大企業か中小企業か?
2014年8月15日 (金曜日)
「大企業に入るべきか中小企業に入るべきか」。これは昨夜のくだんTalk Nightで議論したテーマ。
思考を深めるためにあえてこのようなテーマ設定をしたんだけど、企業規模を入社の判断軸にすることを、僕はあまりおススメしない。
自分が「頑張ってみたい!」と思える会社があったとする。その会社が大きければそれはそれでいい。そして、その会社が小さければそれもそれでいい。
その会社は大きいから云々かんぬん…、その会社は小さいから云々かんぬん…という考えを巡らすのは本質的ではないと思うのだ。
「大企業よりも中小企業のほうが入りやすい」とか、「中小企業から大企業への転職は難しい」というのも完全なる誤解だ。
たとえばパフ。
パフはれっきとした(?)中小企業(というより極小企業)なのだが、過去、大企業で内定を得ていてもパフを不合格になった人材はたくさんいた。パフに入社するのは、なかなか困難なのだ。
パフに新卒で入社して、その後大企業に転職した人材もたくさんいる。小さな会社でゼロから仕事を生み出し大きな成果をあげた人材は、企業の大小を問わずニーズが高いのだ。
パフはつい先日、中途採用を行なった。応募者の中には前職が大企業の方々もたくさんいた。が、残念ながらその方々とはご縁がなかった。大企業だから不合格にしたわけでは決してないのだが、結果的にそうだった。
まあそういうことなので、学生諸君には、企業の大小に左右されることなく、自分に合っていそう(活躍できそう)か否か、自分が求められているのか否か、チャレンジしてみたいことがそこにあるのか否か、といった視点で会社や仕事を眺めてほしい。
さて、本日は8月15日。お盆であり終戦記念日でもある。そして世の中の人々の多くは夏休み。でも僕はあいかわらず会社に行ってお仕事(・_・)。そういえばグローバルな「大企業」との打ち合わせも今日だった。
夜は、ウルトラインターンシップの金曜日(熊澤)クラスのホームルーム。その後引き続き、今夜もくだんTalk Night。今夜のテーマは「うまれよ」だって言ってたけど、そしてファシリテーターは、暑苦しい熊澤コーチだって言ってたけど、どんな展開になるんだろうか( ゚Д゚)。
では、大企業にも暑さにも負けないように、行ってきます!
夜中の2時に110番した日
2014年8月14日 (木曜日)
昨夜は社員の結婚祝いで夜7時から飲んでいた。最近あまりハシゴはしないのだが、昨夜は祝い事でもあるので「のろ」に新郎新婦をご招待。ちょっと一杯のつもりだったのだが、それで終われるはずはなく、気がつけば水割り5杯は飲んだかな?
そうそう。いつものろで飲むのはサントリー角瓶なのだが、昨夜はお祝いなので、サントリーオールドを入れた。REDばかりを飲んでいた高校生の頃、オールドは憧れの存在。いつかお金持ちになったならバーのカウンターでオールドを格好良く飲みたいと思っていたものだ。
そんなわけで帰宅したのは、もう午前零時近く。ちょっと飲み過ぎてしまった。
ささっとシャワーを浴びたあと、自分の部屋で風呂上がりのガリガリ君を食べていたのだが、椅子に座ったまま知らないうちにうたた寝をしてしまったようだ。
「ちょっと、ちょっと!」
娘の声で目が覚めた。もう夜中の2時である。
なにごとかと思ったら、自宅の玄関ドアを誰かがガチャガチャとこじ開けようとしているのだという。
玄関に行ってみた。
確かに人の気配がする。玄関のドアに手をかけようとしたら、「ガチャガチャ!」とドアノブが回転した。
戦慄が走った。
強盗か?
しばらく様子をみていたのだが物音がしなくなった。
覗き窓からそっと外を見てみた。
確かに誰かがいる。だが、足しか見えない。どうやら寝そべっているようだ。
酔っぱらいか?
思い切ってドアを開けてみようかと思ったのだが、何かの事件だとマズイので110番した。
さすが警察。すぐに駆けつけてくれた。なんと4人も!
結局は別の階の住人が酔っぱらって、うちの玄関に迷い込んだだけだった。
その酔っぱらいはすでに熟睡しており、警察に保護されて帰っていった。
それにしてもいい迷惑だ。おかげでいま寝不足である。
酔っぱらっても他人に迷惑をかけてはいけません。「人の振り見て我が振り直せ」と自分にも言い聞かせた昨夜の出来事でした。
おっと、もうこんな時間。
では花子後、行ってきます!
