パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

三連休だったのね。

2016年3月22日 (火曜日)

先週末の土曜日から昨日の月曜日まで、世の中は三連休だった。

しかし、僕らの周辺(企業の採用担当者や採用支援事業者や学生たち)は就活シーズン真っ只中ということもあり、完全に休むことのできた人たちは(学生も含め)少なかっただろう。

かくいう僕も、土曜日はとある企業の「スペシャルセミナー」の講師として登壇していた。なぜスペシャルかっていうと、どうやら僕が登壇するのでスペシャルだったということなのだが…(”^ω^)。いやいや、ありがとうございました。

雨が降っていたにもかかわらず参加率も高く、大勢の学生が参加しており、主催企業の満足度も学生の満足度も高かったようだ。まずは一安心。ホッとした。

この日はセミナー後、豊洲まで映画を観に行った。

実はこの三連休。我が家の同居人たちは皆、旅行に出かけてしまって、僕は独りぼっちだったのだ。

誰もいない家に帰ってもツマラナイということで観た映画が「家族はつらいよ」。うーむ。なんだか自分の10年後を見ているような気がして可笑しかった(いや、笑ってる場合じゃないのかもしれないがw)。

 

翌、日曜日は完全オフ。明け方は曇っていたのだが次第に晴れてきて気温も上がってきた。で、昼前から皇居に出かけた。久々のランである。

20160320_run

パレスサイドビル1Fの「RUNPIT」より。初めて利用したんだけど、シャワー&ロッカー完備で、なかなかご機嫌な施設でした。

 

腰の痛みもすっかり癒えており、気持ちよく走ることができた。

ゆったりランを楽しんだ後、靖国神社まで足を伸ばしてみた。皇居周辺の桜はまだ開花していなかったのだが、ひょっとしたら靖国神社の桜は咲き始めたかもしれないと思ったのだ。

ビンゴ!

ごく一部だけだったが、見事花開いていた。公式な開花宣言は翌日だったので、なんだか得した気分。

やっぱり桜が咲くと心が自然とウキウキする。日本人でよかった(^.^)。

20160320_yasukuni

この木の周りだけ人がたくさん集まっていました。きれいでしたよ~(^.^)。

 

昨日の月曜日は、朝から丸一日、会議の日。午前中は九段下で。午後は茅場町で。

来シーズン以降の企画を練りこんでいくためのもので、執行役員、営業最前線のメンバー、中途入社のツワモノたちが顔を揃えての会議だった。この会議で出たことを今後の商品やサービスとして企画していくのは大変なことだけど、少なくとも全員のアタマの中や向かうべき方向は揃ったのではないかな。

企画担当者、サクサクとしたスピードでの企画化頼んだよ!

 

ということで、あっという間に終わった三連休。なんだかんだいって普段はできないことができて充実したのかな。昨夜は家族も戻ってきたことだし(苦笑)。

では、大詰めのあさ後、行ってきます!

先日、溜まったツケを払おうと思い、宴席からの帰り道に新富町の「のろ」さんに寄ったときのことである。

いつもは賑やかなのろさんなのだが、お客さんは常連のご婦人だけ。あとはマスターのナベちゃんがカウンターの中にいるだけだった。

そしていつもなら、「あらクギサキさん、おかえりー♪」と明るく元気な声と笑顔で迎え入れてくれるママの姿も見えない。

僕がカウンターの隅っこの席に座るなり、「クギサキさん、実はママ交通事故に遭っちゃったんだよ」と、ナベちゃんが神妙な面持ちで教えてくれた。

「え!」

一瞬、次の言葉を失ってしまった。

「だ、大丈夫なんですか?」と、少し間をおいてやっとナベちゃんに聞くことができた。

「うん、なんとか。命には別条ないということなんで安心してください」

ホッとした。

ナベちゃんから事故の詳しい状況を教えてもらったのだが、交通事故というのは気を付けていたとしても不意に襲ってくる災害のようなものだ。ママもずいぶんとショックを受けていることだろう。

