頑固オヤジのメルマガを転載してみる(2)
2011年9月15日 (木曜日)
先週の日記でも書いたけど、現在僕は、これから就職活動を行なう学生(1,2,3年生など)を対象に、メルマガの原稿を書いている。
頑固オヤジのキャラに変身して書いているのだが、まだなかなか、このキャラが馴染まずに苦労している(笑)。
せっかく苦労しながら書いているメルマガなので、この「釘さん日記」にも、今後は転載していきたいと思う。
メルマガは毎週水曜日発行なので、「釘さん日記」への転載は、木曜日か金曜日になるかな。
今回は礼儀について説教している。
こんな書き方でホントに若者の心に響いているのかなあ…と気になりつつ書いている頑固オヤジの「上からコトバ」でのメルマガ(抜粋)。どうぞご覧ください。
———————————————————————
礼儀正しさは、一流の社会人に近づく第一歩だ。
———————————————————————
おい、みんな元気か? 頑固オヤジの釘さんだ。
今週からこのメルマガが届き始めた奴。俺が誰だか分からんだろうから、まずはこれを読んでくれ。
⇒ http://puff.weblogs.jp/message04/2011/07/vol3.html
お前は、「おはようございます」が言えるか?
「こんにちは」が言えるか? 「ありがとう」が言えるか?
「いただきます」が言えるか?
「ごちそうさまでした」が言えるか?
このオヤジ、いよいよ焼きが回ったか…などと思うなよ。
きょうは、お前にとって、いちばん大事な説教をするんだからな。
☆☆☆
最近、あいさつが出来ない奴が本当に多い。
いや、お前のことではない。俺の周囲にいる大人たちの話だ。
企業の人事担当者からは、学生の礼儀の無さを嘆く声をよく聞くのだが、俺はむしろ、大人たちの礼儀の無さのほうが気になる。
俺が仲よくしている会社が主催した、ちょっと大きめの人事担当者向けのセミナーが先日あったんだが、何とドタキャンした人事担当者は3割を超えていたというからな。人事担当者たるもの、襟を正さないといかんよな。
☆☆☆
人事担当者の話はともかく。身近ではこんなこともある。
コンビニやスーパーでの買い物の場面。
会計を済ませたのちに、店員が「どうもありがとうございましたー」と言っているのに、相手の目も見ず、無表情で(どちらかというとムッとした表情で)、何も言わずにその場を立ち去る大人のいかに多いことか。
店員が「ありがとうございましたー」と言ってるんだから、せめて、「いいえー」とか「どういたしましてー」とか「どうもー」くらいは言ったらどうだ。
牛丼屋やラーメン屋とかでもそうだ。
会計を済ませるときや店を出るとき、「ごちそうさまでしたー!」と言える大人がホントに少ない。
コンビニ、スーパー、飲食店。それぞれ、子供もたくさん利用する場所だ。そこで、このような大人たちの無礼な姿を普段から見ていて、あいさつのキチンとできる大人に育つはずがない。
同じマンションのエレベーターで乗り合わせていてもそうだ。俺の「おはようございます!」に対して、声を出して返せる大人の割合は50%を下回る。
むしろ小学生の子供の方が(低学年であればあるほど)、こちらの挨拶にはキチンと返そうとしてくれている。
☆☆☆
本当に仕事が出来て、立場や役職が上の、いわゆる「一流の立派な社会人」には、礼儀正しい人が多い。これでもか、というくらい腰の低い人が多い。
仕事のできる人ほど、仕事は自分一人で出来るものではないということを、痛いほど分かっているからだと思う。
中途半端にエライ奴がいちばんダメだ。そういう奴は、上の者に対してはへコヘコするくせに、下の者や、自分が客になったとたん、相手に対してふんぞり返った態度をとる。
「俺はお前からものを買ってやってるんだ」
「お前は俺に挨拶して当然だが、なぜ俺がお前に頭を下げなきゃならんのだ」
こんな態度だ。
☆☆☆
お前はこれから、会社訪問や、OBOG訪問等を通じて、いろんな大人たちと接する機会が増えてくると思う。
企業の採用担当者にとって、お前は「お客様」だから、おそらく丁寧に接してくれることのほうが多いと思う。OBやOGも親切な人が多いかもしれん。
でも、それに騙されるな。
本当の礼儀正しさが表れるのは、その人が、客じゃない人間と接したときだ。
その人が「客」の立場になったときだ。
そういう視点で大人たちを観察してみるといいと思うぞ。
☆☆☆
そして当然ながら、お前らは、礼儀正しくあってくれ。
周囲に礼儀正しい大人を見かけんようになった昨今かも知れんが、お前だけは礼儀正しくあってくれ。
お前が「客」の立場で、コンビニや飲食店に入った時こそ、礼儀正しくあってくれ。
そして、「ごちそうさまでした」や「いつもありがとう」という一言を店員に優しく投げかけてみてくれ。
それだけで、お前は「一流の立派な社会人」に一歩近づけたことになるんだ。
俺はそう思うぞ。じゃ、また来週な!
