パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨日に続き、きょうも映画を観た。きょうの映画は『陰日向に咲く』。劇団ひとりが書いた小説を映画化したものだ。

原作を読んだことはないのだが、ポスターの雰囲気とキャスト陣に惹かれて観に行った。

昨日の『結婚しようよ』とうって変わり、観客は若者同士のカップルが多く、ちょっと不安になりながら、席に座った(ちなみに僕の両隣には、それぞれ若いカップルが座っていた)。

しかし、映画が始まると両隣のカップルなど気にする暇もなく、映画の世界に入っていった。

いや、なかなかの映画だった。

ストーリーも僕の好みにあったものだったのだが、それ以上に、キャスト陣の秀逸な演技力に感心した。

岡田准一がいい。3年ほどまえ、『冬の運動会』という向田邦子脚本のドラマに出演したころから、若いのにいい俳優だなあと思っていた(そのときはV6というグループの存在すら知らなかったんだけど)。最近のドラマ、SPの演技もなかなかだった。もはやジャニーズのアイドルとしてではなく、ひとりの役者として、かなりのハイレベルに達しているのではないだろうか。

宮崎あおいがいい。大河ドラマの篤姫もいい。2年前のNHK朝ドラの『純情きらり』から注目していた。あどけない色気と芯の強さと知性を感じさせる。まだ22歳だというが、これから先が楽しみな女優だ(昨年、結婚しちゃったのがちょっと心配だけど)。

西田敏行はさすが。まいった。これだけ幅広く奥の深い演技のできる俳優は他にはいないだろう。

三浦友和もいい。もはや“百恵ちゃんの旦那さん”という呼び方は失礼だろう。年を経るごとに味がある。三丁目の夕日のタクマ先生役と同じくらい、いい味を出している。

見おわった後、ちょっと幸せな気持ちになれる映画だった。

 

一方、今夜、昨年の年末、TBSで放映された小田和正の『クリスマスの約束』のVTRを観た。還暦(60歳)とは思えない声。センス。若い女性は目に涙を浮かべながら聞き入っていた。彼の音楽に向き合う姿には、凡人は近寄りがたいものがある。まさに“本物”のオーラがあるのだ。小田が卒業した中学校、高校、大学の現役の生徒や学生たちと一緒に歌ったり演奏したりしていたのが印象的だった。

 

映画や音楽の世界では、若者もおじさんも、みな同じ舞台で一生懸命がんばっている。日本の若者もおじさんも捨てたもんじゃない。ビジネスの世界でも、もっともっと若者とおじさんが尊敬しあいながら競演・共存共栄しなければいかんよな。

きょうから3連休の人も多いと思う。が、休日とか平日という概念が、パフを作ってからというもの、どうも希薄である。平日でも休みのようなときもあれば、クソ忙しい休日もある。

ともあれ本日は、朝から会社に行った。

地方の同業者の皆さんがパフのセミナールームに集合し、会議を行った。久しぶりにお会いする方々もいた。

皆さん、2時間ほどの会議のために、高い交通費と時間をかけて集合している。こっちは20分ほどで到着する距離。しかも交通費はゼロ円。なんだか頭が下がると同時に、申し訳ない気持ちになった。

 

会議も終わり、軽く昼食を済ませたあと、ふらっと外に出かけた。目的地は、パフの事務所から徒歩1分のところにある、東劇(松竹の映画館)である。

映画『結婚しようよ』を、観るためだ。45歳未満は鑑賞禁止の映画…というのはもちろんジョークだろうが、ちゃんとプログラムの裏側には、“R45?”と刷りこまれていた(笑)。

吉田拓郎のヒット曲で綴られる『家族』をテーマにした映画だ。拓郎ファンはたまらないだろう。僕は熱心な拓郎ファンではないのだが、それでも、拓郎の曲が次から次へと流れてくるのは、とても心地よい。小ぶりの映画だが、ホンワカさせられたひとときだった。

劇場内は確かにR45で、僕と同年代以上の方々ばかりだった。往年のフォークソングファンなんだろう。映画の音楽と一緒に声を出して唄っているオッチャンもいた。まあ、寛容に許すとしよう(笑)。

 

