MSPの超重要会議だった日
2009年2月11日 (水曜日)
本日は休日であるにもかかわらず早起き。平日と同じく、朝6時に起床。そして朝8時過ぎには自宅を出発した。
向かったのはM社の会議室。M社の社長を、早朝に訪ねたのだ。
僕がM社に到着したときには、すでにもう1社の社長も到着していた。S社の社長である。
そう。きょうは、M社とS社とP社の社長が、膝つき合わせて語り合う超重要首脳会談だったのだ。
朝9時から3時間。休憩を取ることもなく、みっちりと議論を重ねた。
会議の途中、相当に大きな声も張り上げた。
こんな大声の会議は、社員たちが出社している平日には、とてもじゃないができない。
「あの3人は、実は仲が悪いんじゃないか?」と思われてしまうかもしれない。
いや、それ以上に、 「不況のせいで、ついに気が触れてしまったんじゃないか?」と心配されてしまうかもしれない。
なので、誰もいない休日にやって正解だった。
会議では、特に重要な議題がふたつあった。
1.MSPのデビューコンサートの日をいつにするか?
2.デビューコンサートでは、誰が、何を、どういう順番で歌う(あるいは演奏する)のか?
そりゃあ大声も張り上げるわけだ(笑)。
で、3時間の会議の中で、このふたつが無事、血をみることもなく決まった。
1.デビューコンサートは、5月15日(金)で決まり。夜7時より都内某ライブハウスにて。
2.曲目と歌や楽器の担当も、きちんと決まったのだが、まだ公開しない(もったいつけます^^)。
そうだ!!
実はデビューコンサートに先駆けて、とある超有名な雑誌に、われらMSPが取り上げられることになっている。
このMSPが、日本の文化と経済を変えていくのも、そう遠い未来ではないようだ。ふふふ。
恩人の役員退任慰労会だった日
2009年2月10日 (火曜日)
きょうは1分の隙間もないくらいに、さまざまな会議、うち合わせ、外出などでスケジュールが埋まった日だった。
自分の席にいたのは朝の10分と、昼休みの30分だけで、あとは会議室と外のあいだを行ったり来たりしていた。
そんな本日の締めくくりは、神楽坂の小さなお店。
創業時からお世話になっているO社の専務Fさんが昨年末で引退した。本日は、そのFさんの慰労会を、僕が幹事(というか言いだしっぺ)となり行った。
あまり仰々しいものは、Fさんも僕も好きではない。なので、気ごころの知れた最少人数(4人だけ)での開催となった。
Fさんは、僕とパフのことを、この11年間、ずっと見守ってくださっている。
僕が書いているこの日記や、メルマガのコラムはすべて読んでくださっており、僕以上に(!)、僕の過去やパフの過去を記憶してくださっている。ホントにすごい。感心してしまう。
一昨年は、パフの大口の株主にまでなってくださった。
「釘さん、配当なんて考えなくてもいいからね。いい仕事やってよね…」なんてことを言ってくださる。
Fさんは、僕よりもひと回り以上先輩なのだが、気さくで、ダンディで、謙虚で、人間くさい、素敵な方だ。
Fさん、ホントにいままでお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
しばらくは休んで長年の疲れをとってくださいね。あ、5月のMSP(おやじバンド)のコンサートにはぜひお越しください!