すぐにでもお見舞いに駆けつけたかったのだが、残念ながらしばらくは遠慮しなければならないとのこと。

ということで、僕と日頃のろママにお世話になっているパフの社員たちとで「お見舞いメッセージ」を書いて、ナベちゃんに届けてもらうことにした(この日記を読んでくださっている「のろファン」の皆さんからもぜひ頂戴できればと思います。来週のあたまには届ける予定です)。

では、ママの一日も早い回復を祈りつつ、本日は大昔(2006年10月)に書いたコラム(釘さんの100の出会い)を転載することにします。

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<第97話> 「癒しのスナック『のろ』のママ」  2006/10/30   

パフの創業時の事務所は、東京都中央区新富のオンボロビルの一室。机を目一 杯押し込んでも6席しかはいらないような10坪ほどの小さな小さな事務所だっ た。

この創業時の事務所から歩いてすぐの場所にあるスナックが、きょうのお話し の主人公。お店の名前は『のろ』。10席ほどのカウンターとテーブルがひとつ だけの、小さなスナックだ。

会社を作ったばかりのころ、(このコラムにも以前登場した)東映の常務と一 緒に飲みに行ったのが最初だった。「『のろ』さんは、安心して飲めるお店で すよ。ママさんもとてもいい人だし…」と、近所の居酒屋のオヤジさんに勧め てもらっての初訪問だった。

お店に入るなり「おかえりなさい、お疲れ様でした~」と、温かい声が飛んで きた。声の主は『のろ』のママさんだ。カウンターの中から、満面の笑顔で発 せられた言葉だった。

初めてこの「おかえりなさい」の声を聞いたとき、とても懐かしく癒された気 分になった。「おかえりなさい」というたった7文字の言葉が、これほどまで 心に沁みたことは今までなかった。

以来僕は、最低でも一週間に1回は、この『のろ』に足を運ぶようになった。 お客さんと一緒に行くことが多かったのだが、ひとりで行くことも時にはあっ た。特に辛いことがあった時、ママの「おかえりなさい」の声を聞くことで、 どんなにか救われたことか。

『のろ』のママは、僕より少しだけ年上。小柄なのだが、なぜか大きく見える。 辛いことも悲しいことも、すべてを包み込んでしまう器の大きさと、どんなこ とでも許してしまいそうな優しさが、小柄なママを大きく見せてくれたのだと 思う。

もともと『のろ』は、ママのお姉さんが喫茶店として始めた店らしい。最初は、 お姉さんの手伝いで店に出入りしていたのだが、お姉さんが病気になり、すべ ての切り盛りをママが行うようになった。ママがまだ18歳。高校3年生の頃の 話しだ。それからずーっと、ママがこのお店を守り続けてきたらしい。

『のろ』のスゴイところは、ママの「おかえりなさい」だけではない。手作り の料理が美味しいところだ。豆腐料理、肉料理、野菜料理、煮物、漬物、おひ たし、極めつけは特製ライスカレー。普通の食堂やレストランでは、決して出 会えることのない料理ばかり。まるで田舎に帰ったような気分になる品揃えな のだ。

『のろ』が好きなのは僕だけではない。パフの若い社員も、皆大好きだ。若い 社員にとってママは、お母さんのような存在なのかもしれない。

パフが生まれてもうすぐ9年。パフと『のろ』との出会いも、もうすぐ9年に なる。いつどんなときに行っても、ママの変わらぬ「おかえりなさい」の声が 迎えてくれる。

喜びも悲しみも、パフのすべてを見守ってくれた小さなスナック『のろ』。そ して『のろ』を30年以上の長きに渡って守り続けてきたママ。僕にとって、パ フの全社員にとって、かけがえのない65番目の出会いのお話しでした。

(転載以上)

ママー、早く元気になってねー(´・_・`)。

ではママの回復を願いながら行ってきます!