会社に戻ると、新卒採用委員会のメンバーが、セミナールームで説明会を開いていた。パフ自身の新卒採用セミナーだ。覗きに行ったら、いい雰囲気でプログラムが進行していた。20名を超える学生が集まっていたようだ。新卒採用委員会は、入社1、2年目の連中で行っている。遠巻きに見ていてハラハラすることもあるのだが、主体的によく考えて実行している。びっくりするような逸材を、ぜひとも仲間に引き込んでもらいたいと思う。

 

帰宅して食事を済ますと、BSテレビで、チューリップのライブをやっていた。昨年のコンサートの模様を収録したもので、僕が見に行ったコンサートと同じ曲目ばかりだったのだが、ついつい見入ってしまった。

・・・

と、一日のうちにいろんなことを見聞きした休日の一日目だった。

 いよいよ、09年度新卒採用シーズンに本格突入である。パフのオリジナルイベントも連日のように開催されているが、企業でも、毎日のように自社セミナー(会社説明会)が開催されている。

 パフの社員たちも、日々、自社のイベントやお客様のセミナーに飛び回っている。1日のなかで複数のイベント・セミナーを掛け持ちすることなど、ざらである。

 そんななか、僕はきょう、とある人事コンサル&アウトソーシング会社H社の自社セミナーに、参加させていただいた。

 H社の社長との 『対談形式のセミナー』 を、パフで企画のお手伝い&コーディネートさせていただいたからだ。

 H社は、日本を代表する大手総合商社のグループ会社である。もともとは、この総合商社がパフのお客様だったのだが、そのご縁でH社の社長であるFさんを4年前にご紹介いただいた。

 H社の社長・Fさんは、この総合商社の人事マンだった(採用の責任者もやっていた)こともあり、人材の採用に関してはプロフェッショナルである。が、どういうわけか(!)、パフのスタンスを気に入っていただき、ずうっとお付き合いいただいている。

 社長対談形式でセミナーを行なうのも、これで3年目となる。何回も聞いているはずの話なのだが、毎回、新鮮な楽しさや驚きがある。

 聞き役の僕が、本気でびっくりしたり笑ったりするので、それが参加している学生にも伝わり、学生も身を乗り出して聞いてくれる。

 それがさらに僕や社長のFさんにも伝わるので、楽しくて、ついつい普段はしないような余計な話にまで脱線する。そのことがさらに 「社長の素(す)がとても身近に伝わってきました!!」 という、学生の感動を呼ぶ。

 まさに、脚本のないLIVEならではの良さ である。

 世の中には、妙に演出に凝った、予定調和型のセミナーがある。わざとらしい驚きや感動を演出したりするものがある(イベント会社やコンサル会社が高い費用をかけて作りこんでいる場合が多い)。

 でも、それじゃあ、その企業の本当の姿は見えてこない。学生に見せなければならないのは、企業の本当の姿なのだ。社長が登場するセミナーであれば、なおさらである。社長の予定調和型の演説を聞いただけでは、その会社の本当の姿は見えてこない。

 予想もしなかった質問への うろたえた回答や、脱線した会話のなかにこそ、本当の姿が隠れている。

 きょうの社長対談では(意図して事業の説明はほとんど行なわなかったのだが)、H社の本当の姿が垣間見られたのではないだろうか。

うまれよ塾の日

2008年2月7日 (木曜日)

1999年から(つまり、まだ20世紀だった時代から!)行っている『うまれよ塾』 。パフが僕ひとりだった時代からずっとやり続けている就職講座だ。

今夜も18時~21時まで(個別相談まで含めると22時まで)、行っていた。

今夜は10名の学生諸君が集まってくれた。

みなそれぞれに、悩みや不安を抱えている。

気にしなくてもいいことを、気にしている。力を入れなくてもいいことに、力を入れている。エントリーシートの書き方に悩んでいる。面接での会話に悩んでいる。

そりゃそうだろう。生まれて初めての就職活動なのだから。いままで「カイシャ」という場所で働いたことがないのだから。

僕たち社会人が考える以上に、彼らは、未知の世界を前に、恐れを抱いているのだ。

だから、表面的なテクニックやハウツーに走りがちになってしまう。

「こうしたほうがよい」「ああしたほうがよい」。「こういうことを言ってはダメだ」「こう見せるとうまくいく」なんていう、くだらないマニュアル本の言いなりになってしまう。

