは、いいものだ。が、一方で、毎月の販管費も増えて、資金繰りはたいへんになるわけだけど、きっと1年も経てば、自分の給料の3倍くらいは軽く稼ぎだしてくれるだろう。(アズサワ、シミズ、ミゾブチたのむぞ!)

 

さて、本日はずっと会社で、来客、会議、打ち合わせ、面談の繰り返し。社長も新入社員に負けないように、そろそろエンジンをかけなければ。

では、さっさと朝食を済ませて、行ってきます!

2013年入社式の風景

2013年4月2日 (火曜日)

昨日は、パフに3名の仲間たちが正式に合流した。

朝9時からの入社式。

その風景を本日はアップしておこう。

 

DSC_0193

司会は12年前の新入社員。いまでは執行役員を務めるヨシカワさんだ。

 

 

DSC_0241

 

式次第はこんな感じ。まあ、オーソドックスですかね。

 

 

DSC_0238

 

これが、社会人の『う、ま、れ、よ』だ!

ひとつひとつ説明しました。

 

DSC_0237

 

最後は、新入社員全員との記念写真。

みんな、なかなかの外面(そとっつら)だね(笑)。これからが楽しみだ。

 

昨日は、入社式の後、5時間連続の新人研修。早速ダメダメぶりを晒してくれた。まさか初日から、社会人としての厳しい洗礼を受けることになるとは思わなかっただろうな(笑)。

この新人たちが一日も早く、自分の給料分以上の稼ぎを上げ、世の中に大きな価値を提供できる人材に成長してくれることを願う。

 

さて、本日はパフ第17期第4四半期のキックオフミーティング。そして夜は、新入社員歓迎会を兼ねたキックオフパーティーだ。

6月決算のパフにとって4月~6月の三ヶ月は最終クオーター。最後の追い込みなのである。本日のキックオフで景気のいいスタートにしたい。夜は久々に、社員の前でギターの弾き語りを披露する予定だし(笑)。

では、本日はマーチンのギターを抱えて行ってきます!

新人たちへのメッセージ

2013年4月1日 (月曜日)

4月1日。

新入学、新学期、新年度。

多くの若い人たちが、昨日までとは違う「新しい道」を歩き始める日だ。

新入社員はもちろん、迎え入れる旧人たちも含めて、皆が新しい気持ちで新しい一歩を踏み出す。

いま就職活動を行っている皆さんも、まだまだ就職は先だという皆さんも、いつか社会人として新しい道を歩き始める日が来る。

みんな様々な悩みを経て、ひとつの選択を行い、最初の一歩を踏む。

納得のいく選択をした人も多いだろうが、ひょっとしたら「不本意な選択」をしたと思っている人もいるだろう。

あるいは、「この選択で本当によかったのだろうか?」と不安に思っている人もいるかもしれない。

さらに、歩き始めてしばらくして、

「あれ?こんなはずじゃなかったのに……」

とか、

「やっぱり自分の選択は間違っていた」

なんて思ってしまう人もいるかもしれない。

しかし僕は、それは絶対に違う、と思う。

悩んでいる若い人たちに向けて、よく言うことがある。

 

「自分の選んだ道を正解にするのも、間違いにするのも、その後の自分の行動次第だ。選択した段階では、正解も間違いもない。自分が自分の力で、自分の選択を正解にしていくんだ」

 

これから新しい道を歩こうとしている若者たち。新しい道を選択しようとしている若者たち。

みんな、自分の選んだ道を信じて、胸を張って正々堂々と、歩き始めてほしい。

そして、3年後でも10年後でも20年後でも構わない。

「あのとき自分の選んだ道。歩き始めた道は大正解だったなぁ…」

と、誇らしげに語ってもらいたい。

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実はこれ、昨年の4月2日に載せた文章とほぼ同じ。

さらにいうと、いまから6年前に書いた原稿。以来、毎年この季節に使っている文章だ。

たぶん来年も再来年も使うだろう。

手抜きなわけではない(笑)。

僕が新人に言いたいことは毎年おなじこと。

自分の選択は自分で正解にしろ

ということ。

たとえ辛いことがあっても、他人(ひと)のせいなんかに絶対するなよ、ということ。

 

それから、パフの新入社員たちには入社式の日に必ず伝えていることがある。

それは、「う、ま、れ、よ」の4文字である。

学生向けの「うまれよ塾」で伝えている内容と、ちょっと違う。

ここで書いてしまうと、ありがたみが薄れてしまう(笑)ので書かないが、このあとの入社式で肉声で伝えようと思う。

 あ、それともうひとつ。仕事だけでなく、すべての行動において、入社式が終わった瞬間からすぐに実践して、習慣(クセ)にしてほしいことがある。

それは、速く(サッサッサッと)歩くこと、テンポよく喋ること、(質問されたり、リクエストを受けたら)素早く返すこと。

要は、トロトロしない、ということ。

日常の行動が遅い人間は仕事も遅い。速く歩き、速く(慌てて、という意味ではなく)喋り、速くレスポンスする人間は、仕事も速くなる。

人の二倍のスピードで仕事が出来れば、二倍の量の仕事が出来る。二倍の量の仕事が出来れば、成長も二倍速くなる。

 すべての行動において、心地よいスピードアップを心掛けてほしい。

 

今年のパフの新入社員は3名。昨年の10月1日に入社した1名も含めると4名の「ひよ子」たちがいる。

ただもう、ひよ子ちゃんでは許されない。本日からプロの意識を持って、目の前の万事に取り組んで欲しい。大きな価値を世の中に提供できる、大きな社会人に、一日も早く成長してほしいと思う。

 

ということで52歳のオヤジも、本日ばかりは新鮮な気持ちを蘇らせながら行ってきます!