プレジデントチャレンジ。昨年の10月から密かに進行していたプロジェクトである。

「密かに」と言いつつ、10月21日の日記で説明していた。ちょっと長くなるが、以下、引用してみよう。

 

昨日、「プレジデントチャレンジ」のことを書こうとしたのだが、残念ながら時間切れになってしまったので、その続きを今朝は書いてみよう。

そもそもプレジデントチャレンジとは?

この夏の「100×10チャレンジ」から派生して走り始めたプロジェクトである。

100×10チャレンジで学生が与えられたミッションは、多くの社会人に自らアポを取って会いに行くというもの。5人編成のチームで合計100名の社会人への訪問をミニマム目標としていたのだが、訪問先の社会人の多くは、パフが用意していた(あらかじめ職サークル協賛企業の人事の皆様にお願いし、会ってくださる社員の皆さんの名簿をご提供いただいていた)。

なので学生がアポのお願いをした場合、よほどのことがない限り(時間が許しさえすれば)彼らの訪問を受け入れてくださっていた。訪問してからも、社会人の方々は総じて学生たちに優しく接してくださっていた。

比較的ハードルの低い社会人訪問だったわけである(それでも経験のない学生にとってはかなりシンドイことなのだけど)。

それに対して、このプレジデントチャレンジは、かなりハードルが高い。

まず、訪問先は経営者(社長および役員)なのである。しかも、その訪問先の大半は自分たちで開拓してもらう。そして、訪問数は(プロジェクトチーム全体で)100名。期限はたったの8週間。

このチャレンジャブルなプロジェクトに参加するのは、100×10チャレンジで特に活躍していた学生10名。ひとりあたり平均10名の社長を開拓しないと目標を達成できないわけだ。

パフの営業マンであっても(昨日書いたようにチキンなので)なかなか社長に対してアポを取ろうとしない。それを学生たちにやらせようというわけである。

想像しただけでも楽しくなってくる。昔の(22歳だったころの)僕が、何もわからず「社長をお願いします!」と、1日100社の会社に電話していたことを思い出す。

で、このプロジェクトを企画して牽引しているのも学生。タニグチという、昨年の100×10修了生で、来春から某協賛企業に入社することが決まっている奴だ。内定直後に、「卒業するまでパフで働かせてください!」と、僕に直接志願してきた。「飛んで火にいる夏の虫」とは、タニグチのような奴のことを言うのかもしれない(笑)。

(以下、省略)

 

このプロジェクトメンバー。最後まで生き残ったのはリーダーの谷口以外には、3名の大学3年生のみ。企画としては完全に失速してしまったのだが、最後まであきらめずに活動し続けたこの3人はアッパレである。

ということで、昨日はこの3人プラス谷口がプロジェクトの最後の打ち上げを行うというので、僕も参加させてもらい、夜は皆で肉を食べに行った。

 

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リーダーの谷口。プロジェクトを振り返ってスピーチ中。

 

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最後まで生き残ったプレチャレ生。左から長谷川、谷口、石渡、櫻井。

 

4年生の谷口、3年生の石渡、櫻井、長谷川。みんなそれぞれ素晴らしい若者だ。

谷口は来月から新社会人としてデビューする。プレジデントチャレンジ中は、さんざん僕からダメ出しをされながら、そして悔しい思いをしながらも、3年生のメンバーを引っ張ってきた。ヘコタレナイやつなので、社会人になってからも(すぐには無理だろうが)上に昇って活躍することだろう。

石渡、櫻井、長谷川は、現在絶賛就活中である。彼ら、彼女らであれば、いろんな企業から引く手あまただろう。就活を終えてからも、そして社会人になってからもずっと付き合っていきたい。特に石渡けやきちゃんと、櫻井よしのちゃんには、社長秘書として戻ってきてもらいたい(#^.^#)。

ということで、みんな、本当にお疲れ様でした。

これから、みんなそれぞれの道を頑張って歩いていこう!