挙句の果ては、自分を見失って、本来の自分の良さ(自分らしさ)を表現することができずに、不本意な結果に終わってしまう。目の前のカイシャが「本当に自分が活躍できそうなカイシャなのだろうか?」という視点を持つ前に、「どうやって内定を勝ち取ろうか」という視点で眺めてしまう。ひとつでも多くの内定を取ることが、就職活動のゴールとなってしまう。

これらの間違った考えを、少しでも取り払うことを、『うまれよ塾』では行っている。

きょう来てくれた10名の学生。少なからず理解してもらえたようだ。自分に自信を持ってくれたようだ。

『う・ま・れ・よ』の4つの文字で、世の中に、すがすがしくデビューしてほしい。

ディスカの社員と懇親会の日

2008年2月6日 (水曜日)

現在パフのシステム全般の面倒を見てくれているFTSディスカ社。大昔(25年前)、僕がリクルートの営業マンとして飛び込んで、翌年、僕自身が社員として入社したソフトウェア会社の先輩SEキムラさんが、いまから16年前に、仲間と独立して作った会社だ。

そんな縁もあり、ディスカの社長キムラさんには、パフの創業時から、いろんな世話になっている。おまけに、パフの監査役という大役までもずっと務めてもらっている。

また、ディスカの新卒社員は、この8年間、ずっとパフを使って採用されてきた。

現在、パフのシステム担当として出向してくれているフジノくんは、8年前、パフが最初に採用の手伝いをしたときに入社してくれた社員だ。つまりディスカ&パフ連合軍の一期生ということになる。

また、ディスカには、僕の大昔の同僚が何人か働いている。

さらに、当初はパフを志望したんだけど、なぜか気がつけばディスカに入社した社員も何人か働いている。

きょうは、そんなディスカの社員3人と僕とで、懇親会を行った。

連合軍一期生のフジノくん。3年前、パフを志望してくれていたアキヤマくん。そして25年前の同僚イワノくんだ。

フジノくん30歳。アキヤマくん25歳。イワノくん44歳。ということで、イワノくんがダントツの年上なのだが、なぜか僕のなかでは、イワノくんがいちばん若い。

というのも、僕がイワノくんと最初に会ったとき、イワノくんは19歳だったからだ。

未成年で実家から上京したイワノくんのために、いっしょにアパート探しを行ったりもしていた。また僕が入社してからは、僕の部下として、さんざんシゴいたりもしていた。

バラエティに富んだ、ディスカの社員たち。実に気のいい連中だ。

築地の寿司屋で開催した懇親会。25年前の昔話、8年前の昔話、3年前の昔話、そしていま現在の話に花が咲く、とても楽しいひとときだった。

きょうは昼ご飯を食べ損なってしまった。

午後1時にお客様のところに訪問する約束があったので、本来は早飯をしなければいけなかったのだが、ついついトロトロしてしまった。

で、お客様のところでの打ち合わせが終了し、築地に戻ってきたのが午後3時。もうハラペコ状態である。

築地駅の出口をでたすぐのところにある立ち食い蕎麦の店に入った。

「何にしようかな……」と迷っているときに目に入ったのが、【季節限定】と書かれた 『田舎味噌うどん』 のポスター。生卵も入って450円。なかなか手ごろな値段だ。しかもポスターの写真がいかにも旨そうなのだ。

で、迷わず、この『田舎味噌うどん』をオーダー。

待つこと2分。

いやあ、旨かった。麺も美味しいのだが、それ以上に味噌のお汁が素晴らしい。玉子を溶かして飲む汁の味が格別だ。

気がつけば、すべて飲み干していた。立ち食い蕎麦の汁を一滴残らず飲み干すなんて滅多にないこと。相当にお腹が減っていたのか、それとも抜群に旨かったのか。ま、その両方であろう。

いずれにしろ満足度120%であった。

こうしてみると、やはり人の満足というのは、どこに転がっているか分らない。ホテルの高級レストランのランチであっても、きょうの立ち食いうどんを上回る満足は、きっと提供できないであろう。

大手有名企業が、必ずしも美味しい…じゃなくて、必ずしも自分が幸せになれる職場とは限らないのと同じだ。

450円の味噌うどんで幸せを感じられる僕は、ホントに幸せなやつだと、つくづく思う。

パフの客員クリエイティブディレクター伊田光寛さんのコラム。

数々の作品を生み出してきた名コピーライターならではの「自己表現」 「自己確立」の考え方を提案しています。

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