東証一部上場企業は、しょぼい会社?
2014年8月13日 (水曜日)
昨夜は、ウルトラインターンシップ100×10チャレンジのホームルーム火曜日(谷口)クラス。いよいよ実践的な指導が始まった。多くの学生の目つきも真剣になってきている一方で、戸惑ったり不安な表情を浮かべる学生もいたり。「易きに流れるんじゃないぞ!負けるんじゃないぞ!」と、あらためてエールを送りたい。
ところで昨夜はホームルームに引き続き、『プロフェッショナル出前講座 業界横断研究編』が開講された。
この講座は6回のシリーズもの。
という内容で、専門の講師(経済紙の元記者)を招聘して講義を行なう。
昨夜はその第一回目。テーマは、【人気企業ランキングの虚実】というもの。
大手就職情報会社が毎年発表している「就職人気企業ランキング」が必ずしも企業の実力を反映したものではないことを、僕ら業界の人間ならば皆よく知っている。
が、ついつい学生は「ランキング上位の企業=良い会社」だと勘違いしてしまう。
他にも企業を評価するランキングはいくつもある。たとえば「時価総額ランキング」なんていうのもある。これはまさに企業価値=企業の値段のランキングということになる。時価総額は株価×発行株式数で計算されるわけだが、これとても投資家の思惑で大きく変動するため、企業の実力をすべて反映したものだとはいえない。
たとえばバブル全盛期(1990年)には時価総額ランキングに7行もの銀行がベストテン入りしている。そしてその7行の銀行は今はもう存在しない(現在は合併&整理統合が行われ3行になっている)。
さほどに企業のランキングというのは時代とともに移ろいやすいものなのだ。
で、きょうの日記タイトル。「なんじゃろか?」と訝しく感じた人も多いだろう。
日本には「会社」として登記されている組織は300万社以上存在している。そのうち東証一部上場企業は約1,800社。世の中に存在する会社の0.1%にも満たないのだ。
昨日の講座の中で、「ところで『東証一部上場企業』って聞くと、どんなイメージを持ちますか?」と、講師が学生に質問を振った。
すると学生は、「事業全体の一部しか上場することのできなかった会社…ですか?」と、答えた。
講師は、「ほほう~」という少し驚いた表情をしながら、別の学生に、「キミはどんなイメージを持ちますか?」と訊ねると、「僕も同じく、一部だけしか評価されていない会社だと思います」との返答。
僕は後ろで聞いていて、軽い衝撃を受けた。
そうか……。そうなのだ。
僕らにとっての当たり前は、学生にとっては当たり前ではないのだ。
僕も学生時代は(少なくとも大学1~2年生のころは)、「株式会社」の意味や仕組みさえも分かっていなかった(経済学部生だったのに!)。大学3年生のときのアルバイトで、法人向け営業を経験することになって初めて「株式上場」の意味を知った。でも、ほとんどの学生は「東証一部上場」というものが何なのか分からないまま就職活動を行なっていた。
そうすると滑稽に思えてくるのが、よく就職ナビで見かける、「○×□△株式会社(東証一部上場企業)」という表記。
広告主の企業は、「うちは東証一部に上場するだけのスゴイ会社なんだぞ。どうだまいったか、エッヘン!」という気分で載せているのだろうが、肝心の読み手の学生には、「なんだ、一部だけしか評価されていない、しょぼい会社なのか…」と受け止められてしまっている(恐れがある)ということだ。今風に言えば「痛い会社」ということになる。
「いまどきの学生はそんなことも知らないのか!」と嘆く人もいるかもしれないが、僕だって(さっき書いたように)21歳のころは、株式のこととか上場のことなど分かっていなかった。能力の高低とは別の話で、昔から学生の知識とはその程度のものなのだ。
問題は、社会人たちが、自分たちが常識だと思って使っている言葉や知識が、実は学生にとっては常識なんかじゃない…ということを知らない、という事実だ。
だから新卒採用の場面では、会社説明会での話が一方的になったり、業界や企業のことを理解してもらえなかったり、その結果、志望意欲を醸成させられなかったりするわけだ。
とりあえずは、就職ナビで「○×□△株式会社(東証一部上場企業)」と表記するのは、やめたほうがよさそうですぞ(>_<)。
さて、本日は本格的なお盆休みモード。僕も日中は来客が数件あるだけで本日はゆとりがある。散らかっている机の上の資料を整理でもするかな。
では、朝食&花子後、行ってきます!