 

<追記>

以下、3年生の3名からもらった振り返りレポートである。記録と記憶にとどめるため、一部抜粋して貼り付けておきます。

●私は、8月から始めた100×10チャレンジからプレジデントチャレンジまでのこの活動を通して、私はまず、人として変わったと感じている。それは自分で感じたのはもちろんだが、周りの教授や友人にも言われた。具体的に例を挙げると、人と話すことの素晴らしさを知った。私はこれらの活動を始める前は人と話すこと自体嫌いで、人との接点も極僅かだったが、
活動を通して、初対面の人と話すことは自分の中に新しい価値観が加えられ、幅が広がるというのを回数を重ねるごとに思った。
そして、私は自分に自信を持って活動することができるようになった。これからは、これらの得たことを自分のものとして就職活動に、そして、社会に出た時に活躍して社会に恩返しができればと思う。(長谷川)

 

●アウトプットをしないと上手くいかないということがわかった。目的が相手に伝わらず、活動があやふやになってしまう結果となってしまった。目標を達成できず、メンバーも一人一人やめていってしまったが、チームで試行錯誤しながら訪問に行ったことは私にとってはとても貴重な経験となった。後輩にも是非チャレンジしてもらいたいので、チャレンジできる場所を提供していただきたいと思う。(櫻井)

●「自分が何者で、何が目的で、何をしに来たのか」これを説明することがいかに難しいかを、この活動を通して嫌という程学んだ。自分では完璧と思った企画書を一瞬で突き返されたり、何度も練習したプレゼンは意味不明と言われたり。しかし、このつまずきを突破することは就活においても社会人になっても、絶対に必要な課題だと考え、色々と工夫したのが懐かしい。
たくさん困難なことはあったけれど、私はこの活動に参加して本当に多くの人と出会い、多くを学び、考え方が大きく変わったことは自信をもっていえる。「1人でもできるじゃないか」と、チームから抜けていった仲間もいたけれど、私がここまで続けられたのは、パフという会社があって社員の方々の協力があって谷口さんの努力や気合い、優しさのおかげだと思っている。本当に参加してよかった。(石渡)

 

最後に釘崎社長、保坂さん、吉川さん、谷口さんをはじめたくさんの方に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
これからの就職活動も頑張って行きます。今後ともご支援の程、よろしくお願い致します。

良い報告を待っていてくださいね!

<さらに追記>

再度、読み返したら泣けてきました。

「私がここまで続けられたのは、パフという会社があって社員の方々の協力があって谷口さんの努力や気合い、優しさのおかげだと思っている。本当に参加してよかった。」

最高のメッセージですね(T_T)。

新聞少年たちとの模擬面接

2016年3月16日 (水曜日)

昨日は職サークルの協賛企業にもなっていただいている日本経済新聞育英奨学会(日経奨学会)との共催で、面接講座を茅場町のセミナールームで実施した。

※日経奨学会とは?(ホームページより転載)

家庭で新聞に目を通すことは、日本ではごく当然のことだと思われています。宅配制度により維持されているこの習慣を支えているのが、新聞奨学生のみなさんです。
日本経済新聞社ではこの事実を深く認識し、昭和43年(1968)に日本経済新聞育英奨学会(日経奨学会)を発足。在学中に新聞配達業務をして頂くことで、卒業までにかかる学費と、東京での住まいを日経奨学会が提供します。月々の給与も支給しますので、親に負担をかけずに自立が可能となります。

この日経奨学会が職サークルに協賛してくださったばかりのころ、僕は次のような日記を書いていたので一部抜粋してみる。

 
 

がんばれ新聞少年! 2014年2月14日 (金曜日)

昔、山田太郎という歌手がいたのだが、その代表曲が「新聞少年」。僕がまだ小学校に入学する前だったと思うから50年近く前のヒット曲だ。

 

僕のアダナを知ってるかい

朝刊太郎というんだぜ

新聞配ってもう三月

雨や嵐にゃ慣れたけど

やっぱり夜明けは眠たいなあ

 

という歌詞の唄である。

昔は家計を助けるために、新聞配達や牛乳配達をする若者たちが大勢いた。

うっかり「昔は」と書いてしまったが、もちろん今でも新聞配達をしている若者たちはいる。その貴重な労働力のおかげで日本の新聞事業は成り立っているといっても過言ではない。