リレー講座「ニッポンの若者に会わせたい…」第六回目だった日
2011年9月14日 (水曜日)
昨日は、リレー講座 「ニッポンの若者に会わせたい一流の社会人」の第6回目。
昨日の講師は、株式会社オプトの創業者であり社長である、鉢嶺登さん。
オプトは、いまや毎年数万人の応募者を集める、いわゆる“人気企業”になっているのだが、僕のなかのオプトは、鉢嶺さんと数名の仲間たちで旗揚げしたばかりの頃の超ベンチャー企業、オプトである。
昨日の日記でも書いたが、僕が鉢嶺さんと出会ったのがそのころ(いまから16年前の1995年)だったので、やはりそのイメージが強いのはしょうがない。
しかし、従業員数500名超、売上高は(今期の予想では)600億円を超える、ネット広告業界での最大手企業が現在のオプトの真の姿なのである。
昨日の講演では、このオプトを創業し育て上げた鉢嶺さんが、「成功する人材の7つの条件」を中心に、若者たちに社会で「働くこと」について語ってくれた。
鉢嶺さんの語り口は、極めて穏やかで優しい。いわゆる若いベンチャー起業家にみられるようなギトギト感や、ギラギラ感や、独善性といったものがまったくない。昔からそうだった。僕の中にある28歳のころの鉢嶺青年と現在の(44歳の)鉢嶺さん。本質的には何も変わっていないと思った。それがやけに嬉しかった。
学生は、そんな穏やかで優しい語り口の鉢嶺さんの中にある、情熱とタフネスさを、きちんと感じとってくれたようだ。質問も活発に飛び出し、とても良質な時間と空気が流れていった。
昨日もリンクで紹介したが、僕が5年ほど前に書いたこれ。ぜひ昨日参加した学生諸君を中心に読んでほしい。鉢嶺さんの人間性がよりよく分かると思う。⇒ 『釘さんの素晴らしき100の出会い』<第77話> 「求人サイト『登龍門』で出会った人々(その7)」
鉢嶺さん、昨日は本当にありがとうございました!
昨夜は講座が終わった後、このオプトの人事(主に採用・教育・組織制度など)責任者である「金ちゃん」といっしょに飲んだ。
金ちゃんはいまから11年前にパフを通じてオプトに応募した地方出身の(昔の)大学生。だから金ちゃんは、部長になったいまでも、僕の中では「学生」なのである。昨夜は久々に語り合えて楽しかったな。
しかし、おかげで帰り道、うっかり「歩き過ごして」しまった……。なんと道を間違えて、普段なら30分で帰宅できるところを、昨夜は一時間もかかってしまったのだった(苦笑)。
さて、昨夜歩き過ぎた分、きょうはちょっと楽して電車で行こうかな。早朝会議もあることだし。
では、そろそろ行って来ます!
