自分で自分に内定を出してもらった日
2012年4月19日 (木曜日)
先日の日記(一年半ぶりの新卒採用社長面接だった日)で、自社の新卒採用のための社長面接を行ったことを書いた。
みっちり3時間。ひとりの男子学生と1対1で、とことん話をした。
僕は面接の最後に、
「あとはお前の覚悟だけだ。その覚悟のほどを宣言文にしてもってきてくれ。その宣言文に俺が本気を感じられるかどうか。その宣言文にお前の言霊が籠っているかどうか。それを確かめさせてほしい」
と言い渡していた。
彼(A君としておきましょう)は、なんと翌日、内定をもらっていた企業や選考が進んでいた企業すべてに、辞退の連絡をしてしまったのだという。自分で自分の退路を断ったわけだ。
そのうえでA君は宣言文作りに取り組んだのだという。
そのA君。昨夜9時に、その宣言文を茅場町の事務所まで持参してくれた。
渾身の力を込めて書いた宣言文。その強い思いと覚悟が十分に伝わってきた。
残業していた社員たちを執務室中央に集めて、A君にその宣言文を読み上げてもらった。
いやあ感動した。嬉しかった。よくぞ決断してくれた。
正式には5月1日の月次キックオフミーティングで、全社員を前にしてこの宣言文を読み上げてもらいたいと思う。本人の了解をもらったうえで、その宣言文をぜひ日記読者の皆さんにも公開したいと思う。
5月1日は、新しい仲間が増えることを、みんなで喜びたい。
ところで昨日はA君のこの宣言のほかにも、経営会議、グループ総務会議、ランチM、四半期決算確認、企画会議、パフ自身の(Dangerな)会社説明会などなど、いろんなことがあった日だった。なかなか目まぐるしい一日だった。
だからというわけではないが、ちょっと風邪をひいてしまったようだ。風邪なんてひくのは2年ぶり。いかんいかん。早いところ菌を追い出さなきゃ。週末は5月の岐阜清流マラソンに向けての練習も開始しようと思っているので風邪なんかひいている場合ではないのだ。
では、風邪を追い払いながら、本日も行ってきます!
70年代のアイドル話で盛り上がった博多の夜
2012年4月18日 (水曜日)
昨夜、九州から戻ってきた。
日曜日の早朝(朝6時半)の便で大分に飛び、月曜日のお昼まで母親の世話をし、夕方、福岡入りした。
福岡では同業パートナーのネオ倶楽部さん(就職エージェント九州)に表敬訪問。事業責任者の浦川さんとしばし情報交換。
そして、「クギさん今夜はどやんさるっとですか?よかったらご一緒しませんか?」との嬉しいお誘い。
いったんホテルにチェックインし、天神方面に向かった。
天神では、浦川さんの古いお客様でもありお友達でもある、とある外食産業の九州事業責任者Uさんと待ち合わせをした。
Uさんと僕とは当然初対面だったわけだが、なぜか会ったとたん意気投合。なんたって昭和35年生まれの同学年なのだ。しかも70年代のフォークソング、ロックバンドの大ファン。そして浦川さんも同年代で同趣味。3人で歩きながら、吉田拓郎の話で、酒も飲まずに盛り上がっていた。
入った店が、大名にある老舗の手打ち蕎麦屋。「やぶ金」という店なのだが、外観がすごい。由緒正しい御屋敷みたいだ。
この蕎麦屋の雰囲気も手伝って、話は当然フォークソングの話になるかと思いきや、さにあらず。
なぜか、70年代のアイドルの話になっていった。
実はUさんは最近、天地真理のファンクラブに入ったというのだ。先日、東京で行われたファンの集いにも参加してきたというから筋金入りだ。
何を隠そう、僕もかつては、天地真理の大ファンだった。
小学校5年から中学校1年までの3年間。リリースされたシングル曲はほぼすべて歌える。下敷きには天地真理のブロマイドや(学童向け雑誌「小学六年生」の切り抜きの)写真などをいつも挟み込んでいた。正式にデビューする前、TBSのテレビドラマ「時間ですよ」の “となりの真理ちゃん” のときからのファンで、ドキドキ&ソワソワしながら真理ちゃんの登場を待っていた。
そんな話で、(昔の曲をYoutubeで再生しながら)大いに盛り上がってしまったのだった。
蕎麦屋のあとに行った店が、(店の名前は忘れたが)70年~80年代のアイドルのレコードジャケットを店内の壁という壁に貼ってあるお店。流れている音楽もすべて当時のアイドルの唄だ。
あべ静江の「みずいろの手紙」。懐かしい。あの透き通るような声にドキドキしたものだ。
そしてやっぱり百恵ちゃん。
天地真理の大ファンだったはずの僕が、いつの間にか百恵ファンになっていた。あれは中学校1年生の秋だったかなあ。
こんなものもあってビックリ。鶴田浩二とザ・リリーズの写真が並んでいる。
もちろん、鶴田浩二はアイドルなんかじゃなく、映画の大スターなのだが、この店では同じ扱いなのかな(笑)。
そしてやっぱり最後、まとめの話として出てきたのが天地真理。
ついには僕も浦川さんも、天地真理のファンクラブに入ることになった。デビュー当時20歳だった真理ちゃんも、いまは60歳。なんと還暦を迎えてしまったのだ。でも、僕らの記憶にある真理ちゃんはいつまでも、白いギターを抱えた、笑顔の可愛い“となりの真理ちゃん”なのだ。
あのころ幸せな気持ちにさせてもらった御恩を、年会費1万2千円のファンクラブに入ることで、少しだけでもお返ししていこうということになったのだ^^。
では今朝は、これからの季節にぴったりの唄。『若葉のささやき』を聴きながら行ってきます。
真理ちゃんバンザイ!