新聞各社には育英奨学会(新聞奨学生)の制度がある。奨学生には学費や生活費の(ほぼ)すべてが支給される。食事や寮(または借り上げアパートなど)も用意されている。親に一切の経済的負担をかけることなく学校に通い卒業することができるのだ。

しかし、その仕事はとってもハードだ。山田太郎の唄のごとく、雨の日も嵐の日も新聞を配らなければならない。先日のような大雪の日の配達は、想像を絶する辛さだったろうと思う。(以下、省略)

 

昨日、講座に参加したのは首都圏の販売所に勤務する大学三年生10名。早朝3時から朝刊を配ったのち、自宅でスーツに着替えたうえで茅場町のパフ事務所に集合してくれた。とても引き締まった顔つきだ。

講座では、企業の採用の論理・考え方を一通り説明したのちに、学生同士での模擬面接を実施。そして後半では、代表者2名を選出したうえで僕との模擬面接も実施した。

大学入学以来3年間、毎朝、毎夕、新聞配達をし続けてきた学生である。学費、生活費の一切を他に頼らず、自分自身で稼いできた学生である。僕はそのことがいかに大変なことであるかよく知っているので、この事実だけでも彼らのことを評価する。

ところが、「そんなに新聞配達が好きなら、卒業後も続ければいいんじゃないの?」などという心無い言葉を採用担当者から吐かれた学生もいるのだという。どんな文脈でそんな言葉を吐いたのか分からないが、度し難い採用担当者である。「どこのどいつだ?そんな馬鹿野郎は、俺がぶん殴ってやる!」と、思わず腹を立ててしまったり(苦笑)。

彼らはまだまだ表現下手ではあるが、芯をしっかりと持った学生たちである。そのことは短い模擬面接を通じてもよく理解できた。

しかし、就職活動に割ける時間が一般の学生と比べると圧倒的に少ない。これは不利と言わざるを得ない。

企業の採用担当者には、ぜひとも彼らの事情に配慮した選考を行ってほしい。入社後、すぐに辞めたり、仕事を投げ出したりする若者ではないことだけは確かなのだから。

 

さて、本日は会議や打ち合わせや来客が目白押し。夜は、昨年の秋からとあるプロジェクトにチャレンジしてきた学生との打ち上げに参加しようかと思っている。

ではまずは、いつも通り朝食&あさ後、行ってきます!

 

 

新人が書いた恐るべきメルマガ

2016年3月15日 (火曜日)

パフの2017採用。社長面接まで進んでくれた全ての応募者との面接をほぼ終えた。

でも、まだ内定者は1人もいない。条件付き合格者や合格保留者は何人かいるのだが……。

そして正式に合格になったとしてもまだ内定者とは呼ばない。自分自身が納得した段階で、自分で自分に内定を出すのがパフ流だからだ。

で、その内定者予備軍(条件付き合格者も含めて)を対象に、採用担当のヒラハラが不定期に「小ネタ通信」というのを送っている。パフの理解を、さらに深めることを狙いとしたものだ。

昨日も送られていたのだが(僕のところにも配信されており移動中にスマホで読んだのだが)、読んだ瞬間、衝撃を受けてしまった。

今から15年前。現在執行役員を務めているヨシカワが新入社員時代に書いたメルマガなのだが、まあなんというか完全にフレームを外しているのだ。率直に言って面白い。こんなメルマガを書くことができた当時の新人はスゴイと思うし、それを許容していた(むしろ奨励していた)会社もスゴイと思う。

配信対象は職サークルを経て社会人デビューしたばかりの新社会人。

以下、原文のままコピペしますので、ぜひ日記読者の皆さんも読んでいただき、仰け反っていただけると嬉しいです(笑)。

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パフの新社会人メルマガ「歩歩(ふふ)通信」(毎月5・20日発行)

              ■■ 第6号 ■■
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※メールアドレスが変更になった方、退会を希望される方
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    「歩歩(ふふ)通信」とは・・・