残暑バテの日
2011年9月13日 (火曜日)
今年の残暑はしぶといな。昨日の朝は「行く夏を惜しんで…」なんて気取ったことを書いていたが、とっとと早く過ぎ去ってほしいと思い直している(苦笑)。
昨日は午後1時半にアポがあり外出したのだが、客先に着いた時には汗でびっしょり。気持ち悪くなってしまった。
60分で終えるはずの商談だったのだが、終盤盛り上がってしまい30分ほどオーバー。会社には30分後に来客の予定があったので、ダッシュで帰社。またも汗をびっしょりとかいてしまった。
僕の席はサーバールームを兼ねているため、かなり涼しい、というより寒い。おまけに夕方以降は、裏手の飲食店の調理のおかげでニンニク臭くなる。昼間の暑さと、部屋の寒さと、ニンニクの臭さとで、さらにバテバテの状態になってしまった(苦笑)。
こりゃいかんということで、早めに帰ろうと思っていたのだが、結局なんやかんやで会社を出たのは夜9時半。茅場町の事務所から月島の自宅までウォーキング帰宅なのだが、昨夜のこの時間はまだたっぷり暑くて、ダメ押しの汗をぐっしょぐしょにかいてしまった。
もう9月も半分が過ぎようとしているのにこの暑さのぶり返し。一時、涼しくなっていただけに、ちょっとカラダにこたえるな。それでも今年は、スーパークールビズがあたりまえになってきて、オフィシャルな場面であっても上着・ネクタイを着用せずとも済んでいるから、まだずいぶん救われているのかな。考えてみたら、昨年の猛暑はもっと凄かったんだよな、確か。
ということで、今朝の日記は残暑に対する愚痴をただ単に書き並べただけで失礼しました。
さて、本日は、リレー講座 「ニッポンの若者に会わせたい一流の社会人」の第六回目だ。
本日の講師は、株式会社オプトの鉢嶺社長。
鉢嶺さんと僕との出会いを語り始めると、これまた一日では足りないくらい。出会ったのはいまから16年前。鉢嶺さんが起業して2年目のころだった。社員はまだ誰もおらずアルバイトが数名働いていただけの同社。鉢嶺さんは、目をクリクリさせた少年みたいな若者だった。
あ、そのころのエピソードを『釘さんの素晴らしき100の出会い』にも書いているので、リンクを張っておこう。本日のリレー講座に来場する皆さんには、ぜひ事前にお読みいただきたい。
● 『釘さんの素晴らしき100の出会い』<第77話> 「求人サイト『登龍門』で出会った人々(その7)」
公式な場で鉢嶺さんの話を聴くのも、えらく久しぶりだな。若者にどんな話をしてくれるのか。今夜はとても楽しみだぞ。
さて、では本日も残暑に負けずに、行って来ます!
書道と、コクリコ坂と、ワンピースと、ランニングと
2011年9月12日 (月曜日)
この週末は、いろいろなエピソードがあったが、そのうちいくつかを記録しておこう。
まずは、書道。
土曜日の朝から会社に行き、書道用品を机の上に広げた。
墨、硯、筆、文鎮、半紙、下敷き……。
30分ほどかけて硯で墨を磨った。こんなことするのは、高校のときの書道の授業以来のことだ。
書いた字がこれ。
10枚くらい書いたかな。なにせ35年ぶりの書道。最初は、なかなか思うように書けなかったが、最後の方はまともになってきた。小手先でうまく書こうと思わずに、心で書くのが大事なんだな、きっと。
これを会社のエントランスの目立たないところにこっそり飾った。ある方から教わったのだが、こうすることで会社の運気が高まるのだそうだ。よし。運気、高まれ高まれ!
土曜の夜、豊洲の映画館まで、『コクリコ坂から』を観に行った。
金曜日の夜、映画関係者の方と映画談議をしているとき、「この映画は、釘さん向きの映画だから、観た方がいいですよ」と言われていた。その少し前にも、某協賛企業の大御所であるフタバさんからも、「これは絶対観るべきだ!」と言われていた。
なるほど!