イトケンさんを発見した!
2012年4月14日 (土曜日)
釘さん日記や、パフ&マジドラのスタッフブログ(こちら)に対して、よくコメントを寄せてくれていたイトケンさん。 Facebookにもよく出没して、くだらないオヤジのつぶやきを残していたイトケンさん。パフの流行語大賞(『コメント王』という栄誉)も受賞したことのあるイトケンさん。
しかし、なにがあったのか、今年に入ってから(1月下旬くらいからかな?)その消息がわからなくなってしまっていた。Facebookからはアカウントも消されてしまっていた。みんなで、「イトケンさんはどこに行っちゃったんだろう……」と心配していた。
実は昨日、そのイトケンさんを、偶然発見したのだ。
なぜか、東北新幹線の宇都宮駅付近で。
ここで逃がしてしまっては大勢のイトケンファンに対して申し訳が立たない。
ということで、いやがるイトケンさんを、僕が東京に帰る新幹線に無理やり連れ込んだ。
車中、「東京に行くのはイヤだイヤだ!」と言いながら、角のハイボールを美味しそうに飲んでいた。
小一時間後、東京駅に着いた我々は、山手線に乗り換えて恵比寿に向かった。
恵比寿はイトケンさんにとっては馴染みのない土地。逃げ出す恐れがない町なのだ(実は、イトケンさんの同職種仲間であるタケムラさんとヒデフミさんが、僕のイトケン捕獲の報せを受け、すぐに恵比寿の店を手配してくれたのだった)。
イトケンさんもついに諦めたのか、連れ込まれたバーで、ビールとウィスキー、そしてハギスという獣の肉とグリーンピースとパンを頬張っていた。
で、下はその証拠写真。
昨夜Facebookにもアップしたのだが、これは実はイトケンさんからの依頼。
「イトケンは元気に生きています、ということをFacebookに登録している皆さんに知らせてほしい」と頼まれ、僕のページにアップした。
であれば、Facebookよりも影響は小さいけど、イトケンさんのことを心配している人たちは、むしろ大勢見ているこの「釘さん日記」にも載せたほうがいいだろうと判断し、本来は書かない休日の日記をいま書いているわけだ(笑)。
ということで、イトケンさんにメッセージを送りたい方は、本日のコメント欄にご遠慮なくお寄せくださいませ。
イトケンさんもコメントバックをご遠慮なく^^。
<追伸>
私ごとですが、明日早朝より電波の届かないところに行ってしまうため、来週の火曜日まで日記の更新はありません。イトケンさんみたいに蒸発してしまうわけではないのでご安心(?)ください。
一年半ぶりの新卒採用社長面接だった日
2012年4月13日 (金曜日)
2013年のパフ新卒採用は、最低2名、最高2名の新人を採用する予定だ。それより多くても少なくても計画上よろしくない。
どんなことにも耐えて乗り越えられる、とびっきりの負けない人材を採用する予定だ。
パフの現状は、あらゆる意味でdangerous。そのdangerousな状況を前向きに受けとめ、楽しめるような変な奴。そして賢さも半端ないような奴。そういう奴にジョインしてもらい、世の中に大きなインパクトを与えることのできる(規模や売上高とは違う尺度での)業界ナンバーワン企業を目指そうと思っている。
そんな変でスゴい奴いるのか?