   これから新しい道を歩んでいく、新社会人のみなさんを応援する
   メンバーメールを、将棋の駒である“歩”になぞらえ命名しました。
   “歩”は、一歩ずつしか前に進む事が出来ず、即戦力にはならない
   弱い駒ですが、「後ろには退かない」強さを持ち、将来「金」に成る
   無限大の可能性を秘めている駒です。

   パフは、未来に向かって一歩ずつ歩き出す、そんな新社会人のみなさん
   を応援します。
★☆——————————————————–☆★

こんにちはっ!パフのヨシカワです。
皆さん、この3連休、いかがお過ごしでしたか?

私の3連休といえば、

   「海の日」には“海”

という、なんとも単純な発想から、海なんぞに出かけてまいりました。

友人達がこぞってサーフィンをする中、カナズチ吉川は、一人寂しく海の家
で購入した1200円の“イルカちゃん”にまたがり、膝ぐらいの深さで波
乗りをしていました。

しかし、そんなヘナチョコでも、イッチョ前にサーフィン部隊と同じように
「日焼け」だけはするんですよね。

まる一日を過ぎた今でも、ヒリヒリピリピリカユカユしています。(><)
そんな状態では、私の肌に『肌水』は手放せません。

パフ社内でも、ひっきりなしに

   シュッシュッ、シュッッシュ、シュシュッシュッシュ

していると、先週からアルバイトとして働き始めた内定者のイトウから白い
目で見られ、

  イ 「それって、ありなんですか?」

  吉 「ありでしょ。よかったら、イトウも好きにコレ(肌水)使っていい
     よ。」

  イ 「いりません。」

  吉 「いいよ、いいよ。遠慮しないで。」

  イ 「だから、『いらない』って言ってるじゃないですか。」

と、まるで田舎に行った帰りに、「ぬかみそ」を山ほど持って帰らせようと
するうちの“ばあちゃん”状態になってしまいました。

電車で帰るから、いらないって言ってるのに『お母さんも好きなんだから』
とか言って、両手いっぱいに持たせるんですよね。

皆さん、日焼けもいいですけど、オフィスでの『肌水』と『ぬかみそ』の強
要には、注意してください。同僚との人間関係が崩壊しかねませんので。

それでは、今月も肩の力を抜いて参りましょう。

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       パフ新入社員イッパイイッパイ奮闘記
       〔 第6回 ~魔法のスパイス~ 〕

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先週から、パフの内定者が研修としてアルバイトをし始めた。
今まで社員5名のところに、内定者が5名も入ってきて、とたんにパフ社内が
狭く感じられる。コピー機の前なんて、大渋滞だ。

内定者が初めてお客様へ電話をかけた日のミーティングでのこと。
内定者のホサカが、電話をかけての感想を述べた。

  「電話に出てもらえて、本当に『ありがたい』という気持ちです。」

邪険に扱われることの方が多いアポ取りの電話で、その担当者様と話せたこと
だけで、感動を覚えたらしい。

  「ありがとう」

なんて単純で、人の気持ちが伝わりやすい言葉なのだろう。それだけに、少し
でも心がこもってないと、すぐ相手に見破られてしまう。

私も、初めてお客様へ電話した日のことを思い出し、その時自分が書いていた
『日報』を読み返してみた。

    ******************************************
          2000年8月9日(水)

    テレアポ2日目。
    31社に電話、11社に資料を送れた。まだアポは取れない。

    しかし、電話をしていて、「ありがとうございます」という言葉を
    心をこめて言ったところ、今までどうでもよさそうに対応して
    いたお客様が、急に、にこやかな口調に代わり、とてもパフに
    興味を持ってくれた。

    「ありがとうございます」に予想以上の効果があった。

    とにかく元気と熱意が大事なことが分かった。
    電話でも、こちらの気持ちがしっかり伝わり、相手の気持ちも
    ヒシヒシと感じられることに驚き。

    ******************************************

 へぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

1年前の私はこんなことを感じていたのか。

そういえば、この日、この感動を誰かに伝えたくて、社員のよし江さんに報告
したところ、笑顔で一枚の紙を手渡してくれたんだったよなぁ。

   ————————————————————
               『学校だより』

   パンの厚さ17mm、カウンターの高さ72cm、注文を受けたら、必ず大き
   な声で「ありがとうございます」と言い、3秒以内に「飲み物はいかがで
   すか」と尋ねる。