某社の内定者向けに「うまれよ」の講演を行なった日
2009年2月9日 (月曜日)
本日は、パフの協賛企業であるS社の内定者研修の日。僕は、この研修のなかで、約40分の講演を依頼されていた。
S社は、パフから徒歩1分の至近距離にある。
なので、コートも着ず、カバンも持たず、手にはメモ用のノートを一冊持っただけの軽装で、S社に向かった。まるで自分の会社の会議室にでも出かけるような手軽さである。
S社の内定者は全14名。すでに何度も顔合わせを行なっているとのことで、チームワークは十分に醸成されている。
僕の講演は、「うまれよ」。
あと2ヶ月で社会人になることを踏まえてのアレンジが若干あったものの、基本は、うまれよ塾で、いつも話しているものと同じだ。
「うまれよ」の本質的なところは、相手が、学生であっても社会人であっても、変るものではない。
本当に大事なことは、いつでもどこでも誰でも、大事なんだよなあ。
僕も毎日、「うまれよ」を自分自身に問いかけなきゃいかんなあと思う、今日この頃である。
三社合同研修二日目だった日
2009年2月8日 (日曜日)
本日は、前回(1月31日の土曜日)に引き続き、三社合同研修の日だった。
三社の若手社員諸君、休日返上の研修参加、お疲れ様でした。
それにしても、密度の濃い、ぎっしりと内容の詰まった研修だった。研修の中身は、マングローブ社の今野社長のブログや、就職エージェント社の下薗社長のブログでも紹介されるであろうから、僕はここでは触れないでおこう。
朝9時から始まった研修が終了したのは夜の7時前。そして終了後には、ささやかな懇親会が催された。
この懇親会で、僕ら社長3人がちょっとした出し物を演じた。
それは、おやじフォークバンドのMSP。
なんと、コブクロの轍(わだち)を三人で熱唱したのであった。
社員たちは、まさかと思っただろうが、終わった時には拍手喝采であった。
こういう社長が率いる会社の社員たちって案外幸せだと思うのは、僕だけだろうか。
・・・ん? やっぱり僕だけですかね
※以下、社長室のスギヒラが撮影してくれたMSPの熱唱シーンです。
なんと、このMSPの3人。とある高尚な経済雑誌に取り上げられることになっている。デビューコンサートは5月を予定しているし……。こりゃ、ますます目が離せませんぞ。
床屋のマスターを紹介する日
2009年2月7日 (土曜日)
きょうは朝から三田にある床屋に行った。
「床屋」(とこや)って、最近の若い人たちはあまり使わない言葉のようだ。というか、昔っからの純粋な床屋さんが少なくなってきたのかな。
いまの若い人たちは、ほとんど床屋ではなく、美容室と呼ばれる洒落たお店に行っているようだが、僕は美容室というと、「女性が行く店」という固定観念が根強くあり、どうも敬遠してしまう。
・・・と、そんなことはどうでもよくって、話は三田の床屋の話。
僕はもう10数年以上、この床屋に通い続けている。
マスターは現在68歳。マスターのお父さんが三田の地に床屋さんを開業して以来の床屋稼業で、戦前からずーっと続いている歴史あるお店なのだ。
一時は従業員を抱えてやっていたのだが、最近は競争の激化からか、マスターと息子さんのふたりだけでお店を回している。
で、このマスターが、ただものではない。
床屋としての腕前も凄い(コンクールでも数々の受賞歴がある)のだが、それ以上に、絵の腕前が凄い。プロ級なのである。
といっても、本格的な絵は、数年前に始めたばかり。毎朝、自宅からお店に自転車で出勤する途中に、荷台にスケッチブックを括りつけ、目にとまった景色をスケッチしている。いつも僕が店に行くと、まずは最近スケッチした絵を観るところから始まる。
きょうは見事な松の絵を見せてもらった。
上野の美術館にも何回も出品している。コンクールにも応募しており、今年は新人賞を狙ったらしいのだが、惜しくも受賞は逃した。
また絵だけではなく、「書」もやる。厚手の本に、毎日必ず1枚の書を書くことを習慣にしている。数百ページの本が、もう3冊になったそうだ。
それからお神輿を担ぐのも趣味にしている。東京都内の主だったお祭りには、必ず顔を出して担がせてもらっているらしい。
多趣味で多芸多才。人間的にも、ものすごく深みのある方で、おしゃべりしていると、勉強になるし、ホントに癒される。
自分の床屋という職業にも、凄い誇りを持っている。
「マスターは、なぜずっと床屋をやりつづけてこられたんですか?」とあらためて聞いてみた。
「そりゃあ、クギサキさん、喜んでくれるお客さんがいるからだよ。オレが働く理由なんて、それしかないよ」
そんな答えがすぐに返ってきた。まさに「傍楽(はたらく)」である。やっぱりホンモノは、どんな職業であっても、考え方は同じなんだよな。
きょうはマスターに許可をもらって、この日記に掲載するための写真を撮らせてもらった。
あ、そうだ! 次のSHOKUNIN魂(パフが年に2回発行しているフリーペーパー)の職人として登場してもらおうかな。職人とは、まさにこういう人のことを言うんだと思うな。
白くて長い髭がまた魅力的だ。カメラを向けられてちょっと照れてます^^。
マスターの最近の作品。幻想的な絵が得意なのだ。最近まで上野の東京美術館に展示されていました。
マングローブが教えてくれた働き方の日
2009年2月6日 (金曜日)
本日の日記のタイトルを見て、「なんのこっちゃ?」と思われた方、失礼しました。
本日は書籍の宣伝です。
わが盟友、マングローブ社の今野社長が、ついに本を出しました。その書籍のタイトルが、本日の日記のタイトルである、『マングローブが教えてくれた働き方』なんですね。
昨年の今頃は、 「春には出ます」と聞かされ、その春になると、 「夏には出ます」と聞かされ、夏が過ぎると、 「冬には出ます」と聞かされ、さて次はまた「春には出ます」なのかなあ…と思っていたら、春になる前に本当に出た。でも暦の上では立春は過ぎてるな(笑)。
まあ、そんな皮肉はともかくとして(今野さんゴメンなさい、笑)、産みの苦しみをさんざん味わった上での出版、おめでとうございました!