ということだが、そういう潜在力を持っている奴は確かにいる。
あとは、その潜在力を発見し、引き出し、開花させてあげられるかどうかだ。
昨夜は、夜7時から10時までの3時間、その潜在力を持っている可能性が濃厚な学生の面接をじっくりと実施した。
さて。そいつが本当にそういう潜在力を持っていたのか。
それは、秘密です。
さて、どうなりますかね(^_-)。
本日は、宇都宮で某職サークル協賛企業T社の新入社員研修。
対象は約80名。
テーマは、得意のうまれよ+アルファだ。
では、新人のパワーに負けないように、しっかり朝食を食べて行ってきます!
HR業界最大級の功労者の『お別れの会』だった日
2012年4月12日 (木曜日)
昨日は、日本のHR業界、特に人材の教育研修事業や人材や組織のアセスメント事業の最大級の功労者である、大沢武志さん(リクルート元専務取締役であり人事測定研究所の創業者兼初代社長)の『お別れの会』に参加してきた。
僕が初めて大沢さんにお会いしたのが、僕が大学三年生のとき。銀座本社ビルの応接室に招いてくださり、「仕事はどうですか?大変でしょう(笑)」と、リクルート神田営業所でアルバイトを始めたばかりの僕のことを優しくねぎらってくださった。
次にお会いしたのが、僕がちがう会社でアセスメント事業の担当者として同業者の懇談会に出席したとき。僕のことを覚えてくださっていたのがとても嬉しかった。
そして次の再会が、パフ創業のとき。お花と大きな紙の裁断機を会社設立のお祝いとして頂戴した。設立パーティーにもご臨席いただき、お祝いの言葉も頂戴した。裁断機は以来10年以上使い続けている。
最近ではFacebook。「友達」になっていただき交流させていただいていた。最後のやりとりが今年の1月28日。大沢さんの77回めの誕生日のことだった。「おかげさまで元気に過ごしいています。ご活躍うれしくうかがっています」というお返事をいただいた。僕にとっては雲の上のような存在である大沢さんからそんなメッセージを頂戴し、光栄の極みだった。
昨日のお別れの会では、リクルート前社長の柏木さん、創業者の江副さんと森村さん、そして僕の兄(広光氏)が弔辞を読み上げていた。兄の弔辞には愛弟子としての愛が言葉の隅々まで感じられ、思わずもらい泣きしてしまった。
考えてみたら、大沢さんがいなければ今の僕もいなかったかもしれない。
偉大なるHR業界の最大級の功労者、大沢武志さんのご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
桜もきょうでおしまいかな
2012年4月11日 (水曜日)
日本(いまのところ関東以西だけど)の街を鮮やかに彩った桜も、本日の雨で散ってしまいそうだ。
『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』というのは、『放浪記』の林芙美子の有名な言葉。
『佳人薄命』なんていうことばもあるが、美しいものの命って儚いものなんだな。
1年のなかのほんのひとときだけの美しい命だからこそ、多くの人は喜び、感動し、有難がるのだろう。
写真は、昨日の朝、仕事の折に撮影した大阪(桜ノ宮公園)の見事な桜。
今年は多くの人たちが、Facebookに各地の桜の写真を投稿していて、それを眺めるのがなかなか楽しかった。
こういう美しい風景を、友達とシェアする文化って素敵だと思う。
さて、本日は早朝会議。その後も打ち合わせ、打ち合わせ、夜も業界の偉人のお別れの会に出席した後にまた打ち合わせ。一日まるまる打ち合わせデイですね。
では、出勤途中、まだ散っていないであろう東京の佃公園の桜を愛でながら、行ってきます!
拓郎の「流星」がテレビCMに使われている
2012年4月10日 (火曜日)
ついさっきまで、大阪のホテルでメルマガの原稿を書いていた。
本日の夕方に配信される予定なのだが、今回のタイトルは、「吉田拓郎を聴いてみんか?」。
そう。なんと拓郎のことを書いてしまったのだ。
そのなかで、僕はこのテレビCMのことを取り上げている。
メルマガの原稿とかぶるので詳しくは書かないが、このCMのメッセージ、いいなあ……。
なにより、拓郎の曲「流星」がいい。しかもこれを歌っているのは拓郎ではない。手嶌葵という歌手だ。
こういうCMだったら何回でも繰り返し見てみたい。仕事の原点を思い出すことが出来る。
ぜひ社会人の皆さんは朝の仕事のスタートの前に、就職活動中の学生の皆さんは面接の前に、このCMを見てみてください。
きっと清々しい気持で、仕事や面接に臨めると思いますよ。
では、僕も清々しく、大阪でのお仕事に行ってきます!