   これは、あるファーストフードの会社のマニュアルだそうです。
   しかし、マニュアルはあっても、それぞれのお店の中で、店員さんによっ
   ても、売上が違ってくるとのこと。

   お客さんは、お店に入り、一瞬のうちに店員さんを選りわけ、ある定員さ
   んに吸い寄せられるように集まるというのです。
   そういう店員さんは、マニュアルを超えた『人間味ある人』であるといい
   ます。

   「ありがとうと言う。」「飲み物を勧める。」と書いてあっても、そこで
   の表情、動きの優しさなどまではマニュアルには書いていない。
   また、そこまで書き表すことは不可能だ。その人の持っている、物の見方、
   考え方、その人の心がその人の持ち味になり、人間味となってお客さんを
   引き寄せるのだというのです。

   ————————————————————

「『ありがとう』の大事さと難しさがわかった?」

その時、こうよし江さんに言われたのを今でも憶えている。

そういえば最近、「ありがとうございます」という言葉にどれほどの想いを込
めて、口にしていただろう。

やっと、社会に慣れてきて、敬語にも慣れてきて、お客様とも上手く話せるよ
うになってきて・・・。
だけど果たして、1年前の自分より、「ありがとうございます」に心を込めて
言えているだろうか。

初めて社会を体験したフレッシュな内定者と、10数年社会を経験した先輩と、
そして1年前の自分に教えられた。

簡単だけれど、自分の味付けしだいで、うまみを引き出す‘隠し味’にも、相
手を苦しめる‘毒’にもなってしまう。

「ありがとう」って言葉は、『魔法のスパイス』だったんだ。

わかっちゃったっ。ウフ。
明日からの私の「ありがとう」はチョット違うよぉーーーーーーーーっ!!!

    ******************************************
         2000年8月14日(月)

    初めてアポが取れた会社への、初訪問。
    お客様が

    『アポが取れただけで、あそこまで喜んでくれるなんて、
     なんか嬉しかったよ。』

    と喜んでくださり、本当に嬉しかった。
    初心を忘れず、電話1件1件に、『ありがたい』という気持ち
    (お客様に驚かれるほどの)を持って、取り組みたい。

    ******************************************

 ■吉川ココロの一句

     自分らしい
       心を込めた
         ありがとう
      聞いて幸せ
        言って幸せ

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◇新企画◇
  読者参加型 『サラリーマンのセオリー』
————————————————————
◆今週の一作品(ペンネーム『しし姉』さんからの投稿)

   理想のサラリーマンとは、
     「自分が一番つらいときに、一番の笑顔を見せれる人」
                              である。

◆吉川より
   深い。確かパフの求める人材像にもこんなことが書いてあったような。
   分かっていても、実際にこうできるかと言われたら...
   しし姉さん、すばらしいお言葉ありがとう!!

◆みなさんからのおたよりお待ちしています

「理想のサラリーマンとは○○○○である」

上の○○の部分に自分なりの言葉をはめ込んで、吉川 までお送りください。
(文字数制限なし)
吉川の独断と偏見で、毎週一作品を、このメール上でご紹介します。

今回採用された『しし姉』さんには、「パフ全社員の写ったデジカメ写真」
を強引にお送りします。楽しみに待っていてくださいね。

宛て先はこちら → p-nueva@puff.co.jp

__________________________________

いかがでしたか?
またしても、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

今回で歩歩通信第6号を迎えましたが、多くの皆様から様々なお便りをいた
だき、毎回吉川は、感動せずにはいられません。

   「ありがとうございます!!」 \(^0^)/

よければ、皆さんの思いを p-nueva@puff.co.jp までお寄せ下さい!
その他、ご意見・ご感想もお待ちしています。

                    2001/07/23   吉川 安由

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

そう、「歩歩(ふふ)通信」という名前のメルマガだった。

暑苦しくて無駄に長いのがまた笑えてしまうのだが、こういうテイスト悪くない。今年内定者が正式に生まれたら、15年ぶりに再開してみようかな。

では、朝食&あさ後、行ってきます!