いやあ、我がことのように嬉しいですよ、ホントに。
書店に並ぶのは2月20日とのことだが、それに先立って、僕の手元に本日届けていただいた。
たぶんこれは、 「おい釘さん、ちゃんと宣伝しろよ!」というメッセージだと受け止めている。
ということで、謹んで宣伝させていただきます。
今野誠一が渾身の力を込めて書き下ろした名著。ただいまAmazonにて、絶賛予約受付中です。売り切れになるまえに、ぜひお買い求めください!!
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こちらも参考にお読みください(今野さんの直筆のコメントと書籍紹介が載っています)⇒ http://www.bc-mgnet.com/release/detail_489.html
ところで、本の表紙は、こんな感じです(後ろにあるのは僕の自宅のノートPCです)。
とってもいい雰囲気のデザインです。文字の色までもが読みやすい緑色になっていることにも感心しました。この本が「丸ごとマングローブ」なんですね。
エントリーシートを撲滅したいと思った日
2009年2月5日 (木曜日)
きょうは今シーズン(2010年春入社予定学生向け)最後のパフLiveだった。
運営スタッフのみなさん、ホント、お疲れ様でした。
僕は、きょうは就職相談員として、午後3時からイベントに合流した。
約10名の相談を引き受けたのだが、そのなかで圧倒的に多かったのがエントリーシート(ES)の相談。
僕はモットーとして、ESの添削は行わない方針だ。そもそも、ES(を課す企業)に対して否定的な意見をもっている人間だ。
だがESで悩んでいる学生を目の前にして、ESの話を避けて通るわけにもいかない。実際に、何人かのESを見せてもらった。
いずれも、放送局をはじめとするマスコミや、就職人気ランキング上位に顔を出している会社のものばかりだった。おそらく、1社で数万人のESを集めているであろう企業ばかりだ。
ESの出題内容を見て、うんざりした。ひとことでいえば「しょうもない」出題内容だ。しかも、半端じゃないボリウム。
そして、その「しょうもない」出題に、学生は一生懸命答えている。写真や色鉛筆やイラストを交えてホントに涙ぐましいほどの努力をしながら書いている。
「これ書くのにどのくらいの時間かかったの?」
「丸一日かけました。締め切りに間に合わせるために徹夜して書き上げました」
「……」
怒りが込み上げてきた。
なんとかして、このエントリーシートなる非本質的採用選考手段を撲滅しなければならないと思った。
特に、多くの学生が応募する人気企業の「足切りツール」に成り下がってしまているエントリーシートは、学生の真摯な就職活動行為を阻害する邪悪以外の何物でもない。
心ある人気企業の人事担当者のみなさんには、自分たちが課しているエントリーシートが、どれだけ多くの学生の時間を奪い、どれだけ多くの学生の新たな企業との出会いの機会を奪っているか、少しは想像していただきたい。学生の自己責任と言い放つのは、社会人(大人)としての役割の放棄だと僕は思いますよ。