清々しく、甘酸っぱく、切なく、ほろ苦い少年の頃が蘇ってきた。
それにしてもジブリが描く少女というのは、いつもホントに魅力的だ。胸がキュンとする。
この映画、主題歌もなかなかのものだ。youtubeからアップしておこう。
そして、昨日、久々に読んだマンガがこれ。
金曜日の夜の映画談義の際、このワンピースの話題が中心だったのだ。談義のお相手は、このワンピースのアニメを制作している東映アニメと、映画を配給している東映の方だったのだ。
僕が未だワンピースを読んだことがないことを言うと、まるでこの世の人間ではないかのごとくビックリされ、すぐに読むことを奨められた。
このワンピース。調べてみると、週刊少年ジャンプでの連載が始まったのが1997年。今年で丸14年。考えてみたら、パフと同じ歴史を有するんだな。
さっそく、有楽町の三省堂書店で1巻から3巻まで買った。全63巻もあるらしいから全部読むには相当な時間がかかりそうだ。じっくりゆっくり、楽しみにしながら読んでいくことにしよう。
最後にランニングのこと。
最近、平日はウォーキングだけにしている。しかも会社までの往復1時間だけ。
ちょっと物足りないこともあり、昨日はかなりの距離を走った。
まあ、かなりといっても7km程度ではあるのだが、それでも十分きつかった。
揖斐川マラソンの本番まであと2カ月。本番では、昨日の3倍の21kmも走らなければならない。徐々に負荷を大きくしていかなきゃな。
さて、蒸し暑い日が続いた週末。今週もこの蒸し暑さは続くらしい。でも、これがこの夏、最後の残暑かな。行く夏を惜しみながら、そしてもう一汗かきながら今週も行って来ます!
面談が続いている日
2011年9月9日 (金曜日)
昨日と本日は社員面談のピーク。
パフでは年に2回(上期が終わった翌月と、通期が終わった翌月)、社長が全社員と1対1の面談を行なうことになっている。社長から社員に対して、半期の評価のフィードバックを行なうとともに、日常の仕事にまつわる諸事についてのヒアリングをしながら、これから先の期待などを話すことにしている。
6月が期末だったので、本当は7月には面談を終了していなければいけなかったのだが、今年は新会社の設立や体制の変更や事務所の移転などがあったので、2カ月遅れとなってしまった(まるで、倫理憲章に配慮した、大手就職サイトのオープン時期のようだ、苦笑)。
社員面談は、かなりのパワーと時間を使うのだが、社長の役目として止められない。また、(日頃あまり突っ込んだ会話をする機会のない)パート・アルバイトの皆さんとの貴重なコミュニケーションタイムでもある。
ということで、本日もがんばって面談に行って来ます!
リレー講座「ニッポンの若者に会わせたい…」第五回目だった日
2011年9月8日 (木曜日)
昨日は、リレー講座 「ニッポンの若者に会わせたい一流の社会人」の第五回目。昨日の講師は、多数の就職&キャリア関連の著書で知られる常見陽平さん。全8回中、最年少の講師である。
最年少なのだが、その熱さ、毒舌ぶり、激しさ、不規則さ(?)は、群を抜いていること間違いなし。
昨日の講演も予想どおり過激なものだった。まず講演のタイトルからして過激。「くたばれ!就活エリート」というタイトルだったのだ。
そして、講演開始前のBGMも過激。ヘビメタよりも過激なデスメタルを大音量で流していた。会場は講演が始まる前から異様な雰囲気に包まれていたのだった。
講演の前半は常見さんの生い立ちを紹介してくれた。僕も初めて聞く話があり、「そうか。そうやって現在の常見陽平はつくられていったのか…」と、あらためて納得することしきりだった。
後半は常見さん流のキャリア論。若者には「こうあってほしい論」。激しくも、厳しくも、裏側には優しさと愛が隠れていた。
講演も過激だったのだが、そのあとのQ&Aがさらにヒートアップ。もう誰にも止められなくなってしまった(笑)。
結局、その後のプログラムとタイムスケジュールを大幅に変更することにしたのだが、これがやっぱりLiveの面白いところだね。我々主催者側はハラハラしどおしだったが(笑)。
常見さん、期待を裏切らぬ、いや期待を遥かに上回る講演をありがとうございました!