 

結婚おめでとう!

2016年3月14日 (月曜日)

このところ、おめでた続きである。社員たちの(元社員も含めて)結婚や出産が続いている。昨年の秋は、元社員のオオノが結婚式を挙げ、その後まもなく元社員のツチダが結婚パーティーを豊洲で開いていた。

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オオノの結婚式は昨年の9月だった。

 

 

また3年前に結婚していたイワサキやコバヤンには赤ちゃんが生まれた。4年前に結婚したヒラハラは、いま二人目の赤ちゃんがおなかの中で絶賛成長中でもある。

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つい先日、社長室まで遊びに来たイワサキの赤ちゃん。大泣きされてしまった(苦笑)。

 

そして、一週間前にはタシロが人知れずw、一昨日はキムラが結婚式を挙げた。

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キムラは普段通りの笑顔。ぜんぜん緊張してなかったね(^.^)。

 

若い社員たちが多いので、結婚や出産が続くのは当然と言えば当然かもしれないが、社長としてはやはりとても嬉しい。と同時に、女性社員が結婚するときは少しの淋しさもあったりする。

ということで、一昨日のキムラの挙式の後の披露宴では、長渕の「乾杯」で、大きな喜びと少しの淋しさを涙の言葉で唄った(´・_・`)。

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ハーモニカの装着が遠くて、うまく吹けませんでしたが(^^♪

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前日の夜に作ったアンチョコ

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唄った後の安どのポーズ

 

僕が結婚したのは27歳の時。あれから、かれこれ30年近くの歳月が経ったわけだ(そういえば昨日は結婚記念日だったのよね…)。

ずいぶんと長かったようでもあり、短かったようでもある。

最近結婚した社員たち、これから結婚する社員たち(見通しがついていない社員たちも含めてw)、はるか長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ!なのである(^^)/

 

さて、本日は冬に逆戻りしたような天気。でも着実に春は近づいており、今週末には桜も開花しそうな勢いだ。今夜は「なごり雪」になるかもね。

では、コートと手袋を引っ張り出して行ってきます!

 

 

昨日の夜は、新川にある洒落た一軒家ダイニングでの宴席。

 

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店の名は「灯ノ番」。食べログの公式写真より

 

何の宴席かというと、2014年夏、秋、2015年冬、夏、秋、2016年冬と、2年6クールに渡ってウルトラインターンシップ100×10チャレンジのコーチを務めてくれたキャリアフラッグ講師陣と、昨年の6月から今月までの9か月間100×10チャレンジの運営事務局として働いてくれたミズタニユウゴくんを招いての「お疲れさま会」なのでした。

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コーチの中に学生が紛れてますが気にしない(笑)。

 

この2年間で送り出した修了生は700名超。これだけの学生たちと向き合うというのは並大抵のことではない。ウルトラなスキルと意志と根性と、学生への愛がなければ務まらない。

今年の夏から装いも新たに再スタートする100×10チャレンジ。引き続きヨロシクお願いします!

そしてミズタニユウゴくん、9か月間お疲れ様でした。ウルトラインターンシップ一期生として、胸を張って社会にデビューしてください。

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感謝状の授与。

 

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スギヒラさんから贈られた感謝状。文面にスギヒラさんの愛があふれている。ぜひ拡大して読んでみてください(^.^)

 

さて、早くも金曜日だ。明日は、キムラの結婚式。僕は例によってギターを抱えて唄を歌うことになっているのだが、ぜんぜん練習ができていない。

今夜の宴席はほどほどに、明日は早起きして朝練することにしようかな(´・_・`)。

ではでは、朝食&あさ後、行ってきます!