ウルトラインターンシップ2週目&くだんTalk Night
2014年8月12日 (火曜日)
ウルトラインターンシップの2週目が始まった。
昨日は月曜日(星加)クラス。4クラス中もっとも女性比率の高いクラスだ(余談だけど、各クラスの男女比率はコーチのイケメン度との相関があるようだw)。
肝心の社会人訪問の実績。すでに(チーム合計で)20人の社会人と会い20件のアポイントをとったチームもいれば、まだ1件のアポもとれていないチームもあった。
でも、アポがとれていないチームが決して後ろ向きなわけではない。先を走っているチームをみて、大いなる刺激を受けていたようだ。
実は来週と再来週の月曜日クラスは、担任の星加コーチが北海道に出張で不在のため、僕が代理の担任を務めることになっている。イケメン度は星加コーチに負けていないのだけれど(!)、若さと体力では圧倒的に負けている。がんばろう。
ところで昨夜は、ホームルームが終わった後、『くだんTalk Night』というイベントが開催された。
職サークルのホームページには次のように説明されている。
一人で考えると停止してしまう思考も衆知を集めることによって急に広がりだす。
「働く」というテーマの中で「より考えを深めたい議題」について学生、社会人、様々な立場や価値観の人が集まって議論する。
それが「くだんTalk Night」です。
「働く」とは、答えのない課題に向き合うことともいえます。
皆さんのモヤモヤをスッキリに変える。「思考する力」を養うワーク型講座です。
そうか。「モヤモヤをスッキリに変える」か。
でも、昨夜の『Talk Night』では、まだまだ「スッキリ」の境地には至っていないだろうな。
いや、それでいいのだ。どこまで行っても正解はないのだから、そう簡単に「スッキリ」なんかしなくていい。「もっと深く深く考えなければ!」という欲求が湧くだけで十分なのだ。
さて、今夜はまた新しいコンテンツが登場する。
世の中の産業や業界を俯瞰し、経済やビジネスの基礎知識を得てもらうための【プロフェッショナル出前講座 業界横断編】。
これは、ハッキリ言って超おススメ。
「はたらく」を深く考えるにおいて、学生諸君の(社会やビジネスに関する)知識はまだまだ不足している。ぜひ、この講座を利用しながら、「学習する力」の土台を作ってほしい。
おっと。日記は夏休みのはずだったのに、うっかり長く書いてしまった(笑)。
では朝食&花子後、行ってきます!
日記だけ夏休み?
2014年8月11日 (月曜日)
先週末(金曜日の夜から昨夜にかけて)は、ちょっと遠出をしていた。どのくらいの遠さかっていうと、往復1,800kmくらいかな?
詳細を公の日記に書くと怒られる(誰に?w)ので書かないが、Facebookに限定公開で断片的に載せたので、まあ良しとしよう(*´з`)。
ところで今週、世の中は夏休みモード。お取引先でも今週はお休みというところが多い。
が、僕は今年、夏休みを取り損ねてしまった。去年も一昨年もそうだったかな。久しく夏休みと呼べるような長期休暇をとってないような気がする。
うちの会社は「社長が休みを取らないから社員が休みを取りにくい」という社風や文化があるわけでもないので、まあ良しとしよう(苦笑)。
あ、そうだ。せめてこの日記だけでも夏休みをとらせてもらおうか。うん。それはいい考えだ。では早速、本日の日記から(^o^)。
さて、今週はウルトラインターンシップの2週目だ。『くだんtalk night』や『プロフェッショナル出前講座』も始まる。こっちは休んでる場合ではないぞ。
では、メリハリを大事にしながら、花子&朝食後。行ってきます!