そして、リレー講座終了後は番外編。
わざわざ中部地方(愛知県と岐阜県)と台湾から、リレー講座の見学に来た同業仲間たちとの情報交換会。
名古屋からは、名大社の山田社長、ジオコスの伊藤社長。岐阜からはNPO法人G-netの秋元代表。そして台湾からはパフの元インターンであるモリヤマ。
この4名と僕との情報交換会だったのだが、その後、ジョブウェブの佐藤孝治社長も合流。実に面白い情報交換となったのだが、特に終盤は面白かった。
何が面白かったかというと、秋元代表の「チューしてもいいですか?」の問いかけである。彼は、人への感謝と敬意の記しとして、「チュー」を迫ることを信条としているらしい。すでに数十、数百という経営者や政治家と、チューをしたのだという。
そして以下の写真。
秋元代表と、佐藤孝治社長と、僕との、「トリプルチュー」の模様である。
まあ、はっきりいって、バカだね(笑)。
しかし、こんなバカなことを一生懸命やることが大事なんだと思う。
就職活動も、仕事も、バカなことを一生懸命マジメにやることで初めて、見えてくるものがあるのだ。
さて、では本日も、そろそろ行って来ます!
焼き魚とニンニクと玉ねぎのニオイに包まれて……。
2011年9月7日 (水曜日)
昨日のお昼前。11時過ぎだった。
臭うのだ。
焼き魚のニオイ。
「誰だ? 早弁なんか食ってるのは!」と思って執務室を見まわしたが、誰も弁当など食べていない。
もっとも執務室から僕の席のサーバールームまでは距離があるから、弁当のニオイがいかに強烈でも、こんなにプンプン僕の席が臭うことはない。
ニオイの発生源が室内ではないとすれば室外だ。
お昼に外に出て、僕が座っている席にもっとも近いビル(パフが入居しているビルの裏側に、隙間が50センチもないくらいに密着して建っている)に回り込んでみた。
なるほど。
すぐ裏のビルの1Fには韓国料理のレストランが入居していたのだ。しかもランチ時。焼き魚や炒めもののメニューが並んでいた。
午後1時過ぎ。来客があった。おやじバンドMSPのMこと、盟友マングローブの今野社長だ。今野さんは、わざわざ移転祝いのお花を持ってきてくれたのだった。
部屋の臭いは、ますます酷くなっていた。
「なんか臭いますよね?」と今野さんが言う。
裏手に韓国レストランがあることを今野さんに伝え、「ちょっと見てみましょうか」と、僕の席の裏側にある非常ドアを開けてみた。
すると……。
うわ!
ぶわーっと焼き魚の煙が部屋の中に吹き込んできたのだ。一瞬、部屋の中が白く霞むくらいだった。
非常ドアを開けたすぐ下が隣のビルの換気扇で、焼き魚の煙がすごい勢いで排出されていたのだった。
泣きそうになった。
肌や服に焼き魚の臭いがべったりとくっついたようだった。部屋中にも染み込んでしまったみたいだ。
今野さん、せっかく来てくれたのに、魚臭くしてしまってゴメンナサイね(苦笑)。
夕方5時半ころ。そろそろ臭いにも慣れてきていた。
今度は僕の兄がやってきた。
「なんか臭うな」と兄は言う。
確かに。
でも昼間の焼き魚のニオイとは違う。
今度は、ニンニクと玉ねぎを炒めたニオイである。
夕飯時。空腹を刺激するといえば刺激するのだが、仕事や打ち合わせをしながら嗅ぐようなニオイではない。
もう恐くて非常ドアは開けられなかった。
いやー、まいったなあ。
ビルの管理会社さんが明日、状況を見たうえで対策を立ててくださるとのことだが、しばらくは、焼き魚とニンニクと玉ねぎの臭いに包まれて、仕事をしなければならないようだ。
昔、ユーミンの唄に『やさしさに包まれて』という名曲(「魔女の宅急便」の主題歌としても使われていたな)があったけど、僕の場合は、『焼き魚に包まれて』なのである(笑…えない)。
ということで、焼き魚とニンニクと玉ねぎの臭いに敢然と立ち向かうべく、本日も行って来ます!
あ、本日は夕方から、第五回目のリレー講座。今回はお楽しみの常見陽平さんの回だ。ある意味、ニンニクや玉ねぎの匂いより刺激的な話が聞けるかも。
来場のみなさん、お楽しみに!!