起業家の大先輩とじっくりお話しした日
2014年8月8日 (金曜日)
17年前のパフ創業時に、資本金の約半額の500万円をポンと出資してくださった方がいる。その方のおかげで、パフのスピード設立が現実のものとなった。
※パフの設立日は1997年12月12日なのだが、僕が起業しようと決意したのは、そのわずか2ヶ月前の10月11日。このころの法律では、株式会社を設立するための最低資本金として1,000万円必要だったのだが、僕の貯金はゼロ。娘名義の貯金が100万円あるのみだった。
以前から知り合いだったわけではない。初めてお会いしたその日に500万円の出資を判断してくださったのだ。
その方は裸一貫で会社を起こされ、上場企業にまで育て上げた方である。名前は金澤さん。起業家としての大先輩だ。
以来、金澤さんは、パフの大株主として、社外役員として、僕とパフを見守ってくださった。大株主であり役員であるわけだから、いろいろと経営に口出しをされるのではないかと(そして口出しをされて当然だろうと)思っていた。
しかし金澤さんは、何の口出しもされなかった。もちろん、会社立ち上げ時の右も左も分からなかったときや、経営判断に迷ったときなどには、親身に相談に乗ってくださった。銀行との付き合い方なども、いろいろと教えていただいた。
今年の1月、金澤さんは都心を離れたところにある閑静な住宅街に奥様と二人でお引越しをされた。昨年まではいくつかの事業に携わっておられたのだが、それらをすべて整理されたうえでのお引越しである。
昨日は、その金澤さんのご自宅に決算報告を兼ねてお邪魔させていただいた。
ご自宅には、初めてお会いする奥様もいらっしゃった。約2時間。いろんな話をした。仕事の話だけでなくプライベートなお話もたくさんしてくださった。金澤さんが起業されたのは45年前。山谷を幾多も経験された金澤さんのお話には深みと重みがある。これほどゆっくりとお話ししたのは、17年間の中で初めてだ。
金澤さんにはパフの相談役として、これからもずっとアドバイスをいただきたいと思っているのだが、昨日は一区切りとしてのお話もさせていただいた。
東京に戻らなければいけない時間になった。金澤さんは駅まで、わざわざ見送ってくださった。これまでいただいたご恩に感謝を込めて、深々とお辞儀をして改札に向かった。
そういえば、昔のコラム(釘さんの100の出会い)で金澤さんのことを書いたことがあった。
あ、見つかった。これだ。⇒ 【釘さんの素晴らしき100の出会い】<第83話> 「インキュベーターの金澤さん」」
なるほど。8年前に書いたコラムなのだが、こんな感じで書いてたんだな。やっぱり書き残すっていうことは(僕は実は筆不精なんだけど)大切なことだな。
さて、本日の午前中は大切な商談。そして午後からは私用で休みをとる。夜は所用があり西に向かう。出会いたくはないのだけど台風と遭遇してしまいそうだな…。
では、準備を整えて、花子後、行ってきます!
8月度キックオフに6年前のインターン生が乱入した日
2014年8月7日 (木曜日)
昨日は、午後6時半から8月度のキックオフミーティング。先月の振り返りと今月の計画を発表・共有するための、恒例の全社員が出席する会議である。
そしてその会議が終了した後は、乾杯&お弁当を食べながらの懇親会。
昨日は、8月1日付けで入社したワタナベフミアキと、来年の4月1日付で入社するヨコヤマカホの歓迎も兼ねての懇親会。
・・・のはずだった。
が、そこに突然の来客。
今から6年前の2008年8月。パフには3人のインターン生が汗と涙を流しながら働いていた。ありがちな「お客様インターンシップ」ではなく、社員とまったく同じ仕事をやってもらうインターンシップ。当時の僕はまだ厳しさ満点で、この3人を徹底的にしごいていた。鉄拳制裁こそなかったが、「テメーコノヤローナニヤッテンダ」の罵声くらいは浴びせていたんじゃないかと記憶している(笑)。
クボタ(筑波大院)、スハラ(東大)、モリヤマ(東京理科大)の3人なのだが、ほんの1ヶ月ちょいのインターン期間だったにもかかわらず、実に印象深い連中だった。
で、昨日は、その当時のインターン生のクボタとモリヤマが、乾杯の場面から乱入してきたのだった。
クボタは院を修了後、イギリスの大学にサッカー留学している。サッカーチームのコーチを目指しているそうだ。今回は久々に一時帰国したらしい。
モリヤマは現在、家業の輸入家具屋をオヤジさんといっしょに経営している。いまも年に一度は必ず僕のところに奢られに来る調子のいい奴だ。
しかしクボタと会うのは、6年前のインターンのとき以来。
懐かしかったなあ。そしてパフに遊びに来てくれて嬉しかった。パフで働いていたときテレアポがダメダメで、初のアポがとれたときに大泣きしていた姿はいまでもよく覚えている。
昨日はスハラ(少し前までアメリカで。現在は名古屋で働いているらしい)は現れなかったのだが、次回はぜひ3人で来てほしい。そしてぜひランバダを再演してもらいたいものだ(^o^)。
クボタ、モリヤマ。昨夜はありがとう。また会おうな(^_-)-☆
さて、本日は午後からちょっと遠出をしなければならない。
夕方5時からはウルトラインターンシップの木曜日クラス。コーチはコテコテの神瀬さんだ。どんなコーチ力を発揮してくれるか楽しみだな。
では、花子後、行ってきます!